ゆめろぐ

ゆめろぐ

自由を夢見るアラサー社畜が、仕事・趣味・生活について書き連ねていく雑記ブログです。

「ヱビスビール記念館」の見学に行ってきた!ビール好きには最高の空間

以前から気になっていたサッポロビール(株)さんの「ヱビスビール記念館」見学ツアーに行ってきました。過去にも何度か行こうとしたのですが、予約がとれず今回念願の初訪問になります。



ヱビスビール記念館はその名前の通りJR山手線の恵比寿駅が最寄りで、恵比寿ガーデンプレイスの中にあるため都内でのアクセスも非常に良好です。



まずは感想から端的にお伝えすると、





最高!!




ビール好きには堪らない、何度でも行きたくなること間違いなし!!





目次

0:恵比寿ガーデンプレイスへ

f:id:yumekichi730:20180108232216j:plain

まずは恵比寿ガーデンプレイスへ向かいます。JR恵比寿駅からお馴染みの歩く歩道を通っていくと、ガーデンプレイスの目の前に出れます。



f:id:yumekichi730:20180108232246j:plain

休日ということもあり時計広場では沢山の出店が出ていたりと大変賑わっていました。お店では、パン・お菓子・野菜・ジャム・調味料など様々なものが売られていました。


これはYEBISUマルシェと言って、毎週日曜に開催されているみたいです。



f:id:yumekichi730:20180108232513j:plain

「マルシェ」とはフランス語で「市場」を指す言葉ですが、当日は天気もよく周りの建物の雰囲気も相まって本当にフランスの小洒落た市場にいるみたいです。



f:id:yumekichi730:20180108232603j:plain

某花より男子で道明寺が牧野を待っていたオブジェもこの日はお店に囲まれてます。



f:id:yumekichi730:20180108232536j:plain

シャトー広場では期間限定のスケートリンクが設置されていて、親子連れを中心に楽しそうな声が聞こえていました。こちらは2/23までだそうです。



f:id:yumekichi730:20180108233417j:plain

少し早く着いたためサッポロビール本社の周りをフラフラしているとこんなものが。


サッポロビール恵比寿工場醸造棟建屋のレンガだそうで、年代を感じます。




1:いざヱビスビール記念館へ

f:id:yumekichi730:20180108233825j:plain

「ヱビスビール記念館」は恵比寿ガーデンプレイス内にある、サッポロビール本社の地下にあります。入口も地下に記念館専用のものが用意されていて、大きなビール缶のオブジェがお出迎え。



f:id:yumekichi730:20180108235636j:plain

入口を入った中にもビール缶のオブジェが。奥には恵比寿様の像も見えます。




f:id:yumekichi730:20180108235707j:plain

とても高級感あるエントランス。恵比寿様の描かれた絨毯も綺麗ですね。


受付はこの写真のちょうど下あたり、階段を降りた所にあります。




2:ヱビスツアー(有料見学)

ヱビスツアーについて

ヱビスビール記念館は入場無料でギャラリー等は自由見学も可能です。しかし今回は口コミ等でも非常に評判の「ヱビスツアー」に申し込んでみました。
ヱビスツアーは40分程度の見学ツアーで、行程は以下のように前半後半に別れています。最初から最後までブランドコミュニケーターというガイドの方がついてヱビスビールの歴史やこぼれ話・美味しいビールの注ぎ方など様々な説明をしてくれます。


【ツアー内容】

  • ギャラリー見学(20分)
  • テイスティング(20分)

 
 
 
テイスティングではヱビスビール2種類の試飲を楽しむことができます。(僕みたいに)これが主目的で来られる人が多いんじゃないでしょうか(笑)
ちなみにツアー参加のお値段は以下の通り。
(2018年1月現在)
 
 
【参加費】

  • 大人:500円
  • 二十歳未満~中学生:300円
  • 小学生以下:無料

 
 
ゲスな考え方ですが、きっちりとしたガイド付きのツアーにビール2杯でこのお値段は正直破格だと思います。ここでの売上や利益というよりは、ブランドイメージ・ファン獲得戦略の対応としての面が強いことが想像できますね。



f:id:yumekichi730:20180108235826j:plain

受付の横ではこのように空き状況が確認できます。この日は比較的空きも多く、僕の参加した回は予約なしで参加された人と事前予約した人が半々ぐらいだったようです。


事前予約はネットから可能です。


【ネット予約は公式サイトから】
ヱビスビール記念館 | 工場見学とミュージアム | サッポロビール



f:id:yumekichi730:20180108235739j:plain

ネット予約の場合はツアー開始の10分前までに受付をする必要があります。受付を済ませたらお馴染みの恵比寿様のロゴの下のソファで参加者とガイドさんが揃うのをのんびり待ちます。


ヱビスギャラリー見学

まずはギャラリーを見学。ヱビスビールの歴史を当時の様子や小話を交えてブランドコミュニケーターの方から説明を受けます。

要所で差し挟まれる小話やミニクイズが面白く、参加者で頭を捻ったり笑いが起きたりと和やかなムードで進みました。


ちなみにこのエリアは無料で自由見学も可能でした。


f:id:yumekichi730:20180108235851j:plain

1890年発売の最初のヱビスビール。戦前どころか一世紀以上前からあったんですね。
ビンの形状も現在のものより丸みがある感じがします。


ここから現在に至るまでの歴代の商品や、不況や戦争などの世界的情勢の影響を受けてどのように変遷していったかも踏まえて紹介されていました。



f:id:yumekichi730:20180108235923j:plain

現在の地名・駅名である「恵比寿」はヱビスビールの醸造所があったことでつけられたそうです。企業名ならばまだしも、1つの商品ブランドの名前が地名になるのは非常に珍しいことだとか。


ギャラリー内の展示にはこのようなパネルと併せて詳細な解説も書かれていますが、それはどうぞ現地で確かめて下さいということで割愛。


テイスティング

ギャラリーツアーのあとはおまちかねのテイスティング。参加者1名につきビール2杯までを頂くことができます。


当然ながら未成年の飲酒はできませんので、お子さんや飲めない人や運転がある人などはビールの代わりににジュースかお茶を選ぶことができます。親子連れにもきちんと配慮がなされてますね。実際記念館の中では親子連れも多く見かけました。


f:id:yumekichi730:20180109000111j:plain

テイスティングはこちらのコミュニケーションステージのテーブルにて。

このエリアはツアー客のみ立ち入りができました。ビールと同じ黄金色に光る木目調がいいですね。



f:id:yumekichi730:20180109000127j:plain

どこぞやの高級バーのような雰囲気。
ここでプロの方がビールを注いでくれます。



f:id:yumekichi730:20180109000203j:plain

まずは一杯目。
スタンダードなプレミアムヱビス


試飲ということでショットグラスぐらいのサイズなのかなと思っていたのですが、写真の通りちゃんとしたグラスで出して貰えます。


f:id:yumekichi730:20180109000246j:plain

二杯目。
よりまろやかな味わいの琥珀ヱビス


従来は一部のお店でのみ味わえたものですが、この季節は限定で店舗でも購入できます。



f:id:yumekichi730:20180109000408j:plain

テイスティングの際におつまみとして出されていた塩えんどう豆。塩味がほどよくビールにあいます。


記念館内のお土産コーナーで買うこともできます。



f:id:yumekichi730:20180109000347j:plain

麦芽の種類、ビールの美味しい飲み方、そして注ぎ方などを聞きながらの2杯…。


控えめにいって最高です!


美味しい注ぎ方の実演に用いられたビールをかけた争奪じゃんけん大会なども行われました。勝者にはビール(3杯目)と他の参加者からの拍手が送られ、終止和やかなムードでビールを楽しむことができました。



f:id:yumekichi730:20180109000427j:plain

飲みながら教わった美味しいビールの条件、フロスティミスト


泡と液体の中間にある細かい泡の層のことで、これがあると泡の持ちがよくなってビールの美味しさが持続するんだそうです。写真だと少し分かりにくいですが、液体部分の上の方に見える細かい小さな泡が、ビールと白い泡の境目で集まって霧状の層を作っています。


このフロスティミストを作る主な条件には、サーバーやグラスが清潔であることや注ぐ人の腕などがあるそうです。




こうして2杯のビールをを堪能したらツアーは終了です。最後まで様々なトークで参加者を楽しませてくれたブランドコミュニケーターの方には、参加者から大きな拍手が。



3:延長戦!

f:id:yumekichi730:20180109000705j:plain

まだまだ飲み足りない人は記念館内のテイスティングサロンへ。


ここで普通にビールやソーセージなどのフードを注文することができます。


f:id:yumekichi730:20180109000747j:plain

メニューはこんな感じ。
ビールは1杯 400円。フードは400円or800円。


f:id:yumekichi730:20180109000847j:plain

延長戦1杯目、オレンジサンライズ


本当にオレンジティーのような甘味のあるビアカクテル。


f:id:yumekichi730:20180109000905j:plain

コースターにもヱビスビールに関する小話が。


f:id:yumekichi730:20180109000922j:plain

裏面。



f:id:yumekichi730:20180109001017j:plain

延長戦2杯目。スタウトクリーミートップ


f:id:yumekichi730:20180109001129j:plain

コースターもビールの種類により異なります。


f:id:yumekichi730:20180109001142j:plain

裏面。


f:id:yumekichi730:20180109001044j:plain

続いてフード。
まずはビールのお供としては鉄板のソーセージ盛り合わせ。


f:id:yumekichi730:20180109001103j:plain

続いて濃厚ポークパテのクラッカー添え。



4:お土産

テイスティングサロンの横にはお土産コーナーが。すっかり出来上がっていたせいで写真はとり忘れましたが、ビールにあうおつまみや様々なグッズを買うことができます。



f:id:yumekichi730:20180109001259j:plain

テイスティングの際に出して貰った塩えんどう豆、そしてこれまたビールにあいそうなビヤスナック


端っこの箱はお家飲み用のグラスです。


f:id:yumekichi730:20180109001326j:plain

中身はこんな感じ。
シンプルなグラスですが、ある仕掛けが…。


f:id:yumekichi730:20180109001342j:plain

グラスが冷えるとこのように絵とグラスが浮きあがってきます。


この写真は撮影用に数分冷蔵庫に入れておいたものですが、当然ながら本来はこれが見れるのは冷たいビールを注ぎ込んだ時ですね。



帰りに早速買って帰ったヱビスビールを教わった注ぎ方で入れて飲んでみましたが、とっても美味しかったです(笑)



さいごに

ということでサッポロビールさんのヱビスビール記念館見学ツアーでした。



まさに至れり尽くせりで「これはファンになるなぁ」というのがストレートな感想です。実際にその日はヱビスビールを何種類か買って帰ってお土産のグラスで美味しく頂きました。



ビール好きならば絶対に楽しめると思います。「リピーターが多い」という噂も納得ですね。
個人的にも大大大満足で必ずまた行きたいです。
 
 
 
 
【公式サイト】
ヱビスビール記念館 | 工場見学とミュージアム | サッポロビール





【大人の遠足シリーズ】
www.yumekichi-blog.comwww.yumekichi-blog.comwww.yumekichi-blog.comwww.yumekichi-blog.com

これまで読んできたガンダム漫画を順番に紹介していく

ガンダムと言えば書店でも専用の棚が用意されるレベルの一大ジャンルとなっています。


本記事では、無数にあるガンダムの漫画の中から僕が実際に読んだ作品を順番にご紹介していきます。「久々にガンダム読みたいけど最近はどんな作品があるかわからない」「ガンダムの漫画多すぎてどこから入っていいかわからない」といった方の参考になれば幸いです。




<目次>

更新履歴

 

宇宙世紀(UC)系の作品

『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』

 

  • 作者: 安彦 良和
  • 出版: 角川コミックス
  • 発行: 全24巻(完結済)

 
 
まずはこれですね。ガンダムの漫画を語る上でオリジンは外せないでしょう。


初代ガンダムのストーリーをベースに、実際にアニメの作画も行っていた安彦良和よるコミカライズです。


話の本筋はファーストガンダムですが、シャア・セイラの過去や一年戦争開戦までの経緯といったいままで描かれることのなかった部分も加えられ、さらに一部設定の見直し等がされている「一年戦争の決定版」とも言える内容となっています。


「これから初代のガンダムのストーリーを知りたい!でもアニメを全話見るのは大変!」という方には鉄板でオリジンを読破するのをおすすめできます。


また、前述の通りシャアとセイラの過去のような追加エピソードが加えられていたり、アニメ版の矛盾点や不自然な部分などの設定変更や追加設定がされていたりと、既にファーストを知っている人でも十二分に楽しめる内容となっています。

個人的にはニュータイプの描写がアニメよりも深堀りして描かれていたように感じたのが一番のポイントですね。物語終盤にどんどんアムロが"あっちの方"に行ってしまっているような感じとか。



また、本作はアニメ化もされていて、シャア・セイラの過去編が発売中、ルウム戦役編が現在劇場公開されています。(2017年9月現在)
また、併せてプラモデルもどんどんラインナップが展開されています。

こちらの方も引き続き楽しみですね。


『機動戦士ガンダム サンダーボルト』


  • 作者: 太田垣康男
  • 出版: ビッグコミックスペリオール
  • 発行: 連載中・10巻(2017年9月現在)

 
 
スペリオールにて連載中のオトナのガンダム。


一年戦争末期、戦局における重要なポイントである旧サイド4宙域、通称「サンダーボルト宙域」をめぐる連邦とジオンの戦いを描く。連邦とジオン両軍のエースパイロットの2人が主人公となり、2人の戦いを中心として話が展開していきます。


最近の作品の中では抜群のリアリティと勢いを誇る作品です。
また、残酷な描写も多く、主人公達がしているのは「モビルスーツのバトル」などではなく「殺し合い」であり、ガンダムは本来「戦争」を描いた作品で、戦争とは残酷で恐ろしいものであるということを思い出させてくれます。ゆえに苦手な人は苦手かもしれません。


作者独自の解釈でアレンジ・追加設定されてたメカニックも見どころです。サブアームから追加シールドぶら下げているジムは至高!





『機動戦士ガンダム サンダーボルト外伝』

  • 作者: 太田垣康男
  • 出版: ビッグコミックスペシャル
  • 発行: 連載中・2巻(2017年10月現在)

 

ウェブにて配信されているサンダーボルトの外伝。1~3話程度で完結のオムニバス形式で、連邦ジオン両軍の名もなき兵士たちの戦いを描く。


モビルスーツはプロによる実際のガンプラ作例をデジタル処理で取り込んだもので、コミックスは全編フルカラー


物語本編の裏側で行われていた様々な戦いが一般兵達の視点で描かれており、やや大人な雰囲気はサンダーボルト本編と変わらず。少しいい話、悲しい話、残酷な話等様々で、後読感は初期のころのマスターキートンの様な感じを覚えました。


二巻ではついにあの人がエーススナイパーになった経緯が!


『機動戦士ガンダム ギレン暗殺計画』

  • 作者: Ark Performance
  • 出版: 角川コミックス
  • 発行: 全4巻(完結済)

 
 
ドンパチしない異色のガンダム。一年戦争の末期、サイド3(ジオン本国)のズムシティ・でおきた総帥ギレン・ザビの暗殺計画と、それを追う一人の捜査官の物語。ガンダムの醍醐味であるはずのモビルスーツ戦闘はあまり描かれず、捜査官である主人公がギレン暗殺計画の真相と、それに関わるジオン公国の闇の部分を追っていくというサスペンス色の強い作品です。


誰がどっち派で、あいつも怪しくて…。正直頭を使って読んでいかないとよくわからなくなってしまうんですが、それだけに読み応えは抜群。



また、ストーリーのメインとなるのはオリジナルのキャラクターですが、「マ・クベ」「トワニング」「トト家の養子」「サイド6(リボー)に潜入した特殊舞台」などガンダム好きならニヤリとせずにはいられないキャラクターたちも随所に登場(人によっては名前のみや顔写真のみだったり)してきます。



あと、ヒロインのエリースがかわいい。

『機動戦士ガンダム 光芒のア・バオア・クー』

  • 作者: Ark Performance
  • 出版: 角川コミックス
  • 発行: 全1巻(完結済)

 
 

サスペンスに続いて本作はドキュメンタリー風のガンダムです。一年戦争の最終決戦であるア・バオア・クー戦の生存者へのインタビューという形式で、戦場末期の両軍の状況などが語られます。N○Kとかでやってそうな戦後ドキュメンタリーっぽい感じ。


初陣の学徒兵、衛生兵、ジオンからの亡命など、様々な人物の視点から、一年戦争当時の技術的・政治的・経済的な観点も踏まえて語られます。一冊ですが非常に読みごたえのある、ガンダムファンであれば一読の価値は大有りです!


また、ジオン兵(特に一般兵)の視点から見た時の連邦の白い悪魔、ガンダムの恐ろしさが凄まじいですね。





『動戦士ガンダム MSV-R ジョニー・ライデンの帰還』

  • 作者: Ark Performance
  • 出版: 角川コミックス
  • 発行: 連載中・15巻(2017年9月現在)

 
 

個人的にイチオシの作品。舞台は宇宙世紀0090頃、逆襲のシャアの数年前。元々の設定にも謎の多いジオンのエースパイロット「ジョニー・ライデン」と、彼の所属していたとされるエース部隊「キマイラ」の謎とその行方を解明していくのが話の主軸となっています。


上記のようなミステリー要素に加え、MSVをベースにしているだけあって、様々なレア機体マイナー機体が綺麗なイラストで登場してくる非常に読みごたえのある作品になっています。数あるガンダムの漫画の中でも、MSの作画についてはこの作者さん(グループ?)が頭1つ2つ抜けている感じがしますね。


ネオジオン総帥として決起を控えるシャア、最近アニメ化されたTwilightAXIS のメインキャラなど、他作品のキャラクターが多数登場してくるのもシリーズファンには楽しいポイントの1つ。本作を読んだ人に「一番評価が変わった人物は?」と聞いたら恐らく間違いなく全員がゴップと答えるのではないだろうか。


あとジョニ子がかわいい。



ギレン暗殺計画から本作までのArk Performanceによる三作品は、一部登場キャラクターやエピソードがクロスオーバーしたり繋がっている部分があり、併せて読むとより楽しめると思います。
ただ、明確な続編と言うほどではないため、それぞれ単体でも十分に楽しめます。



『機動戦士ガンダム MSV-R 宇宙世紀英雄伝説 虹霓のシン・マツナガ』


  • 作者: 虎哉孝征
  • 出版: 角川コミックス
  • 発行: 全9巻(完結済)

 

タイトルは「こうげいのシン・マツナガ」と読みます。虹霓というのは虹の漢語表現なんだとか。


"白狼"シン・マツナガといえばMSVでジョニー・ライデンに続く知名度と人気を誇るジオンのエースパイロットですね。僕の記憶の限りでは「ギレンの野望」シリーズへの登場とガンプラMG(マスターグレード)での専用機の発売で一気に有名になったと思います。(僕もジョニーと併せてそれで知りました。)



名前は知っていても「結局何をしたのか、どこで活躍したのか」が実はよくわからなかったという人も多いシン・マツナガ。彼を主人公に、一年戦争における彼の軌跡を描いたのが本作です。MSVということで、ジョニー・ライデンや黒い三連星のメジャー所のほかにも、ロバート・ギリアム、トーマス・クルツなどの「名前は聞いたことあるんだけど…」なMSVパイロット達が多数登場するのも特徴。MSVファンにはうれしい所かもしれません。



ただ、それらのMSVキャラに加えて多数のオリジナルキャラクターも登場し話がややとっちらかってしまっているのが残念なポイント。また、宇宙世紀の史実(?)としてシン・マツナガ自体が目立った活躍をしていないためストーリーの盛り上がりがイマイチなのと、それを払拭するためか終盤がやや無理な展開になってしまった感も…。総じて惜しい作品というのが全体の印象です。コアなガンダムファンであれば外伝系の読み物としていいかもしれませんが、ガンダムに詳しくない人は「?」が並んでしまうかなというのが正直な感想です。


あとは作画の面で言うと、同時期連載のMSVモノである「ジョニー・ライデンの帰還」が色々と高クオリティのためそこと比較されてしまうのが中々苦しいところか…。でもこれを読んでマツナガの白ザクのガンプラは買いました(笑)。



余談ですが三巻あたりで気づきましたが本作の作者さんは過去に「終戦のローレライ」のコミカライズをされていた方だったんですね。終戦のローレライはガンダムUCの原作者の福井晴敏さんの小説で、個人的に大好きな作品だったので小説も漫画版も読んでました映画版についてはノーコメント。この人の人物作画(特に女性キャラ)は全体的に丸みがあるというか、言ってしまえば芋っぽいところがあるんですが、個人的には味があって好きです。パウラかわいいよパウラ。





『機動戦士ガンダムUC テスタメント』


  • 作者: 虎哉孝征
  • 出版: 角川コミックス
  • 発行: 全2巻(完結済)

 
モビルスーツが意思をもっているかのように物語の語り部となるかなり異色な作品。タイトルはユニコーンになっていますが、一年戦争からユニコーンまでの宇宙世紀を網羅した内容になっています。



意思を持った(かのような)モビルスーツの視点から、争うことをやめられない人間の行いを俯瞰的に語るというかなり斬新な試みに挑んだ作品となっており、内容はポエミーでもあり哲学的でもあり後半の雰囲気は神話的でもあったり…。この辺りは絵柄のクセも含めて、好き嫌いはかなり別れるというか読む人を選ぶ作品だとは思いますね。



例えば1巻収録の「デルタの鼓動」では、翼を得ることができなかった"わたし"(開発段階で可変機構をオミットされたデルタガンダム→百式)が、"デルタプラス"という新しい名前と"翼"を得て再び目覚めるまでのエピソードを、デルタガンダム自身の回想録のような形で百式系モビルスーツの系譜と共に描かれています。



他にも「シャアが登場したMS」「ジム系の系譜」「ドム系の系譜」「フルアーマーを冠した機体の系譜」など、各話のテーマにそってMSVを含めてかなりの数のモビルスーツが登場します。登場モビルスーツ種類数では他作品の追随を許すことはなさそう。



ちなみに作者は一つ上の『虹霓のシン・マツナガ』の虎哉さん。ユニコーンの原作(小説)の挿絵もやっていたんですね。それは本作を読んで始めて知りました。





『機動戦士Zガンダム デイアフタートゥモロー -カイ・シデンのレポートより-』


  • 作者: ことぶき つかさ
  • 出版: 角川コミックス
  • 発行: 全2巻(完結済)
  • 続編: 機動戦士ガンダム デイアフタートゥモロー -カイ・シデンのメモリーより-


またしても戦わないガンダム。ほぼ戦闘描写はなく、その文字数の多さに驚きます。


舞台背景は劇場版Zガンダムの時代。本筋のストーリーを補完するような形で、カイ・シデンの視点から描かれるオムニバス形式のサイドストーリー。基本的にはファーストもZガンダム(特に劇場版)をよく知っている人向けに、裏話を描いた作品です。


「Zにおけるアムロ専用機であるディジェはどうしてジオン系の見た目をしているのか?」「アムロらホワイトベースのメンバーが振り返る一年戦争」など、ファンとしては刮目せざるを得ない非常に濃い"読み物"となっています。

『機動戦士ガンダム デイアフタートゥモロー -カイ・シデンのメモリーより-』


  • 作者: ことぶき つかさ
  • 出版: 角川コミックス
  • 発行: 全2巻(完結済)
  • 前編: 機動戦士Zガンダム デイアフタートゥモロー -カイ・シデンのレポートより-

カイ・シデンのレポートの続編。続編とはいいつつも本作は初代ガンダムが中心となったストーリーです。作中の"現在"は宇宙世紀105年、カイの回想という形で一年戦争時のエピソードが語られていきます。


相変わらず文字量がかなり多く、モビルスーツが動くシーンは殆どないですが、その分読み応えは十分。じっくり中身を咀嚼しながら読んでいくと、一般的なコミックスの2~3倍の時間がかかります。


前作もそうですが、要は既存の作品を深堀りする系の作品のためガンダムをあまりよく知らない人には「?」かもしれませんが、ガンダムに詳しい人・特にファーストのファンの方にはおすすめできる濃密な作品です。



『機動戦士ガンダム戦記 REBELLION Lost War Chronicles』


 

  • 作者: 夏元雅人
  • 出版: 角川コミックス
  • 発行: 全2巻(完結済)

 



本作はガンダムゲームの1ジャンルを切り開いた同名のPS2用ゲームソフトのコミカライズです。地球上を舞台に、連邦・ジオンの部隊両方の視点から物語が進行し、やがて両部隊は戦場で激突する。


ガンダムの外伝物のコミカライズと言えばこの人ですね。この人の作品はメカ・キャラ共に非常に綺麗に描かれていて、作品に登場するモビルスーツだけでも見る価値ありです。陸ガンにゲルググにスナイパーⅡなど、アニメではあまり見ることの出来ないMSの活躍が見れるのが一番のポイントですね。



キャラクターも魅力的に描かれていて、ゲームをベースにした独自のストーリーも読んでいて面白い作品です、が…本作にはみんなのトラウマが。
ストーリー上必要だったのかもしれないけど、個人的にはあそこがなければ文句なしの名作だったなあ。



「撃つなラリー!!」



『機動戦士ガンダム外伝 REBELLION 宇宙、閃光の果てに…』

  • 作者: 夏元雅人
  • 出版: 角川コミックス
  • 発行: 全3巻(完結済)


ちなみにガンダム好きな方にはお馴染みですが、タイトルの「宇宙」は「そら」と読みます。


夏元雅人による外伝漫画の第2弾。PS2用ソフト「機動戦士ガンダム めぐりあい宇宙」に収録されていた外伝ストーリーである「宇宙、閃光の果てに…」のコミカライズ作品です。同じ作者ということで、前作であるLost War Chroniclesのキャラクターもちょいちょい出演しています。



舞台は主戦場を宇宙へと移した一年戦争終盤。隠密任務を受けた独立部隊「サラブレッド」に配備された2機のガンダム、「ガンダム4号機」「ガンダム5号機」を中心に物語が展開していきます。地上戦がメインだった前作に対し、本作は宇宙戦がメインとなります。


そしてゲーム版と同じく○○○が○○○いifストーリーも収録。そちらはソロモンの悪夢氏や3倍じゃない方の紅い人、不死身の第四小隊など一年戦争の両軍のエースがゲスト出演の豪華な大乱戦に。


なお、ヒロインであるオペレーターのミユ・タキザワのゲームでの声は釈由美子さんだったんですね。


リリアかわいいよリリア。




『機動戦士ガンダムU.C.HARD GRAPH 鉄の駻馬』

  • 作者: 夏元雅人
  • 出版: 角川コミックス
  • 発行: 全2巻(完結済)


「クワラン曹長」と聞いてすぐにピンと来る人はどのくらいの割合でしょう?
ある意味伝説の回となったファーストガンダムの第14話「時間よ、とまれ」にてワッパというホバーバイクを駆り生身でガンダムの破壊に挑んだ男がクワランです。


そしてまさかのクワランを主人公としたのが本作。いってみればアニメのガンダム14話の前日譚といったところでしょうか。舞台は一年戦争の序盤、クワラン曹長と仲間達が地球におりて劣悪な環境に悪戦苦闘しながらも任務をこなしていき、やがては連邦軍がついに戦線に投入したモビルスーツと合間見える…。作者は外伝コミカライズではお馴染みの夏元さんです。人物・メカニック共にクオリティの高い作画は鉄板です。


元々は「U.C.HARD GRAPH」という"リアルさ"に重点をおいたミリタリー色の強いプラモデルシリーズがあり、本作はその世界観をベースにして構築されています。併せてMSにのらない人物が主人公ということで、MS同士の戦闘がメインになりがちな他のガンダム作品とはまた違った趣のある作品です。


泥臭いのが好きな方におすすめしたい良作です。


 

『GUNDAM LEGACY』

  • 作者: 夏元雅人
  • 出版: 角川コミックス
  • 発行: 全3巻(完結済)

 


宇宙世紀を舞台に様々な時代・キャラクター・シチュエーションにスポットをあてて描かれるオムニバス形式の短編作品。作者はガンダムの外伝ではお馴染みの夏元雅人さん。


"レビル将軍が黒い三連星に捕虜にされてから脱走して「ジオンに兵なし」の演説を行うまで"
 
"一年戦争でEXAMを巡る争いを戦い抜いたユウ・カジマがアクシズショック(逆襲のシャア終盤)の光に見たものは…"
 
"ジオン劣勢となった地上での「闇夜のフェンリル隊」の最後の戦い"
 
"戦闘機乗りだった「踊る黒い死神」リド・ウォルフがMSにおいてもエースパイロットとして恐れられるようになった経緯"
 


など、ガンダム好きの琴線に触れそうなエピソードが多数用意されています。ジオニックフロント(PS2用ソフト)のようにあまりメディア化がされていない作品が取り上げられているのも嬉しいところ。


マドロック、ザクⅡC型、ジムクゥエルなど、普段あまり活躍する姿を見れない機体が描かれているのもポイントの1つ。


また、他の夏元作品に登場する外伝のキャラクターもクロスオーバーで多数出演します。ラストの3巻は外伝キャラオールスターのオリジナルストーリーとなっていて、作者のファンとしても見逃せない作品です。





『機動戦士ガンダム戦記 U.C.0081 -水天の涙-』

  • 作者: 夏元雅人
  • 出版: 角川コミックス
  • 発行: 全4巻(完結済)

 

PlayStation 3用ゲームソフト「機動戦士ガンダム戦記」のコミカライズです。上の方の「機動戦士ガンダム戦記 REBELLION Lost War Chronicles」とはハードも新たにした別作品ですね。連邦・ジオン両軍のそれぞれの部隊の視点で交互にストーリーが進行するのは前作と同じ形式です。
 

舞台は一年戦争終結後の宇宙世紀81年、初代とスターダストメモリーの間の出来事ということで連邦側はジオン残党の討伐部隊、ジオン側は連邦に新たな戦いを仕掛けようとする残党部隊が主人公になっています。
 

本作の一番の特徴はやはり新たに追加・新規デザインされたモビルスーツでしょう。前作では陸戦型ガンダム・ジムスナイパーⅡ・陸戦型ゲルググといった既存の量産機が活躍したのに対し、本作ではガンダム7号機・重装フルアーマーガンダム・ジーライン・イフリートナハトなどの(設定自体は過去からあったものの)ストーリーのメインとしてスポットがあたるのは初めてな新機体が多く登場します。

MSについては前作・本作どちらの形がいいかは個人の好みにもよりそうですね。


僕はどちらかと言えば陸ガンのような量産機の活躍の方が見たいタイプですが、本作の重装フルアーマーガンダムのようなゴテゴテした機体も大好きです。



『機動戦士ガンダム外伝 ミッシングリンク』


  • 作者: おおのじゅんじ
  • 出版: 角川コミックス
  • 発行: 全4巻(完結済)

 
 

PS3用ソフト「機動戦士ガンダム サイドストーリーズ」に収録されたオリジナルシナリオのコミカライズ。


ストーリーの流れとしてはガンダム戦記等に近く、一年戦争の時代を舞台に原作ゲームのシナリオに沿って連邦とジオン両部隊の視点から物語が進行し、やがて交わっていくというもの。


原作であるゲーム版の方は各所で酷評される残念な出来となってしまいましたが、僕はゲームオリジナルストーリーであるミッシングリンク(特にジオン側)は好きだったのでコミカライズも純粋に楽しんで読めました。


ペイルライダー、イフリート・シュナイドなどプラモデル化や他のゲームへの登場を果たした本作オリジナルの機体の活躍も見所の1つ。



他に個人的になポイントとして、作者のおおのじゅんじさんの作画がオリジン風(安彦タッチ)というところですね。最近では「ククルスドアンの島」のコミカライズをされています。アンネローゼのその後は描いて欲しかったなぁ。




『機動戦士ガンダムUC 虹にのれなかった男』


  • 作者: 葛木 ヒヨン
  • 原作: 福井 晴敏
  • 出版: 角川コミックス
  • 発行: 全1巻(完結済)

 
歴代ガンダム戦艦の艦長、かく語りき。
舞台は宇宙世紀0093年、逆襲のシャアの第二次ネオジオン紛争の直後。


ファーストから逆襲のシャアまで、ブライト・ノアの視点でアムロ・レイやカミーユ・ビダンら歴代ニュータイプとの関わりを振り返る。歴代主人公たちとは違う、大人の立場から観た宇宙世紀。


タイトルの通り最後にはユニコーンに繋がるようになっていて(本作のシナリオ担当はユニコーンの原作者の福井晴敏)、ユニコーンで「カッコいい大人の背中」をバナージに見せたブライト艦長の覚悟の裏側が垣間見える。


1冊完結と読みやすく、ガンダムユニコーンや宇宙正規のガンダムシリーズが好きな人ならば読んでおいて損はなし。ガンダムを愛するすべての"大人"に。



 
 

『機動戦士ガンダム U.C.戦記 追憶のシャア・アズナブル』


  • 作者: 大森 倖三
  • 出版: 角川コミックス
  • 発行: 全1巻(完結済)

 

赤い彗星を愛するすべての人に。


タイトルの通り、シャアを題材とした1~3話完結のオムニバスです。とは言いつつもシャアが主人公の話よりも、彼に関連する周囲の人物のエピソードが多くなっています。恐らく公式設定ではないと思いますが、ニューヤークやジャブローの戦いの裏側でシャアに影響された・翻弄された人々のエピソードが深堀りされていてガンダムファンであれば宇宙世紀の読み物として十分に楽しめるのではないでしょうか。



個人的に一番よかったのは「多分世界で一番有名なジムのパイロットの話」ですね。これ以上は内容のネタバレになってしまうので、どういった意味かは是非作品を読んでいただきたいですね。



ちなみに作者の大森さんは00やユニコーンのコミカライズも担当しており、ガンダム漫画ではお馴染みです。



『機動戦士ガンダム外伝 ザ・ブルー・ディスティニー』



  • 作者: たいち 庸
  • 出版: 角川コミックス
  • 発行: 連載中・4巻(2017年9月現在)

 

ガンダムの外伝ゲームの代表作とも言えるブルーデスティニーシリーズのコミカライズ。


新たな解釈による追加設定や新キャラクター、ブルー0号機・マリオン専用サイコミュザクなどの新モビルスーツも多数登場しています。


ブルー系のMSが好きな僕としてはメディアのあまり多くなかった本作が深堀りされるのは嬉しいところですが、新キャラや新機体を登場させるためにやや間延びしている感は否めないところ。「追加部分が蛇足」「喋りまくるユウに違和感が強い」といった意見もちらほら見かけますね。



2017年9月現在で既巻4巻、ゲームで言えば第二章の前半ぐらいでしょうか。今後の展開に期待して見守りたいところです。



『機動戦士ガンダム カタナ』


  • 作者: 曽野 由大
  • 出版: 角川コミックス
  • 発行: 全7巻(完結済)
  • 前作: 機動戦士ガンダム オレら連邦愚連隊

 
 


任侠ガンダム。(オルフェンズとは別)


舞台は一年戦争終結後の宇宙世紀0084年。地球連邦軍は内部の腐敗化と、ティターンズの台頭による規模縮小が進んでおり、かつては「連邦の懐刀」と恐れられた対テロ任侠部隊「BGST(バーゲスト)」も例外ではなかった。主人公はバーゲストに新たにやってきた隊長の少年。専用機である「ストライカー・カスタム」を駆りバーゲストと連邦の建て直しを宣言する。


基本的にMS同士の格闘戦が主体だったり、「仁義」なんて言葉が沢山登場するのが本作の大きな特徴です。作画については好みの別れるところだと思いますが、MSの格闘時の躍動感はなかなかのものだと思います。


また、ジムジャグラー・量産型ビグザム・オッゴなどのマイナー機体や、ブルーデスティニー・アレックス・サイサリスなどの意外な機体の活躍が見れるのも外伝漫画ならではですね。



アーケードゲーム「戦場の絆」とのコラボレーション要素が強く、本作の主人公機である「ストライカーカスタム」をはじめ多数の機体が「戦場の絆」に登場したり、当時「戦場の絆」をあつかったテレビ番組に出演していたインパルスの板倉俊之さんをモデルにしたと思しきキャラも登場しています。



正直設定的にはややあり得なく感じますし、作画も含めて好き嫌いは別れる作品だと思います。あくまで正史とは別の、外伝と割り切って楽しむのがいいかもしれません。




その他(アナザー世紀)系の作品

『超級!機動武闘伝Gガンダム』

  • 脚本: 今川泰宏
  • 漫画: 島本和彦、宮北和明とビッグバンプロジェクト
  • 出版: 角川コミックス
  • 発行: 全26巻(完結済)

 
 
アニメ機動武闘伝Gガンダムのキャラデザを勤めた島本和彦により、独自の解釈や設定が付け加えられたコミカライズ。Gガンダムをご存じない方は、とりあえずドラゴンボールのようなものと思っておいて頂ければ(雑)。


本作を一言で言えば、

「Gガンダム THE ORIGIN」



といった感じでしょうか。
特徴としては全編、劇画調。元々ガンダムの中では異色の熱血ものであったGガンダムですが、より熱く、そしてより暑苦しくなっています。(褒めています)



全体的なコミカルさも増していて、ドモンのキャラも違っています。コミカルさやツンデレっぷりが増しており、アニメ版のぼくとつな雰囲気よりはある意味年相応な感じに。

また、師匠やシュバルツが言うところの「未熟者」感も強くなっていて、「ライバル達と切磋琢磨し周囲の大人の助けも借りながら壁を乗り越えて一人前の男に成長していく」というドモンの成長物語色がより増しているように感じます。



とにかくGガンが好きな人であれば間違いなく楽しめると思いますので、突っ込んだり叫んだり(?)しながら肩の力を抜いて楽しむのがぴったりな作品です。





『ダブルゼータくんここにあり』

  • 作者: こいでたく
  • 出版: 復刊ドットコム
  • 発行: 全2巻(完結済)

 
箱根ヶ崎P.N.3さん(id:hakonegasakipn3)からご紹介頂いた作品です!




2~3頭身にデフォルメされ自らの意思をもったモビルスーツたちの暮らす村、「SD村」の住人たちの生活がほんわかと描かれています。真面目だけどのんびり屋で心優しいダブルゼータ君が主人公。


基本的には表紙の雰囲気の通りゆるい日常系作品で、愛らしいキャラクター達も見ていて非常に癒されます。いまはなきコミックボンボンなどに載っていそうな感じの漫画ですね。しかし、「子供向けかな?」と侮るなかれ。


強いとはどういうことか?勇敢さとはなにか?自分はどうしてここにいるのか?


生き方や在り方などについて哲学的とも言える問いかけが随所にあり、非常に深い内容になっていました。後半の展開からの胸にジンとくるラストは忘れられなくなります。大人になってから読んで良かったような、子供の時にも一度読んでおきたかったような、そんな不思議な作品です。


Zちゃん・ケンプファーちゃんなど一部(なぜか)擬人化されている女の子キャラクターが可愛らしいですね。ちなみに僕が一番好きなキャラクターはアッシマー君です。






『ガンオタの女』


  • 作者: 左菱虚作
  • 出版: 角川コミックス
  • 発行: 全3巻(完結済)

ガンオタ(特にシャアが大好き)であるが職場ではそれをひた隠しにしているバリバリ優秀なキャリアウーマンの主人公・賀ノ多うつきの奮闘と周囲の個性的な人物達の日常を描く、ゆる系+ビジネス系日常漫画。



主人公・賀ノ多(言葉の通りガンオタ)、後輩の真壁(マクベ)、勤め先のズーム物産(ズム・シティから)、賀ノ多惚れている男・岸利旭(キシリアザビ)、賀ノ多の家に居候する麻生ララ(ララァスン)など登場人物や設定にガンダムからのパロディが多く散りばめられています。


登場人物の細かいセリフや地名・物の名前等にもパロディが組み込まれているので、「ここもか!」「このキャラはあれか!」など見つけながら読んでいくのも楽しみ方の1つですね。



全体的な印象としては"なにかがちょっと惜しい"というのが正直なところ。前述の通りパロディネタを探して読むのは楽しいですし、終盤は少しホロリとさせられる所もあるのですが…。全編爆笑というほどギャグに寄ってもいないですが、かといってがっつり読み込めるほどストーリーが練り込まれているわけでもない。中途半端な感じになってしまっているのが非常に惜しい感じです。

題材は面白いだけに、惜しい!というのが感想です。4コマぐらいのほうがちょうど良かったのではないでしょうか。実際に4コマだった読み切り(コミックス未収録)の方が高評価のようですね。



でも賀ノ多さんとは普通に付き合いたいと思った。僕は連邦MS派なのでダメそうですが(笑)





まとめ

ここに記載した以外にも読んだ作品は沢山あったように思えるんですが、直近読んだものを中心に書いてみました。


今後発売される作品や、改めて読み直したものも順次追記していきたいと思います。



オススメの作品などもありましたらコメント等頂けると嬉しいです。





【ガンプラのレビューもやってます!】
www.yumekichi-blog.comwww.yumekichi-blog.com
 
 
 
【改造したガンプラの紹介や製作過程】
www.yumekichi-blog.comwww.yumekichi-blog.com

 
 
 
【これからガンプラを始めてみたい方はこちら!】
www.yumekichi-blog.comwww.yumekichi-blog.com
 


【お台場にできたガンダムベースに行ってきました】
www.yumekichi-blog.com


【カテゴリの記事一覧です】
www.yumekichi-blog.com

『約束のネバーランド』が面白い!息をつかせぬ展開にページを捲る手が止まらない

先日「アメトーーク 本屋で漫画大好き芸人」でケンドーコバヤシさんが紹介されてるのを見てからずっと気になっていた『約束のネバーランド』を読みました。


感想としては久々にアタリの漫画に出会ったな!というところです。とりあえず1巻を買って読み、すぐに再び本屋にいって残り全巻を買ってしまいました。



※記事の後半からストーリーに関わる重大なネタバレが含まれる部分があります。ネタバレのある部分は見出しに注意書をいれておりますので、これから読まれる予定の方はご注意ください。




目次


「約束のネバーランド」って?

【基本情報】


原作:白井カイウ
作画:出水ぽすか
雑誌:週間少年ジャンプ(集英社)
連載:連載中
巻数:既刊5巻(2017/9現在)


簡単なあらすじ
緑に囲まれた静かな孤児院グレイス・フィールドハウスでは、子供たちは血縁関係はないものの本当の「きょうだい」のように仲良く幸せに暮らしていた。ここにいる子供たちは6歳から12歳までの間に里親の元に送られていく。


主人公である11歳の少女エマはある日グレイス・フィールドハウスの恐ろしい真の姿を知ってしまう。彼女に待ち受ける運命とは…。


ネタバレなし感想

うん、面白かった!


題材としてはそこまで目新しいとは思わない(詳細は後述ネタバレあり感想で)けど、息をつかせない展開でページを捲る手が止まらなかった。読み終わった直後に続きを買いに走った漫画は久しぶり!


まだ5巻までではありますが、途中でグダるようなこともなく「え、どうなんの?どうなんの?」と常に思わせる展開が続きました。


綺麗な作画とかわいらしいキャラクター達も印象的です。しかし時折見せる各キャラクターの凄みのある表情と普段の穏やかな雰囲気との対比が特徴的でした。(個人的にはちょっとくどい感もあったけど)



中心となるキャラクターは、主人公である活発で身体能力・行動力に優れる少女エマ。知識・知略に優れるノーマン。クールなリアリストのレイ

ハウスでも最年長となる同い年のこの3人が中心となって物語が進んでいきます。元気・頭脳・クールはありがちですが安定した王道とも言える組合せですね。基本的には読んでいくうちにエマを応援したくなってくるんですが、キャラクターとしては個人的にはレイ君が一番好きですね。


『このマンガがすごい!2018』オトコ編第1位受賞!!

『このマンガがすごい!』はマンガに精通した著名人や書店員など総勢700人以上が選ぶ、まさに「今一番読むべきマンガを選ぶ」といっても過言ではないマンガ賞です。


最新の2018年オトコ部門でこの『約束のネバーランド』が見事1位に輝きました。



過去には『進撃の巨人』『暗殺教室』『聲の形』などが選出されており、それらの作品がその後アニメ化や映画化などをしたことを考えると、本作も今後の様々なメディア化が期待できるかもしれません。




ネタバレあり感想(1巻まで)

ここから1巻までのネタバレがあります。




ハウスの正体

ハウスの外側は作中で「鬼」と呼ばれる人ならざる化物が支配する世界でした。そしてハウスの正体は、その鬼に向けて子供たちを食用に提供するために育てる施設だったのです。ハウスから出荷される子供たちは高級品のためのびのびと健やかにかつ特別な教育を受けて育てられていました。


里親に貰われていくはずだった子が出荷されていくのを偶然見てしまったエマとノーマンはハウスの真実を知り、ハウスからの脱獄を決意します。と、ここまでが第一話になります。なかなかのインパクトで掴みとしてはばっちりだったのではないでしょうか。



ここからエマたちとハウスの責任者であるシスター<ママ>との頭脳戦がはじまります。命がけの頭脳戦というとなんとなくデスノートを思い出します。


○○に似ている

すでにネット上でも言われていますが、本作はカズオイシグロの小説『わたしを離さないで』に全体的な設定が似ています。この小説を知っている人ならば本作のあらすじを見たところでピンと来ているのではないでしょうか。


ただ、序盤の雰囲気は確かに似ているものの物語のベクトルや読者に訴えかける部分はかなり異なっているように思います。



イメージ的には『わたしを離さないで』の雰囲気で『アイランド』のテイストのストーリーが進む、といったイメージでしょうか。


【関連記事】
www.yumekichi-blog.com



ネタバレあり感想(5巻まで)

ここから5巻までのネタバレがあります。

印象的だった所・気になるポイント

【フィルの頑張り】
最終的に出荷まで猶予のある四歳以下の子供は一旦置いていくことに決めたエマ。そして残った子供の中では最年長のフィル。
四巻のおわりでフィルが残っていたことが判明したときには「逃げ遅れて脱獄失敗?」「それとも裏切り者?」と思ったものですが、ハウスの真実を受け入れ強い意思で残ることを承諾していました。このあたりのフィル関連の一連の流れは全体的にウルっとしながら読んでました。

年齢の割りに賢すぎるという指摘もありそうですが、そのあたりは特別な教育を受けている描写もあるしってことで。


【ノーマンのその後は】
読者が一番気になっているのはやはりここだと思います。第一章の終盤で他を生かすために"出荷"されていったノーマンですが、出荷されていく際の「え?」という困惑とも驚愕ともとれる表情が伏線となっている現状からしてもどのような形であれ再登場は間違いないと思います。

ありそうなパターンとしては、洗脳か世界のさらなる真実を知らされてしまった等の理由による敵になっての再登場でしょうか。それとも鬼側の誰かの手引きによって生存しエマたちがピンチになったときに助けに現れるパターンもありそうですね。


今後の展開に期待したい!!

5巻にて脱獄編は終了し外の世界の探訪編に突入しました。脱獄編についてはここまでの感想で述べてきた通り、常に次の展開が気になって手が止まりませんでした。


しかしちょっと生意気な言い方をすると、真価を問われるのはここからの展開だと思います。第一章は序盤のインパクトと勢いのままいきました。それがある意味で一旦リセットされるここから、第一章と同じような勢いで行けるのかグダってしまうかで最終的な評価が決まってくるのではないかなーと。


是非ここからの展開にも期待したい所ですね。



【2017/11/2】6巻が発売されました!(ネタバレあり)

11月2日に最新の第6巻が発売になりました。不覚にも気付かないで半月ほど経過していた…。


ついにハウスの外に出たエマたち。突如現れた謎の協力者。そして徐々に明らかになる"鬼の世界"の秘密と逆に深まる謎。


個人的な感想としてはこれまでの勢いをグダらせることなく今後にちゃんと期待を持たせる内容でした。「あれ、この先はもしかしてもしかして…」とページを捲るのを急かすような展開の仕方はやっぱり上手です。しかし謎のお助けキャラなどややご都合主義的な展開となってしまったのは否めない感じ。今後の展開に期待したい所です。




【2018/1/4】7巻が発売されました!(ネタバレあり)

2018年1月4日に最新の第7巻が発売になりました。今回は発売日に買えた…。


ついに目的地にたどり着いたエマたちだったがそこにミネルヴァの姿はなく、始めて登場した鬼側ではない大人、"オジサン"もかなりクセのある人物だった。エマはレイとオジサンと共に新たな目的地を目指して旅立つ。といった感じでちゃんと1巻ごとぐらいのペースで新しい展開を入れてきています。


ただ、5巻までの「脱獄編」と比べると勢いが見劣りしてしまいます。追い詰められた状況の中での読んでいて本当に息の詰まりそうな展開は少し鳴りを潜めているかなと。伏線の張りかたも少し雑になって、そもそも伏線のない切り札が突然現れたり…。


しかし今回も新たな展開に向かう所で終わっているので、今後に期待をして待ちたいところです。





8巻は4月4日に発売

次の8巻は2018年4月4日に発売が予定されています。週刊誌なのでコミックスの発売ペースも早くていいですね。


6巻以降やや失速してしまった感はありますが、目まぐるしい展開は相変わらずですので、今後の展開を楽しみに発売を待ちたいと思います。



頑張れ、エマ!!