ガンプラのパーツを複製して、白一色だったビームサーベルをクリアパーツにしてみました。
パーツの複製と言うと難しそうに感じますが、大半は100円均一などで買えるもので簡単にできます。
目次
1.準備するもの
用意するものは主に以下の通り。- UVレジン
- おゆまる
- UVライト
- クリアーの塗料(ピンクや赤等)
今回は試しにSDのクロスシルエット・クロスボーンガンダムを使用しました。
まずはビフォア―。キットをそのまま組んだだけです。
SDガンダムシリーズではありがちですが、ビームサーベルが白一色のパーツになっています。メタリック系などで塗装するという手もありますが、今回はクリアパーツっぽくなるようにしていきたいと思います。
アフター。
レジンを使ってクリアーピンクのパーツに置き換えてみました。レジンと言えば最近ではアクセサリー造りなどでよく使われているイメージがあります。100均や文具店の手芸コーナーなどで買うことができます。
続いて100均で買えるもの2点。
UVレジンは前述の通りアクセサリー等の作成につかうもので、100均の手芸コーナーにはだいたい置いてあります。このレジンをサーベルの形に固めることでビームサーベルのクリアバーツと置き換えますので、UVライトで硬化するものを使用します。今回は透明で色のついていないモノを使用して最後にクリアカラーで塗装していますが、初めから色が付いているものもあります(但し、レジンは経年により変色することもあるのでクリアカラーを塗ったほうがいいかと思います)。
また、おゆまるはお湯を掛けるを柔らかくなる粘土のようなもので、冷えてくると再び固まります。元々は子供がお風呂で遊ぶためのものだったようで、100均だと玩具のコーナーにあることが多いと思います。こちらは温度によって固まったり柔らかくなったりする性質を利用してレジンをサーベルの形にするための型を作ります。
続いてレジンを固めるためのUVライト。
こちらはさすがに100均と言うわけにはいきませんが、安いものならAmazonで2000円前後で買えたりします(僕は上記のものを実際に使用しています)。本来はジェルネイルを固めるためのもののようですね。
2.おゆまるで型をつくる
まずはおゆまる二つ(色が違うとわかりやすいです)で挟み込むように複製するバーツの型を取っていきます。
手順としては以下の通り。
- お湯(ティファールで沸かしたぐらいの温度)に1つ目のおゆまるを入れて柔らかくする。
- 複製するパーツの片面に1つ目のおゆまるを隙間ができないようにしっかりとくっつける。
- 同じく2つ目のおゆまるをお湯で柔らかくする。
- 2つ目のおゆまるをパーツの反対側に挟み込むようにしっかりとくっつける。
- 冷水などでおゆまるを冷やして固める。
- おゆまるが固まったらゆっくりと元のパーツからはがしていく。
おゆまるの扱いについては完全に粘土細工のような感じです。沸騰させたお湯を使うので火傷にはご注意ください。
2つのおゆまるですが、以下の写真のように爪楊枝などでレジンを固めるときにずれないようにしておくとミスなく進められると思います。
3.型にレジンを流し込んで固める
続いておゆまるで作った型にレジンを流し込んで固めます。
上記の状態(2つのおゆまるの中にはレジンが入ってます)でUVライトに入れて硬化させます。ライトの機種にもよると思いますが、だいたい数分ぐらいで硬くなります。
硬化させておゆまるを剥がすとこんな感じ。おゆまるの隙間にレジンがはみ出てバリとなっている場合はデザインナイフなどで切り取っていきます。
柄の部分に取り付けてみました。
取り付けるためのピンの部分もレジンで再現されているため、元のパーツと同様に付けたり外したりすることができます。
今回はお試しということでサクッと雑に作ったのでよく見ると気泡が結構できています。小さな気泡であればクリアカラーを塗ると分かりにくくなりますが、材料の原価も安いので気になる方は綺麗にできるまで何回か作り直してみるのもいいでしょう。おゆまるで作った型もお湯を掛けない限りは何度でも使えます。
4.完成!!
上からクリアーピンクを塗って完成。
お湯沸かしたりする時間も含めてトータル30分ぐらいでできています。
ということで比較的簡単な工作でビームサーベルをクリアパーツにすることができました。今回かなり雑な出来ですが、何回か練習していったら色々な所で利用できそうです。
また、おゆまるで作った型にレジンではなくポリパテを入れることでパーツの複製にも利用することが可能です。
番外編:ツインアイをクリア化してみるテスト
試しにガンダムタイプのツインアイをクリアパーツ化してみました。
使用したのはHGUCの陸戦型ガンダム(古いほう)です。
レジンで複製したパーツがこちら。目の部分と顎の部分が一体化したパーツで、元は赤一色のパーツです。
眼の周りの黒い部分はとりあえずガンダムマーカーのスミ入れ用ブラックで塗っています。
頭部に組み込んでみました。右側が普通に組んだもの。
顎の部分もクリアーになってしまっているのでそこは赤で塗装が必要ですね。
試してみたかったのがこれ。
クリア化した方に超小型LEDライトを仕込んで光らせてみました。
ライトは赤しか手元になかったのでEXAMみたいになってますが、緑や黄色等機体にあった色のLEDを使えば普通にツインアイ発光の再現もできそうですね。最近はツインアイの部分がはじめからクリアパーツになっているものも多いですが、少し古いキットなんかでは使えそうな感じです。
まとめ
ということでレジンでのパーツ複製でした。
今回は試しにサーベルを作ってみましたが、工夫次第で色々と遊べそうです。
材料も安く手に入るものが多いので、色々試してみたら面白そうですね。