ゆめろぐ

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『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』感想。ヨーロッパ中を飛び回る青春ムービー




先日2019年6月28日に公開した『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』のネタバレ有り無し感想です。


目次

スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム

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画像出典:スパイダーマン映画公式Twitter(@SpidermanfilmJP)


  • 監督:ジョン・ワッツ
  • 公開:2019年6月

スパイダーマンは元々マーベル系の作品の中でも好きなシリーズ。ということで早速みてきました。


とりあえずまずはネタバレなしのざっくり感想から。



ネタバレなし感想

<作品評価>
評価:星4
 
「若いスパイダーマン」の青春ムービーという感じは前作『ホームカミング』から変わらず。


第一作目『ホームカミング』、そして『インフィニティ・ウォー』『エンドゲーム』を経て少し成長したピーターの物語。ヒーローとしてのあるべき自分やMJとの恋、そして"あの人"から託されたものに苦悩しながら手探りで進んでいくピーター。このシリーズは他作品のように「強く逞しいヒーローに憧れる」というよりは、「つい応援していまいたくなる若いヒーロー」という少し違った趣きがあります。 



本作はそこに、ヨーロッパの国々を飛び回るロードムービー的な要素も加わり、前作からよりスケールのアップした展開になっています。


また、本作には若きスパイダーマンが「アベンジャーズの魂的なものを継承していくシーン」が(恐らく意図的に)散りばめられており、過去の『MCU』作品、特に『アイアンマン』『アベンジャーズ』シリーズ作品が好きな人にはグッとくる(時にクスッとくる)ポイントがちょいちょい出てくるのもグッド。




ハイパーネタバレあり感想


【注意】
ここからは本編ならびに過去の『MCU』シリーズのネタバレ(特に『エンドゲーム』のネタバレ)が含まれますので、ご覧になられる際はご注意をお願いいたします。
また、管理人は『MCU』シリーズの作品はすべて観ていますが、公式設定・裏設定・ファン間での通説等にすべてにおいて正しい知識を持っているとは限りません。一個人の感想である点をご了承の上、温かくご覧いただけますと幸いです。





 

 

家から遠く離れて

今回のサブタイトル『ファー・フロム・ホーム』、直訳すると「家(故郷)から遠く離れて」といったところでしょうか。個人的な考察ですが、このタイトルの意味は概ね以下の二つではないかと思います。


このサブタイトルの1つ目の意味は言葉の通り、本作は地元アメリカのニューヨークから遠く離れたヨーロッパが舞台になってます。


イタリアのヴェネチアに始まり、プラハ、ベルリン、オランダの片田舎にも少し立ち寄って最後にはロンドンと、観ていてとても海外旅行にいきたくなる映画です(ちなみに最初から散々名前のでたパリには行かず)。
 
 

そしてもう1つの意味はピーター自身の成長ではないかと。前作までは「親愛なる隣人」の名の通りあくまでご当地ヒーローでしかなかったスパイダーマン(前作はアベンジャーズに憧れ背伸びをしようとする彼がそれを自覚し、地に足をつけることで1つ成長するまでの物語)。本作では彼を叱り守ってくれたアイアンマンもアベンジャーズももういない。地元から世界に出て"本物のヒーロー"になるためのもう一歩を踏み出す話だったのではないかと思います。

 

アベンジャーズを受け継いでいくピーター

本作ではアベンジャーズの魂のようなものをピーターが継承していくシーンがちりばめられています。


ジェットの中で新たなスーツを設計しているピーターにハッピーがトニーを重ね合わせるシーン。ここは観ている僕もハッピーと同じ気持ちになったというか、すごくグッとくるものがありました。


ロンドンのゲートブリッジでの最終決戦、右手にドローンの部品と左手に盾を構えたピーターの姿はまさに『エンドゲーム』でムジョルニアを持ったキャプテン・アメリカそのもの。


ハッピーが敵ドローンに盾を投げるも全く届かず「やっぱりキャップは凄い」と呟くシーン(これは笑い所)も含めて、アベンジャーズを感じさせるシーンがちょいちょい含まれています。


ミステリオは敵か味方か?

事前の予告から登場していた新キャラ「ミステリオ」。予告では味方のようでしたが、原作のコミックの中でのミステリオは本来ヴィラン(敵キャラ)。


味方なのか結局敵になるのかが注目されていたところでしたが、結果はやっぱりというか案の定とうかがっつりヴィランだった。


彼自身に特殊な能力などは無く、映像技術を使い自身の能力や敵を演出していた(つまり今回のことはすべて彼の自作自演)。能力的には姑息な敵の部類に入ってしまいそうな所だが、演じているジェイク・ギレンホールの存在感からか最後の最後まで小物感がらでることもなく、ピーターに高い壁として立ちはだかった。


『バトルロイヤル』のケイト・ブランシェットや『キャプテン・マーベル』のジュード・ロウにしても、本来主役を貼るような俳優がゲストのヴィランとして登場するのもこのシリーズの面白いところ。



スパイダーマンは第三作もありそう

ミッド・クレジットのシーンにて正体を公にされてしまったピーター。そこに登場したのはアンチ・スパイダーマンでお馴染みのJ・ジョナ・ジェイムソン。まさかの無印版三部作と同じキャスティングで声出して笑いそうになってしまった。

どうみても続きのありそうなラストに当然『スパイダーマン』シリーズの次回作に期待が湧きます。ピーターの運命やいかに。
 
 
 

MCU次回作は○○!?

エンドロール後のシーンにはスクラル人のタロスと、恐らく宇宙船内にいるフューリーが登場。恐らくフェイズ4の第一作となる『MCU』の次回作はキャプテン・マーベル?

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーの第三作は少し先になりそうですし、『MCU』次作にどのシリーズがくるのかは気になるところです。
  
 
 
【アベンジャーズ:エンドゲームレビュー】
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