【プロトタイプガンダム製作記録】
先日投稿したプロトタイプガンダムの製作記録です。旧キットのプロトタイプガンダムと、HGUCのリバイブ版ガンダムのニコイチで製作しています。
【完成品の写真はこちら】
www.yumekichi-blog.com
<目次>
- 【プロトタイプガンダム製作記録】
- 製作0-1:素材
- 製作0-2:違い・加工ポイント
- 製作1-1:右腕
- 製作1-2:左腕
- 製作1-3:両腕
- 製作2:両足
- 製作3-1:腰部
- 製作3-2:胴体
- 製作4:ビームライフル
- 製作5:頭とシールド
- そして完成!!
- その他の参考記事
製作0-1:素材
まずは開発素材。
前述の通りニコイチでの作成で、最新のガンダムをベースに、旧キットから必要なパーツを取ってきています。
【素材その1:旧キットプロトタイプガンダム】
まずはプロトタイプガンダムの旧キット。まさにザ・昔のガンプラって感じで。古いキットはモナカキットなどと言われることもあり、胴体などは最中のように上と下の2枚のパーツだけでできてます。また、プロトタイプガンダムは黒とグレーを基調にしたカラーリングですが、成型色は見事に白一色です。
【素材その2:HGUCガンダム】
先日レビューをした、HGUCのリバイブ版ガンダムです。プロポーション・可動共に非常に出来のよいキットです。こちらをベースとしてプロトタイプガンダムを作っていきます。
並べるとこんな感じ。なんというか、40年間のガンプラの歴史を感じさせる写真です。
製作0-2:違い・加工ポイント
まずはベースとするファーストガンダム(トリコロールカラーの2号機)と、今回作成するプロトタイプガンダムの形状の違う部分を整理しておきます。
プロトタイプガンダムと通常のガンダムの違いはカラーリング以外だと大きく四点。
— ゆめきち@はてなブログ (@yumekichi730) 2017年7月4日
①腕の部分のミゾ
②アンクルガードのスリット
③腰の右側のホルスター
④ライフルの形状
通常のガンダムの最新のキットにこの上記の部分を加えていきます。#プロガン製作記録 pic.twitter.com/qNefBBEjha
製作中にTwitterで「#プロガン製作記録」というタグをつけて経過を投稿していました。その時に形状の違いはまとめていたのでそのまま流用します。
ベースとなるガンダムに、プロトタイプガンダムのパーツを実際に取り付けた状態でのテストショット。右半身がプロガン、左半身がガンダムのままになっています。
製作1-1:右腕
まずは右腕から。
プロガンとガンダムの違いの1つ。腕のへこみ。プロガンの方には謎の溝があります。
リバイブ版ガンダムの腕を削るプランと、旧キットプロガンのパーツを使うプランで迷った結果後者を採用しました。
写真のように、リバイブ版ガンダムの関節に、旧作プロガンのガワを被せるイメージです。これにより最新のキットの水準の可動を確保します。
そのままでは付かないので、ガワ・関節両方に簡単な加工が必要となります。
写真の向かって左が加工済み、右のパーツが未加工のもの。右のパーツの黒く塗ったところが干渉する部分となりますので、そこを削ります。
次は関節側の加工です。
ガンダムの関節にガワを被せるために写真の通り真ん中ちょい下ほどのグレーの突起を切り取ります。
ただし、左腕の方はシールドを取り付けるために、全部切り取らないようにする必要があります。詳細は後述。
装着してみました。
左腕は通常のガンダムのままで、右腕はプロガンの腕を被せたものとなっています。
ここではまだ接着しないので、仮止めのためのマスキングテープ(黄色いの)で固定してます。
製作1-2:左腕
次に左腕です。基本は右と同じなのでまとめてもよかったんですが、左にはシールドを取り付けられるようにする必要があるため少しだけ加工が変わります。
【左腕①】
— ゆめきち@はてなブログ (@yumekichi730) 2017年7月19日
左腕の関節はシールドを装着できるようにするために、右腕ではすべて削り取った部分を外側だけ数ミリのこします。#プロガン製作記録 pic.twitter.com/iOXAPvFq9A
Twitterでの製作記録より抜粋。
ガワですが、ガンダムの関節をはめるために削る部分は右腕と同じです。
ただし、外側に来る方だけシールド接続ののピンを通すための穴をあけておきます。シールド側のピンと同じ太さの穴をピンバイスであけます。
シールド装着のイメージ。
両腕をプロガンのものにしてみました。
製作1-3:両腕
腕部の仕上げです。
プロトタイプガンダムの腕のパーツを接着します。継ぎ目消しの作業の手順です。
- ①接着するパーツ同士の断面にタミヤセメントを塗りたくる
- ②パーツをくっつける。この時写真のようにセメントがはみ出るのが望ましい。
- ③そのままの状態で2~3日ほど乾燥させる。その際はずれないように洗濯バサミなどで固定しておく。
- ④はみ出したセメントまで固まったらOK
- ⑤乾いたらはみ出しているセメント部分をナイフなどで切り取り、紙ヤスリで形を整える。その後塗装をしたら完成。
塗装の簡易さとメンテナンス性を確保するため、関節とガワは接着しませんでした。
袖を通すような感じですかね。
腕部が完成しました。
ちなみに説明した腕の部分以外は普通に塗装のみです。
製作2:両足
続いて脚部です。こちらは左右とも同じ作業になります。
脚部の違いはアンクルガードのスリット。プロトタイプガンダムのアンクルガードには肉抜き穴のようなスリットが入っています。(軽量化?)
こちらもリバイブ版ガンダムのものを削るか、プロガンのものを移植するか悩んだ結果後者を採用しています。
リバイブ版ガンダムのアンクルガードを切り取ります。両サイドの丸い部分はそのまま使用します。
塗装するとこんな感じ。
先程残したリバイブ版ガンダムの丸いパーツに、旧キットプロガンのパーツをそのまま接着します。
幸い、未加工でもサイズはぴったりでした。
ちなみに本来アンクルガードは上下に可動しますが、プロガンのパーツが薄く強度を保つ加工が困難だったため可動はオミット。そのまま単純に瞬着で貼り付けたためアンクルガードは動きません。
それ以外の部分は塗装のみ。スプレー塗装のため脛のマスキングが上々面倒なくらい。
脚部も完成です。
製作3-1:腰部
胴体部分の大きな違いは右腰のホルスターです。というかそれだけです。
ホルスター部分のパーツを旧キットから持ってきます。写真下の部品はそのまま使えますが、上の部品は旧キットの前後の胴体パーツから切り取って接着しています。
瞬着で貼り付け。
塗装しました。
それ以外の部分も塗装をして腰部分完成です。
製作3-2:胴体
胴体は塗装のみで加工はないですが、プロガンは腹の部分の色分けが普通のガンダムと違います。
少々面倒ですが、スプレー塗装に加えて筆塗りとマスキングを駆使して塗っていきます。
- まずは胸のパーツにサーフェイサーを吹く。
- ①中心の部分を筆で赤く塗る。
- ②赤で塗った部分をマスキングテープで隠す。
- ③上から黒のスプレーで真っ黒に。
- ④テープを剥がして細かい部分を筆で微修正したら出来上がり。
胸部も完成。
製作4:ビームライフル
続いてビームライフルですが、正直ビームライフルの加工が一番手間をかけたと思います。
まずガンダムとプロガンの違い。ビームライフルは細かな部分の形状が違います。プロガンの旧キットのものは使うには古すぎるので、新作のガンダムのものをベースにミキシングで作ることにしました。
まずは2つのビームライフルをバラバラにして。
合体!!
ちなみにスコープがあった部分は穴になってしまうので、ラッカーパテで埋めました。
また、接着部分は強度をあげるために真鍮線を入れています。
各部を接着して色を塗ったら完成です。
プロガンのビームライフルは画像や製品によって真っ黒だったりグレーだったりしますが、グレーの方が見映えのバランスが良さそうなのでグレーを採用。
ガンダムのビームライフルとの比較。上が今回作成したプロガン用のビームライフルです。
遠近法を差し引いてもやや小ぶりになったイメージですね。
製作5:頭とシールド
頭とシールド完成。
— ゆめきち@はてなブログ (@yumekichi730) 2017年7月11日
ここは色塗るだけ。#プロガン製作記録 pic.twitter.com/8XZ15ivOQO
まあ、この辺はこの通りです。ちなみに実際にはモチベーションをあげるために、この部分を一番始めにやっています。
そして完成!!
無事完成しました。
製作期間としては一ヶ月ぐらいでしょうか。もちろんなにも作業してない日もありますが。
基本的な形状がほとんど同じなため、ミキシングとしてはかなり簡単な部類に入ると思います。個人的に思い入れのある機体なので、いい感じに仕上がって非常に満足です。
【その他の完成画像はこちらです】
www.yumekichi-blog.com
その他の参考記事
製作には以前こちらの記事でご紹介した道具を使用しています。
【製作に使用した道具はこちらです】
www.yumekichi-blog.com
www.yumekichi-blog.com
文房具店などで買える模造紙で、簡単に綺麗な写真が取れるようになります。
【写真撮影に使用した背景の簡単作成方法です】
www.yumekichi-blog.com
色々パチ組のレビューなんかもしています。
【その他のガンプラレビュー】
www.yumekichi-blog.com
www.yumekichi-blog.com
www.yumekichi-blog.com
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました!!