10年ほど前ぐらいから日本でその人気が広がったスポーツ、フットサル。
サッカーに近いルールと、その手軽さから爆発的に普及しました。
もしかしたら未経験者が気軽に始めやすいスポーツのナンバーワンかもしれません。
それだけ、その競技を楽しむことができるインフラが整ったスポーツと言えます。
その中でも、非常に気楽にそして簡単にフットサルかできる「個サル」の特徴やについてご紹介したいと思います。
サッカー部での経験も不要!面倒な準備も不要!運動不足とそのための時間不足に悩む方におすすめな明日からでも始められるスポーツです。
目次
そもそもフットサルとサッカーの違いって?
ルール的な違いや歴史の違いを語ろうとすると、それこそ本一冊書けてしまいそうなので、初心者に向けてざっくりとした違いを書きます。
- サッカーは11vs11人、フットサルは5vs5人で行います。各チームに一人だけ手を使うことを許されるキーパーが含まれるのは同じです。
- ボールが小さく弾まない。フットサルボールはサッカーで言えば4号球(小学生用)のサイズです。さらにあまり弾まないようになっているので、サッカーよりトラップがしやすいです。
- コートが狭い。人数がサッカーの半分以下なので当然と言えば当然とですね。だいたい縦20m横40mぐらいが目安になりますが、だいたいテニスコート2面分ぐらいですね。
- スローインがない。横の線を超えた場合はキックイン(足で蹴って)での再開になります。
- ゴールキックがない。後ろの線を超えた場合は、キーパーが手で投げての再開になります。
他にも交代がいつでも何度でもできるなどの細かい違いはたくさんありますが、これから始めるよって方はとりあえず上記を知っておけばいいかなと思います。
個サルってなに?
個サルというのは、個人参加型フットサルの略称になります。その時集まったメンバーでチーム分けをして、ゲームを楽しみます。
フットサルをするときにありがちな、
- 日程調整して
- メンバー集めて
- コート借りて
- ぎりぎりまで人数集めに苦労して
- それでもドタキャンがでて
のような面倒な準備やストレスは一切不要です。
この手軽さ、気楽さが個サルの人気の理由です。一人ないし数人で現地に行きさえすれば、場所もメンバーもその施設が用意してくれます。
麻雀をやる人ならば、「雀荘でのフリー打ち」と言えば伝わりやすいでしょうか。
個サルの流れとポイント
個サルの流れ
例えば、2時間で20名定員の個サルだったとします。
- 施設のHPで開催日・開催時間を確認します。
- 電話やネットで希望の日時で予約します。
- 開始時間までに施設に到着。受付と料金の支払いをして着替え。
- 始めにその20名でチーム分けをします。(この場合は4チームに分かれますね)
- あとは2時間ひたすら総当たりの試合を繰り返していきます。
- 2時間が過ぎたら終了。その場で解散です。
冒頭の10分程度をアップの時間にしたり、途中でチーム分け直しをすることもありますが、基本は上記の流れになります。非常にわかりやすいですね。
キーパーについてはたいていは時間ごとや点が入るごとに交代となるように、施設のスタッフがコントロールします。なので、「初心者だからキーパーばかりやらされる」みたいなことにはなりませんのでご安心ください。
どこでできるの?
最近はほとんどのフットサルコートで個サルを実施しています。
ただし、フットサルの施設では他にコートのレンタル・スクール・大会なども行われているので、個サルは「〇曜日の〇時から」と決まっていることが多いです。
「個サル 東京」のように検索すると個サルをできる施設が出てきますので、ご自分の生活圏でできるところを探してみましょう。
コートの例として僕がよくいっている施設のチェーンをご紹介してきます。
JRの系列で東京・神奈川・埼玉に6施設を持っている、ジェクサー・フットサルクラブです。
ジェクサーといえばフィットネスクラブのほうで有名ですね。
JR系列の最大の利点、駅近く(というかすべて駅ビルの屋上)が非常に便利です。また、もともとフィットネス施設がメインだったところが多いためシャワー等の設備も充実しています。
個サルも施設のスタッフがきっちりついてコントロールしてくれるので雰囲気もよく、レベルも「上級者限定」「初心者歓迎」のようにわかれているので初心者や女性が参加しやいすいのもポイントです。
いつできるの?
上記のように施設によって曜日と時間が決まっているので、施設のHPを見るか電話して確認する必要があります。
平日・休日どちらも実施していることが多く、だいたい平日であれば19時ぐらい(会社が終わっていけるぐらいの時間)から、休日は昼間が多いと思います。
また、一回の時間は2時間が一般的ですが、施設や時間帯によって1時間半とか3時間とかもあります。普段あまり運動をしていない初心者にとっては3時間はまず無理だと思いますので、無難に1時間半か2時間のところにしましょう。
いくらかかるの?
たいていは一回の参加費が1,000円~1,500円ぐらいのところが多いですね。
また、施設によりポイントカート・早期予約での割引・曜日ごとの割引、などの様々なサービスが用意されていますので、そちらもHPなどでチェックしておきましょう。
参加者のレベルは?
これは施設や開催時間(コマ)によってピンキリと言えます。
- 初心者・女性・子供も参加してわいわい楽しくプレーする
- 前半はスクール形式で練習し、後半ゲームをする初心者向け
- チームでもプレーしている上級者ばかりのガチな試合になる
- Fリーグ(フットサルのプロリーグ)の選手が調整に参加しているとの噂もある超ガチなハイレベル
これについては正直言って当日現地に行ってみないとわかりません。
事前にレベルを確かめる方法としては以下の方法があります。
- 施設に電話をして確認する。
- 施設によっては個サルのコマごとのレベルを「初心者・女性向け」「上級者限定」などに分けているのでHP等で確認する。
これは施設に電話で聞いてみるのを強くおすすめします。
電話予約なら予約の時に、ネット予約ならその前に、電話で「初心者なのでついていけるか不安」と伝えましょう。
たいていの施設ではそこの個サルの雰囲気、レベルなどを親切に教えてくれます。女性の場合は他に女性が参加しているかも気になるポイントだと思います。
そこで電話を受けた担当者の対応が適当だったり不親切だったりしたらよその施設に行ってしまうのも検討しましょう。
スタッフの対応がいい加減な施設は、プレー中もほったらかしだったりします。(マナーの悪い奴を注意しない等)
運動自体の経験もなくて、ついていけるかどうしても不安!という場合の対処法は後程"下のほう"でご説明します。
予約時の注意点
初めてであれば色々気になることはあると思いますが、予約の電話の際に気になることは聞いてみましょう。ネット予約の場合は、事前に施設に電話をすれば丁寧に教えてくれます。
初めての時に聞いておくべきこととしては以下の点ですね。
- キャンセルする場合の期限や、キャンセル料の支払い規定。
- 悪天候や申し込み者不足で中止になる際の施設からの連絡方法とタイミング。
- シャワー・ロッカー等の設備の確認。
- 個サルの雰囲気・参加者のレベル(前項の通り)
この辺りを確認しておけばいいかなと思います。
また、個サルには定員があります。
コート1面での開催の場合であればだいたい20名が定員になります。
当然予約が定員に達すれば締め切りになってしまいますので、日程が決まったら早めに予約しましょう。
用意するもの
【スポーツウェア】
ウェアについては一般的な運動ができる格好ならばなんでもいいと思います。チーム分けをするためのビブスなどは施設で貸してくれます。
トレーニングウェア・ジャージ・サッカーなどのレプリカユニフォーム、人により思い思いの恰好で参加しています。
脛あて(レガース・シンガードとも)は必須とはされていませんが、万が一の怪我を防ぐために用意できるならあった方がいいと思います。その施設で買える場合もあります。
ただ、個人的な感覚ではつけている人の方が少ないかな。
【シューズ】
大半の施設は人工芝なので、靴底がフラットなもの(体育館履き)か、小さめのゴムの突起がついているもの(トレーニングシューズ)を用意する必要があります。
現地で有償でレンタルできることもありますが、定期的にフットサルをするならば買っておいたほうがいいと思います。
安いものならば3,000円くらいからで買えます。
ちなみにサッカーで使用する土のグラウンドや天然芝用のスパイク(靴底の突起が大きいもの)は人工芝を痛めるので使用できませんので注意してください。
また、普通のスニーカーやランニングシューズは使用可能ですがお勧めしません。ボールを蹴る用に作られていないので、蹴った時に足が痛いです。スニーカー等で長くプレーしていると足を痛めます。
初心者がシューズを購入する際は、スポーツショップで必ず店員を捕まえて選ぶのを手伝ってもらいましょう。「フットサル用のシューズを探しています。」と言えば、対応したモデルを選定して色々解説してもらえます。
【飲み物】
かなり激しい部類の運動となるため、飲み物は必須です。
夏場の日中屋根のないところで水分補給を怠ると最悪死にます。
ただし、必ずといっていいほど施設には自販機(スポーツドリンク系がメイン)が設置されているので、お金を持っていきさえすれば何とかはなります。
【タオル】
普通に運動するときと同じです。
汗をかいたときに拭けるものであれば何でもいいと思います。
【お金】
前述の参加料と、プレー中に飲み物がなくなった時の小銭(自販機用)も手元に用意しておくと便利です。
こんな人におすすめ!!
- なにか運動を始めたいと思っている人。
- フットサルがしたい!でもチームを探したり人を集めたりのような手間はかけたくない。
- 運動不足に悩んでいて、会社の帰り等に手軽に運動をしたい人。
- チームでやってるけど活動日が少なく物足りない人。
- サッカーやフットサルに興味があってプレーしたいけどきなりチームに入るのはハードルが高いと感じている人。
基本的には身に着けるものさえ準備すれば身一つで始められます。
運動不足に悩んでいる、でも時間も中々取れない忙しい社会人の方にもぴったりです。
僕が個サルで一緒にプレーした人ですと、カップル・小学校高学年ぐらいの親子連れ・定年近い年齢の人、など色々な人たち(当然その場で始めて会った知らない人です)がフットサルを楽しんでいます。
ついていけるかどうしても不安な時の対処法
個サルには様々なレベルがあり、本当の初心者でも楽しめる所も確かにあります。
しかし中級レベルぐらいのところが最も多く、運動すら未経験の初心者には仮に施設に電話で確認したとしても、ついていけるかはやはり不安だと思います。
その場合の対処法として、「ワンデイレッスン」というものがあります。
ワンデイレッスンは個サルのスクール版といったもので、通常の月謝制のスクールとは違い、1回分の参加費のみを支払ってその日限りのレッスンを受けることができます。
定期的に参加する月謝制のようにカリキュラムに沿い継続してのレッスンとはならないので、月謝制に比べて内容はどうしても薄くなります。しかしその分、初心者向けの簡単なレッスン内容になっているところが大半です。
ワンデイレッスンは個サルと同様にフットサルの施設が主催していて、HPなどで実施の有無や日時が確認できますので、まずはそこで体を動かす練習から始めてみるのもいいと思います。
レッスンのコーチはたいていその施設のスタッフがやっています。ワンデイレッスンに1回ないし数回参加してみて、コーチに「個サルも気になっている」と相談してみましょう。
「初級レベルの個サルなら全然やれますよ!」とか「もう少しボールに馴れる必要があるかもしれませんね」とか親身になって教えてくれるはずです。
最後に
何かスポーツを始めたいと思っている方にはおすすめなのが個サルです。
初心者OKの所であれば部活等の経験も必要なく、性別・年齢問わず楽しむことができます。
チームに所属したり月謝制というわけでもないので、そこの雰囲気が合わなければ次からは別のことろに行ったりすることができるのも気楽です。
最近は個サルができるフットサルの施設もどんどん増えているので、運動不足に悩んでいる社会人の皆様は一度個サルを試してみてはいかがでしょうか。
他にも個サルのメリット・デメリット・注意点や対処法、なども入れようと思いましたが、分量がエライことになってしまったので記事を分割しました。
【続編です!】
【個サルのメリットとデメリット・注意点】
www.yumekichi-blog.com
【初心者が楽しむためのポイント5つ】
www.yumekichi-blog.com
【初心者が気を付けたいマナー】
www.yumekichi-blog.com