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【読書感想文】スター・ウォーズ空想科学読本




前回に引き続き空想科学読本のコラボ書籍。

こちらはスター・ウォーズと空想科学読本のコラボと言う非常に俺得なものでした。



スター・ウォーズ空想科学読本

STAR WARS スター・ウォーズ空想科学読本 (講談社KK文庫)

  • 著者:柳田理科雄
  • 出版社:講談社KK文庫
  • 発売日:2017/10/31
  • 頁数:191ページ
  • オススメ度:☆☆☆☆

 
 
空想科学読本はこれまでに20年以上・20冊以上が発行されていて、特撮・アニメ等の「空想科学作品」での出来事を現実的・科学的に再現しようとするとどうなるのをコンセプトにした大人気シリーズ。言ってしまえばフィクション作品にガチのツッコミを入れる「野暮な話」ではあるが、それを理解したうえで各種作品や科学に興味をもつきっかけとして非常に楽しめる作品。


今回はスター・ウォーズの世界にスポットを当てた内容。扱っている作品はエピソード1~7及びローグ・ワン。ダース・ベイダーの身体の秘密、ライトセイバーの仕組みと言ったスター・ウォーズでは鉄板のネタから、最新の続三部作からBB-8やローグ・ワンといったところまで幅広く扱われている。扱われる題材は最低限理解できるような解説がされているため、スター・ウォーズにそこまで詳しくなくともある程度キャラを知っていれば問題なく楽しめる内容。




やっぱり内容としては空想科学読本ではお馴染みの柳田先生の「難しい科学の話を難しく感じさせないユーモアのある文章」で成り立っていて、科学について深い知識が無くとも楽しめる。というよりはスター・ウォーズを入口にして、科学に興味もつきっかけとなるような内容になっている。そのため幅広い年齢層(特に子供)でも楽しめるようなつくりになっていた印象(子ども騙しな内容というわけでは決してないが)。


前に読んだマーベルのものに比べるとやや突っ込んだ内容になっていると思うが、それでも従来の空想科学読本シリーズに比べると比較的「表面部分を浅く広くさわるぐらいにとどめた」という印象が強い。本作でライトセイバーの仕組みについて検証されていたが、確か過去の従来シリーズでも同じく扱われていて(ガンダムのビームサーベルとかと一緒に)そちらの方がより深掘りをした内容だったと思う。前述の通り幅広い年齢層向けにしている結果かもしれないけど。せっかくなので題材を絞ってがっつり深掘りしたオトナ向け版みたいなのもあったらいいなあ。



スター・ウォーズが好きで、フィクションを科学的に検証したりツッコミをいれたりするのをユーモアとして受け入れられる人であればお勧めできる書籍だと思います。



ポケモンの空想科学読本とかもあるようなのでお店で見かける機会があればそちらも読んでみたいと思います。





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