ゆめろぐ

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【映画感想】『X エックス』




2022年7月8日に公開された『X エックス』の感想です。


『ミッドサマー』のA24が送る古き良きB級エログロスプラッタースラッシャーホラー映画という感じの名作だったと思います。公開当時も劇場で観ていたんですが、今月ついに続編の『Pearl パール』がようやく日本で公開されるということで、おさらいも兼ねて見直しました。

ちなみに当初続編の『Pearl パール』の方は日本ではやらないということで非常に残念に思っていたのですが、本場アメリカでの公開から遅れること約10か月の2023年7月7日(『X エックス』の日本公開からちょうど1年後)に日本でも公開されています。


以下、本作のネタバレを一部含んでいる場合がありますので予めご了承ください。



目次

 


基本情報


画像出典:公式Twitter(@xmovie_jp)


 

  • 監督:タイ・ウェスト
  • 公開:2022年7月8日(アメリカでは2022/3/18)
  • 制限:R15+
  • 評価:★4(最高★5)

 
 
原題は『X』。
舞台は1979年、テキサス州の片田舎。史上最高齢の殺人鬼夫婦が住む屋敷に足を踏み入れてしまった男女の運命を描いたホラー映画。製作は『ミッドサマー』や『LAMB/ラム』等のA24。公開の時点で3部作であることが発表されており、本作はその1作目になっている。


映倫による年齢制限はR15+(15歳以上が視聴可能)。映倫のHP(映画倫理機構(映倫))によると「刺激の強い性愛描写がみられ、標記区分に指定します」。ゴア表現ではなく性的表現によってこのレーティングになった模様。



 

感想

古き良きB級エログロスプラッター

まさしく古き良きB級ホラーの雰囲気が漂いまくりのエログロ血しぶき理不尽スプラッタースラッシャー映画って感じでした。どこかポップというかカジュアルな感じのある近年のホラー映画に対し、色々な意味で見てはいけないものを見てしまったような気持ちになる傑作だったと思います。


ホラー好きな人ほど楽しめそうな作品だったと思います。有名な作品のオマージュっぽいものや、ホラー映画のお約束が色々と入っていて、登場人物たちが「そこでその行動は絶対ダメだよ!!」という行動をしては案の定酷い目にあっていくというもはや様式美すら感じるところ。と、思っているとスカされたりして観ている側としては感情揺さぶられたり。本作の主人公達男女6人は自主製作のポルノ映画撮影のために殺人夫婦の住む家に足を踏み入れてしまうというストーリーですが、舞台となっている農場・牧場ばかりの「ザ・アメリカの田舎の風景」というのが非常に雰囲気があっていいですね。ホラー映画の舞台はやっぱりこうじゃなくっちゃと思わせる最高のロケーションです。



3部作であることの意味

前述の通り本作は公開時点で3部作であることが決まっていました。

もしこれが元々は単体の作品で、「ヒットしたから続編決定」というこであれば本作自体は単体の作品として純粋に楽しめばいいと思います。しかし、元から続編があることが前提となっての内容となると、今後へのつながり・伏線になりそうな気になる要素がいくつか出てきます。勿論単体のホラー映画としても十分に堪能はできますが、例えば2回目以降の鑑賞の楽しみ方として今後に関係のありそうな部分に目を光らせるというのも悪くないと感じました。

シリーズ作品として今後の作品で一番重要な要素になってきそうなのはやっぱり主人公マキシーンと殺人鬼パールの関係性だと思います。




マキシーンとパール

本作の主人公のマキシーン、そして殺人鬼である老婆パール。初見で観ている時には全然気づかなかったんですが、この二人はミア・ゴスによる一人二役(老婆の方は特殊メイク)。


この二人の共通点は作中でも度々触れられており、この一人二役は3部作のなかで必ず深い意味をもつことであると思えます。この二人の共通性が3部作の根幹にかかわるテーマになってくることはおそらく間違いないんじゃないでしょうか。次作である『Pearl パール』はタイトルの通り本作の殺人老婆パールの若かりし頃が描かれる内容になっており、演じるのは当然本作と同じミア・ゴス。


これを書いている時点ではまだ続編の『Pearl パール』は観ていない状態ですが、作中でパールがマキシーンに言った「正体を見た」「秘密をバラす」といった言葉の意味を考えると、恐らく3作目(原題『MaXXXine』)はマキシーンの奥底にあった本質、パールと同じシリアルキラーとしての本性が開花するといったような話になるんじゃないかと予想しています。


ちなみに本作で度々出てくる「Xファクター」とは「特別な才能」といった意味の言葉のようです。




総評

改めて本作の評価。

評価:★4(最高★5)


古き良きB級エログロスプラッタースラッシャーホラー映画という感じの作品でした。夏にぴったりの映画ですね。
出演者の中で個人的に存在感があって気になったのはロレイン役のジェナ・オルテガでしたが、『アダムス・ファミリー』のドラマ版『ウェンズデー』でウェンズデーをやっていた子だったんですね。


今回続編の『Pearl パール』公開に向けておさらいの意味も込めて見直したわけですが、『Pearl パール』そして邦題未発表の3作目(原題『MaXXXine』)の方も非常に楽しみです。