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ポケモンの世代間移動の方法と条件まとめ【GBAからSwitchまで】




 近年のポケモンGOブームを受けて、これからポケモンを始めてみたいと思った方向けに、おすすめソフトのご紹介記事を書いています。


www.yumekichi-blog.com




その中で"ポケモンの世代間の移動"を1つのポイントとして上げています。
これは端的に言えば「昔のソフトで育てた愛着のあるポケモンやレアなポケモンなどを、新しいソフトに連れていける」という機能です。昔からのファンやキャラクターへの愛着を大事にする、非常にユーザーフレンドリーな素晴らしい機能だと思っています。




ただ問題はやり方が非常にわかりにくい。どの世代から動かすかによっても機能や必要な物が違います。
僕も最近久々にやって色々調べてみたんですがはじめのうちは「ググれと言われてもググってもよくわからん」というのが本音でした。せっかく色々調べたので、今回はポケモンの世代間移動についてまとめてみました。





<目次>


ポケモンの"世代"とは?

まず始めに「世代」とは何かということを簡単にご説明しますが、端的にいうと「本編の何作品目か」による分類で、世代が変わると登場するポケモン・動作するハード環境などが変わり、通信交換や対戦ができるのも同じ世代同士のみとなります。


各世代についての説明と対応のソフトについては、こちらで詳しく書いてますので併せてご覧ください。


www.yumekichi-blog.com



一言でこえば、この世代をまたいだポケモンの移動こそが、「古い作品から新しい作品に連れていく」ということになります。




世代間移動の前提条件

世代間移動の大前提として以下のような条件があることを理解しておく必要があります。

  • 第三世代以降が対象
  • 第二世代以前は互換切れだが、VC版のみ移動が可能
  • 世代を飛ばしての移動はできず、1つづつ移動する必要がある(一部例外有)
  • 旧→新の一方通行にしか遅れない。世代を遡ることはできず、一度送ると戻せない。
  • 但し、第八世代・第九世代については『ポケモンHOME』を利用して、「第八⇒第九」「第九⇒第八」のやり取りが可能。
  • 交換ではないので、交換が条件の進化(ゲンガー等)はない。
  • 送ったポケモンの「おや」は発信元のままとなり、名前を変えることはできず、取得経験値は多くなる。
  • 各世代毎に移動の仕組みや条件が異なる
  • 一部限定ポケモンやソフト固有のポケモンは送れない場合がある。

 



最後の"世代毎に移動の方法が違う"というのが非常に面倒な問題です。
例えば、「第三世代から第四世代」と「第六世代から第七世代」の移動では方法も準備するものも違います。ハード環境が違うので仕方ないのですが、やっぱり分かりにくくていちいち調べるのも面倒です。




世代間移動の方法や条件

全体のイメージ


前述の条件も踏まえてまとめるとこの図のような感じになります。一つ一つ段階を踏む必要があることがわかるかと思います。


次から各世代間の移動手段について詳細にご紹介します。


①第三→第四「パルパーク」


 
【概要】
第三世代がゲームボーイアドバンスのカセットのため、DSのダブルスロット機能を使ってポケモンを移動させる。最新の3DSでは使用できないが、ダブルスロットのDSさえあればハードは1台ですむ。

つれてくるには第四世代の「パルパーク」という施設でサファリゾーンのようなミニゲームをクリアする必要がある。


【準備と条件】
<用意するもの>

  • 第三世代のソフト(発信元)
  • 第四世代のソフト(送信先)
  • ダブルスロット機能のあるDS×1台


<第三世代(発信元)>

  • 送るポケモンは一度に6匹。1匹しか送りたくなくても頭数は揃える必要がある。
  • 送る6匹はボックスに預けておく(手持ち不可)
  • 「ひでんわざ」を覚えていると送れないので忘れさせておく必要がある。
  • 道具は持たせてOK。ポケモンと一緒に持っていくことが可能。
  • ボックスが使えて送るポケモン6匹を用意できればシナリオ進行度は問わない。


<第四世代(送信先)>

  • 「ダイヤモンド」「パール」「プラチナ」の場合は221番道路、「ハートゴールド」「ソウルシルバー」の場合はセキチクシティにあるパルパークに到達している。
  • 全国図鑑を入手している。


【送り方】

  • ダブルスロット機能のあるDSに第三・第四の両ソフトをセットする。
  • 第四のソフトを起動し、タイトル画面で「○○からつれてくる」を選択。第三側のボックスが表示されるので画面の指示通りに送るポケモンを選択し一旦終了となる(この段階では未完)。
  • 第四でパルパークに行くと、サファリゾーンのようなミニゲームで送った6匹を捕まえられるようになる。
  • ミニゲームで6匹を捕まえるとボックスに送られ晴れて移動完了。


※その他注意点

  • 「ダイヤモンド」「パール」「プラチナ」では一度送ると同じソフト(第三世代)からは24時間送ることができない。


 
 

②第四→第五「ポケシフター」


 
【概要】
2台のDSを用意し、ワイヤレス通信を使ってポケモンを移動させる。パルパークから引き続き、誰得なミニゲームをいちいちクリアしないと送れない。今回のミニゲームは動き回るポケモンに、弓のような道具でボールをあてて捕まえる。


【準備と条件】
<用意するもの>

  • 第四世代のソフト(発信元)
  • 第五世代のソフト(送信先)
  • DS系のハード(3DS可)×2台


<第四世代(発信元)>

  • 送るポケモンは最大で6匹。ただし、1匹しか送りたくなくても頭数6匹は揃える必要がある。後述のミニゲームのやり方により1~5匹のみ送ることも可能。
  • 送る6匹はボックスに預けておく(手持ち不可)
  • 「ひでんわざ」を覚えていると送れないので忘れさせておく必要がある。
  • 道具は送れない。持たせている場合は自動的に第四側のバッグに戻る。
  • ボックスが使えて送るポケモン6匹を用意できればシナリオ進行度は問わない。
  • ギザミミピチュー(限定配信・現在入手不可)は送れない。


<第五世代(送信先)>

  • 殿堂入りし、15番道路にあるシフトファクトリーに到達している。
  • ボックスに6匹以上のあきがある。


【送り方】

  • 第五側でシフトファクトリー行き、画面の指示にしたがって進めるとダウンロードプレイが開始される。
  • 第四のソフトがささったDSを起動し、ダウンロードプレイを選択。
  • 第四側ハードにポケシフターのミニゲームがダウンロードされ、送る6匹を選んだらミニゲーム開始。
  • 6匹すべてにボールをあてて捕まえるとミニゲーム終了。第五側のボックスに送られる。
  • ちなみにこのとき6匹すべてを捕まえずに時間切れまで待つと捕まえたポケモンのみを送れる。捕まえずに終ったポケモンは第四に残る。3匹しか送りたくない時などはこの手段を用いる。

 
 

③第五→第六・七「ポケモンバンク、ポケムーバー」


 
【概要】
第五以降の移動はこれまでと少し違って、ソフトの機能ではなく「ポケモンバンク」というオンラインのサービスを利用する。「ポケモンバンク」はネット上のボックスに最大で3000匹までを預けることができる有償のサービス(年額500円)で、ポケモン版のオンラインストレージのようなもの。


「ポケモンバンク」のサービス自体は第六・第七世代専用となり、第五から送る際には「ポケムーバー」が併せて必要。


「ポケムーバー」はポケモンバンクに付随するアプリで、ポケモンバンクを登録していれば無料でダウンロードでき、第五世代のポケモンをポケモンバンクに送る際に使用する。


【準備と条件】
<用意するもの>

  • 第五世代のソフト(発信元)
  • 第六or第七世代のソフト(送信先)
  • 3DS×1台
  • インターネット環境


<第五世代(発信元)>

  • 送るポケモンをボックス1に入れておく。転送はボックス1の中身すべてのため、送りたくないポケモンは別のボックスに移しておく。
  • 道具は送れない。持たせている場合は自動的に第五側のバッグに戻る。
  • 「ひでんわざ」を覚えていても転送可能

 
 

<第六・第七世代(送信先)>

  • 3DSをインターネットに接続できるようにしておく。
  • 3DSに「ポケモンバンク」「ポケムーバー」のアプリをダウンロードする。
  • 「ポケモンバンク」に送信先のソフトを登録しておく。


【送り方】

  • 3DSに第五のソフトをセットし、「ポケムーバー」を起動。
  • 画面の指示通りにボックス1のポケモンを「ポケモンバンク」に移動する。ここで一旦終了。
  • 送信先のソフトに入れ換えて「ポケモンバンク」を起動。先ほど送られたポケモンが一時的に「てんそうボックス」に置かれているので、ポケモンバンクのボックス内に写すと、第六or第七世代のソフトにポケモンを引き出せるようになる。


【ポイント】

  • 仮に第五世代から最新の第七世代にポケモンを送りたい場合、上記の手順でポケモンバンクに移した後で第七世代のソフトから引き出せばよい。そのため、第六世代のソフトを用意する必要はない。
  • ただし、世代を遡れないルールはここでも同じため、一度でも第七世代のソフトで引き出してしまうと、ポケモンバンクに預け直しても第六世代のソフトには送れないので注意。

 
 

④第六→第七「ポケモンバンク」


 
【概要】
上記のポケモンバンクを利用する。第六のソフトから預けて、第七のソフトで引き出すだけなので一番わかりやすい。


ただしここでも「世代は遡れない」というルールは健在のため、一度でも第七世代のソフトに送ってしまうともう第六世代のソフトには送れなくなるので注意。



【準備と条件】
<用意するもの>

  • 第六世代のソフト(発信元)
  • 第七世代のソフト(送信先)
  • 「ポケモンバンク」がダウンロードされた3DS×1台
  • インターネット環境


【送り方】

  • 第六世代のソフト(発信元)のソフトをセットしてポケモンバンクを起動し、ポケモンを預ける。
  • 第七世代のソフト(送信先)に差し替えてポケモンバンクを起動し、ポケモンを引き出す。


【ポイント】

  • 一度でも第七世代で引き出してしまったポケモンは、再びポケモンバンクに預け直しても第六世代のソフトでは引き出せなくなっているので注意。
  • ORASのおきがえピカチュウはポケモンバンクに預けることができない(ORAS間での通信交換以外できない)

 
 
 

⑤VC版ソフト→第七「ポケモンバンク、ポケムーバー」


 
【概要】
第五からの移動と同じで、「ポケムーバー」の機能を利用して「ポケモンバンク」に一旦預ける形で送る。ただし第五世代からの移動とは違い、VC版からポケモンバンクに預けたポケモンは第七世代のソフトでしか引き出せない。


発信元の対象はVC(バーチャルコンソール)版のソフトである「赤」「緑」「青」「ピカチュウ」「金」「銀」。当然ながらカセット版からは送ることができない。


また、2018年1月26日に発売のVC版「クリスタル」も同様に送ることができるようになる予定。


【準備と条件】
<用意するもの>

  • 「ポケモンバンク」「ポケムーバー」「発信元のVC版ソフト」がダウンロードされた3DS
  • 第七世代のソフト(送信先)
  • インターネット環境


<VC版ソフト(発信元)>

  • 送るポケモンをボックス1に入れておく。転送はボックス1の中身すべてのため、送りたくないポケモンは別のボックスに移しておく。
  • 「ひでんわざ」を覚えていても転送可能

<第七世代(送信先)>

  • 3DSに「ポケモンバンク」「ポケムーバー」のアプリをダウンロードする。
  • 「ポケモンバンク」に送信先のソフトを登録しておく。


【送り方】

  • 「ポケムーバー」を起動。
  • 画面の指示通りにボックス1のポケモンを「ポケモンバンク」に移動する。ここで一旦終了。
  • 送信先のソフトに入れ換えて「ポケモンバンク」を起動。先ほど送られたポケモンが一時的に「てんそうボックス」に置かれているので、ポケモンバンクのボックス内に移すと、第七世代のソフトにポケモンを引き出せるようになる。


【ポイント】

  • 第五世代からの転送と違い、VC版からポケモンバンクに預けたポケモンは、第七世代のソフトでしか引き出せない。

 
  
  

⑥「ポケモンバンク」→「ポケモンホーム」(第八・第九世代)


 
【概要】
第八世代・第九世代の作品については、2020年にリリースした「ポケモンホーム」によって「ポケモンバンク」からポケモンを連れてこれるようになりました。「ポケモンホーム」は「ポケモンバンク」の進化版のような感じのものでSwitch版の他にスマホアプリ版も配信されています。Switch版とスマホアプリ版はそれぞれできる機能が異なり、当然双方でアカウント・データの連携が可能です。

また、「ポケモンホーム」を利用した移動に限り、過去作品ではできなかった世代を遡っての移動(第九世代⇒第八世代)も可能になっています。そのため、最新作の第九世代『スカーレット』『バイオレット』から、第八世代『ソード』『シールド』『LEGENDS アルセウス』『ブリリアントダイヤモンド』『シャイニングパール』にポケモンを送ることも可能です(検証済み)。ただし、当然ながら送ることができるのは受け取る側の第八世代ソフトで登場・解禁されているポケモンのみになります。


さらに、「ポケモンポーム」には『Let's go』シリーズや『ポケモンGO』からもポケモンを連れてくることができます。


【ポイント】

  • 「バンク」から「ホーム」にポケモンを連れてくることが可能。ニンテンドーアカウントの取得等の手続きが必要。
  • 「ホーム」は無料プランと有料プランがあるが、「バンク」から連れてくるには有料プラン(月額360円)の加入が必要。
  • 「ホーム」と第八・第九世代ソフト間はポケモンの行き来が可能だが、一部制限がある(各ソフトに登場しない・解禁されていないポケモンは送れない)。
  • そのためせっかく「バンク」から「ホーム」に連れてきても、目当てのソフトに送れず「ホーム」に置いておくだけになってしまうポケモンもいるので注意。
  • 『Let's Go』⇒「ホーム」と、『ポケモンGO』⇒「ホーム」は一方通行。ゲーム側に戻すことは出来ないが、『Let's Go』は「ホーム」から一度も他のソフトに送ってないポケモンのみ戻すことが可能。
  • 『ポケモンGo』⇒『Let's Go』も一方通行で移動可能(スマホとSwitchの連動が必要)。送ることができるのは『Let's Go』に登場するポケモン(第一世代+アローラの姿+メルタン系)のみ。
  • 第九⇒第八世代の世代を遡った移動も可能(送り先ソフトで引き出せるポケモンのみに限る)

 
 
 

【補足】第五世代からポケモンホームへ直送する場合

 
第五世代のソフトからポケムーバーを使ってポケモンバンクにポケモンを送った場合、第六世代や第七世代のソフトを介せずにポケモンホームに直送できるのか気になったので試してみました。結論から言うと「第五世代⇒ポケモンホームに直送したい場合でも第六・第七世代のソフトは必要」でした。詳細な流れは以下のような感じになります。


・第五世代のソフトからポケムーバーを使ってポケモンバンクの「転送ボックス」にポケモンが送られる。
「転送ボックス」からはホームへの引っ越しができない
・一度第六世代か第七世代のソフトを入れてバンクを起動して「転送ボックス」から他のボックスに対象のポケモンを移す。
・改めてバンクからホームへの引っ越しを行う。
 
このため、例えば第三~五世代のソフトからホームにポケモンを移動したい場合でも、バンクを通る際に第六か第七世代のソフトは必要になります。今後のバンクのサービス販売停止(とその後にいつか来るであろうサービス終了)に向けて急いで最短手番でSwitchにポケモンを移動したいという方の参考になればと思います。
 
 


 

現時点で世代間通信手段のないソフト

 
2022年11月18日に発売された最新作『スカーレット/バイオレット』(第九世代)は、現時点では「ポケモンホーム」との連動機能はありませんでした。

しかし、2023年5月30日についに連携が解禁されました。これにより、現状第三世代以降のナンバリング・リメイク作品で世代間通信手段のないソフトはありません(外伝作品等を除く)。

 


ポケモンバンクの無償化について

 
第5世代以降の世代間移動に必要な『ポケモンバンク』及び『ポケムーバー』ですが、2023年3月28日9時をもって無償化と新規DLの終了となりました。これは3DS系ハードの生産中止と、それに伴うニンテンドーeショップのサービス終了を受けてのものです。

当面は『ポケモンバンク』自体は無償サービスとして継続されるようですが、遠くない将来『ポケモンバンク』自体もサービス終了となることが予想されています。また、新規購入とDLが終了してしまったため、2023/3/28までにポケモンバンクを購入・DLしていなかった場合に新規で入手する手段がなくなってしまいました(強いて言えばポケモンバンクの入ったハードを中古で探しだすぐらいか…)。


本件については以下にて現在わかっている情報や、期日までにやっておくべきことを整理しました。


www.yumekichi-blog.com


ポケモンバンク自体の今後についてはまだ未発表ですが、公式からの発表があり次第随時情報を更新していこうと思います。
 
 
 
 

おわりに


もう一度全体のイメージ図を貼っておきます。




ご覧頂いた通りかなり複雑で、すべてを把握するのは中々大変です。僕の場合は結局一つ一つ個別に調べたのですが、やり方がすべてまとまっているといいなあと常々感じていました。せっかく自分で調べたのでこの記事にまとめた次第です。


一応ほとんどは自分でもやっているので間違いはないと思っていますが、なにか細かい間違いや漏れなどがありましたらコメント頂けると助かります。



 



【関連記事です】
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