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【映画感想】『デッドプール&ウルヴァリン』ついにMCUに合流!!




2024年7月24日に公開されたMCU映画『デッドプール&ウルヴァリン』の感想です。MCUのフェイズ5の映画としては4作目、そしてついに『X-MEN』シリーズ映画作品に出ていた2人がMCUに正式参入となりました。


デッドプール作品ということで、相変わらずのメタネタ・下ネタ・グロが盛りだくさん。ディズニーのマーベル・FOXの買収ネタなんかもバンバン出てきていたり、意外な人物がゲスト(?)出演していたりと、終始楽しめた作品でした。


ちなみにデッドプールは吹き替えがかなりハマっている印象があったので、今回久々に劇場で吹き替え版の方を観てきました。



以下、今回は最初から本作や過去シリーズ作品のネタバレをバリバリ含んでいますので予めご了承ください。





目次

 


基本情報


画像出典:映画『デッドプール&ウルヴァリン』公式X(@DW_Movie_JP)
 

  • 監督:ショーン・レヴィ
  • 公開:2024年7月
  • 評価:★4(最高★5)

 

『デッドプール』作品の3作目にして、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)に合流した作品。
 
ウェイドはデッドプールを引退し、中古車販売の仕事をして穏やかながらも仲間たちに囲まれた生活を送っていた。しかし、突然やってきたTVA(時間変異取締局)に連行されてMCUの歴史を変える任務につくことを求められる。そこで自身のアースが消滅の危機に瀕していることを知り、それを救うためのキーパーソンであるウルヴァリンを探しに行くことにするのだった。というのが冒頭までのお話。
 
監督はデッドプール役のライアン・レイノルズと『フリー・ガイ』でもコンビを組んだショーン・レヴィ。




感想など

事前に観ておいた方がいい作品

本作は単体でもそれなりに楽しめる作品ではありましたが、『X-MEN』シリーズの延長線上であると同時に『MCU』への合流作品でもあるため、十分に楽しみ尽くすためには観ておいた方がいい過去の作品が色々ありました。
 

【個人的にマストで観ておいた方がいいと思う作品】
 ・映画『デッドプール』2作品(2016/2018年)
 ・映画『ローガン』(2017年)
 ・ドラマ『ロキ』シーズン1(2021年)
 

【できれば観ておいた方がいいと思う作品】
 ・『X-MEN』シリーズ各作品
 ・『MCU』以前のマーベル映画・ドラマ作品
 

まずマストと考える作品として、デッドプール映画なので過去2作(内容的に少なくとも2作目の方だけでも)は観ておくべきだと思います。また、ウルヴァリンも最終作である『ローガン』は観ておいた方がいいです。また、MCUの方はDisney+限定配信ですが、ドラマシリーズの『ロキ』のシーズン1は上記あらすじの所に記載した「TVA」がどんな組織で何を目的にしているかの話になっていますので、ここを観ていないと序盤のストーリーに置いて行かれるかもです(最悪「各マルチバースを監視・管理してる集団」ぐらいの認識があれば問題ないかもですが)。


出来れば観ておきたい作品としてまずは『X-MEN』『ウルヴァリン』シリーズの各作品。『X-MEN』シリーズと呼ばれる作品は、ちょっと外伝っぽい扱いの『ニュー・ミュータント』を除いても12作品(『デッドプール』『ウルヴァリン』シリーズも含まれる)あるのでゼロから観ていくのは大変かもですが、その分本作はシリーズファンだからこそ楽しめる部分や感動できる演出が多々あって「X-MENシリーズを追いかけ続けて続編を待ちわびていたファンへのご褒美みたいな作品」になっていたと思います。


『MCU』以前のマーベル映画・ドラマ作品については色々なマーベルキャラがゲストとして登場しているので上げていくときりがないですが、「いろいろな作品を知っているとより楽しめる」ぐらいの認識でもいいかなと思います。




デッドプールお馴染みのぶっ飛んだネタが面白い

やっぱりデッドプールの作品は他のMCUとはかなり毛色の違ったメタネタ・下ネタ・グロ、そして見応えのあるアクションが見どころだと思いますが、本作でもそこは過去作からもパワーアップしていました。ディズニーがマーベル・FOXを買収した話やマルチバースサーガが売れ行き不調な部分なんかもバンバンネタにしてたり、お馴染みの第四の壁を越えて観客に話かけてくる所など、ちょいちょい劇場で声を出して「フフッ」と笑いそうになってしまいました。


アクション面についても今回ウルヴァリンがダブル主演になったことで観応えは十分。音楽だけを流しながら画面ではグロバトルで血しぶきバンバンというのが非常にデッドプール味があって良いです。


トータルで見ても単体の作品としてかなり楽しめました。2時間ちょっとの映画でしたがあっという間だったと思います。



おかえり、ウルヴァリン

本作が発表されたときに非常に話題になったのはやっぱりウルヴァリンの復活。
『ローガン』の最後でついにその戦いの人生を終え、ウルヴァリン役のヒュー・ジャックマンもプロフェッサー役のパトリック・スチュワートとともにシリーズからの卒業を宣言(プロフェッサーの方は『ドクター・ストレンジMoM』で一足早く復活)していただけに、ファンとしては嬉しいニュースになりました。


やはり個人的にも「本作に出てくるウルヴァリンはどこのウルヴァリンか」というのは気になっていたところでした。『ローガン』の結末は観たことがある人はご存じの通りかと思いますので、別のアースのウルヴァリンかと思ってはいましたが、だからこそ本作冒頭のシーンが『ローガン』の墓標だったのはかなり驚きました。その後そこでとんでもないことをした(デッドプール作品以外でやってたら大バッシングだった気がするけどデップーだと笑えてしまうのが凄い)あとで、別のアースのウルヴァリンと共闘するという所に落ち着きました。


当初は今回限りの特別復活なのかなとも思っていましたが、今後もありそうな終り方だったのでデッドプールに「マーベル(ディズニーだっけ?)にずっとこき使われろ」みたいなことを言われていた通り今後の作品でも活躍を期待したいところです。



豪華なゲストキャラクター(特にネタバレ注意)

本作の見どころの一つである豪華なゲストキャラクターですが、ここは知ってしまうと初鑑賞時のインパクトを大きくそがれてしまう可能性があるのでご注意ください。



まずは虚無空間に飛ばされた二人の前に現れたクリス・エヴァンス。観客はもちろんデッドプールも変異体のキャプテン・アメリカだと思いますが、今回は吹き替えで観ていたので声に違和感が・・・。一緒に「アッセンブル」の掛け声を叫ぼうとしたデッドプール(なんで知ってんだよ笑)ですが彼はまさかまさかの『ファンタスティック・フォー』のヒューマン・トーチでした(こちらも演じてたのはクリス・エヴァンス)。観ていた全員が一本取られた感があったんじゃないかと思うぐらい見事な中の人(?)ネタでした。吹き替えもちゃんとヒューマン・トーチの時の吹き替えをしていた神奈延年さんだったので最初違和感を感じたんですね。でも結構キャップの吹き替え役の中村悠一さんに寄せていたような感じもして、「あれ、なんか変だな、もしかして違う?いやでもキャップぽいっちゃぽいな」といった感じの絶妙な演技だったと思います。


そして虚無空間を支配しているカサンドラ・ノバ(本作のヴィラン)に対抗するための仲間として登場したのがブレイド、エレクトラ、ガンビット、X-23。
X-23は『ローガン』で知っていましたが、他3名は作品は観たことなく名前を知っていた程度でした。それでも「おおー」と声を出しそうになってしまったぐらいなので、このあたりの作品も観ていた人には嬉しい参戦だったんじゃないかと思います。


ちなみに、ブレイドは映画シリーズとして3作品が存在。エレクトラ(デップーに「ワンダーウー・・・」まで言われかけてたのは面白かった)は映画版『デアデビル』『エレクトラ』に登場(この2作は連作で演じているのも本作と同じジェニファー・ガーナー。ドラマ版『デアデビル』のエレクトラはキャストが別)。ガンビットは『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』に出ていたがその時の俳優はテイラー・キッチュで、その後チャニング・テイタム主演で単独作品が予定されていたが立ち消えになってしまっていたらしい。本作に登場したのはそのチャニング・テイタムのガンビット。


この辺の観ていない作品も今後本格的に合流してくる前に観ておきたいと思います。



ラストについて

エンディング以降のネタバレ有り


今回のヴィランであるカサンドラ・ノバはかなり強敵でありマルチバースを破壊しようとしてました。カーンが色々あったこともあって、「もしかして今後のアベンジャーズの敵役はこっちに変更か?」と思いましたが、最後普通に倒されてましたね。演じていたエマ・コリンは初めて見た女優さんですがかなり綺麗な方で、吹き替えの佐倉綾音さんもハマっていた(というかやっぱりあやねるはホント上手い)のでここで終わらせてしまうのも惜しいキャラだったと思います。


それと本作はエンドロールで過去の『X-MEN』シリーズの映像(メイキングやインタビュー等も)が流れたのがホントに良かったです。冒頭の方に書いた通りまさに「X-MENシリーズを追いかけて続編を待っていたファンへのご褒美みたいな作品」になっていたと思います。エンディング前までは「本当にクリエヴァだったか確認したろ。ガンビットが誰だったかも確認しなきゃ」とか色々思っていたんですが、映像にくぎ付けで確認してる余裕なんてなかったですね(笑)。


そして今回のポストクレジットシーンはヒューマン・トーチをいじって(笑)終わりというもので、特に今後の作品につながるようなサプライズや匂わせはありませんでした。まあ今回は本編内にサプライズ沢山あったからもうお腹いっぱいって感じではあったので、デップーらしくてこれはこれで良かったと思います。



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