Android版の『ファイナルファンタジーⅤ』の感想です。
先日『FF4』の移植版をクリアしたので、次は5と言うことでプレイしました。いま『FF5』をやるとするとダウンロードプレイでPS版をやるか、アプリ版(Android/iOS版)のどちらかだったんですが、アプリ版の方はリメイク作で様々な追加要素もあるということでそちらを選びました。
スマホの方は容量が厳しかったので、最近買ったNEC製のAndroidタブレットでプレイしました。勿論、問題なく動作しています。
製品概要
出典:FINAL FANTASY V (旧Ver.) | SQUARE ENIX MARKET
定価:1,840円(税別)
機種:Android、iOS
発売:2014年8月21日
プレイ時間:38時間(シナリオクリア)、43時間(追加要素クリア)
総合評価:90点
★Google Playストア、App Store等で購入可能。
(対応機種、OSバージョン等にご注意ください)
言わずと知れたSFCの名作『FF5』。原作の発売は1992年。
2006年にGBAでリメイクされ、それをベースにグラフィック等を向上させて買い切りアプリとして発売されたのがこのアプリ版(Android/iOS版)。
やや操作に難はあるものの、いまだに色褪せない名作の『FF5』をスマホでプレイできるようになったのはハードウェアの進歩を感じる。ちなみにゲームパッドにも対応している。クラウドセーブにも対応しており、「外ではスマホで、家ではタブレットで」のような遊び方も可能。
Android/iOS版の追加要素
【代表的な追加要素】
- グラフィックや各種演出の向上
- クリア後の追加ダンジョン、隠しボス
- 4つの新しいジョブ
- モンスター図鑑の追加
- AUTO戦闘モード
リメイクものではお馴染みの「ラスボスより強いボスのいる隠しダンジョン」が本作でも登場。シナリオクリアデータをロードすると行けるようになる。さらにそもそも本編中でラスボスより強かった"例の2体"の強化版も登場。やり応えのある追加要素となっている。
「予言士」「砲術士」「剣闘士」「ネクロマンサー」のジョブが追加。前の3つは本編中にも入手可能。それらから入手できるアビリティ「EXPアップ」「ABPアップ」によって育成が効率的に進められるように(そもそも育成するジョブ自体が増えたとも言えるが)。
『FF4』のリメイクにもあったオートバトルはやはり便利。単純にバトルのスピードもアップするので育成が非常に捗る。
十時キーやボタンのないスマホやタブレットに対応した操作になったため、特に移動に関しては慣れるまで違和感がある。また、細かな方向転換を要する移動などの際は十時キーに比べ不便。その点はアプリ版の純粋なマイナス点。とりあえず慣れるまでプレイをしてみて、どうしても違和感が拭えなければゲームパッドの購入を検討してみてもいいかもしれない。
感想とプレイ記録
内容については今更どうこう言いようのない名作。それぞれのキャラクターの役割が固定されていてドラマチックな展開とともに入れ替わりの激しかった前作『FF4』とは違い、四人のメンバーは基本固定で22種類(アプリ版で+4種)ものジョブと付随するアビリティの組み合わせにより膨大な編成バリエーションでの攻略を楽しむことができる。システムが対極にあるといってもいいこの両作品が、どちらもいまだに評価される名作なのはさすがFFといったところである。
やっぱりジョブとアビリティが本作の一番の特徴であり一番の面白いポイント。コツコツ育ててポイントを稼ぎ、「にとうりゅう+みだれうち」に代表される強い組み合わせが完成したときの達成感も良い。マスターしたジョブの特徴は多くの人が最終的に使用するジョブ「すっぴん」「ものまねし」に引き継がれるし、組み合わせによって威力を発揮するものもあるため、戦闘に向かないジョブが死にジョブになってしまうことも少ない。単純にすべてのジョブをマスターするというやりこみ要素としてプレイする楽しみ方もある。
過去にSFC版やPS版をプレイ・クリアまでしたことはあったが、今回初めてすべてのジョブのアビリティもコンプリートした。全ジョブをマスターすると「すっぴん」にもコンプの証の星とMASTER!の文字が出る。かなりの達成感。地道な作業なはずのABP稼ぎも楽しめたのは本作のクオリティの高さのおかげか。
リメイク版の場合追加のジョブもマスターしないとコンプとならないため、「すっぴん」の上に星がつくのはシナリオクリア後。
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プレイ時間はシナリオクリア(ネクロマンサー以外のジョブをマスター、オメガ・しんりゅうも撃破)で38時間。追加要素(全ジョブマスター、EXダンジョン終了)込みで43時間。ジョブをコンプしていた分もあって前作の『FF4』よりも長めになった。
総評
改めて個人的な総評をもう一度。
作品評価:90点
内容については文句なし。今やっても十分に楽しい名作。
現状プレイできるのはPS版(ほぼSFC版)か、リメイクとなるアプリ版。スマホ・タブレットということでやや操作に難はありますが、プレイできないという程でもなく最悪ゲームパッドも使用可能であり、追加ジョブや攻略し甲斐のある追加ダンジョンも加わったアプリ版をお勧めしたいと思います。
【前作のレビュー】
www.yumekichi-blog.com