ゆめろぐ

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PS5『Stellar Blade(ステラーブレイド)』感想。ニーアに近い世界観の爽快感あるアクション




PS5の『Stellar Blade(ステラーブレイド)』をプレイしました。トロコンまでプレイしたのでその感想です。


発売前から色々な意味で話題になっていた本作。結論から言うと非常に楽しめました。開発者も影響を受けたとコメントしている通り世界観やビジュアル、ゲームシステムは『ニーア オートマタ』に非常に近いものを感じます。ニーアが好きな人であれば十分に楽しめる作品になっているのではないかと思います。また、『勝利の女神:NIKKE』と同じ開発元ということでビジュアル面でのキャラクターの魅せ方(オブラートな表現)にも非常に力が入れられており、アクションとしても楽しいし見ているのも楽しいゲームになっていたと思います。



目次

 
 
 

製品概要

【PS5】Stellar Blade(ステラ―ブレイド) 
 
定価:8,163円(税抜)
機種:PS5
発売:2024年4月26日発売
ジャンル:アクションアドベンチャー
プレイ時間:98時間
作品評価:85点


プレイ時間は3周して全エンドを見てトロフィーコンプ(+有償DLC)までした時間。

本作は現在大人気のスマホゲーム『勝利の女神:NIKKE』を開発したSHIFT UPが製作したアクションアドベンチャーゲーム。正体不明の敵に侵略され荒廃した地球上を舞台に、人類の故郷を取り戻すべく精鋭部隊員の一人であるイヴが決死の戦いに身を投じていく、というストーリー。

ゲームシステムはパリィや回避をうまく使いながら敵の攻撃を避けつつ攻撃・スキルを敵に叩き込んでいくスピード感のあるアクションゲーム。ステージはオープンワールド型の広大なフィールドとダンジョン型のステージの2タイプがあり、様々な任務やクエストをこなしながら、世界の隠された秘密に迫っていく。


【PS5】Stellar Blade(ステラ―ブレイド)

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作品の特徴や良かった点

まずは本作の特徴や良かったポイントなどを。


ビジュアル面が良い

やはり本作の一番のポイントはこれ。発売前も発売後も色々と話題になっていたビジュアル面。主人公イヴの美しさや各種衣装が見どころの一つであることは間違いないと思います。このように昨今の風潮に対して無駄配慮を一切しない姿勢はさすが『勝利の女神:NIKKE』のSHIFT UPという感じでしょうか。

とにかく主人公イヴの衣装や髪形などを色々と変えたりしながら動かすだけでも十分楽しめる、という人も多くいたんじゃなかったかと思います。イヴ以外にもリリーやカヤといったサブキャラも美麗なグラフィックで可愛らしくて良かったです。


爽快感のあるアクション

バトル・アクションに関しては最初は比較的難易度高めに感じました。敵の攻撃が結構強力なので、バトルではパリィと回避がかなり重要になります。そういったタイミングを合わせるようなアクションが苦手という人は慣れるまでは結構繰り返しやられると思います。そういった点では死にゲー的な要素もあったと思いますが、ボス戦でのリスタートの位置やその場で即復活できるアイテムなど、繰り返し挑戦することを考慮した設計にはなっていたと思います。

アクションに慣れて各種スキル(戦闘で取得した経験値を使ってスキルツリーから取得していく方式)も充実してくると、スピード感あってスタイリッシュなバトルを楽しめるようになりました。特に、パリィや回避から派生できるスキルが充実していたのが本作のアクションにしっかりマッチしていて良かったと思います。



ストーリーと世界観はあまり目新しさは感じなかった

前述の通り本作はかなり『ニーア オートマタ』に影響を受けている部分があるように思います。そういった点からすると、雰囲気・世界観・ストーリーに関してはあまり目新しさは感じなかったというのが正直な所(ストーリーの導入部分なんかはほぼニーア)。

そこを独自性がないと捉える人もいるかとは思いますが、本作単体での完成度も非常に高い作品であり、個人的には「神ゲーであるニーアに近い雰囲気の作品を最新ハードで遊べる」という点はポジティブにとらえていいんじゃないかと思います。



十分なゲームボリュームとやりこみ要素

本作は8,163円(税抜)のいわゆるフルプライスのゲームの中でも高い方だとは思いますが、それに見合ったボリュームとやりこみ要素を備えていたと思います。

1周目はクエストや収集要素をがっつりやりながら攻略して55時間、2周目が終わった段階で66時間、その後の2024年11月の大型アップデート&ニーアコラボのDLCが来てから3周目をしてトロコンまででトータル98時間と、十分に価格に見合ったボリュームで遊べたと思います。クエストや各種収集といったやりこみ要素も充実しており、特に主人公イヴの衣装はかなりの数が用意されていて(2周目以降限定のものもあり)、新しい衣装を身に着けてまた次の衣装の入手のためのクエストや探索に行く、といった感じでメインストーリー以外の寄り道も結構長くだらだらと楽しめたのが良かったです。



残念な点・気になる点

個人的に残念に感じた点や不満点をいくつか。


・画面にミニマップが表示できたら良かった。
・オープンワールド型のエリア以外はそもそもマップが見れない。
・一部状況の確認が面倒なやりこみ要素がある(リリーの好感度、収集済みの缶、等)
・フォトモードが欲しかった。⇒アプデで追加。


やはりマップ機能がもう少し充実していたら良かったというのが一番かと思います。荒野や砂漠といったエリアは広大かつ景色に変化がないので、いちいちマップ画面を開いて現在位置を確認して、というのは面倒でした。

ビジュアル面が売りの一つであるゲームなのでフォトモードが無いのは残念でしたが、2024年11月のアップデートで追加されました(せっかくなので3周目はフォトモードの追加を待ってからプレイしました)。逆にこのようにユーザの声を柔軟に取り入れてアップデートをしていく開発側の姿勢は好感が持てて非常に素晴らしいと思います。



大型アップデート+追加DLC

本作はちょいちょいアップデートが入って新衣装の追加等がされていましたが、2024年11月19日に大型アップデートが入りました。

こちらにより兼ねてから待ち望まれていたフォトモードが実装されました。かなり自由度の高いフォトモードで、色々なポーズや効果を活用した写真でXが盛り上がっていたと思います。また、これに伴っていくつかのフォトミッションが追加。フォトミッションは各エリアの複数の場所に追加された絵柄の前で自撮りをするといった内容になっていて、そのエリアをコンプすると新衣装が入手できます。


また、同時に実装されたのが『ニーア オートマタ』とのコラボDLC。こちらは有償のDLCとなっていて値段は1,100円。一部エリアにニーアシリーズではお馴染みのエミールが現れるようになり、特定のアイテムを集めて交換することで、イヴ用の2BやA2の衣装や髪形、ニーアの世界観に合わせた新衣装、ドローンの見た目をポッドに変える、リリーやアダムの衣装、といったものを入手することができます。2Bが装着しているゴーグル(目隠しに見えるやつ)等も入手できるので、見た目を完全に2Bにできるのも面白いですね。あと、ニーア系の衣装にすると一部エリアでBGMがニーアのものになるのも良かったです。個人的には十分に価格に見合った内容のDLCだったと思います。




エンディングの種類(ネタバレあり)

本作は全部で3個のエンディングが用意されています。
トロフィーをコンプするためには全エンディングを見る必要があるので、最低3周はプレイする必要があります。


【周回にかかった時間メモ】
1周目:55時間(ノーマルエンド)
2周目:11時間(バッドエンド)
3周目:32時間(トゥルーエンド)



条件と内容はネタバレのため白文字にしています。



1.コロニーへの帰還(ノーマルエンド)
条件:ラストのアダムとの会話で「手を取らない」を選ぶ
内容:エルダー(アダム)を倒したイヴ。「人類の歴史は終わった」と言い残して死んでいくアダム。マザースフィアの迎えでコロニーに向かうイヴとリリー。地球を覆うコロニー(?)の姿に驚く二人(意味はよくわからなかった)。エンドロール後、「真実を追い求める物語は続く。」と表示される


2.失われた記憶の代償(バッドエンド)
条件:リリーの好感度が100%に達していない(「秘密の園」が発生していない)状態で、ラストのアダムとの会話で「手を取る」を選ぶ
内容:エルダー(アダム)との融合を果たしたイヴ。マザースフィアに乗っ取られてしまったエグゾスーツを撃破するがリリーが犠牲になってしまう。「EVEプロトコルは完了」と言い残して去っていくマザースフィア。必ずマザースフィアの元にたどり着くと誓い、送り込まれた大量の空挺部隊兵と戦うイヴ。エンドロール後、「彼女の物語はまだ終わっていない。」と表示される


3.記憶の創造(トゥルーエンド)
条件:リリーの好感度を100%にして出現する「秘密の園」をクリアしている状態で、ラストのアダムとの会話で「手を取る」を選ぶ
内容:エルダー(アダム)との融合を果たしたイヴ。マザースフィアに乗っ取られたエグゾスーツと戦闘になるが、機転を利かせたリリーはスーツから脱出し、イヴはスーツを撃破する。二人の前に現れたマザースフィアは「EVEプロトコルは完了」と言い残して去っていく。送り込まれた大量の空挺部隊兵と戦うイヴ。エンドロール後、全ての空挺部隊兵を打ち倒し朝焼けを見上げるイヴ。リリーはザイオンで最後のハイパーセルを起動させる。最後に「彼女たちの物語は続く。」と表示される。





総評

改めて評価をもう一度。

作品評価:85点


冒頭述べた通り十分楽しめた良ゲーだったと思います。

神ゲーと名高い『ニーア オートマタ』にかなり近い雰囲気とゲームシステムであり、それにプラスして昨今のゲーム業界の情勢をもろともしないビジュアル面の魅力(オブラートな表現)が特徴の作品でした。やりこみ要素も十分に用意されていながら、開発側も精力的にアップデートをしているなど、決して安くはないフルプライスの価格も納得の内容だったと思います。


開発のコメントでも続編の存在について言及されていたようなので、アップデート・DLCの追加に加えて続編の情報等、まだまだ今後が楽しみな作品です。


【PS5】Stellar Blade(ステラ―ブレイド)

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