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Switch『ロックマン11 運命の歯車!!』感想。新システムで進化を遂げた最新作




ロックマンシリーズのナンバリング最新作『ロックマン11 運命の歯車!!』の感想です。本作は複数ハードで発売されていますが、今回はSwitchでプレイしました。


原点回帰をテーマにファミコン時代のスタイルでいった『9』『10』から一転、ビジュアルやボイスを一新してアクションには新システム「ダブルギア」を加えてパワーアップ。正統進化を遂げた最先端のロックマンといったイメージの良作でした。

 
 

目次

製品概要

ロックマン11 運命の歯車!! - Switch

機種:Switch,PS4,Xbox One,Win
発売:2018年10月4日発売
ジャンル:アクション
プレイ時間:30時間
作品評価:90点

※プレイ時間はストーリーを各難易度でクリアし、アチーブメントを全て達成した所まで。


ロックマンシリーズのナンバリング11作目。
前作・前々作は「原点回帰」をテーマにファミコン時代のテイストの作風になっていたが、本作ではビジュアルを一新。新システム「ダブルギア」でアクションもパワーアップし、最新作としてふさわしい進化を遂げた作品になっている。


また、近年のロックマン作品ではお馴染みの「チャレンジモード」も搭載し、クリア後のやり込み要素もきちんと用意されている。 






作品の特徴や良かった点

新システム「ダブルギア」

本作のストーリーにも深く関わっている新システム。若き日のワイリーが開発したシステムで、ロックマンの新アクションとして登場。ゲーム中「スピードギア」「パワーギア」「ダブルギア」の三つの機能を使用することができるようになりました。本作のステージやボスの攻略、またチャレンジモード等は全てこのダブルギアを前提とした作りになっていて、このシステムを使いこなせるかどうかで攻略の難易度が大きく変わってきます。本作においては特殊武器よりも重要となるアクション(ただ本作は特殊武器の使い勝手も良い)。


「スピードギア」は高速化する能力。発動していると画面全体の動きがゆっくりになる。ステージ中の仕掛けの攻略や避けにくい敵の攻撃の回避等に活用できる。

「パワーギア」は攻撃力を強化する能力。発動中はバスターがパワーアップしたり、特殊武器も強化される。特殊武器については『ロックマンX』シリーズのチャージ特殊武器のようなシステム。

「ダブルギア」は体力が少ない時に発動が可能でスピードとパワーの両方を発動する。効果時間が切れると大幅に弱体化してしまう。




ちなみにこのダブルギアシステムは8大ボスやワイリーも使用してきます。前述の通りストーリー自体にも深く関わっており、本作を象徴するシステムになっています。




選べる難易度

本作はストーリーモード開始時に難易度を以下の4つから選択することが可能です。

・「NEWCOMER」:初めての人向け
・「ADVANCED」:久しぶりの人向け
・「ORIGINAL SPEC.」:現役プレイヤー向け
・「EXPERT」:熟練者向け


「NEWCOMER」では残機が無限になったり(ゲームオーバーでステージ最初からが無い)トゲや落とし穴での即死が無くなったりと、ロックマンシリーズどころかアクションゲーム初心者でも安心して楽しめる難易度になっています。逆に熟練プレイヤーからするとかなり物足りなく感じるかもしれません。


そこから難易度が上がっていく毎に、敵が増える、中間ポイントが減る、ステージ配置アイテムが減る、等段々と条件が厳しくなっていきます。とりあえずロックマンシリーズやアクションに慣れているプレイヤーであれば「ORIGINAL SPEC.」から始めることをおススメしますが、それでも初見ステージやダブルギアに慣れるまではかなり歯ごたえのある難易度設定になっていると感じました。


ちなみにアチーブメント/トロフィーの実績の中には難易度を指定しているもの(「EXPERTでクリアする」「ADVANCED以上でアイテムを使わずクリア」等)があったり、逆に指定が無いものは難易度を下げることで簡単に達成できたりするため、実績を埋めていく場合は複数の難易度で周回クリアをしていくことになると思います。僕もとりあえず「ORIGINAL SPEC.」でスタートしましたが、最終的には結局すべての難易度でクリアすることになりました。


 

絶妙な難易度・バランス調整

初プレイ時、本作の難易度はシリーズ中でもかなり高い方だと感じました。一応シリーズ作を全てプレイしてきたプレイヤーとして「ORIGINAL SPEC.」で始めましたが、ダブルギアにも慣れていない初見のステージではかなりコンテニューを繰り返した記憶があります。


ただ、ダブルギアシステムを理解して使いこなせるようになり、特殊武器の使いどころなどもわかってくると攻略の難易度は下がっていき快適なスピード感と程よい歯ごたえで攻略していけるようになります。1周目は色々試しながらじっくりと攻略、2周目は技を駆使してサクサクと攻略、といった楽しみ方ができるような難易度バランスになっていると感じました。


最高難易度である「EXPERT」後述のアチーブメントの「Dr.ライトシミュレーションをクリア」「1時間以内クリア(ORIGINAL SPEC.以上)」等についても、初見では難しすぎで絶対にクリアできないとも思いましたが、対策をしてある程度の練習をすればしっかりとクリアできるようになっています。「繰り返し死んでステージやボスの動きを身体で覚え、最終的には攻略できるようになる」というロックマンシリーズの伝統をしっかりと受け継いでいると思います。難しいと理不尽の間を通す絶妙なバランスになっていました。また、クリアまでには流石にそれなりの努力を求められるだけあって、達成した時の達成感もかなり高かったです。



やり込み要素

本作のやり込み要素は主に「チャレンジモード」と「アチーブメント/トロフィー」の2つ。

「チャレンジモード」は最近のロックマン作品ではお馴染みのモードで、ステージのタイムアタックやボスラッシュチャレンジ等のオーソドックスなものに加えて、少ないジャンプ回数や攻撃回数でステージ攻略を目指すモードや指定の色のバルーンを割りながらゴールを目指すモードなどバラエティに富んだものになっています。


「アチーブメント/トロフィー」は50個の実績を達成していくもの。PS4版であれば所謂トロコン。こちらもストーリーを進めるだけで入手できるものから、かなり難易度が高いものまで。特にその中でも鬼門となる実績が以下の2つ。


・「サバイバー」:チャレンジモードのDr.ライトシミュレーションをクリア
・「青き閃光」:ストーリーを「ORIGINAL SPEC.」以上で1時間以内にクリア


Dr.ライトシミュレーションは全30のオリジナルコースをクリアするチャレンジで、コースの中には触れたら即死のトゲの間を進んでいくような緊張感のあるものも含まれています。区切りになるステージ10・20・30にはボスが登場。当然ミスしたら最初からやり直し(途中2回だけ残機補充が可能)。事前に攻略動画等を見てしっかり対策すればクリアできないレベルではないですが、それでも難易度は高くミスしたら最初からのプレッシャーもあり個人的には本作のなかで一番苦労しました。

青き閃光は前述の通り「ORIGINAL SPEC.」以上の難易度でストーリーを1時間以内にクリアするもの。最初に「ORIGINAL SPEC.」でクリアしたときは(初見だったこともあって)6時間ぐらいかかったので絶対無理だと思いましたが、各コースをチャレンジモードのタイムアタックで練習して1ステージ毎にセーブしてタイムがかかりすぎたらやり直していけばこちらも達成できない内容ではないと思います。ちなみに達成時のタイムは55分とちょっとでした。

 
 

登場しない要素・キャラ

逆に過去作には登場したのに本作に登場しない要素やキャラクター。
ちなみに本作の完成度は非常に高いため、以下の要素は本作の欠点や残念ポイントと言うわけではないのであしからず。


・ブルース、フォルテは登場しない。
・プレイアブルキャラはロックマンのみ。
・アニメーションでのOPやイベントムービーは無い。
・ラッシュとの合体は無い。

 
 


【余談】amiibo ロックマン

ここからは余談ですが今回Switch版のコレクターズ・パッケージを購入しました。ガイドブックや布ポスター等が付属していますが、ロックマン11バージョンのamiiboも入っています。Switch版では本体やコントローラーにamiiboを近づけることで1UPや回復アイテムを入手することができます(同じamiiboでは1日1回まで)。




ちゃんと本作のロゴ付きのamiibo。勿論本作以外のamiibo対応ソフトでも使えるようです。



正面から。
小さいですが造形はしっかりしてます。




アップ。


台座には30周年のロゴ。
 
以上、コレクターズ・パッケージ付属amiiboのプチレビューでした。
 


総評

改めて評価をもう一度。

作品評価:90点


新ビジュアルと新システムで正統進化を遂げた、シリーズ最新作の名に恥じない良作でした。
初心者でも楽しめる難易度から、熟練者でも十分の歯ごたえのチャレンジまで、難易度・ゲームバランスの設定も絶妙だったと思います。


本作はそれなりに売れた様なので、このままシリーズ作品が続いていってくれるのを期待したいです。


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