ゆめろぐ

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仕事・趣味・生活について書き連ねていく雑記ブログです。

【読書感想文】ラーメンズ つくるひと デコ




ラーメンズ関係書籍二冊目。
まだあと二冊ぐらいあったと思います。前回の『微妙ハンター』は現在入手困難だと思いますが、こちらはAmazonでも普通に新品で買うことができるようです(2021年1月現在)。




ラーメンズ つくるひと デコ

ラーメンズつくるひとデコ

  • 著者:ラーメンズ
  • 出版社:太田出版
  • 発売日:2002/8/31
  • 頁数:214ページ
  • オススメ度:☆☆☆☆※

※ラーメンズファンに限る。


今も続く雑誌「クイック・ジャパン」でのコンビそろっての連載の単行本。お二人それぞれがクリエイターやアーティストと呼ばれるような職業の人たちと対談したり、実際にものづくりを体験するというのが趣旨になっている。


最初の2ページのラーメンズ学生時代のエピソード漫画がまず面白い。仁さんが坊主なのが新鮮(笑)


まず冒頭でお二人それぞれにこれまでを振り返ったりこれからについて語るコラムがあって、ここだけでも結構読み応えがあった。小林さんのコント師としての原点、仁さんとの出会い、ネタの製作秘話、舞台への思いだったりが綴られている。仁さんの方は好きな本だったり、恋愛観だったりとプライベート寄りのことが書かれていたりする。どちらにしてもファンにはとても堪らない内容には違いない。


そして本書のメインは「つくるひと」の名前の通り様々なクリエイターやアーティストといった「何かを作ることのプロフェッショナルたち」とお二人の対談記事。対談はコンビそれぞれ別々にやってて、雑誌掲載時は上下並んで乗っていたらしい(流石にそちらは現物は見たことない)。


対談記事もお二人それぞれの色がでていて、小林さんの方はクリエイター同士の対談といった感じ。時々素がでているような感じ(それが素なのかどうかは知りようもないが)が読んでいて面白い。仁さんの方はテディベアを作ったりセルフポートレイトを撮ったりと手や身体を動かすことが多めの体験記事といった感じ。ページ内にも写真が多め。あと途中何故か唐突に挟まれるサッカー審判員に仁さんが文句たらたらなのが面白い(笑)



次巻に続きそうな雰囲気があったが、残念ながら『つくるひと ボコ(?)』が発売されることはなかった。