HGUCの『ザクⅠ・スナイパータイプ』にモールド追加とかウェザリングとか今まであまりやったことのなかったことを色々と試してみました。
基本はパチ組みからの簡単フィニッシュですが、今回以下のテクニックを初めて試しています。
・スジ彫り追加
・四角や丸のモールドを追加
・赤や緑などのカラーチップの追加
・ウェザリング(ウォッシング・チッピング・ドライブラシ等)
課題もたくさんありますが全体的にそれなりにいい感じになってくれたんじゃないかと思います。色々試しながら楽しめたお気に入りの作品です。簡単フィニッシュなので全塗装や合わせ目消しはしていません。
ウェザリングについては『週末でつくるガンプラ凄技テクニック ~ガンプラ簡単フィニッシュのススメ~』を参考にしています。本体の汚しはザクキャノンの作成を、ライフルはジムスナイパーの作成を見ながらやりました。簡単フィニッシュで(手間のかかる合わせ目消しや全塗装をしないで)も非常にカッコよく仕上げられるテクニックが沢山紹介されており、初心者にも(むしろ初心者にこそ)おススメの本です。
目次
ザクⅠ・スナイパータイプ 写真
【基本情報】
- サイズ :1/144
- 機体番号:MS-05L
- 機体名称:ザクⅠ・スナイパータイプ
名前の通りザクⅠを長距離狙撃用に改修した機体。メカニックデザイン企画『ハーモニー・オブ・ガンダム』に登場。以降『戦場の絆』をはじめとするゲーム等に登場している。
パッケージには「戦場の絆」のロゴが。
作ったもの。
ザクスナ本体にビーム・スナイパーライフル、各種手首。
ザク・マシンガンはめんどいので多分使わないと思ったので作りませんでした。別キットで使うためのジャンクにしています。
まずは全身。
各所にスジ彫り・モールドの追加、ウェザリングをしています。
正面から見える部分としては胸部下部、腰のフロントアーマー、左肩のアーマー、太もも、脚部にスジ彫りを追加しました。右肩の丸モールドはスピンブレードを使っています。太ももの四角いモールドはラインチゼルと彫刻刀を使って掘っています。
また、両肩にはバトオペ2をイメージした緑と赤のカラーチップを付けています。緑と赤のランプは実際の飛行機や横浜の等身大ガンダムにもつけられており、遠くから機体の左右(=進行方向)を判別するため物ものようです。
ぐるっと一周。
肩アーマーには新規スジ彫りと赤のチップを追加。二の腕にもS字のスジ彫りを追加しています。
赤チップはプラ棒をちょうどいい長さに切って、ガンダムマーカーエアブラシシステムでメタリックレッドに塗装。
後ろ。
脹脛には同じくバトオペの機体をイメージした青のチップを追加。これもガンダムマーカーのメタリックブルーで塗装。
また、中心にまっすぐ出る合わせ目に沿ってスジ彫りを追加して段落ちモールド化を試しました。いい感じにモールドっぽくなったと思います。
右肩には緑のチップを追加。
他と同じくガンダムマーカーのメタリックグリーンを塗っています。
アップ。
モノアイはキット付属のクリアパーツをクリアイエローのスプレーで塗装し、裏側のピンを切り飛ばしてラピーテープで裏打ちしています。
ライフル。
これだけは金属が錆びたり剥げたりしたようなウェザリングを試すために塗装しています。
全体をつや消し系のブラックのスプレーで塗装し、シルバーのドライブラシでウェザリングしています。また、2つのセンサーはサイズの合うHアイズ(透明)にエアブラシでクリアグリーンを塗装しました。綺麗に光るように裏側にはラピーテープを貼っています。
いい感じに金属感を出せたんじゃないかと思っています。
ここからはライフルを持たせて。
ウェザリングはやりすぎてしまうと良くないということだったので、程よくを意識しました。
狙撃体勢。
この機体は右ひざに付いている格納式ニーパッドを使って射撃シーンを再現することが可能。
製作メモ
今回の製作は以下の手順でやっています。
・パーツ切り出し、ゲート処理、モールド追加、デカール貼り
・仮組み
・トップコート(1回目)
・ウェザリング
・トップコート(2回目)
・カラーチップ、クリアパーツを追加
個人的に大事だと思ったのが1回目のトップコートで、これにより無塗装でもウェザリングの塗料の食いつきが良くなりました。そこは前に作ったガンダムMk-Ⅱやシャアザクの反省が活かせたと思います。
仮組みまで(左)と完成品の比較。
大分プラスチックの質感・オモチャっぽさが消えていると思います。
続いて四角いモールド彫り方法のメモ。
定規を使ってプラ棒を目的の大きさ(彫るモールドの大きさ)に切り出し
彫りたい箇所に接着剤をちょん付けして貼り付け。
プラ棒の左側は既に彫り終わったモールド。
プラ棒の周りにガイドテープを貼り付け、最後にプラ棒を剥がしたら彫るモールドのガイドが完成。あとはガイドに沿ってラインチゼルや彫刻刀で彫っていきます。
ビフォアアフター。
肩のプラチップを取り付けた部分も同じようにして彫っています。
続いて脹脛の合わせ目を段落ちモールド化した部分。
ここは合わせ目に薄目のプラ版を挟み込んでガイドとして、ガイドの両サイドをスジ彫りしています。
スジ彫りの結果、パーツの端が段落ちになりました。
両方のパーツを合わせるとこんな感じ。
今回は片側0.15mmのラインチゼルを使い、両方合わせて3mmの段落ちとなるようにしました。
段落ちの奥にはまだ合わせ目自体は残っていますが、これだけ幅の小さい段落ちだとほとんどわかりません。
【改造で作ったもの】
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【簡単フィニッシュ】
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【写真撮影に使用した背景の簡単作成方法】
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【製作に使用した道具はこちら】
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