ゆめろぐ

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仕事・趣味・生活について書き連ねていく雑記ブログです。

ドラマ『アソーカ』の5話が神回だった【スター・ウォーズ】




普段スター・ウォーズのドラマやアニメ系の作品は感想をまとめているんですが、ドラマ『アソーカ』の5話があまりにも神回過ぎて色々と言いたいことが出てきたので個別に感想を残しておくことにしました。

今回はドラマ『アソーカ』をはじめ、スター・ウォーズ各外伝作品のネタバレがバリバリ含まれますのでご注意ください。
また、本内容は書いた私の主観に強く基づいたものになります。また、過去の外伝作品や書籍、レジェンズ作品等すべての知識を網羅しているわけではないので間違いとかも結構あるかもです。その点あらかじめご了承ください。


【ドラマ全体の感想はこちら】
www.yumekichi-blog.com




目次

  
 

【前置き】アソーカについて

 

アソーカへの思い入れ

アソーカ・タノは映画作品には一切出てこないため、「スター・ウォーズの映画は好きだけどアソーカは知らない」という人も多いと思います。しかし、スター・ウォーズの外伝作品の代表格であるアニメ『クローン・ウォーズ』においては主役級と言ってもいい重要なキャラクターです。

知らない人向けに一言で言えば、「アナキンのパダワン(弟子)」。正直この一言だけで興味がグッと沸く人も多いんじゃないでしょうか。アソーカとアナキンが出会い、クローン戦争を共に戦い、そしてオーダー66で袂を分かってしまうまでの話こそが『クローン・ウォーズ』といっても過言ではない側面があると思います。『クローン・ウォーズ』の映画1本+アニメシリーズ全133話を見てきた身からすると、スター・ウォーズ・サーガ全体を通してもかなり愛着のあるキャラクターになっています。特にファイナルシーズンのラスト4話はアソーカを主役にした「裏Ep3」と言ってもいい内容とクオリティになっていました。ちなみにアナキンとの出会いの時点(22BBY)でアソーカは14歳、オーダー66の時点(19BBY)で17歳です。アソーカ誕生が36BBYでアナキン誕生が41BBYなので、アソーカはアナキンの5歳年下です。


そして、次に映像作品に登場したのは同じく外伝アニメの『反乱者たち』。本作はEp4の数年前を舞台にした作品(『クローン・ウォーズ』からは十数年経過)で、オリジナルトリロジーでルーク達の陣営となる反乱同盟の結成に関わる重要な物語。ちなみにドラマ『アソーカ』とも繋がる要素がかなり多い作品で、そういった意味でも『反乱者たち』は重要な作品。そこでは他の生き残りのジェダイたちと同じく帝国から身を隠しながら、「フルクラム」のコードネームで主人公エズラら"反乱者たち"に支援・協力をする立場で登場します。序盤は「謎の協力者」ポジでしたが、シーズン2からは本格的に参戦し、シーズン2の最終話ではついにかつての師であるアナキン(ベイダー)と対決を果たしました。このマラコアでのベイダーとの対峙の時点(3BBY)でアソーカは33歳。見た目的に20代半ばぐらいかと思ってたけど計算したら思ったより大人になってました(アソーカの種族のトグルータが人間族と同じ年の取り方をするのかはわからないけど)。ちなみにこの時のアナキン(ベイダー)は38歳。これが現時点で2人が生きている状態で出会った最後で、ドラマ『アソーカ』ができるまでの最後の会話になっていました。

「アソーカ」(アナキン)
「アナキン・・・」(アソーカ)
「あなたを置いては行かない。今度こそね」(アソーカ)
「では死ぬしかない」(アナキン)
(『反乱者たち』シーズン2・第20話より)


その後はドラマ『マンダロリアン』シーズン2の13話「ジェダイ」で実写での初登場を果たし、ディン・ジャリンとグローグーに道を示しました。また、続く『ボバ・フェット/The Book of Boba Fett』6話で登場した際には既にルーク・スカイウォーカーと面識があり、訓練をするルークとグローグーを見守っています。そして満を持してのドラマ『アソーカ』で主役に。公式の明言は見当たらなかったけど各種の記述から『マンダロリアン』から『アソーカ』まではすべて9ABY(もしくは+1~2年ぐらい)のようなので、9ABY時点では45歳になっています。


やっぱりアソーカは『クローン・ウォーズ』のパダワン時代の印象が強かったので、いつの間にか自分より年上の「アソーカさん」になっていたのは不思議な気分。多分これって親戚のおじさんが「昔はあんなにちっちゃかったのにいつの間にか大人になって・・・」って言うやつと同じ感情だ(笑)。



PS3のゲームに付いてたアソーカのフィギュア(これ目当てで買った)

アナキンもいるよ(この並びをいつまでも見ていたかった・・・)




もしもあの時・・・

前置きもうちょっと続きます。
アソーカとアナキンに関係するところでどうしても考えてしまうのが、「もしもEp3の時にアソーカがいてくれたら・・・」ということ。『クローン・ウォーズ』中盤で起きた事件によりジェダイ評議会への信頼を失ってしまったアソーカは自らジェダイ騎士団を、つまりアナキンの元を去りました(改めて見返してみてもアソーカの容疑が晴れたシーンでのウィンドゥとヨーダの謝罪になってない上から目線何様コメントがホンマ腹立つ)。んでシーズン7で再会したときのアナキンの嬉しそうなリアクションときたら、もうそこ思い出すだけでちょっと泣ける。

もしも、『クローン・ウォーズ』中盤でのアソーカの離脱がなくEp3本編の時点までアナキンの傍にいたとしたら、もしかしたらアナキンはダークサイドに落ちることを避けられたかもしれないんじゃないか、パドメのことだって色々察していたアソーカにならオビ=ワン以上に相談できたこともあったろうし、と考えることがあります。アソーカが去り、オビ=ワンは別任務で出張中、意を決して相談したヨーダの回答はとんだ的外れ、全くアナキンの話に取り合おうとしないクソ上司のウィンドゥ、そして唯一親身になってくれるパルさん。そりゃ何度見返してみてもダークサイド行っちゃうよねという状況。あの時あの瞬間にアソーカかオビ=ワンのどちらかがアナキンの傍にいてくれていたら、もしかしたらダース・ベイダーは誕生することなくシディアスすら撃破して早々にフォースにバランスをもたらす未来に進んでいた可能性もあったかもしれない、と思うわけです。

そうするとパドメはどうなるんだって話になるんですけど、そもそもの死因自体も作中描写では卵が先か鶏が先か的な話でそいういうとこ結構ガバいのがスター・ウォーズみたいなとこあるし、「アナキンの闇落ちを回避したことで暗い未来のビジョンを打ち消して、ジェダイ騎士団大勝利!!希望の未来へレディ・ゴー」みたいな感じで何とかなるんじゃないかという気がしています(だめかな?)。

当然ながらアナキンがベイダーにならなければそもそものオリジナル3部作すら存在しないので、その未来を望むことはそれすなわち「スター・ウォーズ否定」になるでしょう。僕自身もダース・ベイダーはすべての作品のすべてのキャラクターの中でも1番と言っていいくらい大好きなんですが、それと同じぐらいアナキンも大好きで、なんならEp3の「闇落ち後・溶岩落ち前」の生身ベイダーが一番好きまであったりして、実在の人物のように複雑な感情が入り乱れるキャラクターです。いつか『ビジョンズ』とかマーベルの『ホワット・イフ...?』みたいな完全にパラレルのIF世界線でいいからアナキンがアナキンとして、アソーカやオビ=ワンとともに戦い抜くみたいな話も見てみたいと思っています。



ドラマ『アソーカ』の時系列は9ABYと仮定

ドラマ『アソーカ』がいつの話(ABY何年なのか)は公式に明言している文章等は見つけられませんでした。ただ、ざっと調べた限り以下のような情報が出てきます。

・『マンダロリアン』S1~2は9ABY
・『ボバ・フェット』も9ABY
・『アソーカ』は『マンダロリアン』S3と同時期もしくはすぐ後
・『マンダロリアン』S3は9ABY説と11ABY説


最初の二つは手元にある公式の書籍にも記載されているので、『マンダロリアン』S1~2及び『ボバ・フェット』が共に9ABYであることは確定として扱います。3点目については『マンダロリアン』S3と『アソーカ』同時期という関係者のコメントがあり、さらに『アソーカ』7話内にてテバ大尉がマンダロアでのギデオンとの戦いにふれているので、同時期もしくは直後ぐらいの関係で問題ないと思います。

そうすると『マンダロリアン』S3がいつの話なのかによって『アソーカ』の時期もわかるわけですが、9ABY説と11ABY説どちらにも一定の根拠と怪しい部分があります。まず9ABY説についてはそもそも公式(Disney+)の紹介ページに「シーズン3」と明記した上で「ベイダーの死から5年後の銀河を舞台に」とかかれているのが根拠の一つ。ベイダーの死は4ABYなので、この記述を信じると『マンダロリアン』S3は9ABYというのは正しいように見えます。また、11ABY説の場合『ボバ・フェット』から『マンダロリアン』S3の間、いち早くマンダロアの鉱山に向かいたいと思っているはずでありかつ他に行く当てもないマンドーが2年間もどこで油を売っていたのかが疑問になります。逆に9ABY説を採用すると、『マンダロリアン』S1~3、『ボバ・フェット』、『アソーカ』の全部が1年の出来事になるので色々と詰め込みすぎな上に、よくよく考えたら時間的に無理のある部分もありそうな気がします(ネヴァロの復興・発展とかが早すぎるような)。


どっちにしても公式に明言している文章や書籍が見当たらない(おそらく同じ理由でWookieepediaにも記載は無かった)ため、このページでは一旦自分的にしっくりくる方の9ABY説の方が正しいと仮定して話を進めています。個人的にはやっぱり11ABYの場合、自然にストーリーが繋がっているように見える『ボバ・フェット』から『マンダロリアン』S3の間に空白の2年間が発生することの違和感が大きかったです。

この点は今後時系列を確定するような情報や記述が出てきたら修正していこうと思います。



ドラマ『アソーカ』を見る前に見るべき作品

感想の前に、個人的にドラマ『アソーカ』を見る前に見ておいた方がいいと思う作品をずらっと。

・映画Ep1~6
・『クローン・ウォーズ』
・『反乱者たち』
・『テイルズ・オブ・ジェダイ』


映画作品を見ておくのは大前提として、やはり『クローン・ウォーズ』と『反乱者たち』は見てからでないと、本作の真の面白さの半分も感じ取れないと思っています。

『クローン・ウォーズ』を見てないとそもそも「アソーカって誰?」ってなりますし、当然ながらアナキンとの因縁もわかりません。そしてドラマ『アソーカ』にて思っていた以上に重要だったのがアニメシリーズの『反乱者たち』。正直『アソーカ』は実質『反乱者たち』の続編と言ってもいい作品なので、『反乱者たち』を見ていないと重要人物の半分は「誰コイツ?」だし、登場人物たちの行動の理由自体が良くわからないと思います。

アニメ作品の『テイルズ・オブ・ジェダイ』については、『クローン・ウォーズ』のサイドストーリー的な形でアソーカの物語を補完する内容になっています。実際にはドラマを見るために絶対に必須というほどではないんですが、短くてサクッとみれるし面白いしで、アソーカへの理解を深めるためにも見ておいて損はない作品だと思います。


ちなみに現時点での映像化作品(ショート系とかを除く)でアソーカが登場するのは上記以外では次の2つ。

・『マンダロリアン』13話
・『ボバ・フェット』6話


『マンダロリアン』の13話についてはドラマ『アソーカ』でも重要なポジションのヴィランであるモーガン・エルズベスの初登場回ではあるんですが、本作冒頭の説明の所でも十分理解できる内容なので見ていなくてもそこまで違いはないと思っています(どっちの作品も単純に面白いのでそういった意味では全部見るのがおすすめではありますが)。




5話「影武者」

 
長い長い前置きをようやく終えてここからドラマ『アソーカ』の5話について書いていきます。


4話までのあらすじ(メモ)

スローン大提督へと至る地図を取り返すため惑星シートスまでモーガン・エルズベスらを追ってきたアソーカとサビーヌだったが、アソーカはベイラン・スコールとの戦いに敗れ崖から突き落とされてしまう。サビーヌは「友人との再会を果たせる」というスコールの甘言に負けて地図を渡してしまう。捕虜となったサビーヌはエルズベスらと共にスローンやエズラがいるとされる別の銀河に飛び立つ。ヘラの率いる部隊がシートスに到着するも時すでに遅しだった。海に落ちたはずのアソーカだったが、世界の狭間の世界らしき場所で目を覚ます。そこにはかつての師であるアナキン・スカイウォーカーの姿があった。


という感じ。やはり何よりもラストで登場したアナキン(生身)が次の5話への興味を大きく引く形になっていました。
アナキンの登場に期待度モリモリMAXで第5話に向かいます。


5話のあらすじ(メモ)

まずは5話のあらすじから。

シートスに着陸したヘラだったが、そこにはアソーカとサビーヌの姿はなく、残されていたのはサビーヌのメットを持って佇むヒュイヤンと、破壊された地図だけだった。一方、アソーカは世界の狭間の世界でアナキンと再会する。「訓練を終えに来た」と言いライトセイバーを振るうアナキンに応戦するアソーカ。海から何かを感じる、ライトセイバーの音が聞こえると話すジェイセンの言葉に従い、ヘラは海の捜索を再開させる。アソーカが狭間の世界から落下していった先で見たものはクローン戦争時代の景色だった。アソーカの外見も当時の姿に戻っており、アナキンとともにクローン戦争の様々な場面を追体験していく。再びのアナキンとの戦いの末に「生きることを選ぶ」という答えを出したアソーカに対し、「まだ希望はあるな」という言葉を残して去っていくアナキン。そして場面は現実世界に戻り、海から救助されるアソーカ。戦いの場所から読み取ったイメージからサビーヌがスコール達に連れていかれたことを知るアソーカとヘラだったが、追いかけることは簡単ではない。アソーカは宇宙クジラのパーギルを見て追う方法を思いつく。それはパーギルの群れとともにハイパースペースにジャンプすることだった。不安に思うヘラやヒュイヤンとは対照的にどこか状況を楽しんでいるかのような余裕さえ感じさせるアソーカ。1匹の巨大パーギルにフォースを通して語り掛け、宇宙船ごとパーギルの口の中に入れてもらう。そして、見送るヘラやジェイセン、パーギルの群れに慌てる新共和国艦隊を残し、アソーカとヒュイヤンはパーギルとともに別の銀河へと飛び立っていく。



アソーカとアナキンの対面

5話の最大の見どころと言っていいアナキンとアソーカの対面。アナキンはEp3当時の姿になっており(当然役者はヘイデン・クリステンセン)、発言から見てもEp6でルークに看取られたあとでフォースの霊体になった状態のアナキンであると思われます。ライトセイバーを抜いたアナキンとアソーカの会話が印象的でした。

「あなたとは戦いたくない」(アソーカ)
「聞いたことあるセリフだ」(アナキン)
(『アソーカ』5話より)


良く言われていることですが、ここでのアナキンのセリフはEp6のルークがベイダーに対していった「あなたとは戦いたくない」を思い出してのもの。この描写から、ここでのアナキンはルークに看取られてフォースと一体となった後のアナキンであることがわかります。

上の方に書いた通りこれまでは『反乱者たち』シーズン2最終話でのマラコアでの対峙が最後の会話とされていたので、作中時間で実に12年ぶりの会話となります。やっぱり『反乱者たち』の時のやりとりがアナキンとアソーカの最後の会話というのはどうにも悲しすぎるので、本作で成長したアソーカと"ジェダイへの帰還"を果たしたアナキンの会話が見れたのは嬉しかったです。



実写版『クローン・ウォーズ』

世界の狭間の世界から落ちていった先でアソーカが見たものはクローン戦争時代の光景でした。クローン戦争の実写映像ってかなり貴重なんじゃないかと思います。さすがに背景はモヤや爆炎等でごまかしているように見えなくもないですが(実写で全部再現したら予算が途方もないことになりそうだから仕方ない)、『クローン・ウォーズ』を実写の映像で見れるというのは非常に激熱でした。なんとみんな大好きキャプテン・レックスも登場(レックスも初実写化かな)。しかもちゃんとセリフまである!!これは本当にたまらなかったです。

また、場面が進んで行くごとにアソーカの武器や服装が変わっていくのもシリーズファンとしては見ていて楽しかったところ。特にパダワン時代のアソーカの実写化は今回が初。アソーカが手にしているセイバーも、緑のセイバー1本(初期)⇒青のセイバー2本(ジェダイ離脱後のマンダロア包囲戦)⇒白のセイバー2本(現在)、とアソーカの歴史を見ているようで面白いです(ライトセイバーのスタイルで言うと他に緑セイバー2本の時代があったかな)。


アナキンとアソーカの問答

今回の話のメインにもなるのは、様々な幻の世界の中で行われるアナキンとアソーカの問答。「訓練を終わらせに来た」というアナキンからの問いかけに、アソーカは戸惑いながらも答えていきます。

そして、クローン戦争の幻のなかで、戦闘の煙の中に去っていくアナキンの背中が一瞬ダース・ベイダーの姿になり、手に持っているセイバーの色も青から赤に変わる描写がありました。また、二人の問答の末に再びアナキンが抜いたライトセイバーの刃の色は赤。顔もEp3の闇堕ち後のアナキンになっていました。これはアソーカの中にある暗黒面への恐れ、自分もいつか師のようになってしまうのではないかという恐怖を表しているように見えます。

「君のマスターが、そうであったように。君もいずれ死と破壊をもたらす」(スコール)
(『アソーカ』4話より)

「アソーカ、お前の中には僕のすべて、僕の有する知識がある。マスターを通じて代々受け継いできた遺産だ。お前もそれを受け継いでる」(アナキン)
「でもそれって死をもたらすんじゃない?戦争を」(アソーカ)
中略
「あたしもマスターと同じなら・・・」(アソーカ)
「やはり学んでない」(アナキン)
「バカ言わないで」(アソーカ)
「やり直しだ」(アナキン)
「選ばせてやったろ、生きるか、死ぬか」(アナキン)
「イヤ」(アソーカ)
「不正解だ」(アナキン)
(『アソーカ』5話より)

ここの場面での対決(闇落ちした生身アナキンvs青セイバー二刀流の若アソーカ)は、何気にEp3のオーダー66の時に起こりうる可能性もあった組み合わせなだけに結構熱いです。赤セイバーになったとたんにアナキンの戦い方がより乱暴に力でねじ伏せるベイダースタイルになっていくのも面白いですね。そして再び狭間の世界で戦う2人。ライトセイバーを2本とも失いながら、形勢を逆転してアナキンを征したアソーカ。

「私は生きることを選ぶ」(アソーカ)
「まだ希望はあるな」(アナキン)
(『アソーカ』5話より)

この「まだ希望はあるな」というセリフを言う前、闇堕ち顔からいつものアナキンの笑顔に戻る前の少し寂しそうとも悲しそうとも見える表情が印象的でした。これが2人の最後の会話になり、アナキンはアソーカの前から消えました。アナキンの言っていることは断片的で、アソーカに何を伝えたかったのかは1~2回見ただけではちゃんと理解はできませんでした(原文の方を訳してみるともっとわかることもあるかも)。ただ、シリーズ通してもほぼ唯一と言っていいライトサイド・ダークサイド両方の高みに至り超越したアナキンだからこその"何か"をアソーカに伝えに来た、ということだと思います。

前述の通り本作ができるまで2人の最後の会話は『反乱者たち』でのあまりにも悲しいこのやりとりでした(再度引用)。

「アソーカ」(アナキン)
「アナキン・・・」(アソーカ)
「あなたを置いては行かない。今度こそね」(アソーカ)
「では死ぬしかない」(アナキン)

(『反乱者たち』シーズン2・第20話より)


それが今回の第5話にて、2人の再会と和解、最後まですることができなかったアソーカの訓練を終えに来たアナキン、アソーカに希望の言葉と笑顔を残して消えていくアナキンと、これまで様々な作品で2人の関係を見てきたファンとしては本当に感涙物のシーンを見ることができました(それにプラスで実写版クローン・ウォーズのおまけ付き)。シリーズファンである自分にとっては『マンダロリアン』S2の最終話(ルーク無双回)に匹敵する瞬間最大風速を出した最高のファンサービス回だったと思います。


白くなったアソーカ

アナキンとの問答を終え、現実世界で目を覚ましたアソーカ。
それ以降、わかりやすいビジュアル的な変化として、アソーカが白い服を着るようになりました。スター・ウォーズで「主人公の服の色」と言えば暗黒面にどれだけ近づいているかのメタファーという説が有名。オリジナル3部作ではルークの服の色がEpが進むごとに白⇒灰⇒黒となっていき、新3部作でも同じくアナキンの服が白⇒茶⇒黒となっていって最後はご存じの通り真っ黒なダース・ベイダーに。続3部作のレイは白⇒灰⇒白という変遷でした。

今回の後半でアソーカの服が白くなった(それまでは濃紺で黒に近い色だった)ことについても同じ法則に照らし合わせて考えると、「暗黒面への恐怖や迷いを吹っ切った」ということでしょうか。実際アナキンとの問答を終えて現実世界に戻ってからのアソーカは、それまでよりも達観したような感じというか状況を楽しんですらいるかのような余裕を感じさせる態度になっています。そして今回のラストではパーギルと一緒に別の銀河にジャンプするというぶっ飛んだ作戦を実行に移しました。その際、ヘラに「必ず見つける」ということを約束しています。

「必ず見つける、約束する」(アソーカ)
「フォースとともにあらんことを」(ヘラ)
(『アソーカ』5話より)


アソーカは過去の話では「もしも敵に地図を奪われるくらいなら(エズラを探す手段を無くすことになっても)先に破壊するべきだ」という考えだったわけですが、それがヘラに対して「2人を見つけて帰って来る」ことを約束しています。このアソーカの変化やそこに至るまでの自分の中での新しい気づきといった部分が、アナキンが「最後に教えに来たこと」だったんじゃないかと思いました。

このあたりでの周りを驚かせるような型破りな行動をとる姿は、クワイ=ガン、オビ=ワン、アナキンと歴代の師弟に連綿と受け継がれてきたスタイル(唯一オビ=ワンは優等生タイプか)。この辺もアナキンのセリフにあった「マスターを通じて代々受け継いできた」に通じる部分を感じます。


師匠と弟子

今回のみならずドラマ『アソーカ』全体を通してのテーマの一つともいえる「師匠と弟子」。この第5話の中では狭間の世界の幻の中で、アナキンとアソーカという一組の師弟の物語の一つの決着が描かれました。そうするとやはり気になってくるのはこのドラマに出てくるもう一組の師弟であるアソーカとサビーヌ。白くなって考え方も一つ上のステップに上がったように見えるアソーカが、弟子(元弟子?)であるサビーヌに何を伝えていくのかというのは6話以降の興味を惹かれる部分です。

あとはアナキンの言う「マスターを通じて代々受け継いできた遺産」の部分はルークにも伝えてあげて欲しい所だけど、どちらかというとルークはオビ=ワンからその辺を受け継いでいるという感じの方がしっくりくるのかな。


ルークはどうした?

今回、というかこのドラマ全8話を通してどうしても頭から離れなかったのは「ルークはどうした?」ということ。スローン大提督の行方は銀河の今後を左右する最重要事項として描かれており、各作品の描写を見てもアソーカとルークはこの時代トップ2に強い戦士と言っても過言ではないと思います(「どっちが強い?」みたいな所も気になる)。ドラマ『ボバ・フェット』の時点で面識があることは描かれていたので、協力を要請して~みたいなことはしなかったのかな。とりあえず学校作ってる場合じゃない状況というのは間違いないでしょうけど、そもそもジェダイは単独行動したがる連中ばっかだし声かけなかったのかかけられなかったのかどうなのかな。アナキンの弟子と息子のタッグ(しかも銀河最強トップ2のジェダイ)というのも激熱だったので見てみたかったなと思います。

メタ的なことを言えば、ルーク役のマーク・ハミルは現時点でもう73歳。若ルークを出すのには体系の似た若い俳優に演技をさせて顔や音声はCGやAIで合成して・・・等々のかなりの手間(あと恐らく予算も)かかっているようなので、あんまり長い時間活躍させるのは難しいのかなとは思います。



満を持しての宇宙クジラ

そしてエルズベスらを追うための方法としてアソーカが選択したのがパーギル。これ自体は少し前の回でも伏線のように描かれていたので、展開としては予想できなものではなかったと思いますが、やはり『反乱者たち』から繋がる話として本作をみていると「ここで宇宙クジラ回収してくるのか!!」と素直に関心しました。アナキンの残した「希望」という言葉を表現しているかのような白い光の中に飛び込んでいくアソーカやパーギルたち。「この5話がドラマ『アソーカ』シーズン1の最終話ですよ」と言われても納得できるぐらいのいいラストだったと思います。



可能性の片鱗を見せつけたジェイセン

個人的にはこの回で一番今後に期待を抱かせてくれたのがケイナンとヘラの子であるジェイセン・シンドゥーラ(9ABYで10歳)。

初登場は『反乱者たち』のラストシーンでその時は父親については「言わなくてもわかるよね」とされていました(まあケイナン以外の人物だと思った人はいないだろうけど)。そして本作で初の実写登場をはたし、父親がジェダイのケイナン・ジャラスであることが明言されました。4話ではスター・ウォーズ恒例の「嫌な予感がする(I've got a bad feeling)」を任され、5話では海の中にアソーカを感じ取り「ライトセイバーで戦っている音がする」とまで言っています。

ケイナン譲り、もしかしたらそれ以上の才能の片鱗を見せつけたジェイセン。ラストシーンのパーギルの群れにも怖がるという感じではなくワクワクしていたような表情が良かったです(演じていた子役の表情が全編通してとても良かった)。ドラマ『アソーカ』での登場は今回までですが、今後のスター・ウォーズ作品(特にEp6~7の間を埋めるもの)の中では最重要キャラの一人に成長していくことを期待させます。

「ケイナンとヘラの子でありフォースの素養がある」という点以外にジェイセンの将来を期待させる要素が"ジェイセン"というその名前。昔からスター・ウォーズが好きな人であれば聞いたことあるかもしれないけど、カイロ・レンの本名である"ベン"と同様に"ジェイセン"も元々は別の重要人物の名前でした。

元々スター・ウォーズには映像作品以外のスピンオフ(小説など)が大量にあり、その中にはEp6のその後の世界を描いたものもありました。続3部作の制作に合わせてそれらのスピンオフは「レジェンズ」と呼ばれる非正史・別世界扱いの作品となりました(悪い言い方をすればなかったことに)。ちなみに映画やドラマ等の現在正史とされる作品は「カノン」と言われています。そのレジェンズの中に「ジェイセン・ソロ」という人物がおり、名前の通りハン・ソロとレイアの息子で、強いフォースの素養を持ちながら最終的にはダークサイドに落ちてダース・カイダス(ケイダスとも)というシスの戦士になってしまうという非常に重要なキャラクターでした。このジェイセン・ソロの設定は続3部作におけるカイロ・レン(ベン・ソロ)に引き継がれていると思います。ちなみにベン・ソロの名前も、元々はレジェンズの「ベン・スカイウォーカー」から引き継がれたもののように見えます(お察しの通りルークの息子)。


そんな"ジェイセン"の名前を引き継いでいるということで、今後の成長や活躍に非常に期待が持てるキャラクターです。


今回の機会に久々にレジェンズのことを少し調べたので次項でメモ。ちなみに本作のラスボスであるスローン大提督も、元々は現在レジェンズとして扱われている小説作品群からの逆輸入キャラクターです。



レジェンズの重要キャラクター(メモ)

こちらはレジェンズの主要キャラクターの一部についてのメモですが、主にネットに転がっている情報をベースにしたもので、実物の書籍等を読めているわけではありません。そのため間違っている可能性も多分にあります。基本的にすべて末尾に「~らしい」とか「~の模様」が付いているぐらいの感覚で見て頂ければと思います。

というか続3部作が出てからレジェンズのキャラの情報がめっちゃ調べにくくなってしまった・・・。


ベン・スカイウォーカー
ジェイセン・ソロ
ジェイナ・ソロ
アナキン・ソロ


今回調べたのは上記の4人。全員がオリジナル3部作の主役キャラ達の子供世代。
ざっくりした説明を上から順番に。


<ベン・スカイウォーカー>
スカイウォーカーの名前の通り、ルークとマラ・ジェイドというジェダイの間に生まれた息子。名前のベンはルークの師匠であるオビ=ワンの隠遁時代の名前からもらっている。強いフォースの素養を持っており、後に従兄弟にあたるジェイセン・ソロをマスターとしてジェダイの修業を行っている。カノンの続3部作では名前のみカイロ・レンの本名ベン・ソロに引き継いでいる(なので最初に劇場でベンの名前を聞いたときは???ってなった)。

<ジェイセン・ソロ>
ハン・ソロとレイアの息子。双子の姉であるジェイナと、末弟のアナキンの3人兄弟。強いフォースを持っており、従兄弟であるベンのマスターを務めていたこともあった。祖父のアナキン(ダース・ベイダー)を尊敬している。娘を守るためという理由から暗黒面に堕ち(その辺はアナキンに似てる)、ダース・カイダス(ケイダス)となってしまう。最期は姉であるジェイナに討たれている。カノンではキャラ的な設定がかなり色濃くカイロ・レンに引き継がれているように見えるキャラクター。名前のジェイセンはケイナンとヘラの息子のジェイセン・シンドゥーラに引き継がれている。

<ジェイナ・ソロ>
ハン・ソロとレイアの娘。ジェイセンの双子の姉。優秀なパイロットで、フォースの素養もありマラ・ジェイド(ルークの妻)の弟子としてジェダイの能力を磨く。現状カノンでジェイナの名を持つキャラクターは確認できないが、全体的なキャラクター像や役割はレイに引き継がれているように見える。

<アナキン・ソロ>
ハン・ソロとレイアの末子。ジェイセン・ジェイナからは2歳年下。名前はもちろん祖父のアナキン・スカイウォーカーからもらっている。祖父アナキンと同等以上とも言われる素質を持った「新しい選ばれし者」であったが、戦いの中で17歳という若さで犠牲になってしまう。


こんな感じ。間違ってたらすみません。
ちなみに非常に個人的な話、コトブキヤのジェイナのフィギュアがめっちゃ欲しかった。コトブキヤさん高くなっていいから再販してくれないかな・・・。



【最後に】Ep6~7の期間が熱い!!

ドラマ『アソーカ』の第5話の感想はここまで(なんか余計な話の方が長かった気がするけど)ですが、最後に一つ最近のスターウォーズに感じること、それはEp6~7までの期間が熱い!!ということ。

クローン戦争からオリジナル3部作の時代までは外伝作品も結構充実しているんですが、カノン(正史)における『Ep6 ジェダイの帰還(4ABY)』から『Ep7 フォースの覚醒(34ABY)』までの30年間は結構空白になっています。元々はEp6以降を描いたスピンオフも沢山あったのが続3部作の登場でそれらが全部レジェンズになってEp6以降がごっそり空白になったから仕方ない話ではあります。

視聴済みのカノン作品の年表(自作)ですが、左側に比べて右側がスカスカ。


2019年以降になってドラマシリーズの『マンダロリアン』を皮切りに、『ボバ・フェット』『アソーカ』と、帝国崩壊後(&ベイダー死亡後)の銀河が描かれるようになりました。ただ、まだまだ色々とできる余白が十分すぎるぐらいある期間だと思っています。特に上記の各ドラマシリーズで様々なキャラクターの共演(マンドーとボバ、アソーカとルーク、みたいな)があったように、これまでのシリーズの主要キャラ達のクロスオーバーは今後に期待したいポイントです。

以下、個人的に『マンダロリアン』前後の時代(9ABY頃)に主役を張れそうなキャラクター達とその年齢を若い順に並べてみました。公式で年齢がわからないキャラもいるので、そこは下に注釈をいれて一旦大体の想定年代を記載しています。


ジェイセン・シンドゥーラ(10歳)
ルーク・スカイウォーカー(28歳)
エズラ・ブリッジャー(28歳)
オメガ(30代後半?※)
カル・ケスティス(40代前半?※)
ディン・ジャリン(40代半ば?※)
アソーカ・タノ(45歳)


※オメガ(『バッド・バッチ』に登場)の公式の年齢は不明だが、ジャンゴ・フェットの純粋なクローンでありボバ・フェットの妹にあたるという設定からだいたい30代後半ぐらいになっていると推察。一番年齢が高いパターンでボバと同い年(32BBY生)とすると9ABYで41歳。ただ、『バッド・バッチ』内で当時(19BBY)時点で10歳だったヘラ(29BBY生)と同年代かやや幼く見えたこと(オメガの方が年上には見えなかった)を考えて、28BBYごろの生まれと仮定すると9ABYでは37歳。大体このくらいの年齢だと『バッド・バッチ』のラストシーンで大人になった容姿が20代半ばから30すぎぐらいまでに見えたこととも合致する。

※カル・ケスティス(ゲーム『ジェダイ:フォールンオーダー』シリーズの主人公)はオーダー66の時パダワンの少年だったという設定。仮にケイナン(33BBY生)と同い年だった(19BBYで14歳)と考えると、9ABYまで生き残っていれば42歳。『ジェダイ:フォールンオーダー』はゲームとは言えちゃんとカノンに属する作品。作中ではベイダーと対峙した経験もあり、ボバとも会っている。

※ディン・ジャリン(マンドー)も年齢のヒントが少ないが、クローン戦争で両親を亡くして孤児になっているという描写があり、シーズン1・第8話の映像を見る限り孤児になった時は10歳前後に見える。仮に20BBYの時点で10歳だとすると、本編の9ABYでは39歳。ちなみにディン・ジャリン役のペドロ・パスカルはシーズン1放映当時の2019年時点で44歳。30代後半~40代半ばぐらいと考えるのが自然かな。



まず一番幼い10歳のジェイセンは今後の作品に出てくるとしても一旦主役ではなくサブ的なキャラで出そう。4~15ABYあたりの時代をやり尽くした後で、その次の時代(20ABY~Ep7まで)を描いた話の主役で活躍してくれそうなキャラクター。エズラの弟子としてジェダイの修行を・・・、みたいな話も面白そうです。ジェイセンから見たエズラは父親の弟子なので、ちょうどルークとアソーカの関係と同じになります。

続いて個人的に一番熱いのが、ルークとエズラの超主役級同級生ジェダイコンビ。エズラの誕生日は19BBYの帝国建国の日と設定されており、ルークとレイアはその数日後の生まれなのでバリバリの同級生。しかも9ABY前後では28歳と一番脂がのった時期。前の方でも書きましたがルークを主役級に据えるのは撮影とかの手間・コストを考えると難しいのかもですが、なんとかどこかでこの同い年コンビの共闘が見てみたいです(実写無理ならアニメでもいいから)。ちなみに漫画作品の『ロスト・スターズ』の主役2人(セインとシエナ)もルーク達と同い年の19BBY生まれ。この辺のメンバーとの絡みも見てみたいなあ。

続いてルーク達より少し年上になりそうなオメガ。彼女もパイロットであるという設定や幼少期のヘラとの親交が色々と活かせそうなキャラクターです。あと『バッド・バッチ』S3でフォースの素養があるかもとなってアサージ・ヴェントレスの修業をちょっとだけ受けた話が投げっぱなしになってる気がするけどその辺はどうかな。また、スノークや続3部作で復活したパルさんに深い関係がありそうな「ネクロマンサー計画」にとって非常に重要な人物っぽく描かれていたので、その辺の絡みでまだまだ出番がありそうなキャラでもあります。新しい話の最終盤のピンチシーンで、パパたちバッド・バッチのメンバーが助けにくるって展開も盛り上がってよさそうです。

カル・ケスティスはゲーム『ジェダイ:フォールンオーダー』を遊んだ人にとっては自分の分身のように感じるキャラだと思います。なので個人的にも非常に強い思い入れがあり、いつかどこかの映像作品で登場させてほしいと強く思っています(あとゲームの続編もね)。他のメンツとの絡みはいまのところ描かれていませんが、オーダー66後の世界を仲間たちと自力でサバイブしてきた人なのでルークやエズラといった若手組のいい先輩ポジになりそう。あとはクローン戦争時代にパダワンだったということで、「ケイナンと同期で、アソーカとも面識があった」みたいな設定が出てきたら非常に面白いと思います。

ディン・ジャリンアソーカはすでに帝国崩壊後の世界の話を主役を張っているので、単純にそれに続く作品(マンドーは映画、アソーカはシーズン2)や他キャラとのクロスオーバーが楽しみな2人です。


超主役級の2人+オメガの若手組、若手を導くベテランの40代組、そして可能性の塊の少年。ここでは上げなかった準主役のメンバー(ハン・ソロ、サビーヌ、ボバetc)も含めて、組み合わせ次第でいくらでも面白い話が作れそうなメンバーになっていると思います。
マーベルのアベンジャーズぐらいの大集合!!って感じではなくていいと思います、というかこのメンバーが全員結託して襲い掛かってきたら敵の方がかわいそうかな。ただ、せっかく色々と自由に動かせそうなキャラクターが増えてきたので、帝国崩壊後の銀河を舞台に色々とチャレンジングな作品を期待したいです。


一つだけ懸念するポイントがあるとするとすでに続3部作で「最後のジェダイ」というワードが出てきてしまっているということ。上記メンバーの40代組はもうその頃には引退しててもいい年齢になってはいますが、ジェイセンがジェダイの道に進んでいたらその頃にはどうなっているのか、といったあたりは気にかかる所です(「最後の」というワードを言葉通りに取ってしまうともういない?)。その辺で続3部作が足枷になってしまいそうなところがなんとも不安。もういっそ続3部作まとめてレジェンズにしちゃってもいいよ 別の作品での登場も見たいけど、愛のない形で雑に退場させるようなこと(アクバー提督みたいに)だけはしてほしくないという思いもあったりします。



ということでドラマ『アソーカ』の第5話「影武者」の感想でした。もしここまで読んでくれている人がいらっしゃいましたらお付き合いいただきありがとうございます(いるのか?)。
『マンダロリアン』の16話(ルークの無双回)に匹敵するレベルの神回だったので個別に感想を書こうと思って始めたら、いつのまにか全然関係ない話も含めて言いたいことが次から次へと湧いてきて、気付いたら18,000文字を超えていてびっくりしました。ちなみにCtrl+Fで「アソーカ」というワードを検索したら128個ありました。書いてある作中の内容や年代などは可能な限りちゃんと信頼できそうな情報を調べたりDisney+で見れるものは現物を確認したりしましたが、多分色々と間違ってるとこあると思います。その辺はちょいちょい修正してこうと思いますのでご容赦いただければと思います。


とりあえず、『マンダロリアン&グローグー』と『アソーカ』シーズン2が楽しみ!!



【参考文献】


www.yumekichi-blog.com
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