Switch用ソフト『ゼルダの伝説 夢をみる島』をプレイした感想です。
もとはゲームボーイ用ソフトとして発売された同名作品をSwitchでリメイクした作品です。
現時点で最新かつSwitch唯一の2Dアクションゼルダ作品です。2Dにマッチした温かみのあるグラフィック、ほどよいボリュームと難易度、そして印象にのこるストーリーと、元は古いゲームですが十分に楽しめました。2Dゼルダをプレイしたことが無い人への入門編としてもちょうどいい作品になっていると思います。
目次
『ゼルダの伝説 夢をみる島』製品概要
機種:Nintendo Switch
発売:2019年9月20日
ジャンル:アクションアドベンチャー
作品評価:80点
【プレイ時間】
1回目クリア:24時間程度
1993年6月6日ゲームボーイ用に発売されたタイトル『ゼルダの伝説 夢をみる島』をSwitch用にフルリメイクした作品。1998年12月12日にはゲームボーイカラー用に『ゼルダの伝説 夢をみる島DX』として一度移植作が発売されており、同タイトルとしては3バージョン目の作品となる。
『ゼルダの伝説 神々のトライフォース』の後日談のストーリーになっていて、旅に出た先の海で嵐に遭遇してしまい謎の島「コホリント島」に流れ着いたリンクの物語を描いている。ちなみにタイトルのゼルダ姫は登場しない。
他作品はプレイしておくべきか?
ゼルダシリーズは作品も多く歴史も長いシリーズなので、本作をプレイするにあたって他の作品をプレイしておく必要があるか?必要な予備知識があるか?という部分を先に考えておこうと思います。
結論から言いますと、他作品をプレイしてなくても一切問題なく楽しめる作品です。
基本的にそれぞれのストーリーが独立しているゼルダシリーズでは珍しく、別作品(『神々のトライフォース』)の続編にあたる作品ではあるのですが、ストーリー的にはあまりつながりが無く『神トラ』をやっていなくても全然問題ない内容になっています。前述の通り難易度やボリューム感もほどよい感じの作品になっていますので、本作が初のゼルダ作品という人でも問題なく入っていける内容だと思います。
作品の特徴や良かった点
王道2Dアクションゼルダ
本作のゲームシステムは「ザ・2Dゼルダ」と言った感じのもの。主人公リンクを上から俯瞰で観ながら上下左右に操作し、広大なフィールド探索していくというSFC時代からお馴染みのシステム。はじめはいけるところもかなり限られているいますが、ダンジョンを攻略して様々なアイテムを入手していくうちにだんだんと行けるところが増えて冒険のフィールドが広がっていくというゼルダシリーズではお馴染みのものです。ゼルダ姫やマスターソードといったシリーズお馴染みの要素が登場しないためなんとなく「外伝作品」的なイメージのある作品ですが、ゲームシステムはしっかりと王道の2Dゼルダ作品になっています。
また、本作はSwitchでのリメイク作品ということで、グラフィックはしっかりと最新ハードを活かしたものに作り直されています。キャラクターは2頭身のデフォルメ体形で、ドット絵時代の元作品の雰囲気を壊さない形での3Dグラフィック化になっていて、本作の雰囲気に非常にマッチしたものになっていると思います。
ほどよい難易度とボリューム
ゼルダと言えば「謎解き作品」ですが、本作の難易度は「ほどよい」と言った感じ。概ねゼルダシリーズに慣れていない人でもぎりぎり攻略情報を見ないでクリアできそうな謎解き・ダンジョンになっていたと思いました(ただ、いくつかは慣れてないと思い浮かばないんじゃないかと感じたところもありましたが)。後半に進むにつれてダンジョンも複雑になってきますが、今手元にあるアイテムを最大限活用し、時にはNPCからのヒントなどもしっかりと聞いていれば自力でクリアできない内容ではないと思います。逆にゼルダシリーズに慣れている人からするとややぬるく感じてしまうかも。
また、ゲームボリュームについても100時間越えがあたりまえな最近のSwitchゼルダ作品と比べるとかなり短めになっています。今回それなりに色々な所を寄り道しながら進めたつもりですが、それでも24時間程度でクリアできました。がっつり遊びたいプレイヤーには物足りないかもですが、サクッと遊ぶにはちょうどいいボリューム感です。
印象に残るストーリー
ゲーム内の言葉を使えば「思い出に残る」ストーリー。詳細はネタバレになってしまうので控えますが、進めていくにつれて徐々に明らかになっていく島の秘密やそこからのラストシーンなど、短いながらもしっかりと印象に残るストーリーになっています。
良質なBGM
BGMも全体的に良かったと思います。シリーズお馴染みのBGMの本作アレンジなども良いものが多く、CMでは歌詞ありバージョンが流れていた「かぜのさかなのうた」もストーリーと一緒に印象に残るものになっています。
サントラが発売されており、本作Switch版と元のゲームボーイ版両方のBGMに、前述の「かぜのさかなのうた」のボーカル有Verも収録されています。クリアと同時に購入しました。
クリア後の要素やDLCは特になし
特にクリア後の追加要素や高難易度モード、DLCなどはありませんでした。
クリア後にセーブするとセーブデータに☆マークが付き、ロードするとラストダンジョンの手前からのスタートになります。
画面端のぼやけがやや気になる
本作はの外側が少しぼやけたような感じになっていて、ネットで調べるとジオラマ感・ミニチュア感を出すための物らしいんですが、個人的には画面端にあるものが見辛いし邪魔に感じるだけでした。
画面の大きいテレビモードでやっているとあまり気にならないですが、画面全体が視野に入りやすい携帯モードの時は最後まで気になりました。最低でもオプションでオンオフできるようにしてほしかったです。
総評
改めて評価をもう一度。作品評価:80点
ほどよい難易度とほどよいボリュームの王道2Dゼルダという感じの作品でした。
これでSwitchで発売されているゼルダ作品はほとんどやったと思いますが、Nintendo Switch Onlineでは過去のSFCやGB作品もラインナップされていたりするのでそちらもプレイしようと思います。
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