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Switch『ゼルダの伝説 スカイウォードソードHD』感想。




Switch用ソフト『ゼルダの伝説 スカイウォードソードHD』をプレイした感想です。


もとはWii用として発売された作品をSwitch用にHDリマスターしたリメイク作品です。
『時のオカリナ』の流れをくむ3Dアクションゼルダ作品ですが、Joy-Conの機能をフル活用してコントローラーを振ることで剣を振るといったような直感的なアクションが特徴の作品になっています。



目次

『ゼルダの伝説 スカイウォードソードHD』製品概要

ゼルダの伝説 スカイウォードソード HD -Switch

機種:Nintendo Switch
発売:2021年7月16日
ジャンル:アクションアドベンチャー
作品評価:80点


【プレイ時間】
1回目クリア:50時間


Wii用に発売されたタイトル『ゼルダの伝説 スカイウォードソード』をSwitch用にHDリマスター化した作品。『時のオカリナ』や『トワイライトプリンセス』等に続く3D アクションのゼルダ。シリーズお馴染みの謎解き要素に加えて、Joy-Conの機能をフル活用した直感的なアクション操作が特徴。

「ゼルダの伝説、はじまりの物語」というキャッチコピーの通り、すべてのゼルダシリーズの時系列の一番初めに位置する重要なストーリーとなっている。






他作品はプレイしておくべきか?

ゼルダシリーズは作品も多く歴史も長いシリーズなので、本作をプレイするにあたって他の作品をプレイしておく必要があるか?必要な予備知識があるか?という部分を先に考えておこうと思います。


まず結論から言ってしまうと、他作品をプレイしてなくても一切問題なく楽しめる作品になっていると思います
前述の通りシリーズの中でも時系列的には一番前になっており、そもそもゼルダシリーズは一部の連作を除いてそれぞれが独立した作品になっているので、本作から初めてゼルダシリーズをプレイしても問題は無いです(過去作を知っているとニヤリとできる部分が多少ある程度)。


ただ、本作はシリーズの中でも謎解きのボリュームや難易度は高い方の作品だと思いますので、子の手のジャンルに慣れていない人が始めてプレイするとやや戸惑う部分はあるかもしれません。




作品の特徴や良かった点

マスターソード誕生の物語

本作は「ゼルダの伝説、はじまりの物語」の通り、シリーズ時系列の一番初めにあたる作品。数多くの作品で重要なポジションの武器となってるマスターソードの誕生が描かれたシリーズの中でも重要なストーリーになっています。


時系列一番前ということで本作に登場するリンク・ゼルダももちろん現状一番最初のリンクとゼルダ。本作のゼルダは珍しく姫ではなく、リンクの幼馴染であるためよりヒロイン感の強いキャラクターになっていたのが印象的。


また、スカイロフトという空に浮かぶ都市が最初の舞台ということになっており、地上のフィールドだけではなく大空を自由に飛び回りながら冒険を進めていくのも大きな特徴になっています。



比較的高い難易度の謎解き

ゼルダシリーズではお馴染みのダンジョン内の謎解きですが、本作はシリーズの中でも比較的難易度の高い謎解きが多かったと思います。

シリーズお馴染みの弓矢・パチンコ・爆弾の他にも、ラジコンのように遠隔操作できるビートル・扇風機のように風を起こすまほうのツボ・ムチなど様々なアイテムが登場。それら手持ちのアイテム類を最大限駆使してダンジョンを進めていくことになります。場所によっては周囲をぐるぐるしながらあーでもないこーでもないと時間をかけて解いていくことも多く、中々の難易度だったとは思いますが、ぎりぎり攻略情報を見なくても進めるくらいのちょうどいいバランスの謎解きになっていて歯ごたえのあるプレイができたと思います。


前述の通りゼルダシリーズ初見のプレイヤーにはやや厳しい難易度かもしれませんが(シリーズに慣れている人ならなんとなく見当のつく謎解きもあるので)、まずはどこまで自力で解いていけるかを試してみるような遊び方もいいんじゃないかと思います。



Joy-Conをフル活用したアクション

ここが人によって合う合わないが大きく分かれそうな所。

本作はJoy-Conを両手に持ってそれを振ることで剣で斬ったり、盾を構えたり、弓などのアイテムで狙ったりなどのアクションを操作することになります。特に剣についてはコントローラーの振り方で縦斬り、横斬り、ナナメ斬り、突きなどが変わってくるわけですが、本作の敵はボスからザコに至るまで攻撃の使い分けができていないと太刀打ちできない設計になっています。序盤のザコですらガードしているのとは別方向から斬りつけることができないとダメージすら与えられず、最初のダンジョンのボスも剣の斬り分けができないと普通にそこで詰みます。本作をスタートとしたらまずはとにかく剣の操作に慣れることが必須と言っていいと思います。


一応Switchの携帯モードやプロコンなどでの操作にも対応はしていますが、こちらはスティックで剣の操作をする等かなり独特の操作感になっているので、個人的には普通にJoy-Conでプレイする方がやりやすいと感じました。『時のオカリナ』や『ブレスオブザワイルド』等の操作をイメージしているとかなりの違和感を感じると思います。


他にはスタミナ(頑張りゲージ)やダッシュ、パラショールなどののちの作品に繋がるアクションが新たに搭載されているのが印象的だったと思います。



クリア後の要素

クリア後には「辛口モード」が解放。
敵から受けるダメージが増え、回復アイテムも出なくなるという文字通りの辛口難易度のモードになっています。


本作のアクションが気に入った人の腕試しにちょうどいい追加要素なんじゃないかと思います。





残念な点

ここからは個人的に残念に感じた点や不満点をいくつか。



空中と水中の操作性

個人的に一番操作に違和感があったというかやりにくかったのが空中と水中の操作性。

地上での移動は他の作品と同様にスティック操作ですが、空中と水中になると右コントローラーを向けた方向に進むというジャイロ操作に切り替わります。個人的にはこのジャイロ操作が一番面倒でした。特に空中では大きな鳥に乗っての移動になりますが、この鳥の操作が慣れるまで非常に厄介。ストーリー最序盤の空中で逃げる標的を鳥を操作して追いかけるイベントが本作で一番苦戦した所といっても過言ではないかもしれません。


空中の操作もある程度やっていれば慣れはしますが、そこまで楽しい操作ではない割に空中マップが無駄に広くファストトラベルのようなワープ機能もないため、街やダンジョン間を移動するのにいちいち空中での移動が入るのが普通に面倒でした。


水中での操作については個人的には空中ほどのストレスは無かったですが、水中ではジャイロ・陸に上がればスティックといった感じで操作性がシームレスに切り替わってしまうので、こちらも慣れるまでは混乱して思うように操作できないことがあります。



フィールドは狭い印象

本作はボリュームが売りということでその点についてはプレイしていて納得出来ましたが、全体的なフィールドは狭い印象でした。

スカイロフトを含む空中マップの他には地上の3マップのみが基本となっていて、その3か所をストーリーに沿って行ったり来たりすることになります。もちろんストーリーの進行度によって行けるエリアが広がっていくので本当に同じ場所をぐるぐるするわけではないですが、あまり景色が変わり映えしない感じがずっとしてしまっていた印象があります。




総評

改めて評価をもう一度。

作品評価:80点


濃密なボリュームと難易度の高い謎解きで、プレイし応えのある3Dアクションゼルダといった感じの作品でした。


Joy-Conでの操作性が良くも悪くも本作の大きな特徴なので、これが合う合わないで本作への評価も変わってくるんじゃないかと思います。個人的にも最初はかなり戸惑いましたが、ある程度プレイ時間が経過して慣れてくるとそれなりにスムーズに遊べたかなという感じです。


いったんこれでSwitchで遊べる3Dアクションのゼルダは一通りやったかなと思います。本作の前の作品にあたる『トワイライトプリンセス』のSwitchリメイクにも期待をしたいとことです。





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