ゆめろぐ

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【SSU】『ヴェノム』&『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』2作品の感想




SSU(ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース)の2作品の感想です。今後MCUとのつながりも増えてきそうなのと、3作目の『モービウス』の公開に向けて、改めて2作品を見直しました。



目次


SSU(ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース)

一応おさらい。
SSUはソニーの子会社であるコロンビア・ピクチャーズと、マーベル・エンターテインメントが共同で製作するヒーロー映画の世界観。ざっくり言うと「このシリーズの映画作品は同じ世界のできごとですよー」というくくり。マーベルの映画群であるMCUのソニー版と言ったところ。


2022年時点でのラインナップは以下の通り。
他にも色々な作品の製作が決定していたり動いていたりする模様。


・『ヴェノム(2018年)』
・『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ(2021年)』
・『モービウス(2022年)』



ちなみに名称に「スパイダーマン」とあるが、今の所まだスパイダーマン本人まメインでは登場していない。個人的には話のでているシニスターシックスあたりで過去打ち切りになってしまった『アメイジングスパイダーマン』シリーズとの合流をしてほしいと思っています。


また、SSUの世界観はこれ単体で独立しており、事前に過去のスパイダーマン系の作品を見ておく必要は(今の所)ありません。
 

『作品の感想』

『ヴェノム(2018年)』

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  • 監督:ルーベン・フライシャー
  • 公開:2018年11月2日
  • 評価:★3.5(最高★5)


記念すべきシリーズ1作目。タイトルの通りスパイダーマンシリーズのヴィランであるヴェノムを主役とした作品。ヒーローというよりはダークヒーローと言った感じで、人間の頭を喰いちぎれる主人公はヴェノム以外には中々いないだろうな。


1作目と言うことで主人公エディ・ブロックとヴェノムの出会いと共存を中心としたストーリーになっている。ヴェノムと言うとサム・ライミ版『スパイダーマン3』がすぐに思い浮かぶが、あちらとはかなり違ったキャラクターとなっていて、外見はムキムキでより毒々しい(悪役っぽい)が宿主エディとの会話もどこかコミカルで可愛らしささえ感じさせてしまうキャラクターになっていた。悪役ではなく主人公として描く必要がある関係上、このようなキャラになったのかもしれないが個人的にはキャラとして非常に好感のある仕上がりになっていたと思う。主人公のエディもトム・ハーディの「正義感はあるがどこか抜けた感じ」の演技が非常にハマっていた。


シリーズの導入となる最初の作品としていい感じにまとまっていて、(悪い意味ではなく)可もなく不可もなくといった感じの印象。余計なこともしすぎずにやるべき部分をやり切ったというべきか。なんとなく主人公の境遇とか諸々がMCUのアントマンとハルクを合わせた様な感じの印象を受けた。


個人的に好きなキャラはエディの元カノのアンの今彼のダン。ヴェノムに寄生されて奇行を繰り返すエディ(しかも彼女の元カレというポジション)を親身に助けようとしていた。マーベル映画でも上位に入るマジでいいヤツ。


 
 

『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ(2021年)』

ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ ブルーレイ&DVDセット [Blu-ray]

  • 監督:アンディ・サーキス
  • 公開:2021年12月3日
  • 評価:★3(最高★5)


シリーズ2作目。
タイトルの通りヴィランとしてカーネイジが登場。主人公は引き続きエディとヴェノムのコンビ。さらに人間の世界での生活に慣れてしまったヴェノムには可愛さすら感じてしまう。というかそもそも本作は「エディとヴェノムが喧嘩して仲直りする話(カーネイジ添え)」と言った感じなので、前作にあったダークヒーロー感はほとんど薄れてしまったという印象。その点も含めて個人的には続編としては正直無難な凡作といった感じが強く、前作はもう少し尖った方向を感じさせていたのでそこは少し残念。


ヴィランであるカーネイジについても少しショボさを感じてしまったのが残念。前作ラストで匂わせていた狂気的なサイコパスキャラとして大暴れするのかと思ったが、そこまででもなかった。カーネイジ(大虐殺)ってほど虐殺もしていない。原作ではカーネイジは凄くやばい敵と言うことで作中でもヴェノムがしきりに「勝てない」と言っていたが、あまり凄さを説明するような描写が無くピンと来なかった。結局カーネイジの凶悪さよりもエディとヴェノムの仲直り物語の方が印象が強い。どうせならアメイジングスパイダーマンと合流してアンドリュー・ガーフィールドのスパイダーマンと共闘してカーネイジと戦うという展開だったらめちゃくちゃ熱かったなあ。


前作でも個人的に好きだったエディの元カノのアンの今彼のダンは本作でも変わらずいいヤツで良かった。彼には平和に幸せになってほしい(笑)。








MCUとのクロスオーバー(ネタバレ注意)

 
 
『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』のポストクレジットから繋がる形でMCUの『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』にエディがまさかの登場。メインキャラクターとからむことは無いゲスト出演のような感じだったが、今後のMCUとSSUのクロスオーバーに非常に期待が持てるシーンだった。


また、SSU三作目の『モービウス』の予告映像にMCU『スパイダーマン:ホームカミング』でバルチャーを演じたマイケル・キートンが出演しているのが話題になっており、そこも非常に気になるポイント。


そもそも現状スパイダーマンはMCUで活躍していて、SSUはスパイダーマンの宿敵キャラに焦点を当てた作品群となっているため、今後も積極的なクロスオーバーにファンとしては期待をしていきたいところです。そしてできるならばどこかで『アメイジングスパイダーマン』の復活もどうにか実現して欲しい・・・。







【SSU三作目『モービウス』の感想】
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