ゆめろぐ

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仕事・趣味・生活について書き連ねていく雑記ブログです。

超初心者向けキット『ENTRY GRADE ストライクガンダム(ライトパッケージver./通常ver.)』【レビュー】




先日発売したENTRY GRADEガンプラの第二弾『ストライクガンダム 』が届いたので色々と遊んでみました。


エントリーの名前の通り、初めてガンプラを作る人に向けて販売されたお手軽で安価なキットです。前回のファーストガンダムと同様にまずは「ライトパッケージVer.」として2021年12月に武器が入っていないバージョンが発売し、後に通常版としてシールドとライフルが入っているものが2022年1月に発売しましたので両方を作ってみました。ちなみに今回のライトパッケージ版は武器なしと言いつつも1/144では珍しいアーマーシュナイダーが入っており、本キットの一つの目玉として注目されていました。


パーツはバンダイの簡易版キットではお馴染みの工具不要でランナーから取り外せるタッチゲート方式になっていますが、綺麗に作るにはニッパーやデザインナイフなどの工具を持っているならば使ったほうがよさそうです。



また、2021年9月実施の一番くじの商品になっていたクリアバージョンも軽くレビューを追記しています。
 




目次


EGストライクガンダム ライトパッケージ版

ライトパッケージ版 レビュー

【基本情報】

  • サイズ :1/144
  • 定 価 :550円(税込)
  • 機体番号:GAT-X105
  • 機体名称:ストライク


パッケージ。
第一弾のガンダムと同じく、ライトパッケージ版はビニールのパッケージになっています。



裏面。


中身。
説明書とランナー3枚の構成。
ランナーは色や部位によって区分けされていて作る際にわかりやすく、ランナーも区画ごとで簡単に切り離すことができるので作り終わった後で捨てる時に非常に楽です。

多色ランナーの不自然に途切れているように見える部分は通常版で武器が入る部分?



EGシリーズの特徴の一つであり個人的にあまり好きじゃないのが頭部。

シールなしでツインアイを表現するため、目の周りの黒い部分が空白になっていてスカスカに見えます。


ナナメ下からのアオリ角度でみるとスカスカ感が際立ってややマヌケな感じに。



胴体上部と頭部に合わせ目。


脚部裏側に少し合わせ目。
他はうまくパーツ分割されているかモールド化されていました。この価格帯で考えると合わせ目は相当少ないです。



完成。内容物はストライク本体とアーマーシュナイダー2本。
だいたい30分もあれば作れます。EGガンダムより少し複雑だったかなといった感じ。



シールなしのキットながら色分けはほとんど完璧。



ぐるっと一周。



横から。


後ろから。
ちょっと影になっていてわかりにくいですが背中の中央には3mmの接続穴が。HGCEキットのストライカーパック等を接続できるようになっています。
また肘の部分にはシールド等を取り付ける穴が開いています。





アップ。
マスク部分のグレーはガンダムマーカーグレーでスミ入れをしています。スミ入れ用のガンダムマーカーは一本数百円でキットの見栄えが抜群に良くなるので一緒に買っておくのをおすすめします。

このスケールと金額で頬のバルカンの部分が色分けされているのは凄いですね。部分塗装もしにくいところなのでありがたいです。逆に額のメインカメラ部分は真っ白なので本キットではほぼ唯一と言っていい塗装が必要な部分。


別角度。
横から見るとやはりツインアイの周りが少し気になります。

ツノの部分には安全対策のフラッグが付いている(先っぽの出っ張っている部分)ので、ここをニッパー等でカットしてやると見栄えが良くなると思います。


続いて可動。
まずは肘の可動。HGUCの二重関節のキット等には及びませんがそれなりに曲がります。肩関節は前方に多少引き出せるようになっています。


膝の可動。膝立ちも楽々。
ちなみにフロントアーマーは左右一体パーツのためこのようなポーズだと左側も上がってしまってややマヌケな感じがします。


フロントアーマーの真ん中をデザインナイフかニッパーでカットしてあげると左右独立して動くようになります。ひと手間で大分見栄えが上がるのでおススメの工作。


前の写真に比べて自然な感じになりました。


ギリ正座っぽいことも可能。


うおりゃぁ~
片足立ちのポーズも可能。


付属の手持ち武器のアーマーシュナイダー。小さいですがディテールもそれなりにしっかりしています。
1/144スケールではかなり珍しい武装のため、これだけのために買った人も多そう。


手に持たせる形で装着。


お馴染みのポーズ。




本キットにスタンドは付いていませんが、胴体下部に接続用の穴が開いているため、別売りのアクションベース等を使うことが可能。

良く動くのでポーズを付けさせるのが楽しいです。


EGのガンダムと。
並べてみると白の成型色がかなり違います。





他キットの武装を持たせてみる

武器がアーマーシュナイダーしかないので、他のキットから色々武器を持ってきて持たせてみます。
こういった他キットと連動させて遊ぶのが想定された製品になっていると思います。


EGガンダムのライフルとシールド。
あまり違和感ないです。


ビームサーベル。


EGガンダムのフルウェポンセットのバズーカを2本。これも違和感ないです。
ストライクもバズーカはあったはずなので、後々ストライクのフルウェポンセットが出るようなことがあればそこに付いてくるかも。


同じくガンダムのジャベリンとハンマー。


エールストライカー等があれば付けてみたかったですが、手元にあるストライク系キットがギャラクシーコスモスだけだったのでとりあえずギャラクシーブースターを付けてみました。


ビルドファイターズ系の武器セットの装備。




こちらはガンダムベースで売っていた武器セットから。


同じバンダイの30MMから。
バックパックも付けたかったんですが、30MMは2つ穴のものが多くて付けられませんでした。



EGストライクガンダム 通常版

こちらは後から発売された通常版。価格は定価770円(税込)です。



パッケージ。
ライトパッケージ版とは違って通常のガンプラのように箱のパッケージ。






側面。


作り易さ・手軽さが強調されたデザイン。




中身。
説明書とランナー4枚の構成。
ライトパッケージ版と本体部分は共通で、武器のパーツが追加されている感じ。


ストライク本体とビームライフル、シールド。
こちらの通常版にもエールストライカーは付属していません。


装着。


ライトパッケージ版と。
違いは武装のみで成型色なども同じ。








ビームライフル。手首にそのまま差し込む形で装着。
モナカ構造でフォアグリップの可動などもありませんが、ディテールはしっかりしています。


シールドも複雑な配色ですがしっかりと色分けされています。


ポーズいくつか。




スタンドで。








一番くじ ソリッドクリア版

続いて2021年9月実施のガンプラ一番くじのD賞のソリッドクリア版を入手していたのでそちらの写真です。こちらの方が一般製品版よりも先行で販売されていたことになります。


パッケージはライトパッケージ版と同じくビニールのタイプ。


裏面。


製品版と比較。



中身。
ランナー構成はライトパッケージ版と同じですが、白と青の部分がクリアーになっています。


内容物は製品版と同じ。
ストライク本体とアーマーシュナイダー2本。


製品版と比較。
一番面積の多い白の部分がクリアーになったのでだいぶ印象が変わりました。



正面から。


ぐるっと一周。




後ろ。




アップ。
クリア系キット共通の悩みだと思いますが、パーツが小さくて薄い頭部のマスク部分は奥のパーツの色が透けてしまい、本キットでは赤が強く見えています。マスク部のパーツの裏側を白等で塗っておけばある程度改善するかも。


別角度。


武器を装着。






同じ一番くじ景品のガンダムと。
ガンダムの方はリバースバージョンのためクリアーが控えめ。




まとめ・総評


と言うことで『 ENTRY GRADE ストライクガンダム』で色々遊んでみました。
良い点や気になる点をまとめると以下のような感じです。
 
 
<良い点>
定価550円/770円
・お手軽、工具も不要
・色分けもほぼ完璧
・価格にしてはかなり動く

 
<悪い点>
・顔(ツインアイまわり)がいまいち
・ポリキャップを使ってないので関節等可動部分が劣化する
・エール等のストライカー装備なし



やっぱり製品としてはガンプラが初めての人や小さなお子さん向けって感じだと思います。
 

一番気になるのは材質が全てプラなので動かしていると関節部分が劣化してユルユルになったり折れたりすると思います。前のEGガンダムはレビュー用に色々動かしていたら股関節が折れました。
 

ガンプラ経験者が購入して作るとしたら、色々改造して理想のプロポーションを追及したり武装をゴテ盛りして遊んでみたりてみたり塗ってみたりする楽しみ方が合うのではないかと思います(その場合は関節部分の補強をしたほうがいいと思います)。