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PS3『真 ガンダム無双』の感想。ガンダムゲーム随一の爽快感




PS3用ソフト『真 ガンダム無双』をプレイした感想です。ガンダム無双のシリーズは初プレイ、無双系のゲームは元祖である三国無双の3か4ぐらいまでやった以来でした。


100機、500機、1000機と、群がる敵をなぎ倒していく爽快感は無双の名に恥じない作品となっています。



目次


製品概要



定価:7,980円(PS3版・税込)、6,980円(VITA版・税込)
機種:PS3、PS VITA
発売:2013年12月19日発売
ジャンル:タクティカルアクション
プレイ時間:49時間
作品評価:85点
 
 
『ガンダム無双』シリーズの四作目であり2020年現在時点での最新作。


無双系のゲームジャンルは「タクティカルアクション」とされており、広い戦場の中の一兵士(ガンダムの場合は一モビルスーツ)になって1対多数を主としたバトルアクションのゲームとなっている。プレイヤーの関わらないエリアでも戦闘は行われており、刻一刻と変化していく敵味方両軍の動きや、拠点やエリアの占領状況、自軍拠点が攻撃をされていないか等、全体の戦況を見ながら動く必要がある。


120以上の機体がプレイアブルとなり、参戦作品は以下の通り。★マーク付きはストーリーモード有りの作品。(DLC)記載は有料ダウンロードコンテンツでの参戦。

  • ★機動戦士ガンダム
  • 0083 スターダストメモリー
  • ★Zガンダム
  • ガンダムZZ
  • ★逆襲のシャア
  • ★ガンダムUC
  • ガンダムF91
  • Vガンダム
  • Gガンダム
  • ガンダムW
  • ガンダムX
  • ∀ガンダム
  • ★ガンダムSEED
  • ★ガンダムSEED DESTINY
  • ガンダム00
  • クロスボーンガンダム(DLC)
  • ガンダムW エンドレスワルツ(DLC)
  • ガンダム00 劇場版(DLC)
  • ガンプラビルダーズ ビギニング(DLC)


作品の特徴や感想

無双の名に恥じない爽快感

やっぱり無双といえば一番のポイントはプレイの爽快感だろう。本作もその例に漏れず、一振りで複数の敵をバッサバッサとなぎ倒していく爽快感はガンダムゲーム随一と言える。



チャージ攻撃等の一部の攻撃で敵を倒すと誘爆が発生して周囲の敵にもダメージが入るようになっている。レベルの高い状態だとチャージ攻撃を敵の群れに一発撃ち込むだけで一掃できることもあり気持ちがいい。


ゲージが貯まると使用できるSP攻撃も各機体の個性がでており、特にZZガンダムのハイメガキャノンやガンダムDXのサテライトキヤノンなどのぶっといビーム系のSP攻撃で敵の群れを薙ぎ払うのは快感。


ゲームボリュームは多い

主にオフィシャルモード(ストーリーモード)とアルティメットモード(ミッションモード)の2つのモードがあり、両方あわせるとかなりのボリュームとなっている。



<オフィシャルモード>

所謂ストーリーモードで、原作のシナリオが再現されている。
シナリオは立ち絵と一枚絵の紙芝居だがフルボイス。また、ステージ内で流れるムービーはかなり力が入っておりモビルスーツのグラフィックも綺麗。


本モードのある作品は以下の6つのみで選定にやや偏りがある。

  • 機動戦士ガンダム編:8ステージ+1ステージ
  • Zガンダム(劇場版)編:6ステージ+1ステージ
  • 逆襲のシャア編:3ステージ+1ステージ
  • ガンダムUC編:5ステージ
  • ガンダムSEED編:5ステージ
  • SEED DESTINY編:6ステージ+1ステージ


※ガンダムUCは発売当時の時点で完結していなかったためシナリオはEP5まで。
※+1ステージとなっている所は敵軍キャラの視点からビグザムやサイコガンダム等の巨大モビルアーマーを使用することができる追加ステージ。



<アルティメットモード>

所謂ミッションモード。
全25のシナリオがあり、各シナリオ内には5~10のステージがあって総計で189ステージある。さらにDLCで16ステージが追加される(総額3,600円必要)。

また、アルティメットモードのステージにはそれぞれサブクエストがあり「○○分以内にクリア」「○○機以上撃破してクリア」「○○に乗ってクリア」等が設定されており、こちらもすべてこなしていこうとするとかなりのプレイ時間が必要となる。また、サブィエストの達成が機体やキャラクターの解放条件になっていたりもする。


各シナリオにはスパロボのように様々な作品がクロスオーバーしたストーリーが(オフィシャルモードに比べるとかなりあっさりした内容の紙芝居だが)用意されており、各作品のボスキャラクターが結託し主人公軍団と戦うといった作品を跨いだキャラの絡みや、ドズルとオードリーの時空を越えた親子対面(+バナージ)など、ガンダムファンであればそれなりに楽しめるポイントは多い。ちなみにこちらは残念ながらボイスは無し。



膨大なやり混み要素

「カードコレクション」というやり込み要素があり、上述のアルティメットモードのサブクエストとあわせるとかなり膨大なプレイ時間が必要とされる。


カードコレクションは要は実績解除であり、「○○のシナリオをクリアする」「○○で10000機以上撃墜する」等の条件を達成すると対応するカードが入手でき、カードによってプレイアブルの機体やキャラクターが解放されたりMSの強力な装備が手に入ったりする。


カードは全部で626枚あり、オフィシャルモード・アルティメットモードを一通りクリアした時点(プレイ時間49時間ぐらい)でも収集率は47%程度だった。全部集めるとなるとかなり大変そうである。




残念な点

続いて本作の残念な点。

  • ゲームが単調で作業感が出やすい
  • 登場機体の偏りが強い


ステージは平坦でギミックもバリエーションが少なく、特にアルティメットモードでは単調な内容が続くように感じてしまいプレイ途中で飽きやすい。一つの機体、一人のキャラクターに絞りすぎずに、複数で回していくようにしないと完全に作業と化す。


また、参戦機体数は多いが、作品によって偏りがすごい。正直微妙な量産機を入れるぐらいなら、他のアナザー世紀作品の主要機体を入れてほしかった。(Gガンダムはドモン以外のシャッフルメンバー無し、Wはカトルと五飛がハブ、Xはダブルエックスのみ参戦、等)



好きな機体

個人的に本作でのお気に入り機体。

  • Zガンダム(カミーユ)
  • アリオスガンダム(アレルヤ)
  • ガンダムDX(ガロード)


上2体はキャラクターが好きなので使っていた。可変機体でマップを飛び回るのは楽しい。
DXはSP攻撃のツインサテライトキャノンが非常に強力。敵のど真ん中に突っ込んでSP2をぶっ放すのは快感。ちなみにサポートキャラをティファにしてコンビネーションバーストするとツインサテライトキャノンの2連発になるのは壮観。




総評

改めて評価をもう一度。

作品評価:85点



段々とプレイが単調になってしまいがちな所は難点ですが、敵をなぎ倒す爽快感はガンダムゲームでも随一です。また、MSのモデリングやゲーム中のムービーの出来がいいのも地味に高ポイント。
中古価格もそれなりに下がっている(僕が買ったときは1000円しないぐらいでした)ため、未プレイで好きな機体・好きなキャラクターが出ているという方は一度手に取ってみてはいかがでしょうか。