サッカーにおいて、自身の背後など明らかに見えていないはずの方向の味方や敵の動きを正確に把握してプレーする選手に対して「背中にも目があるようだ」と評することがあります。
そんな選手は「ファンタジスタ」と言われることがあり、それは限りなく高い賛辞です。それが出来るのはごく一部の名選手のみだからです。
しかし日常生活においてはもう少し皆が普通に持っていてもいいスキルではないかと思います。
みんなで背中の目を養っていきませんか?
目次
自分しか見えていない人達
皆さんは生活をしていてこんな人と遭遇したことはありませんか?
- 前の人が逆手で地面と水平に持った傘に刺されそうになる。もしくは刺される。
- 電車が駅に到着したとき降りないのにドア付近で立ったままどかない人。
- 満員電車で大きいリュックを背負って後ろの人を押しているのに気づかない人。
- 改札やエスカレーター等の手前で突然立ち止まって道をふさぐ人。
これはみんな周りが見えていないんですよね。
悪気は無いかもしれないんですが、自分しか見えていないからこうなってしまいます。
僕も気を付けてはいるつもりですが、電車内でのカバンなんかは人とぶつかってはじめて気付く、なんてこともあったりします。
※ちなみにこれを悪意を持ってやっている人については、正直僕の理解の及ばない他の生き物だと思っているのでここでは置いておくことにしたいと思います。
でも電車の入り口からどかない人って、悪気とか言うよりはまた別の頑なさを感じる時があるけど。陣地を守ってるみたいな?
想像力を働かそう
上記の例で迷惑を被るのはたいてい当事者の背後にいる人です。背後ですから目で見て確認することは確かにできません。そこで必要になってくるのが「想像力」です。
もう少し想像力を働かせることができれば回避できるはずのことです。
- この傘の持ち方は後ろの人にぶつかって危ないんじゃないか。
- ここに立っていたら降りる人の邪魔にならないか。
- 自分のリュックが後ろの人を押しているんじゃないか。他の人が乗れるスペースを潰していないか。
- ここで立ち止まったら後ろの人に迷惑だからすこし横に退けた方がいいかな。
背中にも目を持つということは、自分の行動が周りにどんな影響を与えるかという想像力を働かせるということです。
やっぱり大切なのは思いやり
ではその想像力を働かせるために何が必要か?
結局ところは「お・も・い・や・り」ですよね。
忙しいこの世の中、どうしても自分の事ばかりで頭がいっぱいになってしまいがちです。
それでも少しずつの思いやりを持つことで、ちょっとずつでもマシな世の中になっていくんじゃないでしょうか。
僕も上の方であげた例のような人に遭遇することは多々あります。でも今回の記事の本意はそんな人を批判・糾弾することではありません。
なぜなら過去に自分がしてしまった事は1度もないと言い切れないからです。気を付けてはいても、知らずにしてしまったこともあるでしょう。これからついしていまうこともあるでしょう。
だから自分も含めて、気を付ける人が増えたらいいなというお話です。
ファンタジスタになろう
冒頭のサッカーのようなスポーツでは背後を見れる目を持つ選手は一握りです(判断すべきスピードが日常とは段違いだからね)。だから「ファンタジスタ」等と特別の尊敬を持って扱われます。
でも日常生活という場面においてなら少しの思いやりで誰でも背中の目は開眼できると思っています。そしてそれは同様に尊敬や称賛を受けていい事だと思います。
今日から僕もファンタジスタ!!
おしまい
【あわせておすすめ】
www.yumekichi-blog.com
www.yumekichi-blog.com
www.yumekichi-blog.com