ゆめろぐ

ゆめろぐ

仕事・趣味・生活について書き連ねていく雑記ブログです。

PS4『よるのないくに2 〜新月の花嫁〜 』感想




PS4の『よるのないくに2 ~新月の花嫁~ 』前作に引き続いてプレイしました。トロコンまでしたのでその感想です。

本作はコーエーテクモゲームスから発売された今となっては結構前の作品です。ずっと放置していた前作『よるのないくに』を先日プレイしたので、続けて続編である本作をトロコンまで遊びました。
ストーリーやゲームシステムが薄味なのは前作から相変わらず。しかし、3Dモデル等のビジュアル面を含むキャラクターゲーム的な要素については前作よりもしっかりパワーアップしている、という印象の作品です。


目次

 
 
 

製品概要

よるのないくに2 ~新月の花嫁~ (初回封入特典(特製「プニ」 ダウンロードシリアル) 同梱) - PS4 
 
定価:7,300円(税別・据置機版)
機種:PS4,VITA,Switch
発売:2017年8月31日発売
ジャンル:美少女従魔RPG
プレイ時間:41時間
作品評価:70点


プレイ時間は1回目のクリアまでが約17時間、2周目&トロコンまでを含めて41時間。

プレイヤーは邪妖を狩る騎士の少女アルーシェとなって、幼馴染の巫女リリアーナを守るため、「月の女王」との闘いに身を投じていく。主人公のアルーシェと、リリアーナをはじめとする複数のヒロイン達による、友情と愛の物語。




作品の特徴や感想

本作の特徴や気になるポイントなどを。


基本的なゲームシステムは前作と同じアクションRPG

ゲームシステムは前作から引き続き、割とありがちなアクションRPG。

拠点となる「ホテル・エテルナ」で装備やパーティの準備を整え、フィールドマップに外出して戦闘・探索・イベントの進行などを行ってストーリーを進めていきます。さらに本作では各章ごとに制限時間が設けられるようになり、外出するごとに空に見える蒼い月が少しつ欠けていき、欠けきって新月になってしまうとゲームオーバーになります(アップデートによりクリア後の2周目以降は時間制限は解除されるようになりました)。

アクション操作も直感的でわかりやすい操作性。高難易度にするか低レベルプレイでもしない限りは、ボタン連打で振り回していても進めるのでアクションがそこまで得意な人じゃなくてもある程度サクサク進めると思います。イメージ的には前作同様に『無双系』とか『閃乱カグラ』とかに近いイメージの戦闘。あとは前作にはなかったジャンプが追加されていました(前作でジャンプできないのは非常に違和感あったので追加されて良かった)。


キャラクター部分は前作よりもパワーアップしている

前作においても「キャラクターの魅力」「ビジュアル」というのは大きなポイントの一つでした。
本作ではそこがさらにパワーアップしていたと思います。まずは何よりもメインのキャラクターが大幅に増加しました。前作ではメインの女性キャラクターは主人公アーナスとヒロインのリュリーティスの二人のみ。あとは敵か味方か謎めいた立ち位置のクリストフォロスをメインキャラとして数えるか、と言ったぐらいで作品の雰囲気的にもあまり需要の無さそうな男性キャラクターの方が多いぐらいでした。本作では主人公アルーシェと、メインヒロインのリリア、そしてサブヒロインと言ってもいいキャラクターが6名となっており、後述のリリィシステムの追加もあって戦闘中も、拠点での行動中も画面がかなり華やかになりました。3Dのビジュアルのクオリティも高いので、イベント中や戦闘シーンでのスキル発動デモ等、画面を見ていて飽きません。キャラクターゲームとしては合格点の出来になっていたと思います。

また、続編ということで前作のキャラクターが登場するのも良かったポイント(作中の感じからして本作は前作の数年後ぐらいの世界だと思われます)。前作主人公のアーナスも非常に簡単な条件を満たせばパーティに加入します。正直シナリオ内での扱いとしては十分とは言いにくい感じでしたが、それでも前作を遊んだプレイヤーとしてはシリーズとしての繋がりがあるのは良かったと思います。



リリィシステムの追加

本作からの追加要素としてリリィシステムが導入されました。
リリアを含む最大7人のキャラクターから1人をリリィ(バディ)として戦闘に参加させることができます。戦闘中はボイスがあったり連携技があったりと、各キャラクターごとの性格や特性に沿ったバリエーションが追加されてにぎやかになりました。主人公アーナスと従魔のみで結構戦闘が単調で寂しかった前作に比べるとかなりの進化ポイントだと思います。

リリィは一緒に出撃したりクエストをこなすことで親密度を深めることができ、専用のリリィクエストを進めていくと特別なイベントを見ることができたり、エンディングに影響を与えたりするようになっています。

その代わりとして前作では4匹×4セット連れていくことができた従魔は最大でも2匹までに大幅減となりました。まあ正直後述の従魔アクションの関係で従魔選択自体が死に要素みたいになっているのでこっちはあまり気になりませんでした。複数のキャラクターで戦闘に出られるようになったのは個人的に大きなポイントだったと思います。



やっぱりシナリオは薄味

前作に引き続いてシナリオは結構薄かった印象。
本作は周回プレイを前提にしていることもあってかシナリオはかなりサクサク進んでいきます。サブクエストとか無視して進めたらクリアまで10時間もいらないかもしれません。特にリリィクエストを進めていくことで細かい設定やサブキャラの掘り下げなんかがわかるイベントを見ることができるので、メインのシナリオのみやっているとクリア後に「あれ結局何だったんだ?」と思う部分もちょいちょい出てくると思います。特に1周目は各章に時間制限があってゆっくり寄り道している心の余裕がないのでなおさら。

1周目はサクッとプレイして、2周目以降様々なイベントを拾っていきながらじっくりプレイするのがいいと思います。


その他システム面での変更点など

他に前作に比べて気になった点や良くなっていた細かい点をいくつか。

まずはマップ周りが大幅に快適になりました。とにかく前作はマップが不親切で自分が今どこにいて目指す方はどこなのかが全然わかりませんでした。本作ではそのあたりの利便性は非常に改善されていたと思います。

あとは賛否両論ありそうなのが前述の時間制限システム。1回外出するごとに1段階蒼い月が欠けていき、欠けきってしまうとゲームオーバーになります。プレイに緊張感が出て面白くはあるのですが、どうしてもサブクエスト等を全部は網羅できずに終わってしまいがちなので、1周しか遊ばないプレイヤーにとっては「なんかシナリオ物足りなかったな」と思われてしまう要素になっているんじゃないかと思います。アップデートで2周目以降は時間制限が解除されるようになったので、特に自分のようなトロフィーコンプ勢にとってはありがたい改善だったと思います。


個人的に本作で一番のイマイチポイントは従魔システム。前述の通り前作から大幅に減って戦闘には2匹のみ連れて行けるようになったのですが、これが非常に問題でした。一部の従魔は「木を燃やせる」「電流を吸収する」「炎を凍らせる」など、道を塞ぐエフェクトを解除する能力を持っています。逆に言えばそれらに防がれた道を通りたければそれに対応した従魔を2枠の中に入れないといけないということになります。これが時間制限システムと良くない形でシナジーをしていて非常に面倒でした。それでもエフェクト解除系は一度解除してしまえば永久にそのままなのでまだいいのですが、「高い所にジャンプする」という能力は当然ながらその従魔を連れていないと使えないので、快適にプレイしたいとなると実質1枠はジャンプの従魔で埋まることになります。初期のポケモンでひでん技を持ったポケモンをパーティに入れておかないといけないのに似た不自由さを感じます。従魔の中には槍や大剣や盾といったアルーシェの武器に変化するものもいますが、常にマップ効果系の従魔に枠を圧迫されるので正直武器変化はほとんど使いませんでした。ここに関しては明らかにゲームデザインに失敗している要素だったと思います。



トロフィーコンプについて

今回トロコンまでプレイしました。
本作はクリア後に一部要素を引き継いで周回プレイができるようになっていて、トロコンに必要な周回数は3周(もしくは2周+α)になっています。+αの部分については「アルーシェのアビリティをコンプする」が2周だとポイントが少し足りない。

トロコンを前提にプレイする場合、とにかく時間制限のある1周目はサクッとクリアしてトゥルーじゃない方のエンディングを見て、2周目以降が本番になると思います。2周目をがっつりやりこんで足りない分だけ3周目に入るか、1・2周目をサクッとやって3周目をやりこむか、という感じになるんじゃないかと思います。



エンディングの種類(ネタバレあり)

本作は前作から大幅に減って2個のエンディングが用意されています(前作では5個)。
トゥルーエンドと思われる2つ目の方は時間制限の関係もあって1周目で観るのは中々大変だと思います(不可能ではない)。また、各リリィの親密度をMAXにするとトゥルーエンディング後に後日談を見ることができ、それもトロフィーの条件の1つになっています。


内容についてはネタバレのため白文字にしています。






1.アルーシェ死亡エンド
条件:生存エンドの条件を満たさない
内容:「月の女王」マルヴァジーアを打ち倒したアルーシェだったが、「新月の花嫁」として取り込まれてしまう。「新月の女王」となったマルヴァジーア(アルーシェ)。ルーエはアルーシェから預かっていたスイッチでアルーシェの心臓を破壊する。平和にはなったものの、名前の通りアルーシェが死亡して終わるエンド


2.アルーシェ生存エンド
条件:リリアとルーエのリリィクエストを全てクリアし親密度がMAX
内容:「月の女王」マルヴァジーアを打ち倒したアルーシェだったが、アルーシェが月の女王に殺された時からこれまでリリアが一人で"よる"の広がりを止め続けていたことが明かされる。その影響で時間が止まったユーラルムはリリアの夢の世界の一部となっていた。アルーシェはリリアと二人で"よる"を永遠に止め続けることを選び、二人はルーエの前から去ってしまう。



3.後日談
条件:親密度がMAXのリリィはエンディング後に後日談が見れる
ルーエ:ルルド教団の戦士たちのリーダーとなり仲間に呼びかけるルーエ
カミラ:教皇庁を内側から変えるために残るカミラ。二人の帰る場所を失くさないためにホテル・エテルナの経営も続けていく
ヴェルーシュカ:身体は限界を超えているヴェルーシュカだが、アルーシェと同じように生きている限り人を救うための戦いを続ける
エレノア:究極のチョコを量産することができるようになったエレノア。アルーシェと約束した通りもっとおいしいチョコを作り続けていく
ミュベール:ルルド教団に参加して邪妖を倒すミュベール。アルーシェとの約束を果たすため強さを求め続ける
アーナス:クリスとともにリュリーティスを探しに東に旅立つアーナス




総評

改めて評価をもう一度。

作品評価:70点


前作でも同じことを言った気がしますが、キャラクターのデザインやモデリングについてはさすがコーエーテクモといった感じで非常に良かったです。さらにキャラクターの大幅追加やリリィシステムなど、キャラクターゲームとして楽しむ部分は前作よりパワーアップしていました。

しかし単調なゲームシステムや深堀り不足のシナリオ、時間制限や従魔など不便さの強いシステムなど、ゲーム全体としての完成度は「並」というのが良い所で、万人に無条件にお勧めできるかと言われると微妙な所ではあります。キャラクターの可愛さやモデリングの造形が良かった点をやや甘めに評価して70点、という感じだったかなと思います。


【前作の感想】
www.yumekichi-blog.com