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ポケモンのソフトの「世代」という概念について【まとめ】




スマホアプリのポケモンGOが社会現象になるなど、近年のポケモンブームを受けて「久々にやってみようかな」「アプリだけじゃなくてゲームもやってみようかな」なんてお思いの方も多いのではないかと思います。


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上の記事で、久々に或いは初めてポケモンをやってみようという方向けにおすすめなソフトをご紹介しています。


今回はプレイするソフトを選ぶ際に知っておくといい"世代"という概念についてご紹介します。



目次

ポケモン作品の"世代"とは?

端的にいうと「本編の何作品目か」による分類で、世代によって登場するポケモン・動作するハードウェア環境(ゲームボーイやDSなど)などが区分けされています。大きな変化や新しいシステムの追加がされるのは新しい世代になるときが大半です。


【例】

  • 第2世代から悪・鋼タイプの追加
  • 第4世代からハードがDSになった
  • 第6世代からメガシンカが登場


また、通信交換も世代ごとに分けられており、たとえば通信交換や対戦ができるのは基本的に同じ世代のソフト同士のみとなります。


2019年現在の最新作は"第8世代"となっています。これまでで大きく分けて、8シリーズ発売されているということですね。


次項から各世代の特徴と発売ソフトについて簡単にご紹介します。



各世代と対応のソフト

<第1世代>


 
 
 

  • 対応の作品:「赤」「緑」「青」「ピカチュウ」
  • ポケモン数:151匹
  • ハード環境:ゲームボーイ、ゲームボーイカラー、VC版


記念すべき初代作品です。ピカチュウバージョンは、アニメのヒットを受けて最初につれていくポケモンが炎水草の三匹からの選択ではなくピカチュウ固定になったものです。


2016年にダウンロードして3DSでプレイできるVC(バーチャルコンソール)版が発売されました。

<第2世代>


 
 
 

  • 対応の作品:「金」「銀」「クリスタル」
  • ポケモン数:251匹
  • ハード環境:ゲームボーイ、ゲームボーイカラー、VC版


【前作からの主な追加要素】

  • 悪・鋼タイプの追加
  • ポケモンの♂♀が追加されタマゴを産むようになった
  • ポケモンがアイテムを持てるようになった
  • 天気や時間帯の追加
  • 色違いのポケモンが出現するようになった
  • 特攻と特防が別の数値に別れた


発売日の大幅遅延など色々とすったもんだした二作目。初代ではニドランのみだった性別が正式に実装された、ポケモンが卵を産むようになった、時間帯という概念、等々以降の作品に繋がる新要素が多く取り入れられています。


第一世代と同様に「金」「銀」のVC版が2017年9月22日に発売されました。また、2018年1月26日に「クリスタル」も発売され、ゲーム内で幻のポケモンセレビィが手に入ることが話題となっています。


<第3世代>


画像出典:ポケットモンスターオフィシャルサイト
 
 
 

  • 本編の作品:「ルビー」「サファイア」「エメラルド」
  • リメイク作:「ファイアレッド」「リーフグリーン」
  • ポケモン数:386匹
  • ハード環境:ゲームボーイアドバンス


【前作からの主な追加要素】

  • リメイク作品の登場
  • ポケモンの特性の追加
  • ポケモンの能力に影響を及ぼす性格の追加
  • 2vs2のダブルバトルの追加

 
 
この世代から過去作品のリメイクが登場するようになりました。「ファイアレッド」は初代「赤」の、「リーフグリーン」「緑」のリメイクです。ベースは初代ですが、環境は第三世代のため最初の151匹以外のポケモンも登場します。


システム面ではポケモンの性格や特性といった、戦略性や育成のバリエーションを大きく広げた要素が追加されました。また、この第3世代以降は、育てたポケモンを次以降の世代作品につれていくことが可能です。(詳しくは"後述")


また、第3世代で追加されたダブルバトルは、世界大会の公式ルールとしても採用されています。

<第4世代>


 

 
 
  

  • 本編の作品:「ダイヤモンド」「パール」「プラチナ」
  • リメイク作:「ハートゴールド」「ソウルシルバー」
  • ポケモン数:493匹
  • ハード環境:DS、3DS


【前作からの主な追加要素】
ポケモンの技が「物理わざ」「特殊わざ」にわけられた



ここからハードがDSになり、グラフィックや容量などが大幅に向上しています。「ハートゴールド」は二作目の「金」「ソウルシルバー」「銀」のリメイク作品になります。
 
 

<第5世代>

 

 

 
 
 

  • 対応の作品:「ホワイト」「ブラック」「ホワイト2」「ブラック2」
  • ポケモン数:649匹
  • ハード環境:DS、3DS


【前作からの主な追加要素】

  • 隠れ特性(通称:夢特性)が追加
  • わざマシンが使い捨てでなく何度でも使えるようになった
  • 3vs3のトリプルバトルとローテーションバトルの追加
  • 通信対戦のレーティングバトルが開始

初めて「○○2」という個別の続編が登場しました。「ホワイト2」「ブラック2」は主人公も変わっていてもちろん単体でも楽しめますが、「ホワイト」「ブラック」のどちらかはやっておいた方がより楽しめると思います。


これまではカントー(関東)やジョウト(関西)など、舞台となる地方のモデルは日本国内でしたが、第5世代のイッシュ地方はニューヨークと初の海外が舞台となりました。これは以降のカロス(フランス)やアローラ(ハワイ)にも繋がっています。


第5世代は、賛否両論の「ブラック」「ホワイト」、最高傑作とも名高い「ブラック2」「ホワイト2」と様々な評価がありますが、色々と新しいことに挑戦しようとした意欲的な作品でした。
 
 

<第6世代>

 

 

 

  • 本編の作品:「X」「Y」
  • リメイク作:「オメガルビー」「アルファサファイア」
  • ポケモン数:721匹
  • ハード環境:3DS


【前作からの主な追加要素】

  • メガシンカの登場
  • フェアリータイプの追加
  • ポケモンがドット絵から3Dになった
  • スカイバトル・群れバトル・さかさバトルの追加
  • ポケモンのニックネームが6文字まで可能になった

ハードが3DS専用になりました。旧DSやDSiなどではプレイできません。専用ハードの性能が上がったことで、戦闘シーンなどが旧来のドット絵から3Dになっています。また、大きな新要素として「メガシンカ」が追加されています。


また、タイプ「フェアリー」が追加されたことで、ポケモン間の相性のバランスも大きく変化しています。


「オメガルビー」「アルファサファイア」はその名の通り、三作目「ルビー」「サファイア」のリメイク作になります。
 
 

<第7世代>

 

 

 
 

  • 対応の作品:「サン」「ムーン」「ウルトラサン」「ウルトラムーン」
  • ポケモン数:802匹
  • ハード環境:3DS


【前作からの主な追加要素】

  • Zワザの追加
  • リージョンフォーム(アローラのすがた)の追加
  • ひでんマシンの廃止
  • トリプルバトル・ローテーションバトル・スカイバトル・群れバトルの廃止

 
 
DS系ハードでは最後の作品となりました。新たな要素として「Zワザ」や、過去のポケモンが環境によって変化した新たな形態「アローラのすがた」が登場しました。
「ウルトラサン」「ウルトラムーン」では過去作品の伝説のポケモンや悪の組織のボスが登場するなど、これまでの集大成のような作品となりました。

<第8世代>

 


 

  • 本編の作品:「ソード」「シールド」
  • リメイク作:「ブリリアントダイヤモンド」「シャイニングパール」 
  • ポケモン数:664匹(本編)、491匹(リメイク)
  • ハード環境:Nintendo Switch


【前作からの主な追加要素】

  • メガ進化、Zワザの廃止
  • ダイマックスの追加(本編)
  • マックスレイドバトルの導入(本編)

 
 
ハードが最新機のNintendo Switchになりグラフィックや演出が大幅に進化しました。また、新たな要素としてこれまでのメガ進化とZワザをあわせたような「ダイマックス」が登場しました。ただし、発売前にも話題になりましたが、公式からポケモンの大幅な互換切りが発表されており思い入れのあるポケモンがいる人は注意が必要です。発売時点では約400種類でしたが、その後のアップデートや追加エピソードの実装で徐々に登場・他作から連れてこれるポケモンが追加されています。

また、リメイク作の「ブリリアントダイヤモンド」「シャイニングパール」は第四世代の「ダイヤモンド」「パール」のリメイクになっています。「ソード」「シールド」での追加要素は搭載されておらず、原作を元にビジュアル面や一部のシステムをパワーアップした移植作になっています。


 
 

<第9世代>

 

 
 

  • 対応の作品:「スカーレット」「バイオレット」
  • ポケモン数:400匹
  • ハード環境:Nintendo Switch


【前作からの主な追加要素】

  • ダイマックス・マックスレイドの廃止
  • テラスタル・テラレイドの導入
  • マップがオープンワールドのような形に変化
  • ストーリー(ジム攻略等)が好きな順番で攻略可能に。

 
 
2022年11月現在の最新作。舞台は壮大な自然と色彩豊かな街並みが特徴のパルデア地方。全てのマップがオープンワールドのような形になり、前世代の『ソード/シールド』と『アルセウス』を合わせた様なシステムになりました。ジム攻略等の順番も強制が無くなって、広大なパルデア地方を文字通り自由に冒険できるようになりました。





世代間のポケモン移動について

最新作にポケモンをつれていこう!

前述の通り、基本的にポケモンの交換や対戦は同じ世代のソフト同士のみになっています。しかし、第三世代以降については旧世代から新世代にポケモンをつれてくることができるようになっています。



これにより、

  • 「苦労して育てた愛着のあるポケモン」
  • 「配信などで手に入れたレアなポケモン」
  • 「図鑑を埋めるのに必要だが入手が面倒なポケモン」

などを旧作品からつれてくることができます。個人的にはユーザーのキャラクターへの愛着を大切にする非常に素晴らしいサービスだと思っています。


各世代間の移動方法や条件など

愛着のあるポケモンを新しいソフトにつれていけること自体は非常に素晴らしいシステムなんですが、その方法が非常に面倒でわかりにくい!

 
【世代をまたぐポケモン移動の主な特徴】

  • 第三世代以降が対象(VC版を除き第一、二の互換は切れている)
  • 世代を飛ばしての移動はできない(例:第3から第5にいくには第3→第4→第5のステップを踏み、各ソフトや本体も必要)
  • 移動の方法や制約などは世代ごとに異なる
  • 世代を遡ることはできない。あくまで旧→新

 
 

【イメージ図】



細かくはこちらにまとめていますので気になる方は併せてご覧ください。

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なお、最新作である第8世代『ソード』『シールド』は2019年11月の発売時点では他の世代との通信は出来ませんでしたが、2020年にリリースした『ポケモンホーム』によって過去作や他作品からポケモンを連れてくることができるようになりました(連れてこれるポケモンには制限もあります)。



それでは、良きポケモンライフを!



 




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