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【映画感想】『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』【MCU】




2023年5月3日に公開されたMCU映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』の感想です。MCUのフェイズ5の2作目になる作品です。


ガーディアンズシリーズの3作目にして現行メンバー最後の作品という触れ込みの作品です。これまでよりは比較的シリアス多めのシナリオながらガーディアンズらしさがふんだんに盛り込まれており、各キャラの魅力もしっかりと引き出された良作に仕上がっていたと思います。



以下、本作のネタバレを含んでいる箇所がありますので予めご了承ください。





目次

 


基本情報


画像出典:マーベル・スタジオ公式Twitter(@MarvelStudios_J)
 
 

  • 監督:ジェームズ・ガン
  • 公開:2023年5月
  • 評価:★4(最高★5)

 

MCUのフェイズ5の第2作目にして、GotGシリーズの3作目。

惑星ノーウェアに本拠地を建設して暮らしていたガーディアンズ・オブ・ギャラクシー。そこを謎の敵に強襲され、ロケットが重症を負ってしまう。ロケットを救うため、ガーディアンズはロケットの過去を巡る新しい戦いに身を投じていくことになる。


監督はシリーズの前2作と同じくジェームズ・ガン。




感想など


ロケットが中心のストーリー

本作のストーリーの中心になったのはロケット。

ロケット本人は物語冒頭で重症を負ってしまい、映画の中盤すぎるまでは彼を救うためにガーディアンズの面々が戦うストーリーになっているためあまり活躍の機会はありませんが、物語の本筋と並行で言葉を喋れるようになるまでなのどロケットの過去が明かされていきました。ロケットの過去については結構悲惨(ネビュラ曰く「サノスが私にしたことよりも酷い」)で、その部分も含めて過去2作よりもシリアスよりの要素が多かったように思います。

ただ、物語として暗くなってしまっていたかというとそうではなく、しっかりとGotG映画らしいノリ・テンポの良さは盛り込まれていて、娯楽作品として良い仕上がりになっていたと思います。シリーズ3作目(+他作品への出演やドラマスペシャルも)まで重ねてくると、メンバーの掛け合いや戦闘シーンでの連携なんかは安心感すら感じられるものになっています。


初期に比べて中々の大所帯になってきたガーディアンズですが、一人一人の魅力もちゃんと描かれていて「捨てキャラ」扱いされているキャラクターがいないのもよかったポイントだと思います。個人的にはクラグリン(ヨンドゥの矢を引き継いだ人)の見せ方が非常に良かったと思います。メインではないので見せ場は多くないながらも、ヨンドゥからの継承みたいなものはしっかり描かれていて、過去作を見てきたファンとしては胸に来る部分だったと思います。




吹替版を鑑賞しました

今回は久々に劇場で吹替版を鑑賞しました(劇場でわざわざ洋画の吹替版を見たのは多分数十年ぶり)。

普段MCUの映画を観るときは劇場では字幕でDVDでは吹替にしていることがほとんどなんですが、やっぱりガーディアンズというと山寺宏さんや加藤浩次さんらの吹替がかなりハマっていて「ガーディアンズは日本語!!」という印象が強くありました(過去2作公開時はまだMCUにはまる前だったので初見はDVDの吹替版だった)。字幕の方と見比べたわけではないのですが、本作の吹替版はかなり良かったと思います。違和感のあるような箇所も全くありませんでした。

洋画を字幕・吹替どっちでみるかは人それぞれだと思いますが、個人的には以下のようなイメージ。どうせ英語は何言ってるかほとんどわからないし、字幕は文字数の関係でかなり意訳した表現にされてしまっていることもあるので、個人的は吹替も全然ありだと思っています。問題点は劇場で見る場合はやっているところが少ないのと、プロの声優でもなんでもない下手くそなタレントを使われる(日本映画界の本当に悪い所)と興ざめして作品の評価自体も下がってしまう所ですね。


【字幕版】
・やっている劇場が多い。広いくていいスクリーンが使われがち。
・役者本人の生の演技(でも英語何言ってるかはほとんどわからない)
・字幕の文字数制限によりセリフが意訳されて本意が伝わりにくいことがある。
・画面から目が離せない(劇場向きのイメージ)

【吹替版】
・劇場が少ない。小さいスクリーンをあてがわれがち(プレミアシートとか無いことの方が多い)。
・字幕のような字数制限がないので、内容や会話を理解しやすい場合も多い。
・吹替の役者による(下手くそなタレント・アイドルだったりすると最悪)
・多少画面から目をそらしても大丈夫で気軽に観れる(自宅向きのイメージ)


ハイ・エボリューショナリーについて

一応本作のメインヴィラン。全ての生物を強制的に進化させて最高の世界を作ろうとしていたヤバい奴。
ではあるものの、全体的にいろいろな面で征服者カーンとキャラがかぶってしまった感じがあり、全体的にやや残念な印象のヴィランでした。(敵対したのがガーディアンズだったからという部分もあるかもしれないが)最後まで小物感も拭えなかった。


アダム・ウォーロックについて

本作でサブヴィランのような形で登場。
ざっと調べたところ本家アメコミでは結構重要なキャラクターらしい(なんとなく生い立ちとかMCUのヴィジョンっぽい?)ですが、本作ではあまり目立つ活躍もなく顔見せぐらいといった感じでした。最後にはロケット率いる新生ガーディアンズのメンバーになっていましたが、GotG自体が一応本作でラストと銘打たれているため、今後MCU作品に絡んでくるのかどうかは不明。

悪くないキャラだったと思うので、今後のアベンジャーズシリーズにもガーディアンズのメンバーと一緒に登場してくるのを期待したいです。


カウンター・アースについて

ハイ・エボリューショナリーが作ったもう一つの地球。
最初はマルチバース的な用語かと思っていましたが、単純に「同じ宇宙に存在する地球によく似た星」ということの模様でした。ハイ・エボリューショナリー(長くて毎回打つのめんどいw)によって進化させられた人型生物たちが暮らしていて、完璧な世界を目指していたようだけど結局普通の地球と大差ない社会になっていることが描かれていました。色々と捻ったら面白そうな(ホラーテイスト寄りのドラマシリーズにするとか)設定でしたが、あっさり爆発して消滅。残念。




ポストクレジットシーンについて

エンディング以降のネタバレ有り








無事ハイ・エボリューショナリーとの決着もつき、ガーディアンズの一部メンバーは思い思い独自の行動をとることに。船長をロケットに託したピーターは地球にいって祖父と再会。ポストクレジットシーンでは平穏な日常を過ごしている二人が描写されていましたが、やっぱり気になるのはその後に表示された文字。

「The Legendary Star-Lord will return(伝説のスター・ロードは帰ってくる)」


ガーディアンズのメンバーは今回で終わりかと思われていたので、これは純粋に嬉しいサプライズ。後のアベンジャーズシリーズにピーターが登場して参戦、戦いが宇宙にまで広がったところでロケット率いる新生ガーディアンズも参戦、みたいになったら楽しいと思います。なんにせよまだまだ活躍の場がありそうというのは楽しみですね。



気になる予告編

ここからは本作には直接関係ないですが、劇場でやっていた予告編で気になるのをいくつか。


『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』(2023年6月予定)
楽しみなスパイダーマンシリーズの新作。マイルズを主役とするスパイダーバースの2作目で、MCUとのかかわりは今のところよくわかりません。この予告で何よりもシビれたのはやっぱり冒頭のナレーション。スパイダーマンのエンブレムのみが写った画面に流れるピーター2(トビー)、ピーター3(アンドリュー)、ピーター1(トムホ)の吹き替え声優によるナレーション(特に冒頭のピーター2の声は特徴的なのですぐわかる)。これは初見の時は声出しそうになりました。あの3人が直接的に絡んでくることはあまりないと思いますが、純粋に公開が楽しみな1本でした。


『マーベルズ』(2023年11月予定)
キャプテン・マーベルとモニカ・ランボーとミズ・マーベルの3人が中心になりそうな新作。一応これは『キャプテン・マーベル』のシリーズになるのかな?今のところ情報もあまりないですが、これはこれで楽しみな作品。キャプテン・マーベルは『ミズ・マーベル』のポストクレジットかなんかでちょっと出てきてた気がしますが、完全に忘れているので見返しておいた方がよさそうかな。



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