【ジムキャノン(WD隊)製作記録】
先日投稿したジムキャノン(ホワイト・ディンゴ隊)の製作記録です。旧キットのジムキャノンと、HGUCのジムのニコイチで製作しています。
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<目次>
製作0:素材
まずは開発素材。
前述の通りニコイチでの作成で、HGUCのジムをベース機に、旧キットのジムキャノンから必要なパーツを取ってきています。
【素材その1:旧キットジムキャノン】
まずは懐かしのMSVの旧キット。真っ白でまさにザ・昔のガンプラって感じの単色成型です。
【素材その2:HGUCガンダム】
先日レビューをした、HGUCのジムです。こちらも今となっては古いキットになりますが、シンプルながらプロポーションもよく改造もしやすい非常に優秀なキットです。こちらをベースとしてジムキャノンを作っていきます。
素材の2体を並べるとこんな感じ。40年間のガンプラの歴史を感じさせます。
ある程度の工作が完了して塗装前の状態がこちら。まだらなパーツ色がニコイチ感が出ていてテンションがあがりますね。
製作1:頭部
ここから各部位の製作記録になります。まずは頭部から。
ジムの頭部両サイドの丸モールドは一旦すべてヤスリで削り取って、旧キットジムキャノンのパーツをそのまま取り付けます。
後頭部のアンテナの基部となる部分は旧キットの頭部から切り出して使用。サイズがあわないので一度真ん中で切断して幅つめ後に再接着してます。
アンテナも旧キットのものをそのまま利用。接着時の強度アップのために真鍮線を入れています。
先程の後頭部パーツはそのままではすかすかなので、一度ポリパテを挟んで乾燥させてから削ります。最終的にはいい感じにぴったりになりました。
クリアパーツは三分割して後ハメ可能にしています。
ジムのキットでは後ろ側のカメラはクリアパーツになっていませんので、透明プラ板でカメラっぽく。
透明プラ板をちょうどいいサイズに切り取って、ラピーテープで裏打ちしてクリアグリーンを塗っています。これだけで大分いい感じの見映えになるのでオススメです。
塗装後に各パーツを組み上げたら頭部完成です。
製作2:両腕
続いて両腕です。こちらは基本塗装のみ。
塗装後の状態。継ぎ目消し以外は特に加工もしていません。
左肩のホワイト・ディンゴ隊のエンブレムは市販のガンダムデカール「MGジムVer2.0用」から持ってきました。ホワイト・ディンゴの他に不死身の第4小隊やジャック・ザ・ハロウィン隊のマークもあって、ジムをたくさん作りたくなる内容となっています。
左肩に。マーキングしました。
MG用のデカールということでしたが、HGUCでもぴったりです。
両腕はこれで完成です。
製作3-1:腰部
続いて胴体。ここから工作が増えます。まずは腰部から。
ジムのパーツに股間部分のモールドを追加していきます。旧キットから必要な部分を切り出します。
そのままではぴったりくっつかないので、隙間にエポパテをつめて乾燥させてから成型。細かい部分の修正はラッカーパテでしています。
肩のキャノンの弾倉は旧キットに三つ付属してます。
左の二つは予備弾倉として腰に装着するため、キャノンとの接続用の穴をエポパテで埋めてます。右のはキャノンに取り付けるため継ぎ目消しの処理のみ。
予備弾倉の取り付けも強度確保のため真鍮線を利用。
取り付けるとこんな感じ。
製作3-2:胸部・キャノン
続いて胸部。やはり右胸のキャノンは本機一番の工作ポイントになります。
まずは旧キットから必要な部分をガリガリ切り出していき、形を整えていきます。
同じくジムのパーツも切断。こちらは逆に右胸部分を取っ払う形。
両パーツを合わせてみたりしながら、少しずつ形を整えていきます。
ジムの背中側のパーツもアタリをつけて切り取ります。
右胸のパーツは後ろの方をプラ板で延長。
接着後、継ぎ目を消して形を整えてます。
ジム側の胴体パーツが塗装まで完成した状態。
続いてキャノンの砲身部分。砲身についているパイプというか取手みたいな部分は一旦切り取って、継ぎ目消しと塗装の後で再接着します。
再接着の際にはお馴染みの真鍮線で強度アップ。
砲身の可動軸は旧キットのものをそのまま活かす形で流用します。ジムの胸部に取り付けるため、軸パーツの後ろ半分はカット。
胸パーツにそのまま取り付けて砲身を可動させることができます。
バックパックは旧キットのものをそのまま使用。ジムの方のバーニアを取り付けたいので、切れ目をいれたプラ板を用意してバーニアの受けにします。
プラ板を取り付けるとこんな感じ。
ここにジムのバーニアを取り付けられるようになりました。
バックパックはそのままでは砲身がほとんど動かなかったため可動域確保のため少し削っています。不自然な形で残ってしまった凹モールドはポリパテで埋めました。
こんな感じで胸部各パーツ完成です。
お腹の部分のパーツはお馴染みの後ハメ加工をして塗装後に組めるようにしています。
製作4:脚部
続いて脚部。
フトモモと足首はHGUCジムから、ヒザからスネにかけての部分は旧キットを使用しました。
まず、ジムのフトモモとの接続のため、旧キットの脚部にポリキャップを仕込みます。
ヒザ部分のピンをいい感じの長さに切り、穴もピンバイスで少しずつ拡大。ジムのポリキャップがつけられるように調整します。
両脚の加工が終わったこんな感じ。
少しユルくなってしまったように感じたため、茶色っぽいところはマニキュアを塗っています(100均で購入)。こうすることで可動部分の強度を多少調整が可能。
ジムのモモとの接続イメージ。前述の通りポリキャップにより可動させることができます。
ポリキャップのみを仕込んだ状態でパーツを接着。継ぎ目消しが必要な部分はヒザ部のガードのみですが、キットの凸モールドの精度がイマイチなため一度ヤスリで削りとります。
プラ板を貼ってモールドを作り直し。
足首の関節はジムの脚部を適当な長さで切り取ったものを使用。旧キットの脚部のピンは取り付けるのに邪魔なため削除してます。
足首パーツはジムの方から。
アンクルガードは使わないのでそのための穴は埋めました。まずは余ったランナーを適当に差し込んで、残りのスキマをパテで埋めていきます。
ポリパテやラッカーパテで細部を補正。
塗装まで完了したら旧キットの方のスネパーツを上からかぶせるように接着。
取り付けの仕方は迷いましたが、ジムの方のパーツをいい感じになるように調整して瞬着でつけるという力技になりました。パーツ同士がだいたい3~4箇所ほど触れていれば瞬着で無理矢理くっつけても安定する感じです。
脚部も無事完成。
各部分とも元のHGUCジムと同程度には可動させることができます。
製作5:武器
用意した武装。
ビームスプレーガン、100mmマシンガン、シールド、小型シールドの四点。基本的には各部の継ぎ目消しと塗装のみです。
スプレーガンはジム付属のもの。マシンガンと小型シールドはBD1号機から、連邦の十字マークのないシールドはパワードジムからそれぞれ持ってきています。
ちなみにシールドと腕を接続する基部のパーツはBD1号機のものを一部加工して流用。本来は2方向に取り付けられる形になっていますが、使わない側を切り取って形を整えています。
パワードジムのシールドも基部の仕組みは同じため、小型シールドと通常シールドを簡単に付け替えられるようになっています。
そして完成!!
ということで無事完成しました。
製作期間は一ヶ月ぐらいです。工作としてはやはり右肩のキャノン部分が大きかったですが、個人的に一番面倒だったのは後頭部のパーツのサイズ併せですね。
ゲーム『コロニーの落ちた地で』を含めてホワイト・ディンゴ系の期待は思い入れも強いので、いい感じに仕上がって非常に満足です。
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その他の参考記事
製作には以前こちらの記事でご紹介した道具を使用しています。
【製作に使用した道具はこちらです】
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文房具店などで買える模造紙で、簡単に綺麗な写真が取れるようになります。
【写真撮影に使用した背景の簡単作成方法です】
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【その他のニコイチ作品】
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【その他のガンプラレビュー】
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最後までお付き合い頂き、ありがとうございました!!