Netflix制作のマーベルドラマシリーズ、通称「ザ・ディフェンダーズ・サーガ」の全161話を見終わったので、登場したキャラクターの印象をメモしておこうと思います。今後MCUで再登場したりして「あれ、こいつ誰だっけ?」となった時に見返す用にしようと思います。マーベル作品キャラが多すぎてマジで誰だかわからなくなるので・・・。
ドラマ全話を見終わっての印象のため、がっつりネタバレを含んでいますので予めご了承ください。
【各作品の感想】
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目次
『デアデビル』シリーズ
マット・マードック(デアデビル)
『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』のイメージが先行していたのでもっと淡々と敵を始末していく強キャラな印象だったが、結構無策で突っ込んでいってはボコされる(特にS1)のが意外だった。言動も思っていたよりも感情的になることが多い。直情的で融通が利かなくて頑固者。特に「悪人でも殺さない」という信念が強すぎて「お前は一体どっちの味方だ」と言いたくなってしまうシーンも。でもそういったとこも含めて、思っていた以上に人間味があって魅力的なキャラクター。
悪魔をモチーフにした印象的なスーツだけどあんまり着ない。S1では本当に最後の最後のみ。なんとS3では一切着ない。『ザ・ディフェンダーズ』5話でジェシカとの「ストールのがマシ。耳は素敵」「角だよ」のやり取りは面白かった(スーツ着るまではジェシカのストールで顔隠してた)。
フォギー・ネルソン
マットの親友で相棒。一度はマットと袂を分かってしまうが最終的にはカレンも含めて三人で再出発。S1でフォギーに正体がバレるシーンの二人の表情は非常に胸に来るものがあった。
ザ・ディフェンダーズ・サーガ全体通しての良心と言ってもいい人。真の善人。彼の出ているシーンは安心感がある。シリーズの中でも一番好きなキャラクター。
ジェシカ・ジョーンズのS2にちょろっと出てきたがその時だけ吹き替えの声が変わっていて違和感が凄かった。
カレン・ペイジ
フォギーとマットに助けられたことから事務所の事務員をしていたが後にニューヨーク・ブレティンの記者に。
マットと恋仲になるヒロイン的キャラクターだが、トラブルメーカーな部分もあり勝手な行動をした結果マットを窮地に追いやることもしばしばで、好き嫌いが二分しそうな印象。
記者となってからは他作品で名前だけ出てくることも。
"パニッシャー"ことフランクとも結構かかわりの深いのでそっちのシリーズでも結構活躍する。
マーシ・スタール
フォギーの元カノとして登場し、後によりを戻して同棲している。
最初は高飛車な嫌味キャラみたいな感じで出てきたけど、実際には普通に善人でいい人、常にフォギーのことを心から案じている。まさしく「いい女」。
フォギーとセットで画面に映っていると安心する好きなキャラクター。
ウィルソン・フィスク(キングピン)
デアデビルやスパイダーマンの宿敵キングピン。
とにかく警察やFBIなどにも手をまわしていて影響力が最大の武器。サノスとかとはまた別の意味で非常に恐ろしい敵。間違いなく悪人だが、親友のウェスリーにデートのアドバイスをもらっていたりとやけに人間臭い面があったりするのが逆に怖い。
ジェームズ・ウェスリー
フィスクの助手兼親友。
悪人というよりもデキるビジネスマンといった感じの雰囲気の男。邪魔者の抹殺だけではなくフィスクのデートのためのワインまで選んでくれる色々とデキる男。
あっさりカレンに撃たれて死ぬというまさかの展開に、「実はそう簡単には死なない能力者?」「死んだふり?」とか思ったけど本当に退場してびっくり。
ヴァネッサ・マリアンナ
ギャラリーの従業員としてフィスクと出会って恋人になる(S3で結婚)。
否応なくフィスクの犯罪に巻き込まれてしまった一般人的なキャラかと思いきや、そもそもこいつ自体善良でも何でもない結構やばい奴だった。S3では組織に参加したい的なことまで言い出してブルズアイにナディームを消すことを(実質的に)指示し、「フィスクの威を借るサイコパス女」状態に。
クレア・テンプル
各作品で大活躍の(元)看護師。彼女がいなかったらいったい何人死んでいたのか。
『ザ・ディフェンダーズ』までは全作品皆勤賞で、シリーズ前半戦の影の主人公といってもいい存在。途中からは戦闘にも参加したりしていた。
ルークと付き合うことになるがS2で破局してからはシリーズ全体からフェードアウトしてしまった。
エレクトラ・ナチオス
マットの元カノ、かと思ったら実はマットと同じくスティックの弟子で、しかも"闇の手"が追い続けていた生きた兵器である「ブラック・スカイ」だった。S2のラストで死亡してしまうが後に復活。この辺からこのシリーズもオカルト要素が出てきた。
ディフェンダーズとの戦いでマットとともに崩壊するビルに飲み込まれてその後の消息は不明。
ブレット・マホニー
フォギーと仲のいい15分署のマホニー巡査。後に昇進。
ヒーロー達と協力する警察関係者ポジの人。いい奴。善人。ヘルズキッチンのエリアの管轄の刑事と言うことで別作品にもちょこちょこ登場し、「パニッシャー」S2ではメインキャラの一人に数えられる大活躍をした。
マダム・ガオ
みんな大好きマダム・ガオ。
ある時はチャイニーズマフィアのボス、またある時は"闇の手"の幹部。様々な作品に登場し、シリーズ前半を通して暗躍する妖怪ババア。
かなりの高齢のはずだが、ジェシカの蹴りを喰らってもピンピンしているまさに妖怪。相手に触れることなく(多分)吹き飛ばすという戦い方は太極拳というよりはもはやフォースの使い手。
ディフェンダーズとの戦いでマットやエレクトラとともに崩壊するビルに飲み込まれて消息不明になって以降はどうなったのか。
ベンジャミン・"デックス"・ポインデクスター
S3から登場した新ヴィラン。ブルズアイの名前が有名だが作中では呼ばれていない。
最初は優秀で強いFBIの捜査官(正義側の人物)かと思ったら、フィスクに取り込まれる前から色々とヤバい奴だった。銃にしても何か物を投げるにしても狙った的は絶対に外さない、まさに「悪いホークアイ」。
レイ・ナディーム
FBIの捜査官。
序盤は余計な行動をして事態を悪化させるトラブルメーカーかと思ったら、色々なことが明かされていく中盤以降は完全にS3のもう一人の主人公といった感じのキャラだった。守る家族がいてそれゆえに良くない方向に流されてしまうこともあるけどそれでも最後には勇気を振り絞って・・・といったあたりは見ていて非常に好感の持てるキャラクター。
『ジェシカ・ジョーンズ』シリーズ
ジェシカ・ジョーンズ
気難しい、酒癖悪い、人当たり最悪。常にへの字の眉毛はもはやチャームポイント。バーボンを瓶のままラッパ飲みで飲んでいることも多い。とにかく演じているクリステン・リッターの表情がどれも素晴らしい。
とにかく彼女の話は全体的に重くてきつい。でも、だからこそ目が離せない。マーベル系の女性キャラで一番と言っていいくらい好き(ジェシカかワンダかって感じかな)。
トリシュ・ウォーカー
ジェシカの親友で義理の姉妹だがとにかく身勝手で独善的な言動が目立つ(特にS2から)。こいつが動くと自体が悪化する。
ジェシカがマーベルの女性キャラで一番好きなキャラだとすると、S2でのトリシュは逆に一番嫌いなレベルのキャラ。だったのだが、S3でさらに色々なことがあって最終的には結構複雑な感情のあるキャラクターに。最後には受けるべき報いを受けており、もうこうなるしかないよねという感じの結末だった。この人には偉大なる先人の残したこの言葉を贈りたい。「大いなる力には、大いなる責任が伴う」。
キルグレイブ
ジェシカ・ジョーンズS1のヴィラン。
気持ち悪い、本当に気持ち悪い(笑)。本当にもう清々しいぐらいのクソ野郎(誉め言葉)。マーベルの映像作品でもトップクラスにぶっちぎりのクソ野郎に仕上がっており、そのとんでもないキャラの立ち具合はお見事としか言いようがない。S2でも悪霊となってジェシカの前に現れるその執着心はもはや天晴(実際はジェシカの混乱する心が生み出した幻みたいな感じの演出)。S3の最後の最後でも声だけ登場。
アロウチョ・オスカー
S2で登場するジェシカのアパートの管理人。
最初はヤな奴かと思ったら、実は普通に息子思いのパパで、次第にジェシカとも惹かれあうようになり、さらには偽造パスポートまで作ってくれるナイスガイだった。
でもS3では残念ながらジェシカとの関係も途切れてしまった(?)ようであっさりフェードアウトしてしまった。
コスタ刑事
S2から登場。特に嫌な奴ばっかり出てくるS2では数少ないいい人。
後にジェシカと協力するようになり、マーベル作品お馴染みの「ヒーローと協力する刑事」ポジションになった。シリーズの良心といってもいいぐらい善人で良い人。
エリック・ゲルデン
悪人に近づくとその悪意の強さに応じて頭痛を感じる能力者。
S3の事件にジェシカが巻き込まれる原因となった人物で、その能力を使って悪人を脅して金を巻き上げギャンブルに使っていた。純粋な善人というほどではないが、どこか憎めない所のある男。
グレゴリー・サリンジャー
S3のヴィラン。アメコミではフールキラーという敵らしい。
正真正銘のサイコパスの連続殺人鬼のクソ野郎。ではあるものの、印象的にはちょっと弱かった。やっぱりジェシカのシリーズはキルグレイブのインパクトが強すぎて他の敵がどうしても霞む。
『ルーク・ケイジ』シリーズ
ルーク・ケイジ
防弾の肌を持つ男。
S1や『ザ・ディフェンダーズ』に出ていた頃までは「強い!カッコいい!」と言う感じだったが、S2では行動や言動が行ったり来たりで何考えているのかよくわからなくなった(脚本の犠牲でもある気はする)。個人的には好感度が少しずつ下降していくという珍しいキャラクター。最後はハーレムの支配者になってちょっと闇落ち感のある雰囲気に。
何気にシリーズ一番のプレイボーイ。
ミスティ・ナイト
途中から鋼の義手を付けることになったハーレムの刑事。ザ・ディフェンダーズや、アイアン・フィストS2でも大活躍。
初登場時はやたら感情的になる(もはやヒステリーに見える)シーンも多くあまり好きになれなかったけど、シリーズ中の幾多の戦いを経て頼れるキャラクターに成長。義手を使ったバトルシーンも見応えあり。
マライア・ディラード
『ルーク・ケイジ』シリーズのメインヴィランと言ってもいい人物。やりたい放題やって最後は娘に裏切られて毒を盛られる。
正真正銘の悪人、正真正銘のクズ。S2は実質主役と言ってもいいくらいで、ルークよりも目立っていた。こいつとシェイズの昼ドラを延々と見せられるのがしんどかった。
『アイアン・フィスト』シリーズ
ダニー・ランド
光る拳を持つアイアン・フィスト。
S1では15年間浮世から離れていたこともあって、(悪気はないんだけど)発想が幼稚で空気が読めず、周囲の人(特にウォード兄さん)の胃にいつ穴があくかと心配になるキャラクター。でも、ディフェンダーズの戦いを経て成長。何気にディフェンダーズのメンバーの中では一番の主人公気質で話の中心になっていた。
S2の最後にはアイアンフィストの力をコリーンに託し、アイアンフィストの遺産と自分の役割を探しにウォード兄さんと共に旅立った。ラストでは理由は不明だが両拳が光るようになって銃も使うようになっていた。
コリーン・ウィング
ヒロイン、かと思いきやS2の終盤でアイアン・フィストの力を引き継ぐ。元"闇の手"だけど基本的には一貫して善人。
コリーンの拳は白く光る(ラストでは持っていた刀も一緒に光ってた)。ダニー不在中にミスティとのコンビで街を守る、みたいな話も面白そうだっただけにシリーズの打ち切りは残念。
ウォード・ミーチャム
みんな大好きウォード兄さん。
最初は嫌味でイヤな奴かと思ったけど、実は一番人間味があって目が離せなくなる人で、シリーズの中でもかなり好きなキャラクター。とにかく周囲にいる「力を持った奇人たち」に振り回されて悪い方悪い方に追いやられてしまう気の毒な人でもある。作品通して一番"弱さ"を見せていたキャラクターだが、そこがまた人間臭くて憎めなくて共感が持てる。最後ダニーと仲良く二人旅をしてる(しかも楽しそう)のにはとてもほっこり。
メアリー・ウォーカー
二重人格の暗殺者。敵なのか味方なのかわからない不気味さがストーリーにいい味を出していた。メアリーの時の可愛さと、ウォーカーの時の強さや怖さが見事に両立していて非常に魅力的なキャラクターだった。ちなみに二重人格かと思ったら三人目がいたらしいが、打ち切りにより今の所投げっぱなし。
ウォーカーにロクな奴がいないマーベル世界の中でも、メアリーは結構好きなキャラクター。
『パニッシャー』シリーズ
フランク・キャッスル(パニッシャー)
容赦ない人。他の主人公が比較的優等生的な不殺キャラばっかりなので一人だけスタンスが飛びぬけている。敵と決めた相手には一切の容赦をせずに鉛玉をブチ込む戦闘シーンは見ていてスカッとする。
しかし、守るべきと思っている対象に対しては人一倍情に厚く、不器用だけど実はかなり人間味があって意外に礼儀正しい所もあったりするのがとても魅力的なキャラクター。敵は容赦なくぶっ〇すが、コーヒーのおかわりにはきちんと「ありがとう」が言える男。
デヴィッド・リーバーマン(マイクロ)
パニッシャーのS1でフランクの相棒的なポジションになる。バディものみたいな話になったのは意外だったけど面白かった。
血の気の多いパニッシャー作中の癒しと言ってもいい人物。彼の出てくるシーンが本作の中で一番見ていて楽しかった。非常に好きなキャラクターだからこそ逆にもう出てきてほしくない(笑)。君はもう十分頑張ったから家族と穏やかに暮らしていてほしい。
ビリー・ルッソ
フランクにとっての仇であり両シーズン通しての宿敵。
アメコミでは元々「ジグソウ」と言う名前のヴィランだった(この名前を聞くとどうしても有名ホラーシリーズのあいつが浮かぶ)らしいのだが、それを知らなかったのでS1中盤ぐらいまでは結局敵なのか味方なのかわからないキャラだったのが面白かった。S1ラストでフランクにそのイケメン顔をズタズタにされていたが、S2で復活した時には顔が綺麗すぎるように見えたのは気のせい?
ダイナ・マダニ
アメリカ合衆国国土安全保障省(DHS)の捜査官。NY市警でもなくFBIでもなくまた別の組織。住み分けが良くわからない(笑)。
パニッシャーが容赦なくぶっ〇すイリーガルなダークヒーローなので、物語を別の視点(法を守る側)から見るもうひとりの主人公的なポジションの人。S2でのマホニーとのやり取りは面白かった。S2終了後はCIAに移っていた。
エイミー・ベンディックス
ひょんなこと(本当にそうとしか言いようがない)からフランクに守られることになった少女。
S2はフランクとエイミーが話の中心になって、映画『レオン』のような感じになった。エイミーと一緒だとフランクの抑えきれない優しさがにじみ出ていて(あと意外な茶目っ気を見せたりもして)ほっこりする。
クリスタ・デュモン
S2から登場。逮捕され治療を受けていたビリーの担当心理療法士。
徐々に記憶を取り戻したビリーに巻き込まれるも優しさゆえに放っておくことができない善人、かと思いきや終盤ではビリーを操ってより凶悪な行為に走らせた実はヤバい奴。戦闘は素人のはずだが終盤では捜査官のマダニとの格闘戦までしていた。雰囲気的にはヴァネッサに近いものを感じるが、こいつの方がよりヤバい。
ジョン・ピルグリム
S2から登場。フランクとエイミーを追ってくる牧師のような格好をした男。
言動や異常なまでのタフさがとにかく不気味な敵。吹き替えだと声がキルグレイブと同じなのでこのキャラの持つ独特の雰囲気をより強調している感じがする。
【各作品の感想】
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