こんにちは。
アルハラを撲滅したい男、ゆめきちです。
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最近「飲みニケーション」という言葉を見聞きする場面に何度か出くわしました。
正直死語かなとも思っていたんですが、まだまだ僕の会社でも現役で活躍している言葉のようです。
ただ、残念ながら「飲みニケーション」という言葉はどちらかというとマイナスの捉えられ方をすることの方が多いように感じます。特に新人から僕の少し上の中堅手前、つまり「若手」層にその傾向があります。
僕がその言葉をはじめて知ったのは大学の時でしたが、もっと前向きな表現として使われていた気がするんですけどね…。
目次
飲みニケーションという言葉
「飲み」+「コミュニケーション」の造語です。まあそのままですね。
お酒の席でのコミュニケーション、転じて飲み会の場自体を指す意味で使われることも多いです。
お酒を伴うことで普段よりも親密となることを目的とし、推奨している企業もあるそうです。
飲みニケーションのメリット
世間一般で言われているメリットとしては、
- 普段話せない人とも仲良くなれる
- 普段できない話ができる
- 愚痴や不満などを言い合ってストレス解消
等でしょうか。これは僕も納得です。
仕事であれば、勤務中に話す機会のない他部署の人やお客様なんかとも仲良くなれる機会です。
大学時代にはじめて「飲みニケーション」というワードを知ったのは、週に1コマしかない一般教養の授業で教授が声をかけて何ヵ月かに一回飲み会をしてました。100人ぐらいのクラスで、当然全員来ることはなかったですが出る度に知らない奴と仲良くなれて中々楽しかったのを覚えています。
それ、コミュニケーションになってますか?
コミュニケーションをとることについて、よく「言葉のキャッチボール」というワードが使われることがあります。
これは端的なワードで本質を示しているいい言葉だと思います。
しかし職場の飲み会においては、きちんとキャッチボールがなされているでしょうか。
一方的にボールぶつけてるだけになっていませんでしょうか?
レベル1:言葉のキャッチボール
双方がきちんと相手の投げたボールをキャッチしてから投げ返す、一番正常な状態です。
お互いが相手の話を聞き、自分も意見を述べている状態です。たいていは乾杯から10分ぐらいはこの状態が続きます。
レベル2:言葉のドッジボール
相手にぶつけんばかりの勢いでボール投げつけ、相手もまた同様の勢いで投げ返します。
飲み会の場で議論が白熱し、喧嘩一歩手前の言い合いになっている状態です。
周りの迷惑という問題はありますが、まだお互いが意見をぶつけあっている分、ギリギリコミュニケーションの範疇じゃないかと思っています。
レベル3:言葉のストラックアウト
【イメージ図】
片方がボールを投げ続けています。もう片方はただの的です。ボールがヒットした部分の板が落ちていくように、ただ心を磨り減らす的です。
これは一番最悪な状態です。絵の的のように、言葉を一方的にぶつけられている側の人格は消えています。これはもうコミュニケーションとは呼べないでしょう。
ボールを投げているのが複数人のことが多々あるのも問題です。
この時に投げられる主な球種は、
- 俺の若い頃は~
- 俺の仕事感は~
- 上記に準ずる説教
などがあります。基本的に仕事の話しかできない人の持つ球種は非常に少ないのですが、一球一球は非常に豪速球のことが多いので、ぶつけられている方は苦痛でしかありません。
時計を見たことを悟られないようにしながら、早く終わるのを祈るばかりです。
これ、ボール投げている方は楽しく飲みニケーションしてるつもりなのが困るところです。
せっかく楽しい飲みの場を作って、ためになる話をしてやってるのに、いまの若いやつは飲み会に来たがらない。そんなところでしょうか。
残念ながら上記のレベル3はコミュニケーション成立してませんよね。
さいごに
職場で飲み会に来ない奴が増えたと嘆き憤る方々にお伺いしたいです。
興味も何もない一人語りを一方的に聞かされ続ける苦痛を想像したことがありますか?
それに無限ではない人生の時間を三時間、四時間と浪費している虚無感が想像できますか?
その時間お金を頂いているわけでもなく、むしろ払っていますがそれも仕事ですか?
飲みニケーションを殺したのは誰だ?
飲み会に出たがらないゆとりか?
自己満足で飲みニケーションを悪用してしてきた自称"大人"達か?
※過去の記事でも繰り返してますが、僕はお酒大好きです。皆が気持ちよく参加できる飲み会なら大好きです。