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『ロックマンX アニバーサリー コレクション』の感想【ゲームレビュー】

『ロックマンX アニバーサリーコレクション』の感想とレビューです。
 


<目次>

 
 

『ロックマンX アニバーサリーコレクション』


 
 
定価:3,300円(税別)*1
機種:PS4、Xbox One、Steam、Switch
発売:2018年7月26日発売
  

歴代のロックマンXシリーズ作品を多数収録したコレクション。本作の収録タイトルは『ロックマンX』から『ロックマンX4』までの4作品。



 

【収録タイトル】

  • ロックマンX
  • ロックマンX2
  • ロックマンX3
  • ロックマンX4


既存の『ロックマン』シリーズとは異なるコンセプト・世界観でもって新機軸を切り開いた『ロックマンX』シリーズ。本作ではスーパーファミコンで発売された初代『X』から『X4』までのナンバリング作品4作がラインナップされています。


アニバーサリーのタイトルの通り、『ロックマンX』シリーズの25周年を記念する作品となっています。リアルタイムにスーファミでプレイしていた世代としては、もう25年も経っているのかとしみじみ思います。

 
 

アニバーサリーコレクションの特徴

まずは『アニバーサリーコレクション』の製品全体としての主な特徴をご紹介していきます。
 
 
<原作からの忠実な移植>

本作に収録されている作品は、ゲーム内容やグラフィック等についてはすべて元の製品(以後、原作)からの忠実な移植となります。この部分は『ロックマンクラシックスコレクション』のシリーズと同様です。


かつてPSPで発売された移植作品である『イレギュラーハンターX』のようなアレンジや新解釈は入っていません。ただし、原作ではパスワードでの再開だった作品も進行状況をセーブ/ロードでの再開ができるようになっており、機能面ではきちんと時代に合わせたものとなっています。ただ、ロックマンの方の『クラシックスコレクション』にあった中断セーブ機能はなくなっています。リトライの手間が省けて便利だったのに残念…。


<初心者も安心。駆け出しハンターモード>

敵から受けるダメージを半減化する「駆け出しハンターモード」が追加されています。シリーズ初心者やアクションが得意でないプレイヤーにも安心して楽しんでもらえるようにとの配慮がされています。



<やり込み要素、ハンターメダル>

本作オリジナルのやり込み要素の一つとして「ハンターメダル」が用意されています。いわゆる実績解除というやつで、特定の行動をすると入手できるようになっています。「各シナリオをクリアする」「アーマーを全てそろえる」といったオーソドックスなものから、「指定のボスを特定の武器で倒す」「ナウマンダーの鼻を切り落とす」「アルマージの装甲をはがす」といったものまで色々とバラエティーに富んだ課題が用意されています。


<手応え十分。Xチャレンジ>

移植となる4作品とは別に、新たに収録されたのが「Xチャレンジ」モード。『ロックマンX』シリーズ歴代のボス達がタッグを組んで襲い来る1vs2のバトルモードです。
 
「ペンギーゴ&キバトドス」の氷コンビや「イーグリード&フクロウル」の飛行コンビなどシリーズを超えた8大ボスの組み合わせの他、「ドップラー&オー・イナリ―」「カーネル&ジェネラル」といったな凶悪すぎるストーリーボスの組み合わせ等々、各作品をやり込んだ熟練者でもやりごたえ十分の内容となっています。夢の競演か、それとも悪夢か・・・。
 
 
プレイした感想としては難易度ノーマルでもかなり難しかったです。逆にイージーまで落とすと少し手応えがなくなりすぎてしまったかな。ちなみに個人的にはペガシオンに一番ヘイトが貯まりました(笑)。ちょいちょい登場する上にあのタックルがうざい・・・。



<オリジナルアニメ「The Day of Σ」>

過去にPSPで発売された『イレギュラーハンターX』に収録されていたオリジナルアニメーションの「The Day of Σ」がミュージアムモードに収録されています。


シグマが反乱を起こすまでの経緯などが描かれています。時間も割と長めでしっかりと作られたアニメーションとなっており、シリーズのファンならば必見ですね。初代『X』の前日譚のような話となっておりますので、これから初めてプレイする方も先に観ておいて損はないと思います。



<充実のミュージアムモード>

上記の「The Day of Σ」の他にも、ギャラリー・ミュージックプレイヤー・PVシアターなど、充実の内容が用意されています。


ギャラリーでは作品イラストや貴重な設定画等が閲覧可能。そしてミュージックプレイヤーでは各作品のBGMに加え、『X4』では仲間由紀恵さんの歌う伝説の主題歌も!
PVシアターでは原作発売当時のテレビCMなどが収録されています。一部は開発中の画面だったりするため、見たことない装備や敵が映ってたりするのも見ていて面白いです。






収録作品の感想・レビュー

続いて収録されている各作品についてのレビューや気になるポイントをご紹介していきます。
個々の作品の内容についてのネタバレが含まれる部分もございますので、ご注意ください。



『ロックマンX』

f:id:yumekichi730:20180904134244j:plain:w300
画像出典:ロックマン公式サイト



対応機種:スーパーファミコン
発売日付:1993年12月17日



<スタイリッシュな新時代のロックマン>

スーパーファミコンに突如現れた新しいロックマンシリーズ『X』。
本筋の『ロックマン』シリーズに比べて、新たに取り入れられたダッシュや壁蹴り等のアクションによって、よりスピード感と爽快感の高い新機軸のシリーズとなりました。
 
壁を蹴ることでアクション性に上下も加わり、画面全体をハイスピードで駆け抜けるダイナミックな爽快感は、今もなお色褪せないモノがあります。


<シリアスで硬派な世界感>

コミカルでどこか可愛らしさのあった本家『ロックマン』シリーズに対し、『X』はシリアスな雰囲気と高いストーリー性が売りになっています。本作『ロックマンX』では何といっても先輩ハンターゼロとの友情と、例の"受け継ぎイベント"が一番の見どころになるでしょう。8ステージでアームパーツをあえて取らずにシグマステージに進むようにしていた人も少なくないのではないでしょうか。
 
ちなみに『ロックマンX』といえば今は無き月間雑誌「コミックボンボン」で連載されていた岩本佳浩さんによるコミカライズが非常に印象的でした。小学生向けの雑誌で連載されていたとは思えないくらい、『X』シリーズのシリアスな世界観を見事に物語として昇華させた熱く重厚な作品は、大人になった今読んでも毎回引き込まれます。『X』シリーズファンで未読の方にはこちらもぜひお薦めです。







<強化パーツで成長するロックマン!>

各ステージに隠された「ヘッド」「ボディ」「フット」「アーム」のパーツを見つけ出して装備することで、プレイヤーキャラクター"エックス"はダッシュや強化チャージショットなどの新たな能力を身に付けていきます。パーツの装着で、エックスの外見も変化していくためビジュアル的にもキャラクターの成長を感じられるのが斬新なシステムでした。(『ロックマン』シリーズのラッシュとの合体は一時的なものだったし)
 
また、8大ステージに隠されたライフアップを入手することでエックスのライフゲージ(HP)が増えていくのも『X』シリーズではお馴染みのシステムとなりました。前述のパーツと併せて、より"プレイヤーと共に成長していく感"の強いキャラクターとなっています。



<攻略のカギとなる特殊武器>

ボスを倒すことで入手できる特殊武器ですが、ボスに弱点となる武器を当てた時に「凍り付く」「感電してアーマーがはがれる」などのビジュアル的にもわかりやすい弱点演出が加えられるようになりました(全ボスではないですが)。
 
また、アームパーツを入手することですべての特殊武器がチャージ可能になり、通常とは違った効果を発揮するようになりました。これにより対ボス戦やステージ攻略の戦略により幅が出るようになっています。



<隠し奥義、波動拳>

一定の条件を満たすことで、同じCAPCOMの作品である『ストリートファイター』でお馴染みの技「波動拳」を習得することができます。原作発売当時は"裏ワザ"なんて言われていた気がしますが、ストーリーとも関係なく入手方法についても一切の説明がないため、完全に製作側のお遊び要素ですね。
 
発動時はライフが満タンである必要があったり本家『ストリートファイター』と同様にコマンドを入力する必要があったりと、意外と使いどころが難しい波動拳ですが、当ててしまえばボスも一発で倒せるという反則級のまさに"裏ワザ"となっています。





『ロックマンX2』

f:id:yumekichi730:20180904134517j:plain:w300
画像出典:ロックマン公式サイト


対応機種:スーパーファミコン
発売日付:1994年12月16日


<さらに進化を遂げた『X』の最高傑作>

本作は『X』シリーズ歴代最高傑作に上げる人も多い作品です(僕も同意見)。
クリアまでの所要時間や強化パーツ・特殊武器の性能、ボスやステージの難易度のバランスがちょうどいい感じに仕上がっています。多分ですが個人的にも『X』シリーズの中で一番やりこんだ(多く周回した)思い入れの強い作品です。


前作ではフットパーツが必要だったダッシュがノーマル状態で標準装備となりました。強化パーツにより使用可能となるエアダッシュや強力なダブルチャージショットも相まってさらにスピード感やテンポが良くなっています。


また、本作からノーマル状態でラスボスまで行くことも可能となり(前作ではストーリー上フットとアームの装着は強制)、縛りプレイとして楽しむことも可能です。


<新たな敵、カウンターハンター>

エックスの新たな敵として、登場したカウンターハンターの三人組、アジール・サーゲス・バイオレン。それぞれに個性が強く、キャラクターとしても非常に魅力的で、本作の評価を高めている一因となっていることは間違いないでしょう。
 
また、登場パターンや演出も今までにはない形となっていて、8大ボスのステージにランダムで現れ撃破すると特殊武器のかわりに「前作でXを庇って自爆したゼロのパーツ」を入手することができます。3つのパーツをすべて集めると、終盤のストーリーに変化が・・・。



<隠し奥義、昇竜拳>

前作の波動拳に引き続き、本作では『ストリートファイター』から「昇竜拳」を習得することができます。ライフ満タン時にコマンドを入力することで発動し、ボスでも一発で倒せるという仕様は前作と同様です。

ちなみに昇竜拳を習得できるシグマステージで待ち受けているボスは、「どうぞ昇竜拳をお試しください」とでも言わんばかりの形状に謎の進化をとげたアジールさん・・・。8大ステージで登場する通常状態は本作屈指とも言える強さだったのですが、ここではネット上で通称"アジフライ"と揶揄されているぐらいに弱体化を遂げた上に昇竜拳の練習台にされてしまう(というか昇竜拳はほぼこいつにしか使わない)始末。不憫・・・。


 
<復活のゼロ、そして黒いゼロ>
 
ネタバレ注意!

 
 
本作ではシナリオ終盤でシグマの手により復活し洗脳された状態のゼロと戦うことになります。
しかし、前述のカウンターハンターから得られるゼロのパーツをすべて集めていると、シグマの手によって復活したと思われていたのはコピーという設定になり、Dr.ケインの手で復活したゼロが助けに来るというイベントに変化します。この時に本物のゼロに瞬殺されるコピーはボディの色が黒くなり、後々のシリーズでも(主に隠し要素として)登場する通称"黒ゼロ"となります。
 
復活したゼロが助けに来るというのは展開として熱いのですが、ゼロとの戦闘はできなくなるのでどちらをとるかは毎回悩むところです。
 


<徐々に明らかになる謎>
 
ネタバレ注意!

 
 
本作から少しずつゼロの正体や本家『ロックマン』シリーズとの関連が明かされていきます。
カウンターハンターのうちの一人は、『ロックマン』シリーズではお馴染みの宿敵W氏に容姿が酷似していたり、ロックマンとエックスの製作者であるライト博士を知っているような発言をしています。
 
また、シグマがゼロについて語ったセリフ「奴は・・・さいごの・・・ワイ・・・ナン・・・ズの・・・」は、シリーズをよく知る人なら一発でピンときますね。
ワイナンズ、いったい何者なんだ・・・。






『ロックマンX3』

f:id:yumekichi730:20180904134553j:plain:w300
画像出典:ロックマン公式サイト


対応機種:スーパーファミコン、プレステ、セガサターン
発売日付:1995年12月1日


<ついにゼロが操作可能に!>

本作ではついにゼロがプレイヤーキャラとして操作可能になりました。
 
ステージの途中でゼロを呼び出すことで、エックスと入れ替わる形で操作可能になります。ダブルチャージショットに加えて強力なサーベルが初めから使用できライフゲージもエックスより長く、明らかな強キャラクターとなっています。しかし、ボスと戦えない(一部を除く)、一度ミスすると二度と使えなくなるなどのデメリットもあるので過信は禁物。
 
ちなみにゼロ操作時の専用BGMはシリーズ屈指のカッコよさだと思います。



<サードアーマーはシリーズ屈指のカッコよさ>

今回の強化パーツ、サードアーマーは見た目だけで行くとシリーズ屈指のカッコよさだと思います。これか『X4』のアルティメットアーマーが一番ですね。ただ、暴発の多いバリアブルエアダッシュ、使い勝手が微妙なクロスチャージショットなど性能は正直イマイチ。
 
あと個人的にはアームパーツの取得を最後にできない(ヘッドとボディは取得にアームパーツが必要)のがあまり好きじゃないです。なんとなくですが(笑)



<某所で大人気のナイトメアポリス>

前作のカウンターハンターに続き、本作では8大ボスとは別枠のライバルキャラとしてナイトメアポリス、ヴァジュリーラFFとマンダレーラBBの二人組が登場します。さらに終盤この二体は合体して「ゴッドカルマシーン・O・イナリー」として登場します。見た目もなかなかカッコイイんですが、ネーミングがいいセンスしていると思います。

そしてヴァジュリーラさんは一部の方面で根強い人気が。詳しくは岩本版コミックをご参照。



メぇぇぇ~~リぃぃぃぃぃクリっスマぁぁぁーースぅ!!
ひゃーはっはっはっははぁーーっ



<強化チップで黄金のエックス!>

本作では4種の強化パーツに加えて、パーツの性能をさらにアップするチップが各地に隠されています。本来はフット・ボディ・ヘッド・アームのどれか一つのチップしか取れませんが、条件を満たすことで全ての効果を持ったハイパーチップを入手することができます。(なので個別のチップは取る必要なし。むしろ一つでも取ってしまうとハイパーチップが取れないというトラップ)
 
このハイパーチップを入手するとエックスのボディが金色になります。わかりやすく強そうになり"最終進化"感があっていいですね。



<今回の隠し要素はゼロのセイバー>

波動拳・昇竜拳に続いて今回の隠し要素は竜巻旋風脚・・・ではなく、一定の条件を満たすことでゼロのセイバー(剣)を入手することが可能に。ゼットセイバーを入手してバスターを最大までチャージすると、クロスチャージショットに加えて衝撃波付きのセイバーによる剣撃を繰り出すことが可能に。







『ロックマンX4』

f:id:yumekichi730:20180904134850j:plain:w300
画像出典:ロックマン公式サイト



対応機種:プレステ、セガサターン
発売日付:1997年8月1日


<進化を遂げたロックマンX>

本作よりハードがスーパーファミコンからプレステ・セガサターンに変更となりました。オープニングや作中にアニメーションが入るようになり、エックス・ゼロ・8大ボスをはじめとする各主要キャラクターにボイスが入りました。当然ながらステージやボス戦闘の演出のクオリティも上がっていますが、『ロックマンX』シリーズの最大の特徴であるスピード感のあるスタイリッシュなアクション性は損なわれていません。


ちなみにオープニングとエンディングのテーマ曲を歌っているのは仲間由紀恵さん。あまり歌のイメージがない人も多いのではないでしょうか。


<エックスとゼロ、ダブル主人公!!>

本作からプレイヤーキャラをエックスとゼロの2名から選べるようになりました。ゼロについても、用途限定の助っ人扱いだった『X3』の時とは違い完全にもう一人の主人公としてストーリーが用意されています。ゲームの開始時にどちらの主人公を操作するかを選択しますが、そのセーブデータ内では途中で変更することは出来ません。

エックスとゼロでは攻撃方法や取得できる武器が全く異なるため、一本で2度遊べるゲームとなっています。ちなみに個人的にはゼロの方が操作していて楽しいです(ゼロの特徴は後述)。



<フォースアーマーとアルティメットアーマー>

今回のエックスの強化パーツですが、2種類のアーマーが用意されています。
まずはいつもの通り4種類のパーツを集めていく「フォースアーマー」。従来通りの白を基調としたアーマーでこちらも中々のカッコよさです。
 
そして今回の隠し要素として用意されているのが第2の装備「アルティメットアーマー」。キャラ選択画面でコマンドを入力すると入手することができるようになります。初めからフル装備で入手できる、ボディパーツのギガクラッシュ(ノヴァストライク)が打ち放題など、隠し要素の名に恥じぬ性能となっています。
そしてなによりもアルティメットアーマーはカッコイイ!!隠し要素ながらフィギュア化して発売されるほどの人気を誇り、個人的にも『X』のシリーズ通しても一番好きなアーマーです。また、アルティメットアーマーといえば本レビューでも度々登場している岩本版コミックでのエックスのぶっ飛びっぷりですね。残念ながらコミック版は本作X4でほぼ打ち切りのような形で終わってしまいましたが、復刻版は書き下ろしページもかなり追加されてますので気になる方は是非チェックしてみてください。
 
 
\みっとも無い/


 
ちなみにアルティメットアーマー装備で打ち放題となるノヴァストライクですが、何も考えずに連発しているだけで大半のボスは倒せてしまうレベルのゲームバランスブレイカーとなっています。攻略が困難な場合は使ってみるといいかもしれませんが、ゲーム自体の楽しさ(手応え)を無くしてしまう可能性もあるのでご注意。



<近接攻撃主体でアクション要素の強いゼロ>

本作から完全にもう一人の主人公となったゼロですが、攻撃方法はサーベルによる近接攻撃がメインとなります(前作まで使えたはずのバスターはなぜか使用不可に)。バスターによる射撃攻撃が基本だった『ロックマン』シリーズや『X』シリーズとしては新鮮ですね。射程が短い点や次項のラーニング要素も含めて、ゼロはエックスよりも難易度高めな上級者向けとなっています。
 
本作では前述の通り操作キャラクターの途中変更ができないためエックスとゼロで最低でも都合2周する必要があるのですが、2人の攻撃方法がかなり差別化されているためマンネリ化することなく楽しめるようになっていると思います。
 
ちなみにゼロの方の隠し要素は「黒ゼロ」。キャラ選択時にコマンドを入力することで『X2』のゼロ復活シナリオに登場した黒色のボディとなります。エックスのアルティメットアーマーと違い、性能面での違いはないためあくまでお好みで。
 
 
<ボスの武器は"ラーニング"するゼロ>
 
ロックマンと言えば倒したボスの武器を使えるようになるのがお馴染みですが、ゼロの場合は様々な技や動きを"ラーニング"する形となります。

上方向や下方向への攻撃といった新技やエアダッシュや2段ジャンプのような新アクションもあり、ボスを攻略する度にできることが増えていきます。なお、ゼロの場合ラーニングした技の発動はコマンド入力(エックスのように武器を変更する形じゃない)となっているため、慣れていない人にはエックスよりも難しく感じさせる一因になっています。逆に慣れてくると状況に応じて咄嗟にできることが増えるため、より"プレイヤーとキャラクターが共に成長している感"があって楽しいです。
 
ちなみにゼロがラーニングできる技は「龍炎刃」「落鳳破」「空円舞」といったように漢字の技名となっていてカッコいいです。



<完全に主人公のゼロ>
 
ネタバレ注意!
 
『X』シリーズの特徴であるシリアスなストーリーですが、本作では特にゼロのシナリオに力が入れられています(というか完全にゼロが主人公)。
ゼロ側のシナリオのみに登場するシリーズ初のヒロインとなる女性型レプリロイド「アイリス」。ゼロとアイリスの悲しい行く末はアニメーションで用意されていますが、シリーズ屈指の印象的な名シーンです。
 
また、『X2』から示唆されていたゼロの正体ですが、本作ではゼロの過去がアニメーションとして描かれ、製作者とされるワ○リー博士も登場しました。
 
 

全体通しての感想!

 
本作に収録されている4作品はどれも今だに評価が高く、安定して楽しめる良作揃いのラインナップとなっています。アクション好きの方には鉄板でオススメできる名作と言って差し支えないですね。また、新規で収録された「Xチャレンジ」により、原作のシリーズをやり込んだという人にもプレイし応えのある内容となっています。(ダブルボス連戦、マジで辛かった・・・)
 
続く『X5』から『X8』まで収録した『アニバーサリーコレクション2』も同時に発売され、『アニバーサリーコレクション1』と『アニバーサリーコレクション2』セットとなったダブルパックも発売されています。
 
 
【ロックマンX アニバーサリーコレクションシリーズ】

 
 
【関連製品】

*1:PS4パッケージ版の場合。ハードや購入方法により異なります

HGUC ムーンガンダム【ガンプラレビュー】

【HGUC ムーンガンダム】


現在ガンダムエースにて連載中の作品『機動戦士MOONガンダム』より、早くも主人公機ムーンガンダムが発売されましたのでレビューしていきます。





目次


製品情報と内容物

 

  • サイズ :1/144
  • シリーズ:HGUC(ハイグレードユニバーサルセンチュリー)
  • 定価  :3,240円
  • 機体名 :AMS-123X-X

 


幻のコロニー「ムーンムーン」にて、ネオジオンのサザビーのプロトタイプ機バルギルの胴体に、ティターンズ残党のガンダムタイプの機体の頭部とサイコミュ兵器を移植されて完成したというかなり変わった経緯を持つ機体。


ストーリーもまだまだ序盤のため、どのような活躍をするのか、真価は未知数。



※こちらのレビューは組み立ての際に簡単なスミ入れのみを行ったパチ組み(塗装や改造をせず説明書通りに組み立てただけ)の物です。


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まずはパッケージ。
とにかくカッコいいです。お店で並んでいても一際目を引くデザインになってると思います。



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内容物。
ムーンガンダム本体、ビーム・ライフル、ビーム・トマホーク、クリアパーツのビーム刃、バタフライ・エッジ×2、エッジ用のビーム刃×4、サイコプレート保持用のアーム固定アーム×2、サイコプレート×8、専用スタンド、手首は標準の左右握り手に加え、左右の平手とビームライフル用の握り手(右のみ)が付属します。


定価3,000円オーバーとHGとしては高い部類ですが、それも納得のボリュームです。ランナーの成型色も多く、白系2種・赤・黄色・青(薄紫)・緑・グレー・クリヤー(透明)・クリヤーレッド・クリヤーピンク・黒の11種となっています。


また、本キットにはシールは付属されていません。上記のように豊富な成型色のみでこれだけの出来映えとなっています。


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ライフルを装備した状態で本体正面から。

サザビーのプロトタイプがベースになっているだけあって、肩や腹まわりに面影があります。



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ナナメから。

各所にモールドがあり、スミ入れし甲斐のあるキットです。



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後ろから。

バックパックにはサイコプレート保持用の可変式アーム可変式が左右に2基ついており、それに挟まれるようにビーム・トマホークの柄が。また、腕部の裏側には折り畳んだバタフライ・エッジが収納されています。



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本機体の特徴でもあるサイコプレート。
それぞれ微妙に形が違う4枚が左右対称に合計8枚付いています。

片面は機体色と同じ白、もう片面はサイコフレームのクリアーレッドになっています。


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サイコプレート同士は引き出し式のロック機構でかなりしっかりと接続できます。

プレート同士のポロリ基本的にはないと思っていいです。



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続いてプレート4基をつなげた物を2枚重ねにして背に装着した状態。νガンダムのようなシルエットになっています。この状態はこの状態で中々カッコいいですね。

プレートの重さのため自立は難しいです。付属の専用スタンドでプレートを支えて立たせるような形になります。



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後ろからみるとプレート部の大きさがよくわかります。

ちなみにプレートの保持機構はしっかりしているため重さに負けることはないです。そのため写真のようにスタンドでガンダム本体を保持してポーズを取らせることも可能。


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続いてプレート8枚をつなげて三日月のような形に。サイコフレームの赤色がかなり派手ですね。



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横から。こちらも単独での自立は難しいため、スタンドでプレートを保持します。

本体とプレートの接続は固定型のアームに交換。



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後ろから。
プレートの表面積も増えて本体がかなり隠れます。




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アップ。
個人的にはGP03ステイメンとスターゲイザーのあいのこのようなイメージ。

カメラ部分にはクリアパーツ(透明)とグリーン(不透明)の二種類から選べます。写真のものはクリアパーツにクリアグリーンの塗料を塗ってますが、奥まった所にあるためどうしても暗くなってしまいます。グリーンのパーツの方が見映えはよかったかも。



武装・可動・ポーズ

ここからは各種武装やポーズを取らせた所をご紹介。


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サイコプレートは専用の固定アームを使ってシールドのように装備することが可能です。写真はプレート2枚を使用してます。



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腕部に収納しているバタフライ・エッジは、そのままの状態でビーム刃を出すことも可能。



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バタフライ・エッジは勿論投擲状態にすることも。設定ではサイコミュによる遠隔ブーメランとしても使用が可能なんだとか。

複数の敵に向かって投げてるみたいな感じで。



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続いて4基2枚重ねのνガンダムモード(仮)。



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ビーム・トマホークは設定ではサーベル、トマホーク、ソードトマホークの3形態にできるようですが、本キットでは写真の状態のみビームパーツが付属。



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そして8枚連結の三日月モード(仮)。

ビーム・ライフルはパーツ2つのシンプルなモナカ構造。



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この形体とにかくカッコイイです。

各パーツの保持機構がしっかりしているのでポーズを取らせるときにポロリに悩まされることもないです。



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ボックスアートっぽい感じで。




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「行け!ファンネルたち!」
みたいな感じで。

まだ詳細がよくわかってないのですが、サイコプレートは飛ばして敵にぶつける系の物理兵器なのかな。




まとめ

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以上、ムーンガンダムのレビューでした。
シールレス、ポリキャップレス、各部の引き出し機構やロック機構と、最新のキット(2018/9現在)らしく様々な試みがなされている非常に野心的なキットだったと思います。完成時の出来もかなりよく、三日月モード(仮)で飾っておきたいですね。


「次何作ろうかな…」と迷っている方には是非おすすめしたい一品です。



※本記事中の「νガンダムモード」や「三日月モード」は僕が勝手に言ってるだけで公式のアナウンスではありませんので悪しからず。



 


【写真撮影に使用した背景の簡単作成方法】
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『ロックマン クラシックスコレクション2』の感想【ゲームレビュー】

『ロックマン クラシックスコレクション2』の感想とレビューです。
 


<目次>

 
 

『ロックマン クラシックスコレクション2』


 
 
定価:2,990円(税別)*1
機種:PS4、Xbox One、Steam*2
発売:2017年8月10日発売
  

歴代のロックマンシリーズ作品を多数収録したコレクションの第二弾。本作の収録タイトルは『ロックマン7』から『ロックマン10』までの4作品。

 

【収録タイトル】

  • ロックマン7 宿命の対決!
  • ロックマン8 メタルヒーローズ
  • ロックマン9 野望の復活!!
  • ロックマン10 宇宙からの脅威!!


初のスーパーファミコン作品となった『7』、同じく初のPS/SS作品となった『8』、ファミコン時代のシステム・雰囲気に戻した『9』『10』と、まさにロックマンシリーズの進化と原点回帰が共存したラインナップとなっています。


正直なところ個人的には『7』『8』あたりの時期に発売されていた『ロックマン&フォルテ』が収録されてなかったのが非常に残念…。

 
 

クラシックスコレクション2の特徴

まずは『クラシックスコレクション2』の製品全体としての主な特徴をご紹介していきます。
 
 
<非常に忠実な移植作>

本作に収録されている作品は、ゲーム内容やグラフィック等についてはすべて元製品(以後、原作と呼称)からの忠実な移植となります。悪く言えばそのままですね。
かつてPSPで発売された『ロックマンロックマン』や『イレギュラーハンターX』のようなリメイク作とは異なるイメージですね。


ただし、原作ではパスワードでの再開だった作品も進行状況をセーブ/ロードでの再開ができるようになっており、機能面ではきちんと進化を遂げています。



<中断セーブ機能が追加>

上記の通常のセーブ/ロードとは別に、中断セーブが可能になりました。これが非常に便利だった。

例えば、ゲームオーバーになってステージの最初からやり直さずに、ボス前から何度でも再挑戦といったことが可能になりました。



<DLCが標準搭載>

原作では有料のDLCだった『9』のブルースモードや『10』の追加ステージなども本作では標準搭載となっています。


<初心者も安心。防御力UPモード>

各タイトルにて受けるダメージを半減化する「防御力UPモード」が追加されています。シリーズ初心者やアクションが得意でないプレイヤーでも安心して楽しめるようにとの配慮となりますね。



<手応え十分。チャレンジモード>

各作品毎にストーリーモードとは別に「エクストラチャレンジモード」が新たに収録されています。複数のステージを繋ぎ合わせたリミックスステージや、中ボスとの連戦、バスター縛りでのボス連戦など、シリーズ熟練者にとってもプレイし応えのあるモードとなっています。




収録作品の感想・レビュー

続いて収録されている各作品についてのレビューや気になるポイントをご紹介していきます。
個々の作品の内容についてのネタバレが含まれる部分もございますので、ご注意ください。



『ロックマン7 宿命の対決!』

f:id:yumekichi730:20180812224148j:plain:w300
画像出典:ロックマン公式サイト


対応機種:スーパーファミコン
発売日付:1995年3月24日


<シリーズ初のSFC対応作>

『7』はロックマンシリーズとしては初のスーパーファミコン対応の作品となります。

FC→SFCへのハードの進化に合わせ、ボスの動きやステージギミック等々の表現力のアップ、ラッシュとの合体、ブルースシールド等ふんだんに盛り込まれた隠し要素など、シリーズの進化を感じさせる作品となっています。

また、同時期にSFCでのシリーズ展開が進められていた『ロックマンXシリーズ』との差別化のためか、随所にコミカルな要素が盛り込まれているのも特徴。特にステージクリア後の「ライト博士」「ロールちゃん」「ライトット」いずれかからの特殊武器の説明は必見!(まともに説明をしてくれるのはライト博士のみ 笑)


<ラッシュと合体!スーパーロックマン>

前半の4ステージにあるプレートを集めることで、ラッシュと合体してスーパーロックマンになることが出来ます。スライディングが出来なくなる以外には特にデメリットやコストもなく、特に大幅な機動力アップはステージ攻略の難易度が大きく変わります。

なぜか次の『8』以降のシリーズでは出てこなくなってしまったため、今のところは『7』限定での要素となっています。残念…。



<ブルースシールドが装備可能に>

いくつかの条件を満たすことでブルースからシールドを譲り受けることができます。一部の攻撃を防ぐことが出来るものの、スーパーロックマンとの選択となるため、入手までの手間の割にはあまり使い所がないのが残念なところ。


<ライバル、フォルテ登場!!>

ロックマンのライバルとして後の作品にも登場するフォルテは本作が初登場になります。明確なライバルキャラとしてはフォルテが初めてですね。(ブルースはライバルというとちょっと違うし)


当初は正体を隠していたこともありますが、なんとなく後のシリーズとキャラが違う気がするのは気のせいかな…。



<歴代最強の超鬼畜ワイリー>

毎度のラスボスであるワイリーですが、本作の彼はシリーズ歴代最強とも名高い鬼畜仕様となっています。回復アイテムでゴリ押しできるストーリーモードはまだしも、回復できないチャレンジモードの難易度は歴代屈指となります。僕もチャレンジモードは何回もトライしてようやく必勝法を見いだしましたが、それまでは完全に無理ゲーだったと思います。


参考までに個人的必勝法をご紹介します(長くなるので画像で)。多少のコツは必要ですが、馴れてしまえばノーダメ撃破も狙えると思います。
興味の無い方は飛ばしてロックマン8の紹介にGO!!

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『ロックマン8 メタルヒーローズ』

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画像出典:ロックマン公式サイト


対応機種:プレステ、セガサターン
発売日付:1996年12月17日(PS版)


<ついにプレステに対応!>

ロックマンシールドとして初のプレイステーション(及びセガサターン)に対応し、カセットからディスクになりました。それに伴い、グラフィックの向上、アニメーションの挿入、テーマソング、キャラクターボイス等の新規要素が大幅に追加された、まさにロックマンシリーズの進化を感じさせる作品となっています。特にロックマンやボスにボイスがついたことで、各キャラクターの魅力や個性がより際立つようになりました。


ちなみに原作はプレイステーションとセガサターンで発売されていますが、クラシックスコレクションに移植されたのはプレステ版となります。そのためサターン版にのみゲストとして登場したカットマンとウッドマンは残念ながら登場しません。



<まさかのE缶廃止>

長らくロックマンシリーズの代表的回復アイテムだったE缶(及びW缶M缶等)が廃止となり、任意のタイミングで使用できる回復アイテムがなくなりました。

その分、全体的な難易度が下がり、さらにステージの中間地点で武器エネルギーも全回復するようになっていて、あまり「難しくなった」という印象はありません。


<新兵器、ロックボール>

本作では過去の『6』『7』にあったラッシュとの合体システムはなくなりました。その代わり、かどうかはわかりませんが序盤で新武装「ロックボール」を入手することができます。


その名前の通りボール上の武器で、サッカーボールのように蹴って相手にぶつける攻撃になります。壁に反射させて本来攻撃しようのない敵を倒したり、踏むことで通常よりも高いジャンプができたりと、工夫次第で戦闘とアクションの両方でプレイの幅を広げることができます。


<強化パーツで自分だけのオリジナル強化!>

ステージで入手することができるネジは、チャージショットを強化したり移動速度を早めたりといった、ロックマンを強化するパーツと交換することができます。


手間をかければネジも無限に入手できた前作『7』とは違い、本作では交換できるネジには限りがあり、その上すべてのネジを集めたとしても全部のパーツと交換することができません。


必然的に入手すべきパーツの取捨選択となるので、自分だけのオリジナルカスタムをしたロックマンで攻略していくことになりますね。個人的には移動速度周りを強化したスピード系ロックマンが好みでした。




『ロックマン9 野望の復活!!』

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画像出典:ロックマン公式サイト


対応機種:Wii、PS3、Xbox360
発売日付:2008年9月24日


<原点回帰!懐かしのロックマン>

本作のテーマは「原点回帰」!!
前作の『8』から実に12年ぶりとなった新作はまさかのドット調のファミコンテイストに。ゲームのグラフィックがどんどん向上していくこのご時世にかなりのチャレンジをした作品だと思います。


ロックマンの定番アクションとなっていたチャージショットとスライディングも廃止され、ゲームシステム的には『ロックマン2』に近いものとなっています。


システムが原作回帰するに伴い、難易度も古い作品を思い出させる中々の難しさとなっています。「身体で覚える」というのがあてはまるほど、繰り返しコンテニューして慣れていく必要がありますね。その分、ラスボスも含めて練習をすれば攻略できるようになるバランスのとれた難易度設定がされていると思います。



<便利な特殊武器>

ロックマンの基本アクションがシンプル化したことに伴い、ボスから入手できる特殊武器の存在感がかなり増しています。


歴代最高の使い勝手を誇る武器もいくつかあり、特殊武器を使いこなせるか否かで難易度が大きく変わります。その影響が大きすぎたためか、次作の『10』では特殊武器は大きく弱体化してしまうことに…。



<ブルースが操作可能に>

本作では二人目の主人公としてブルースを選択することが可能になります。原作では有料DLCでしたが、クラシックスコレクションでは標準搭載のため追加でお金をかけることなくプレイすることが可能です。(一度ロックマンでクリアする必要あり)


ブルースとロックマンの違いとして、ブルースはチャージショットとスライディングが可能になり、一部の攻撃をシールドで防げるようになっています。その分、ジャンプ力や連射速度などの基本性能はロックマンに劣ります。そして何よりも敵から受けるダメージがロックマンの2倍となっており、この点も含めてブルースの方が難易度は高いです。



<満載のやり込み要素>

本編に加えて、様々なやり込み要素が追加されているのも大きな特徴です。

  • より難易度の高い「ヒーローモード」「スーパーヒーローモード」
  • クリアの時間を競う「タイムアタックモード」
  • 倒れるまで進み続ける「エンドレスモード」


等々、クラシックスコレクションで追加されたエクストラチャレンジ(リミックスステージやボスラッシュ等)と併せて、やり込もうとするとかなり遊べるボリュームになっています。



<9体目のボス、フェイクマン>

タイムアタックモードのスペシャルステージを選択すると、9体目のボスであるフェイクマンと戦うことができます。(原作ではDLCのため、一度クリアすることで解禁)



<アレンジサントラに有賀ヒトシ書き下ろし漫画>

現在発売中のアレンジサウンドトラック(ゲーム中の原曲が収録されているのは別製品)に、ロックマンメガミックスでお馴染みの有賀ヒトシ先生の書き下ろし短編漫画が封入されています。

内容は本作ゲームの冒頭部分、プロローグ的な内容となっていて、ゲームを始める前に読むのがぴったりな感じですね。昔からの有賀ファンとしては、これだけでも買いな1枚です。



※書き下ろし漫画のつかないサントラもありますので、ご購入される際はご自身でよくお確かめください。




『ロックマン10 宇宙からの脅威!!』

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画像出典:ロックマン公式サイト



対応機種:Wii、PS3、Xbox360
発売日付:2010年3月9日


<続・ファミコン調のロックマン>

前作『9』に引き続いてファミコン時代に戻ったかのようなテイストのロックマン。基本的なシステムは『9』を踏襲しつつ、新たに選べるプレイヤーキャラや隠しボスなどボリュームアップがはかられています。


ロックマンも相変わらずチャージショットやスライディングができなくなっており、可能なアクションは基本的に通常のバスターとジャンプのみです。



<ブルースとフォルテも操作可能!>

本作ではロックマンを含めた三人の主人公からプレイヤーキャラを選んでゲームを始めることができます。前作に引き続いてのブルース、そして『ロックマン&フォルテ』以来となるフォルテが使用できるようになりました。1つのセーブデータ内でのキャラを途中変更することは不可なため都合3周することになるわけですが、それぞれアクションや特徴が異なり個々のストーリーもきちんと用意されているので、プレイごとに違った楽しみ方ができます。


ブルースについては前作『9』と同様で、チャージショットとスライディングが可能なことに加えて一部の攻撃をシールドで防げるようになっています。その代わりジャンプ力や連射速度などの基本性能はロックマンよりも劣り、敵から受けるダメージもロックマンの2倍のより上級者向けのピーキーな仕様となっています。

フォルテの特徴ですが、アクション面ではダッシュが可能となった他、バスターが上・左右・ナナメの7方向にフルオートのマシンガンのように絶えず連写し続けることができます。その分、単発の威力が低い、射撃中は足が止まる(動きながら撃てない)、壁や障害物を貫通しないという部分が他の2キャラよりも劣る点となっています。


<三種類から選べる難易度>

ゲーム開始時に難易度が選択できます。当初は「イージー」と「ノーマル」の2つのみで、「ノーマル」をクリアすると追加で「ハード」が出現します。正直ノーマルでもシリーズ屈指の難易度だと思いますので、ハードモードはかなりのドM上級者向けと言えるでしょうね。


逆にイージーモードは即死穴が塞がっていたりボスが弱体化していたりと、初心者やアクションが苦手な人向けになっています。



<少し影が薄くなった特殊武器>

前作『9』の特殊武器が便利すぎたあおりを受けたのか、本作はいまいち使い勝手の良くない武器が多くなっています。壁や床にあてた爆風じゃないと威力が低いミサイル、雲が天井まで届いてからやっと降ってくる雷攻撃など。


ただ、ゲーム自体の難易度は高いため、ボス戦などでは特殊武器の選択が重要になってくるところは変わらずですね。


<ロックマンキラーが再登場!>

チャレンジモードに、ゲームボーイのシリーズ『ロックマンワールド』に登場したロックマンキラーたちと戦えるスペシャルステージが追加されています。

戦えるのはエンカー、パンク、バラードの3体。まあクイントは設定的にもアレだから仕方ないね・・・。ちなみにそれぞれのボスを倒すとちゃんとその特殊武器も使用することができます。





全体通しての感想!

前作となるクラシックスコレクション1では収録作品が『1』から『6』とファミコン版ロックマンの成長を感じることができるラインナップでした。
本作では初のスーパーファミコン作品、同じく初のプレステ作品、さらにはファミコン時代に戻ったかのような原点回帰作品も収録されており、ロックマンシリーズの原点と進化を1本で楽しめる非常に豪華なラインナップだと思います。
 
 
個人的に残念なところがあるとすると、『ロックマン&フォルテ』も収録して欲しかった点、そして『ワールド5』のスペースルーラーズや『メガワールド』の猿豚河童もどうにか登場させて欲しかった…。そのあたりの点はクラシックスコレクション3の発売を期待して待ちたいと思います。




2018年10月4日には8年半ぶりの新作となる『ロックマン11』の発売が予定されています。まだまだ進化を続けるロックマンシリーズ。これからも目が離せませんね。




【ロックマン クラシックスコレクションシリーズ】



【関連製品】

*1:PS4パッケージ版の場合。ハードや購入方法により異なります

*2:1+2同梱版はSwitch