定期購読していたデアゴスティーニの『週刊アイアンマン』がついに最終号の100号を迎え、作り続けていた全長60cmの巨大アイアンマンスーツが完成しました。
色々と振り返っていきながら完成品の写真を載せていこうと思います。
目次
かかった期間・お金
まずはかかった期間。
創刊号の発売が2020年8月18日、最終100号の発売が2022年7月19日なので、1年と11ヵ月。ほぼ2年かかっています。毎週発行されていますが、デアゴスティーニの公式から定期購読を申し込んでおり月に1回4~5号がまとめて届く形でした。
そしてかかったお金。
確認してみると、「創刊号が290円(税込)、その他が通常価格1,490円(税抜)」となっていました。通常価格は税込みで1,639円になっていました。通常価格よりも高かったり安かったりした号があったかどうかは覚えていませんが、単純計算してみると以下の通り。
290+1,639×99=162,551円
約16万円です。
お金は定期購読で月々払っていたので実感が無いですが、積み上げるととんでもない金額になっていますね(笑)。
アイアンマン マーク3 写真
ここから完成品の写真を載せていきます。
通常ポーズ
まずは素立ちで正面から。非常にデカいです。
大きさは全長60cm、横幅(肩幅・スタンド幅ぐらい)30cmになります。置き場所に非常に困ります(笑)。
一応スタンドなしでも立たせることは可能ですが、少しでもバランスを崩すと自重に関節が負けて崩れ落ちるので、基本的にスタンドを付けたままで写真を撮っています。
スタンドも倒れないように支えているようなタイプなので、飛行やジャンプなどの浮かせたポージングは絶対に不可能です。
重量はスタンド込みで4.3kg!!
スタンドなしでも3.7kgです。
両目と胸のアークリアクターを発光。
他に両手の平と両足の裏が発光するようになっています。
ガンプラ(1/144)やフィギュアーツのマーク3と並べるとこんな感じ。
非常にデカいのが良くわかります。
モビルスーツとパイロットって感じのサイズ差です(笑)。
280mlのペットボトルと。
アップで。
頭はちょっと全体のバランスで見ると小さい気がします。
別角度。
目を発光。
頭部側面の丸いパーツを回転させることで発光をオンオフします。
アークリアクターを発光。
オンオフは背中のスイッチでします。
ぐるっと一周していきます。
斜めの角度もカッコいいです。
後ろ。
背中と脚のガードを開閉するギミックがあります。
背中。
脚。内部のメカも再現されています。
ちょっと人体が入っている部分が狭すぎるような気がしないでもないですが・・・。
足の裏は発光しますが、それを活かしたポーズは全く取れないのでこの写真だけ。
ここから立った状態での写真やポージングを何枚か。
正直可動範囲はかなり狭い上に関節の保持力も非常に弱いので、あまり他のアクションフィギュアのようなポージングは出来ません。
アイアンマンと言えばやっぱりこのポーズ。
手の平は発光します。
両手。
ポージング用差し替えパーツ
週刊アイアンマンではポージングのための差し替えパーツが3つ用意されています。
まずはお腹の交換パーツ。
左が通常のパーツで、右が差し替えパーツ。腰をひねっているような表情のついたパーツになっています。
お腹を差し替えるとこんな感じ。
正直何に使うのかよくわかりませんでした(笑)。
続いて交換用の腰パーツ2つ。
これは膝立ちポーズをするためのもので、右と左で左右対称のものが2つ用意されています。
左手と左ひざをついた着地ポーズ。
腰パーツを付け替えて右向きに。
こっちの方がいい感じにポーズが取れたと思います。
『週刊アイアンマン』の良かった点・悪かった点
最後に約2年の定期購読とアイアンマンの作成を通して感じた良かった点と悪かった点を書いていこうと思います。
良かった点
良かった点は主に以下の通り。
・マガジンの内容
・アイアンマンのサイズ感と重量感
・自分で1から組み立てていく楽しさ・達成感
と言った感じでしょうか。
やぱり全100号にも及ぶマガジンは日本では中々読む機会のないアメコミの内容を簡単にまとめてくれているのでとても楽しめました。自分は映画だけを見ていたので、映画との違いや元の設定なんかを知れたのは良かったです。
また、アイアンマンの方はやっぱり他のフィギュアには中々ないサイズと重量感がすごい(置き場所には困るけど・・・)。そして1から自分で組み立てていく楽しさや完成したときの達成感は、通常のフィギュアでは中々味わえない感覚だと思います。プラモデルなんかが好きな人にはいいんじゃないかと思います。
悪かった点
続いて悪かった点・残念な点。
こちらはちょっと辛口。
・保管パーツが多すぎる
・可動範囲の狭さ
・関節が弱すぎる
まずは組み立てていくプロセスでの話ですが、保管する(ついてきた号では使わずにとっておく)パーツが多すぎました。その号で付いてきたパーツを丸々全部使わなかったり、「後の号で使うので保管」となって1年以上使わないなんてのもザラ。バラのパーツの状態で保管するのは組み立てた後よりもかなりスペースを取るので、その辺はもう少し作る人に気を使った設計にしてほしかったです。
そして完成後のダメなポイントの1つは可動範囲の狭さ。正直バンダイのフィギュアーツなどと比べると可動範囲はめちゃくちゃ狭いです。苦肉の策(?)でパーツを差し替えて膝立ちポーズを再現できるようにしていますが、いちいち差し替えるのにもネジの付け外しがいるので中々気軽には出来ないです(差し替え用の腹と腰のパーツが3つもでるのは邪魔だし)。HPなどでは「関節は全部で52カ所!」と謳われていましたが、うち28カ所は両手の指の関節だし・・・。
さらにもう一つのポイントが関節の弱さ。ここが一番ダメなポイント。特に腕。関節が完全に重量に負けています。肘を曲げたままにするポージングは不可能に近いです。個体差や組み方の悪さかもと思い、"自腹で"関節パーツの付いている号を追加で用意しましたがパーツを付け替えても結果は同じでした。これは設計の問題だと思います。正直完成品のフィギュアを買ってこの関節だったら不良品で返品すると思います。
可動範囲の狭さも合わせて、サイズを無視した上でのフィギュアとしての完成度は正直高いとは言えないです。クオリティの高いフィギュアが欲しいなら同じ金額でホットトイズを3~4体買った方が満足度は高いと思います。あくまで「自分で組み立てていく楽しさ」が一番のポイントだと思いました。
さいごに
ということで全長60cmの巨大アイアンマンスーツでした。
一応追加でダメージ加工したパーツやより豪華なスタンドの申し込みもできるようですが、個人的にはお値段に比べるとあまり魅力的に見えなかったのでスルーすることにしました。
不満点も色々と書きましたが、やっぱり1から作っていく楽しさというのが自分には相性が良かったためか、トータルで見ると「楽しかった!!」というのが一番の感想です。出来上がったアイアンマンの存在感・ボリュームも含めてそれなりに満足しています。置き場所には目下困り中ですが(笑)。前々からこういった定期購読系を一度完走してみたいと思っていたので、完成までたどり着けて良かったです。
<デアゴスティーニ・ジャパン公式サイト>
deagostini.jp
【最終回】
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