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PS4『ニーア オートマタ ゲーム オブ ザ ヨルハ エディション』感想。世界観に引き込まれる神ゲー




PS4の名作ゲームとして名高い『ニーア オートマタ ゲーム オブ ザ ヨルハ エディション』をプレイしました。トロコンまでしたのでその感想です。今回はPS4のソフトを買ってPS5でプレイしています。
 


上のツイートでも書いている通り、映像・キャラクター・世界観・アクション・音楽の全てが素晴らしい、間違いなく神ゲーと言える素晴らしい作品でした。
  
 
目次

 
 
 

製品概要

ニーア オートマタ ゲーム オブ ザ ヨルハ エディション - PS4

 
定価:5,280円(税込)
機種:PS4,Steam
発売:2019年2月21日発売
ジャンル:アクションRPG
プレイ時間:63時間
作品評価:95点

プレイ時間は難易度ノーマルでトロコンまでの時間。

スクウェア・エニックスから発売されたオープンワールドアクションRPG。宇宙人に侵略され荒廃した地球上を舞台に、人類の切り札であるアンドロイド「ヨルハ部隊」は地球奪還のため機械生命体との戦いに身を投じていく。2010年に発売したPS3/Xbox360『ニーア ゲシュタルト/レプリカント』の後継作品ではあるものの、『ニーア ゲシュタルト/レプリカント』の数千年後の物語であるため前作をプレイしていなくても問題なく楽しめる。


遊べるプラットフォームによって様々なエディションがあり、現時点での対応機種はPS4,Microsoft Windows,Xbox One,Switch(Switch版は2022/10発売予定)。
今回プレイした「ゲーム オブ ザ ヨルハ エディション」は、2017年に発売した最初のPS4版に、DLCやゲーム内のアクセサリー等のアイテム特典を追加して再発売した決定版ともいえるバージョン。





作品の特徴や良かった点


とにかく世界観と雰囲気が素晴らしい

本作の舞台は機械生命体に支配されて荒廃した地球。人類は壊滅状態となって生き残った少数が月面に逃れているという、ポストアポカリプス的な世界観がPS4の美麗なグラフィックで上手く描かれています。廃墟となった都市、廃工場、遊園地、水に沈んだ街等、作品の雰囲気を盛り上げるマップがシームレスにつながっていてオープンワールドとして駆け回ることができるようになっています。イメージ的にはゼノブレやブレスオブザワイルド等に近いゲームシステム。


主人公はアンドロイドで敵は機械生命体ということで全く人間は出てこないストーリーですが、だからこそ作られた命である彼らが「生きるとは何か」「自分たちが生まれた意味は何なのか」を追い求めていくといった本作のテーマはプレイしている側に深く刺さるのではないかと思います。


ちょっと印象的だったのが、キャンプにいる道具屋アンドロイドが「これまで長い戦いの中で全身の様々なパーツを修理して交換してきて、左足が唯一残ったオリジナルのパーツ。もしそれを交換してしまったら自分が自分でなくなるような気がして・・・」と言ったようなことを言っていたこと。まんまテセウスの船の話ですが、序盤で聞ける話ということもあって本作のテーマや世界観を分かり易くプレイヤーに提示したエピソードでした。




魅力的なキャラクター

ニーアオートマタと言えばキャラクターの人気というのも大きなポイントの一つ。特にメイン主人公格の2Bはプレイする前から普通に知っていたぐらい。目隠し・ゴス・ホクロetcの属性マシマシのビジュアルはやはり印象に残ります。PS4による美しいビジュアルも当然ながら、それぞれに魅力的なキャラクター性を持っています。


2Bについては元々のイメージではもっと冷淡で感情の無いまさにロボット(ゼノサーガのKOS-MOSみたいな)って感じのキャラかと思っていましたが、実際はクールにしていつつも結構感情が表に出ている(特に9Sがらみ)イメージのあるツンデレお姉さんといった感じ。最初はウザ絡みキャラかと思っていたら裏の主人公といってもいいポジションだった短パン小僧の9S、こちらこそ真のクール・冷酷キャラかと思ったらやっぱりツンデレお姉さんのA2と、気が付いたらあっという間に各メインキャラに感情移入してしまっていました。「作られた存在」で「感情を持つことは禁止されている」アンドロイドという体をとっていながら、遊んでいるとどんどん感情移入できてしまう内容になっているのはニクい造りだと思いました。



爽快感のあるアクション

アクション面ではボタン操作でキャラ移動・攻撃・ジャンプ・回避といったことを行うタイプの比較的オーソドックスなアクションゲーム。ただ、本作はバトル中にできる操作が多く、完全に使いこなせるようになるまでにはやや慣れが必要かも。しかし、基本的にはスピード感と爽快感のあるタイプのアクションなのでレベル上げも特にダルさを感じることなくできたと思います(個人的にレベル上げも楽しいかダルいかでそのゲームのバトルの完成度が計れると思っています)。


通常は操作キャラを後ろから見ているTPSタイプのバトルですが、場所によっては真上からの視点になったり2Dアクションのような画面になったりと、ちょいちょいバトルにも変化が入ってきます。さらに、要所要所で機動兵器(飛行機と人型に変形するロボット)に乗っての縦方向&360°のシューティングゲームになることがあり、特にゲーム開始時の最初の操作がシューティングだったのは軽いサプライズでした。さらにさらに9Sでは敵をハッキングすることができ、ハッキング画面ではファミコン時代ぐらいのシンプルな画面でのシューティングバトルになります(画面のテイストが変わりすぎて最初不具合化と思った)。このハッキングについては結構否定的な意見も多いみたいですが、個人的にはミニゲーム的な感じで楽しめたし、こちらのレベルが低くても強いボス等に安定したダメ―ジを与えられるので結構使っていました。




BGM・楽曲もいい

本作はゲーム中に流れるBGMや楽曲も作品の世界観に非常にマッチしていて良かったです。
プレイ中、音楽が良すぎて1周目の半分も進めていないのにサントラを注文しました。個人的には特に遊園地のBGMが好きです。


また、ゲーム中ボーカル付きの曲が流れることもありますが、そこで使われている言語はオリジナルの造語のようです。「英語系の言語に聞こえなくもないけどなぜか何て言っているか聞き取れない」という絶妙なバランスで、より深く作品の世界に引き込まれる楽曲になっていると思います。



 


クリア後の周回・やり込み要素

本作は周回プレイを前提としていて、1回クリアしただけでは物語の全容はほとんど理解できないようになっています。1周目は2Bで、2周目は9Sで、そして3周目はA2を操作して3周目のエンディングを見ることで真のラストにたどり着けるようになっています(そのため本作での3回目のエンディングが実質普通のゲームのエンディングのようなもの)。その分1周にかかる時間はサクサクいって10時間程度、のんびりやっても15~20時間ぐらいと短めに設定されていると思います。


また、クリア後のやり込み要素も豊富で、エンディングはストーリー上のものも含めると26種類(+DLC)用意されています。その他、武器の収集や強化、クエストの達成などトロコンまでやろうとするとそれなりのプレイ時間がかかる内容になっています。


【今回かかった時間】
・1周目(Aルート):19時間
・2周目(Bルート):14時間
・3周目(C/D/E)  :9時間
・トロコンまで   :21時間(合計63時間)



ちなみに3回目のエンディングまでを見ると、その後はチャプターセレクトが可能になるため、エンディングの回収や各種やりこみ要素も比較的スムーズに進めることが可能です。
 
 


エンディングの種類(ネタバレあり)

本作は上記の通りストーリークリア後にもやり込み要素が多く用意されており、やはり一番はエンディングがA~Zの26種類(+DLC)も用意されていることですね。今回頑張って全部見た(トロコンの条件でもある)ので、条件と内容をメモしています。

基本的にはA~Eまでがシナリオ上のエンディングで、F以降はストーリーの途中でシナリオに反することをした場合のバットエンド的なものになっています。


以下、各エンディングについてがっつりネタバレ有りなので注意。
 
 
 
 
1.Aエンド
条件:2Bでクリア(1周目)
内容:暴走するイヴを倒した二人。イヴによって汚染させられた9Sは2Bに自分を殺してもらう。涙する2Bだが、周囲の機械生命体に9Sのパーソナルデータが残っており近くにあった機械生命体の身体で9Sは意識を取り戻す。ハッピーエンドにも見える綺麗な終わりだが、未回収の伏線等が多く存在している。


2.Bエンド
条件:9Sでクリア(2周目)
内容:基本的にはAルートと同じ内容の9S視点。今後さらなる展開を予感させるような予告が入る。


3.Cエンド
条件:3周目(A・Bエンドの続き)のラストでA2を選択してクリア
内容:A2と怒りにかられた9Sの塔での戦いはA2が勝利する。A2は9Sをハッキングしてウイルスを除去し、自身は崩れ落ちる塔の中に消えていった。塔は機械生命体の記憶を箱舟に封じ込めて新世界に送り出す。一緒に行くかどうかの選択肢はそこまで大きな違いはない(セリフの有無)。


4.Dエンド
条件:3周目のラストで9Sを選択してクリア
内容:A2と怒りにかられた9Sの塔での戦いは相打ちになる。塔は機械生命体の記憶を箱舟に封じ込めて新世界に送り出す。一緒に行くかどうかの選択肢はそこまで大きな違いはない(セリフの有無)。


5.Eエンド
条件:C・Dエンドを両方見た上で、エンドロール中の質問に答えてシューティングをクリアする。
内容:ポッドが意志を持ちヨルハ機体の削除を拒否する。ポッドたちがヨルハたちの記憶をサルベージし、2Bと9Sを修復している所で未来の可能性を示唆して終了。A2も生存しているような描写。ストーリー上の最終エンド。最後のセーブデータを消すかどうかの質問で消す方を選択すると本当に消されてしまうので注意。



6.Fエンド
条件:Ch.1(9S操作時)にエンゲルスのハッキング後、義体の再起動で時間切れになる。
内容:再起動に失敗し9Sは死亡。ヨルハの壊滅と人類の敗北を示唆するメッセージが出て終了。



7.Gエンド
条件:Ch.1冒頭(9S操作時)に飛行ユニットに乗らずにその場を離れる。
内容:独自に機械生命体を研究すると言い残して9Sは姿を消す。


8.Hエンド
条件:Ch.5廃虚都市襲撃時に別の場所に向かう。
内容:2Bと9Sの離脱によりキャンプは大打撃を受けた。ヨルハの壊滅も時間の問題。


9.Iエンド
条件:Ch.8アダムの撃破後に9Sから離れる。
内容:2Bが去った後9Sは彼女を待ち続けた。


10.Jエンド
条件:Ch.9教祖に会う前に司祭か信者を破壊する。
内容:突然癇癪を起した2Bは機械生命体を全滅させ、アンドロイドとの間に和平が結ばれることはなかった。


11.Kエンド
条件:アジを使用する。
内容:アジを食べたことで機能停止してしまう。味は旨かった模様。



12.Lエンド
条件:Ch.10レジスタンスキャンプに入り込んだ敵を倒さずに外に出る。
内容:すべてに嫌気がさした2Bは漁師になることにした。



13.Mエンド
条件:Ch.14(A2操作時)にパスカルの救援要請を無視して他の場所に行く。
内容:「寄り道をしている間にパスカルの村は滅んでしまった」というメッセージが出て終了。



14.Nエンド
条件:パスカルの村の機械生命体を全て破壊する。
内容:暴走したアンドロイドによって平和的な機械生命体は全滅する。各種エンディングの中でも一番心が痛む、やっていてつらいエンド。


15.Oエンド
条件:Ch.11作戦エリアから遠ざかる。
内容:2B・9Sの作戦放棄によりアンドロイドは壊滅し、地上は機械生命体の楽園になった。逃げたヨルハ機体の行方は分からないまま。


16.Pエンド
条件:Ch.11 2Bのウイルス汚染率が100%になる。
内容:ウイルスが2Bの中枢にまで入り込み、理性を失った彼女は廃墟をさまよい続けた。



17.Qエンド
条件:Ch.11(9S操作時)商業施設に向かわずに他の場所に行く。
内容:9Sは急に2Bへの興味を失ってしまった。


18.Rエンド
条件:Ch.14 パスカルに話しかける前に子供ロボを攻撃する。
内容:突然機械生命体を攻撃し始めたA2。パスカルは唖然としてその光景を見つめていた。



19.Sエンド
条件:Ch.17 デボルとポポルが援護に来てからエリアから離れる。
内容:デボルとポポルを残して9Sは立ち去った。



20.Tエンド
条件:OSチップを外す。
内容:OSチップは外してはいけない・外すと死亡するという注意が出る。



21.Uエンド
条件:バンカー内で自爆する。
内容:連鎖的な爆発でバンカーは崩壊。宇宙空間に放り出された司令官が鬼の形相で見つめていた。



22.Vエンド
条件:Ch.17 デボルとポポルの増援後、ハッキングを中断して放置。
内容:9Sは塔へのハッキングを中止しデボルとポポルを応援し始めた。しかし数に押し切られ3人は圧殺される。


23.Wエンド
条件:オープニングのミッション(9Sと会ってからバンカーに行くまで)で死亡する。
内容:ヨルハ部隊は壊滅し地球はロボット達の楽編と化していった。



24.Xエンド
条件:Ch.11 A2操作に切り替わったあと周囲の敵を倒さずにその場を離れる。
内容:A2は急に散歩がしたくなった。



25.Yエンド
条件:クエスト「エミールの決意」でエミールの自爆を止めない。
内容:暴走したエミールたちが融合路を暴走させ、地球は生物の住める星ではなくなってしまった。

※このエンドのみ進行を間違えると取り返しがつかなくなるので注意。Yエンドを見る前に自爆を止めてしまうと、クエスト成功扱いになってそのセーブデータではYエンドを見ることができなくなる。



26.Zエンド
条件:CH.14「パスカルを許さない」を選択して破壊する。
内容:パスカルが死んだことにより機械生命体の村が暴走を起こし、地上のアンドロイドは全滅する。
 
 
 
 
 
 
 

総評

改めて評価をもう一度。

作品評価:95点


ということで、映像・キャラクター・世界観・アクション・音楽の全てが素晴らしい神ゲーでした。プレイ初めてすぐに世界観に引き込まれて、あっと言うまでにトロコンまで遊びつくしてしまいました(ベリーハードモードとかのガチやり込みはやってないけど)。これまで知らなかったのがもったいなかったような、新たに神ゲーに出会えてうれしいようなそんな気持ちです。


とりあえず中盤ぐらいまでにやってシリーズ作品の『ニーア レプリカント ver.1.22474487139...』も買ったのでそちらもプレイしていきたいと思います。また、本作の続編的なものの噂もあるとかないとかと言うことらしいので、そちらも楽しみにしていきたいと思います。








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