ゆめろぐ

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スター・ウォーズの外伝ドラマシリーズの感想【Disney+】




最近スター・ウォーズには本編の映画作品の他に、外伝となるアニメ・ドラマのシリーズが多数存在しています。


最近Disney+でその辺を順番に見ているので、見た作品の感想を書いておこうと思います。とにかく数が多いので、これから見ようかと思っている方のために「事前に見ておくべき作品」を書いています。ただ、映画作品本編(エピソード1~9)は最低限見ていることを大前提としています。あくまで外伝作品なのでスターウォーズ本編を知ったうえで楽しめる作品がほとんどだと思います。


また、極力作品の根幹に関わるようなネタバレは無いようにしていますが、感想や他作品との関係を書いている都合上「○○のシーズン2に他シリーズの△△が出てきた!!」みたいなことが書いてあることがあります。各作品の事前情報を一切入れたくないという方はご注意ください。


本記事で紹介している作品はすべてDisney+で視聴することが可能です(2024年12月現在)。
なお、こちらのページはドラマシリーズの感想になります。(数が多いのでドラマとアニメで分けました)
 
【アニメシリーズの感想】
www.yumekichi-blog.com



目次


各作品の時系列

そもそもですが、スターウォーズって映画以外にも外伝作品がめちゃくちゃ多いので、色々な作品見てると時系列こんがらがって「あれ、まだモール生きてるんだっけ?」みたいになるので(だいたいモールとボバのせい)、時系列をまとめた雑年表を作りました。これに見た作品を書き足して整理しながら視聴していきたいと思います。

スター・ウォーズの暦はEp4のヤヴィンの戦い(初代デス・スターの破壊)を0年としてそれ以前(紀元前的な)のBBYと、それ以後のABYで表記されています。
 
BBYBefore the Battle of Yavin) ヤヴィンの戦い以前
ABYAfter the Battle of Yavin) ヤヴィンの戦い以後
(0 ABY:ヤヴィンの戦い=初代デス・スター破壊=Ep4)


【参考文献】




見た作品の感想

ここからは実際に視聴した各作品の概要や感想です。



マンダロリアン(2019年)

作品概要

スター・ウォーズ 『マンダロリアン』 シーズン1 公式アートブック
 
<公開>
2019年11月12日~

<話数>
全24話(8話×3シーズン)
 
<時系列>
Ep6の後。銀河帝国の崩壊から5年後。(9 ABY)

<事前に見ておくべき作品>
最低限映画のEp1~6を見ていれば楽しめると思いますが、可能であれば『クローン・ウォーズ(アニメシリーズ)』『反乱者たち』を見ていた方がより理解が深まり楽しめるシーンがあります。
「過去作を全部見ている暇はないけど必要な事前情報が知りたい」という方は、「アソーカ・タノ」「ボ=カターン」の2名(ネタバレのため一応白文字で記載)を検索してwiki等でどんな人物か見ておくといいと思います。

また、『ボバ・フェット/The Book of Boba Fett』は本作のシーズン2と3の間の出来事になっています。そこでの出来事がシーズン3でのマンドー達の行動にもつながっているため、シーズン2と3の間に必ず『ボバ・フェット/The Book of Boba Fett』を見ていくことをお勧めします。
 



<シーズン1>

公開:2019年11月12日~
話数:8話
時間:31~47分

銀河帝国の崩壊後無法地帯となった星々を舞台に、マンダロリアンアーマーを身に着けた一匹狼の賞金稼ぎとフォースを使うヨーダと同じ種族のザ・チャイルドの出会いと戦い、旅立ちを描いている。シーズン1は多くの謎や伏線が残されていて、今後のシーズンの展開に期待したい。最初にビジュアルをちらっと見た際はマンダロリアンと言うことで「主人公の正体は実は『反乱者たち』のサビーヌか?」なんてことも思ったが、普通に男性が演じていて全然別人だった。サビーヌ等のマンダロリアン関係のキャラクターの登場にも期待。

 
【今後の展開が気になる要素(ネタバレのため白文字)】

  • 最終話のラストで敵キャラのモフ・デギオンがダークセイバーを持っていたサプライズ。「反乱者たち」の段階でサビーヌからボ=カターンの手に渡ったはずだが、その後何があったのか
  • この時代に生きている(と思われる)ジェダイ関係者はスカイウォーカー一族、行方不明のエズラと彼を探しにサビーヌと旅立ったアソーカ、(生きていれば)フォールンオーダーのカルやシアあたりか。この辺りのキャラクターの登場にも期待
  • 普通に結構数がいる帝国残党たち。ボスが叩かれただけだから当たり前と言えば当たり前か。ファーストオーダーに繋がるような展開も今後あるのか


<シーズン2>

公開:2020年10月30日~
話数:8話
時間:34~54分

色々と核心に迫る展開になってきたシーズン2。なんかだんだんマンディが「孤高の一匹狼」ではなく「不器用なおっちゃん」に見えてきて、可愛く感じるようになってくる(笑)。中盤から終盤にかけて意外な人物の登場が続いてファンにはたまらない展開だった。色々過去のシリーズも色々見ておいて良かったという感じ。特に最終話は衝撃。まさに神回だった。とりあえず新作のボバ・フェットのドラマシリーズに繋がりそうな流れだったのでそちらも楽しみ。また、マンダロリアンのシーズン3もありそうなのでそっちも期待。オビ=ワンもあったり、マーベルのMCUのように色々クロスオーバーしながら展開していきそうなのは今後が非常に楽しみ。

【今後の展開が気になる要素(ネタバレのため白文字)】

  • サプライズ登場をしたルークと共にマンダロリアンの元をはなれたグローグー。Ep7~9には出てこないのでその後が気になる所。シーズン3で明かされていくのか
  • スローン大提督を探していたアソーカ。スローンと言えば「反乱者たち」のラスボスで、エズラとともに行方不明になっていたはず。アソーカが主役のドラマシリーズの噂もあるので、そこでの展開も楽しみな所

<シーズン3>

公開:2023年3月1日~
話数:8話
時間:33~58分

ディン・ジャリン、グローグー、ボ=カターン、銀河に散っていたマンダロリアン達の故郷マンダロアへの帰還を描くシーズン3。相変わらずこのシリーズはハズレが無いというか、毎話毎話面白くて見出すと止まらなくなってしまう。この後には映画『マンダロリアン&グローグー』の製作が予定されており(2026年5月公開予定とのこと)、ドラマシリーズとしてはおそらく一区切りになると思われるシーズン。それに見合った熱い展開てんこ盛りで、特に終盤は映画レベルの派手な内容(多分映画レベルの予算かかってる)で、クローン戦争から続くマンダロリアンの戦士たちの戦いの一つの到達点としてかなり見応えのある内容になっていた。本筋からするとそこまで必要でもないように見える寄り道(6話の大半とか)もしっかり面白いのがスター・ウォーズらしい。

前述の通り本シーズンの内容は『ボバ・フェット/The Book of Boba Fett』の出来事を前提にしているため、シーズン2の後にそちらを見ておくことを強く推奨。

【今後の展開が気になる要素(ネタバレのため白文字)】

  • やはり帝国残党にとって非常に重要な人物であるスローン大提督。今回もまだ登場はせず、今後の重要な敵役になりそう
  • 本作で初めて(多分)言及された「ネクロマンサー計画」。主導しているのはハックス司令官(続三部作の副官的なポジだったあの人。思ったより重要人物?)
  • 複数の部族をまとめ上げて、マンダロアでマンダロリアン達のリーダーとなったボ=カターン。
  • ギデオンによって破壊されたダークセイバー
  • グローグーを我が子として引き取ったマンドー。再びマンダロアを旅立ち、ネヴァロに拠点を構えつつ新共和国の仕事を請け負っていくことにした二人

 



ボバ・フェット/The Book of Boba Fett(2021年)


作品概要

 
<公開>
2021年12月29日~

<話数>
全7話(1シーズン)

<時系列>
Ep6の後。ドラマシリーズ『マンダロリアン』の前後。(9 ABY)

<事前に見ておくべき作品>
実質『マンダロリアン』の続編(シーズン2.5)のような作品となっているため、事前に『マンダロリアン』のシーズン1と2を見てからの視聴をお勧めします。逆に観ていないと話が繋がらない部分が出てきます。
 

<シーズン1>

公開:2021年12月29日
話数:7話
時間:39~60分

映画本編のEp5~6に登場した賞金稼ぎのボバ・フェットを主人公としたストーリー。物語はEp6でボバがサルラックに飲み込まれた後どうなったのかという話と、『マンダロリアン』で登場した後の話の2つの時系列が並行で進んでいく。上に書いた通り実質『マンダロリアン』の続編(というかシーズン2.5)のような作品であり、2つの時系列の間の話(特に重要なアーマーを取り返す経緯等)は『マンダロリアン』で描かれていたりするのでまずはそちらを観てからの視聴を強く推奨。メインの話はタトゥイーンに帰ってきたボバがジャバ亡き後の支配者となるという話だが、前述の2つの時系列の話を行ったり来たりするのが結構長く続くので正直前半から中盤までは単調に感じてしまった。逆に5話以降で前作主人公のマンディや何人かのサプライズ登場キャラが出てからは話が一気に加速して面白くなった気がする。最終回はそのままの勢いで非常に面白かった。


本作のボバの印象は「丸くなったなあ」といった感じ。少しキャラの変わった経緯もちゃんと描かれているが、特に序盤はあまり戦うシーンもないし動物に優しいおじさんになったという印象が強い(笑)。


【今後の展開が気になる要素(ネタバレのため白文字)】

  • ポストクレジットシーンでバクタ・タンクに入れられて治療(?)を受けていたコブ・ヴァンス保安官(キャド・ベインに撃たれて死んだと思われていたが・・・)


オビ=ワン・ケノービ(2022年)

作品概要

<公開>
2022年5月27日~

<話数>
全6話(1シーズン)

<時系列>
Ep3とEp4の間。Ep3の10年後。Ep4の9年前。(9 BBY)

<事前に見ておくべき作品>
映画本編のオリジナルトリロジー(Ep4~6)、プリクエルトリロジー(Ep1~3)までを観ておけば問題ない内容になっています。
 


<シーズン1>

公開:2022年5月27日
話数:6話
時間:39~60分

タイトルの通りオビ=ワンを主人公としたストーリー。時系列はEp3とEp4のちょうど中間のようなタイミングで、ユアン・マクレガーの若オビ=ワンとアレック・ギネスの老オビ=ワンの中間のような中年オビ=ワンが描かれている。オーダー66後の世界・ジェダイ狩りを仕事としている尋問官・オビ=ワンとベイダーの再会・幼き日のルークとレイア等、スターウォーズの本編映画を補完するような内容で、シリーズファンとしてはそれだけで観る価値は大いにあり。・・・ではあるものの、ドラマ作品単体としては正直アラも目立つというか、『マンダロリアン』⇒『ボバ』⇒『オビ=ワン』と順を追うごとにクオリティが低下していっているような気がしてならないのが残念。本作のイマイチポイントは何よりもストーリーの展開と演出が良くない。既に前後の物語が決まっているという制約があるのはわかるけど、物語上の制約と見せたい内容が噛みあっていない感じがする。真剣に捕まえる気のない誘拐犯・当てる気の一切感じないブラスター(これは今に始まったことじゃないけど)・何故か全くとどめを刺そうとしない優しいベイダー卿等、ご都合的な展開が気になってしまって話が入ってこないシーンが多かった。序盤の腰抜ケノービからジェダイとしてのオビ=ワンを取り戻すまでの展開もイマイチ入り込めなかったのは残念。


それでもベイダーの身体になった後のアナキンとオビ=ワンの再会と対決や、袂を分かつ前の共にジェダイであった若き日の二人の姿など、ファンとしては「これが観たかった!!」と大声で叫びたくなるシーンもちゃんと盛り込まれていることも確か。また、作品の時系列としては『反乱者たち』よりも前なので、本作で自分を取り戻したオビ=ワンが『反乱者たち』でモールとの決着をつけたと思うと感慨深い。個人的なMVPはフォースがあるでもない普通の人間の身で尋問官に立ち向かったオーウェンおじさん。

シーズン1と書いていますが、シーズン2以降があるかどうかはシーズン1終了時点では不明。
 



キャシアン・アンドー(2022年)

作品概要

<公開>
2022年9月21日~

<話数>
全12話(1シーズン)

<時系列>
Ep4の5年前。(5 BBY)

<事前に見ておくべき作品>
本作はスピンオフ映画『ローグ・ワン』の登場人物が主人公となっていますが、時系列的には『ローグ・ワン』の前の作品になっています。ただ、『ローグ・ワン』を見ていないとキャシアン自体が「誰だコイツ」になるので、映画本編のオリジナルトリロジー(Ep4~6)、プリクエルトリロジー(Ep1~3)、ローグ・ワンまでは観ておいた方が楽しめると思います。
 


<シーズン1>

公開:2022年9月21日~
話数:6話
時間:39~60分

スピンオフ映画の『ローグ・ワン』に登場したキャシアン・アンドーが主人公のドラマシリーズ。時系列は『ローグ・ワン』の5年ほど前で、シーズン1ではキャシアン・アンドーが反乱同盟軍に参加するまでを描いたストーリーになっている。まず本作の特徴を一言で表すとすれば「スター・ウォーズらしくないけどとってもスター・ウォーズ」。そもそもスピンオフのさらにスピンオフみたいな作品なので映画本編の重要なキャラクターはほとんど登場せず、フォース・ジェダイ・シス・ライトセイバーといったおなじみの要素も全く登場しない。この部分はスター・ウォーズらしさが全然ないといっていいレベル。ただ、反乱同盟すらない時代の帝国の圧政が描かれていたり、のちに反乱同盟の創設者となるモン・モスマが反乱同盟設立のため帝国内で密かな戦いを進めていたりなど、スター・ウォーズファンであれば楽しめる・刺さる部分が確かにある。個人的には全体通してはそれなりに楽しめたが、いろいろな部分がとにかく冗長で12話は確実に長かったと思う。特に前半は退屈なところが多く、ネットで本作の感想を見ていても「序盤がつまらなくて切った」と「最後まで見て楽しめた」の両極端な2意見が多かったように感じた。キャシアンの過去とか全然活かされてない設定(ここはシーズン2で活きてくるのかもだけど)あたりをカットして半分の6話でサクサク進めていた方が評価は上がったんじゃないかと思う。

現在の情報によるとシーズン2まで作られる予定で、『ローグ・ワン』の冒頭までつながる内容になる模様。
 



今後観る予定の作品

 
今後観ようと思っている作品です。
 
・アソーカ
・アコライト
・スケルトンクルー


見ようと思っていたものが貯まってしまっているので、機会をみて視聴して感想を追加していこうと思います。
 
 

www.yumekichi-blog.com