2026年3月20日に公開された『マクロスプラス -MOVIE EDITION-(4K REMASTER ver.)』を観に行ったのでその感想です。
元々はかなり昔の映画(1995年公開)ですが、4KリマスターのBlu-ray発売を記念して全国の映画館で公開されました。
ちなみに本作については完全な初見でした。ゲーム作品等で登場キャラクターと楽曲数曲をなんとなく知っているというぐらいの状態での感想になります。
以下、本作のネタバレをがっつり含んでいますので予めご了承ください。
目次
基本情報

- 総監督:河森正治
- 監督:渡辺信一郎
- 公開:1995年10月7日、2026年3月20日(4K版)
- 評価:★3.5(最高★5)
元々『マクロスプラス』は1994年から1995年にかけて発売されたマクロスシリーズのOVA作品(全4話)。そのOVA版を再編集して新規カットを追加して映画作品としたのが本作。
感想
とにかく映像が凄い
まず一番の感想として映像が凄い。これ本当に30年前の手書きセル時代の作品??と思いました。
人物や背景なども勿論なんですが、何と言ってもやっぱり戦闘シーンの書き込み・作りこみが凄い。「板野サーカス」の名称でお馴染みのミサイルが飛び交うアクロバティックでスピード感のある戦闘は本当に圧巻。また、本作の戦闘シーンと言えばアニメ史に残る「伝説の5秒」が有名。今回それを劇場の大スクリーンで観れたのは非常に良かったです。映画館で観て大正解の作品でした。
シャロン・アップルの存在
マクロスと言えば歌、マクロスの歌と言えば歌姫。なわけですが本作で歌姫として登場するのはなんとバーチャルアイドルであるシャロン・アップル。
このシャロン・アップルが人間のような自我を持って暴走していくというのが本作後半の展開なわけですが、「進化しすぎたAIの暴走」というテーマを30年前の時点でやっていたというのは凄いですね。
ちなみにこのシャロン・アップルの楽曲の中では「INFORMATION HIGH」が一番のお気に入りでした。
また、マクロスと言えば三角関係。
本作でも主人公のイサム、ライバルであるガルド、二人の幼馴染でありヒロインのミュンの三角関係が描かれています。男男女というマクロスシリーズでは珍しいトライアングル(あとはマクロス7ぐらい?)ですが、後半ではイサムとミュンにシャロン・アップルを加えての不思議な三角が出来上がっていくのも面白い所。
その辺諸々含めて異色の作品という感じがします。
シリーズの中では異質な雰囲気
本作はこれまで見てきた他のマクロスシリーズ作品と比べるとやや異質な作品という印象。
一つ前のシャロン・アップル関連の所もそうですが、他にも主人公たちメインキャラクターの年齢層が高く、物語や作中での描写もそれに合わせてしっとりとしていてややビターな雰囲気でした。
歌に乗せて攻撃(〇〇・アタック!!みたいな)感じの描写もあまりなく、全体的に他作品と比べて落ち着いていてオトナな雰囲気の作品という印象を受けました。
物足りない部分もある
不満点が無かったかというとそうでもなく、正直3人の昼ドラパートは長く感じたかな。逆に戦闘シーン自体は凄かったですが、量としては少し物足りなかったかも。
やっぱりマクロスに期待しているのは様々な楽曲に乗せてのスピーディな戦闘シーンなので、そういった意味で言えばそれを待っていた時間に対して実際のカタルシスが少し足りていないという印象でした。
総評
改めて本作の評価。
評価:★3.5(最高★5)
とにかく戦闘シーンの作りこみが素晴らしかった。伝説の5秒を劇場で観れたのは嬉しい体験でした。
昨年は『愛・おぼえていますか』が劇場で観れましたし、このように昔の作品を映画館で観ることができる機会があるのはとてもいいですね。

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