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PSP『機動戦士ガンダムAGE コズミックドライブ 』感想!!AGEのファンならばやっておいて損のない良作




PSP用ソフト『機動戦士ガンダムAGE コズミックドライブ』のプレイ感想です。

PSP本体はもう中々手に入らないので、PS Vitaのダウンロードプレイを利用しました。
ゲームとしては「目立った欠点もないものの満点をつけるにはもう一つ」といった感じの無難な出来だと思います。テレビシリーズ『ガンダムAGE』が好きだという人や、ストーリーが網羅されているため内容をおさらいしたい人にはお勧めの作品と言っても良いのではないかと思います。


ちなみに、バージョン『コズミックドライブ』と『ユニバースアクセル』の違いはゲスト参戦する機体(前者はアナザー系、後者は宇宙世紀系)のみで、シナリオ本編やゲームシステムの違いはありません。



目次


製品概要・主な特徴

機動戦士ガンダムAGE コズミックドライブ - PSP

 
定価:5,980円(税込)
機種:プレイステーション・ポータブル
発売:2012年8月9日発売
ジャンル:RPG
プレイ時間:17時間
作品評価:75点



【ガンダムAGEのストーリーをなぞるRPG】

ガンダムシリーズのゲームとしては珍しくジャンルはRPG。
発売当時にリアルタイムでテレビ放送をしていた『機動戦士ガンダムAGE』のストーリーをそのまま追体験できる内容になっている。(何気に発売はテレビシリーズの完結よりも先だったのでゲームで結末を先に知ったというプレイヤーもいた)

細かな違いはあるもののテレビシリーズの内容を飛ばすことなくシナリオを網羅しているため、「ガンダムAGEのストーリーを知りたいけどテレビ全話みるのはちょっと・・・」と言う人はこちらをプレイするのがいいかもしれない。


【戦闘はアクション】

RPGではあるが毎回の戦闘は所謂TPS(自分の背中が見えている視点)タイプのアクションになっており、様々な武装やパイロットのスキルを駆使して攻略していく。バトルのイメージは『ガンダムバトル〇〇』シリーズに近い。
各話ごとに決められたミッション(ストーリーに沿ってステージ・敵・勝利条件が決まっている)で戦闘が行われる形式になっており、クリアまでに必要な戦闘の回数はそれほど多くない。


【本作オリジナルのウェアが登場】

本作オリジナルの要素として、ストーリーを進めていく中でAGEシステムも用いてテレビ本編には登場しなかったオリジナルの新ウェアを開発・使用することができる。本作の最も大きなポイントの1つ。



【ゲスト機体も登場するクロスプレイミッション】

所謂シナリオとは別のミッションモード。
他のプレイヤーとマルチプレイも可能。

バージョンによって他作品からのゲスト機体が参戦している。
 
<コズミックドライブ参戦作品>
・ガンダムSEED、SEED DESTINY
・ガンダム00

<ユニバースアクセル参戦作品>
・機動戦士ガンダム
・Zガンダム
・逆襲のシャア
・ガンダムUC




良かった点

  • ガンダムAGEのストーリーを網羅している
  • 追加で「青年フリット編」が収録
  • ゲームオリジナルの新ウェアが多数登場し様々な組み合わせの機体を使用できる
  • 随所に新規含むアニメムービーを収録
  • アセム編の学校編の描写が増えている
  • アニメ本編同様にBGMの質が高い
  • 「DIVAメッセンジャー」が楽しい


やはりゲーム1本で『ガンダムAGE』の全シナリオが網羅されているのは大きい。テレビシリーズを観ていなくとも本作をクリアするだけでほとんどストーリーを理解できる。また、テレビでは語られなかった青年フリット編が収録されている(話は短いが)のも嬉しい。
要所要所でアニメムービーも用意されており、アニメからのそのままの流用もあれば本作オリジナルウェアの登場する新規ムービーもあり。

AGEシステムで様々なウェアや機体のパーツを開発し、組み合わせたオリジナルの機体で出撃できるというのも『ガンダムAGE』の設定や世界観にマッチしている。


「DIVAメッセンジャー」はゲーム内の掲示板(Twitter的なもの)であり、シナリオの裏側でのキャラクター同士の掛け合いやレスバトルなどが楽しめる。



残念だった点

  • ストーリーモードが全体的にボリューム不足
  • ストーリー上でオリジナルウェアを使用する機会が少ない


これに尽きる。ストーリーは網羅されているものの、通常のRPGにおけるダンジョンに当たるものもなくシナリオ上の戦闘を数回こなすだけで各章が終わってしまうので、ストーリーモードは10時間ちょっとあればクリアできてしまう。
欲を言えば青年フリット編にもう少しのボリューム(ウルフと組んで活躍していたあたりの話とか)や、アセムがキャプテンアッシュとなるまでの話(『追憶のシド』に当たる部分)などがあればもっと高評価を得られていたと思う。


オリジナルウェアも多数登場するが、アセム編に入ってからAGE-1用ウェアのパーツが手に入ったりストーリー上の重要な戦闘では出撃するウェア指定があったりと、メインシナリオだけでは様々なウェアを組み合わせてオリジナル機体で遊べる機会は少ない。
その点についてはクロスプレイミッションがオリジナルの組み合わせを追及する場となるが、あくまで単発のミッションモードのためメインシナリオクリア後では作業感がどうしても否めない。



総評

作品評価:75点


これといった欠点もないが、満点に近い点をつけるほどでもない、ある意味無難な出来とも言える作品。
メインシナリオはきちんと網羅されており、本編のムービーや出来の良いBGMも使用されているため、テレビシリーズの『ガンダムAGE』が好きだという人やストーリーを再確認しておきたい人はプレイしておいて損のない良作ではある。


ちなみにオープニングムービー・曲の出来も良いので一見の価値あり。
曲はテレビシリーズでもエンディングテーマを歌ったFaylanによる「RED decision」。



機動戦士ガンダムAGE コズミックドライブ - PSP

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機動戦士ガンダムAGE ユニバースアクセル - PSP

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