ゆめろぐ

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仕事・趣味・生活について書き連ねていく雑記ブログです。

マーベル『MCU』フェイズ1~3作品の感想と観るべき順番【インフィニティ・サーガ】




『アイアンマン』『スパイダーマン』をはじめとしてアメコミを原作とするマーベル系作品の映画は数多く上映されヒットを飛ばしています。そして毎年のように新しい作品や新しいヒーロー登場しています。また、そのようなヒーロー達を共演させた『アベンジャーズ』のシリーズも同様に大人気です。これらの作品の多くは作品間で大規模にクロスオーバー(それぞれの作品が同じ世界の出来事とされていて、作品をまたいでキャラクターが登場したりする)をしており、それらの作品群を大きなひとくくりのシリーズとして『マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)』と呼んでいます。


また、公開された時期により複数の作品を「フェイズ」にまとめていて、本記事ではフェイズ1~フェイズ3までの作品の感想を書いています。フェイズ1~3の作品はまとめて「インフィニティ・サーガ」と呼ばれることもあり、シリーズのスタートから一度大きな決着をつけるまでの一括りの作品群になっています。現在進行中のフェイズ4については、映画のみならずドラマシリーズでの配信があったり、これまでメインだったキャラが引退して若い新ヒーローに代替わりをしたりと、新しくリスタートをするような雰囲気の作品群になっていますのでそちらについては別記事で感想を書いています。



『MCU』のフェイズ1~3に属する作品や順番は以下の目次の通りです。





目次


ズバリ、観るべき順番は??

普通に全ての作品を観るつもりであれば、放映された順番に観ておけば間違いないです。
放映された順というのは上記目次に書かれている順番となります。
(ただし、第一作と第二作は日本のみ『ハルク』→『アイアンマン』の放映でしたが、正式には目次の通り『アイアンマン』が先なので、この順番で観るといいと思います)



ただ、作品数も多く(フェイズ3までで23作品)、「全部見るのはしんどい!」とか「元々好きなキャラクターの出る作品だけ観たい!」という方も多いと思います。
本記事では、各作品について私個人の感想や見所に加え、「登場するヒーロー」「いきなり観れる度」を記載しています。

 

<いきなり見れる度>
言葉の通り、"他の作品を観ずにその作品から見てどれだけ理解できるか"や"最低でも事前に観ておいた方がいい作品"などを記載しています。
 
<登場するヒーロー>
こちらにについては、変身やスーツの装着もなく最後にチラッとでるだけみたいなパターン(MCUはポストクレジットシーンでファンサービス的に出るのも多い)の場合は記載に含めていませんのでご了承下さい。





<ご注意>
これ以下の記載については「感想」「登場するヒーロー」「他の作品との関連」等の観点において一部ネタバレを含む場合がございます。各作品への興味を削いでしまうような核心やオチに関するものは極力廃しておりますが、ご理解の上ご覧頂けますようお願いいたします。
また、筆者は本記事に記載の作品については特別記載のない限りすべて鑑賞済みですが、原作コミック等々の他のメディア作品については読んでいない・観ていないものも多くございますのでご了承ください。





フェイズ1

「アイアンマン」「キャプテン・アメリカ」「マイティ・ソー」など、アベンジャーズの中核をなすキャラクター達の始まりとなる物語が中心。それらのヒーロー達が初めて一堂に会する『アベンジャーズ』第一作までがフェイズ1。


アイアンマン(2008年)


"アフガニスタンで自社兵器のデモ実験に参加したトニー・スタークは、テロ組織に襲われ拉致されてしまう。胸に深い傷を負い捕虜となった彼は、組織のために最強兵器の開発を強制される。トニーは装着することで、圧倒的な破壊力とパワーを発揮できる戦闘用パワードスーツを敵の目を盗み開発。敵地からの脱出に成功するが、奇跡的に生還したトニーは、ある事実を知り愕然とする・・・。自らが社長を務める会社が開発した兵器がテロ組織に使用されていたのだ。トニーはその償いをすべく、テロ撲滅に命を捧げることを決断。最先端の技術を駆使し、新たなパワードスーツの開発に着手する。"
Amazon商品ページより抜粋

  • 監督:ジョン・ファヴロー
  • 公開:2008年4月(アメリカ)
  • 登場するヒーロー:アイアンマン

 
 
<個人的な感想>
評価:星3.5
 
トニー・スタークがいかにしてアイアンマンとしてテロリストと戦うことになったのかが描かれる第一作。アイアンマン誕生の経緯が丁寧に描かれている一方、そこに少し時間をかけすぎている気も。多のシリーズでは「エピソード0」とか「ビギンズ」みたいなタイトルで前日譚というエピソードと位置付けられていてもおかしくなさそうな。アイアンマンがガンガン活躍するところを期待していると少し物足りないかも・・・。

終盤できちんとアベンジャーズの結成を示唆するところがあり、きちんと今後の壮大なシリーズの序章となっています。
 
 
<いきなり観れる度>
『アイアンマン』シリーズ、及び『MCU』シリーズの第一作ということで、言うまでもなく初めに観るのに最も適した作品です。

「どこから入っていいかわならない!」という方もとりあえず本作から観ておけば間違いないでしょう。



 
 
 
 

インクレディブル・ハルク(2008年)


学者のブルース・バナーは、恋人ベティの父、ロス将軍の命令を受けて人体への放射線抵抗を研究していた。ところがその研究実験中に事故が発生、多量のガンマ線を浴びたブルースは、怒りを感じて心拍数が200を越えると約2.7メートルもの巨大な緑色のモンスター=ハルクに変身する特殊体質となってしまう。
それ以来、彼を利用しようとする軍の追跡を逃れ、ブラジルに身を隠して治療薬開発と細胞の解明に専念するブルース。しかし、ふとした出来事からブルースの居場所が割れてしまい、ロス将軍によって送り込まれた特殊部隊員ブロンスキーらに包囲されてしまう。だがその時ブルースはハルクへと変身、部隊を一蹴し、間一髪のとこで逃亡に成功するのだったが…。
Amazon商品ページより抜粋

  • 監督: ルイ・レテリエ
  • 公開:2008年6月(アメリカ)
  • 登場するヒーロー:ハルク


<個人的な感想>
評価:星3
 
超人ハルクとなる能力を得てしまった男の苦悩と戦いを描く。
ブルースがハルクとなった経緯は序盤のダイジェストと一部回想シーンのみで基本的にはばっさり省かれています。その分、主人公の"現在"にがっつりスポットが当てられているのですが、ちょっとストーリーは単調だったかな・・・。ちなみに2018年現在、『ハルク』単独のシリーズとしては本作のみで第二章の情報は入ってきていません。


また、次に登場する『アベンジャーズ』からはハルクのキャストはマーク・ラファロに変更となっており、エドワード・ノートン版のハルクは本作のみ。
 
 
<いきなり観れる度>
こちらも『ハルク』単体の作品としてここから見始めるのは問題ないと思います。


ただし、微妙に今後の『アベンジャーズ』作品に繋がるポイントや伏線がちょいちょいあるため、『アイアンマン』の第一作目は観ておくとより分かりやすいかも知れません。ただ、このように微妙に他作と関連する伏線が入ってくる傾向は今後も続くため、全作観るつもりでないならばあまり気にしなくていいと思います。



 
 
 
 

アイアンマン2(2010年)



自らアイアンマンであることを告白した大企業スターク・インダストリーのCEO、トニー・スターク。そんな彼に新たな危機が迫っていた。まず、米国政府がパワードスーツの没収を命令。そして、彼に恨みを抱く謎の男“ウィップラッシュ"が一撃で車を真っ二つにする電流ムチを携えて現れ、ライバルの武器商人ハマーも独自のパワードスーツを開発する。そんな中、胸に埋め込んだエネルギー源“リアクター"の影響でトニーの体は蝕まれていき……。
Amazon商品ページより抜粋

  • 監督:ジョン・ファヴロー
  • 公開:2010年5月(アメリカ)
  • 登場するヒーロー:アイアンマン、ウォーマシン、ブラック・ウィドー


<個人的な感想>
評価:星4
 
新たな強敵、2人目のアイアンマン、女スパイ「ブラック・ウィドー」、そしてついに動き出すアベンジャーズ計画、と盛りだくさんの『アイアンマン』シリーズの第二作目。


戦闘シーンも多く、個人的には少し物足りなかった前作よりも楽しめました。"2人目のアイアンマン"である「ウォーマシン」は「アイアンマン」と対比的なカラーリングに武骨な装備類がカッコよくて好きです。終盤の二人の共闘シーンは本作一番の盛り上がりですね。また、スカーレット・ヨハンソンの「ブラック・ウィドー」のアクションシーンも美しカッコよくて見どころの一つ。
 
 
<いきなり観れる度>
タイトルの通り『アイアンマン』シリーズの第二作。最低でも前作『アイアンマン』は観てからの鑑賞をお勧めします。


 
 
 
 

マイティ・ソー(2011年)


神の国<アズガルド>で無敵の強さを誇る戦士ソー。だがあまりの傲慢さゆえに神々の王である父の怒りに触れ、最強の武器“ムジョルニア"と全ての力を奪われて人間界へ追放されてしまう。地球に落ちたソーは、天文学者のジェーンら人々に出会い人間の弱さや痛みに触れ、徐々に真の強さを学んでゆく。だがその頃、邪神ロキの陰謀で神の国は危機に瀕し、さらに恐るべき敵がソーを抹殺すべく地球に迫ろうとしていた。力を失ったソーは地球と神の国を守るために戦いへと立ち上がる!
Amazon商品ページより抜粋

  • 監督:ケネス・ブラナー
  • 公開:2011年5月(アメリカ)
  • 登場するヒーロー:マイティ・ソー、ホークアイ


<個人的な感想>
評価:星3.5
 
神の国からやってきた雷神の戦士ソー。ハイテクなスーツだとかクモに噛まれてスーパーパワー、なんてレベルからはるかにぶっとんでいってしまった、ある意味マーベルの奥深さを感じさせてくれる作品。そんな壮大な背景とは裏腹に、作品の本質的なテーマは傲慢な青年ソーの成長や親子の愛といった非常に身近で親しみやすい(映画の構成としてもシンプルでわかりやすい)ものとなっています。


ちなみに個人的に好きなキャラのホークアイさんはここが初登場でした。
 
 
<いきなり観れる度>
『マイティ・ソー』シリーズの記念すべき第一作目ということでここから見始めるのもアリかと思います。他の作品の例に漏れず後のアベンジャーズにつながる伏線もいくつか登場しています。



 
 
 
 

キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー(2011年)


1942年。兵士として不適格とされた貧弱な少年、スティーブ・ロジャースは、軍の極秘実験「スーパーソルジャー計画」により<キャプテン・アメリカ>として生まれ変わる。身体能力を極限まで高めた強靭な肉体を手にし、同時に正義感に溢れる彼の魂も、極限まで高められる。戦う敵は世界征服を目論むレッド・スカル率いる悪の組織ヒドラ。捕えられた仲間や親友を救うため、キャプテン・アメリカは特殊装備に身を包んで敵地に向かった!
Amazon商品ページより抜粋

  • 監督: ジョー・ジョンストン
  • 公開:2011年7月(アメリカ)
  • 登場するヒーロー:キャプテン・アメリカ


<個人的な感想>
評価:星3.5
 
舞台は現代から約70年前、キャプテン・アメリカ誕生の物語。まずは登場時のガリッガリの主人公にビックリ(笑)。後のムッキムキなキャップと同じ俳優が演じていることを聞いてさらにビックリ。

彼がいかにしてキャプテン・アメリカとなり、そして現代にやってきたのかが描かれます。トニー・スターク(アイアンマン)の父親やコズミックキューブなど、後のアベンジャーズにつながる要素が多めに含まれた物語ですが、単体でも飽きさせずに楽しめる作品となっていました。

本作の敵役であるヨハン・シュミット / レッド・スカルはここまでで一番アメコミっぽい敵ですね。
 
 
<いきなり観れる度>
『キャプテン・アメリカ』シリーズの第一作ということでここから見始めるのもアリ。

『MCU』シリーズの次作『アベンジャーズ』につながるところも多くあり、『アベンジャーズ』の前に最低でも本作は観ておいたほうがいいかもしれませんね。



 
 
 
 

アベンジャーズ(2012年)


地球侵略へのカウントダウンが開始された時、70億人もの人類の未来は、“最強"の力を持つヒーローたちに託された。彼らの名は、“アベンジャーズ"。だが、意思に反して集結させられた彼らはそれぞれの心の傷に囚われ、ひとつのチームとして戦うことを拒み続ける。次第に明らかにされる“アベンジャーズ"の知られざる過去と苦悩…。人類史上最大の敵を前に、果たして彼らは地球を救うことができるのか?それとも…?
Amazon商品ページより抜粋

  • 監督: ジョス・ウェドン
  • 公開:2012年5月(アメリカ)
  • 登場するヒーロー:ホークアイ、ブラック・ウィドー、ハルク、キャプテン・アメリカ、アイアンマン、マイティ・ソー


<個人的な感想>
評価:星4
 
マーベルヒーロー大集合のお祭り映画、『アベンジャーズ』シリーズの記念すべき第一作。
ヒーロー達が一堂に会したときの盛り上がりはやはり半端ないですね。初めから大集結というわけではなく、個々に引きずる過去との対峙やヒーロー同士の確執など、紆余曲折をへて団結していくという道筋がきちんと描かれていて退屈しません。頭空っぽにして楽しみましょう。

個人的にはハルクの大暴れが見ていて一番楽しかったです。
 
 
<いきなり観れる度>
『アベンジャーズ』シリーズの第一作ということで、ここからみても十分に楽しめると思います。ただ、個々のヒーローたちのそれまでの経緯や背負った過去、さらに本作に繋がる伏線は個別の作品で描かれてきていますので、可能ならばこれまでの作品(最低でも『マイティ・ソー』と『キャプテン・アメリカ』の二作品)も観たうえで鑑賞するとより楽しめると思います。


 
 
 
 

フェイズ2

アベンジャーズ中核メンバーの個別ストーリーの続編に加え、ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーやアントマンなどの個性的なキャラクター達も新登場。アベンジャーズの二作目である『エイジ・オブ・ウルトロン』も併せて一気にキャラクターが増えました。


アイアンマン3(2013年)


トニー・スタークは見えざる敵の脅威におびえ、一心不乱に新型パワードスーツの開発をしていた。心身ともに追いつめられたトニーはある日、世界転覆を企む謎の男マンダリンから攻撃を受け、全てを奪われてしまうが…。
アイアンマン“最後"にして“最大"の戦いが始まる――。
Amazon商品ページより抜粋

  • 監督:シェーン・ブラック
  • 公開:2013年5月(アメリカ)
  • 登場するヒーロー:アイアンマン、ウォーマシン


<個人的な感想>
評価:星3
 
『アイアンマン』シリーズの第三作にして完結編。第一作目からの因縁・伏線諸々に決着が付けられる最終決戦。
ラストのバトルシーンは色々なところで評価されている通りド派手で圧巻、一番の盛り上がりになりました。ここは確かに必見です。ただ、作品の感想としては『アイアンマン』シリーズでは一番微妙だったかな・・・(個人的には『2』が好き)。
 
相変わらずペッパーとジャーヴィス(トニーのサポートAI)がいいキャラしていて観ていて楽しかったです。
 
 
<いきなり観れる度>
最低でも『アイアンマン』『アイアンマン2』。あとできれば『アベンジャーズ』も観てからの鑑賞がおすすめ。



 
 
 
 

マイティ・ソー/ダーク・ワールド(2013年)


『アベンジャーズ』の戦いから1年 ― 全宇宙をも征服する“闇の力"から地球を救うため、アベンジャーズ最強の男ソーは、宿敵ロキとともに立ち上がる。はたしてロキは敵か味方か?
Amazon商品ページより抜粋

  • 監督:アラン・テイラー
  • 公開:2013年11月(アメリカ)
  • 登場するヒーロー:マイティ・ソー


<個人的な感想>
評価:星4
 
『マイティ・ソー』シリーズの第ニ作。
今回は全宇宙の存亡をかけた戦いと、相変わらず他のシリーズからは大きくぶっ飛んだスケールになっています。そして今回はロキが色々とよかった。最後まで食えないやつです。

また、このシリーズはソーと愉快な仲間達の友情がいいですね。一番落ち着いてみていられるところです。あと戦いの舞台になったロンドンの地下鉄にソーが乗るシーンとか、このシリーズはちょいちょいコミカルなのを入れてくるところが楽しいです。
 
 
<いきなり観れる度>
第一作目の『マイティ・ソー』、及び『アベンジャーズ』は最低でも観てからの鑑賞がおすすめです。



 
 
 
 

キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー(2014年)



アベンジャーズの戦いから2年。アベンジャーズのメンバーであるキャプテン・アメリカ、ニック・フューリー、ブラック・ウィドウは、これまで共に戦ってきた仲間である国際平和維持組織シールドから、突然生命を狙われる。巨大な包囲網を逃れ、逃亡者となった彼らであったが、謎の暗殺者“ウィンター・ソルジャー"が立ちはだかる…。
誰が味方なのか、そして真の敵は誰なのか?正義をかけた究極の戦いが幕を開ける。
Amazon商品ページより抜粋

  • 監督: アンソニー・ルッソ、ジョー・ルッソ
  • 公開:2014年4月(アメリカ)
  • 登場するヒーロー:キャプテン・アメリカ、ブラック・ウィドウ、ファルコン


<個人的な感想>
評価:星4
 
『キャプテン・アメリカ』シリーズの第2弾。
全編通して迫力のあるバトルシーンが多く、純粋に楽しめる作品になっていると思います。また、今回の敵はシールドの中に潜んでおり、誰が味方で誰が敵なのかわからないサスペンス的な展開も迫力のバトルシーンといいバランスで描かれています。

そして相変わらずスカーレット・ヨハンソンのブラック・ウィドウが美しカッコよいです。
 
 
<いきなり観れる度>
最低でも『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』及び『アベンジャーズ』は観てからの鑑賞をおすすめします。
 


 
 
 
 

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー(2014年)



幼くして地球から誘拐され、宇宙をまたにかけるトレジャー・ハンターとなったピーター・クイル。彼は巨万の富を夢見て<オーブ>を盗み出すが、悪党たちから狙われてしまう。
そして、それをきっかけに、賞金稼ぎのアライグマ、ロケットとその相棒の樹木型ヒューマノイドのグルート、妻子の復讐を誓う狂暴な男ドラックス、そして美しく危険な暗殺者ガモーラのお尋ね者たちと宇宙最凶チームとなって、銀河を救う為に立ち上がる。
Amazon商品ページより抜粋

  • 監督:ジェームズ・ガン
  • 公開:2014年8月(アメリカ)
  • 登場するヒーロー:スター・ロード(と仲間達)


<個人的な感想>
評価:星4.5
 
『マイティ・ソー』とはまた別の意味でぶっ飛んだ作品。物語の舞台はなんと全宇宙。マーベル版スターウォーズ。
 
一言でいうと、「軽快な音楽に合わせて一癖も二癖もあるキャラクターたちが銀河で大暴れ!」って感じでしょうか。他の『MCU』とはちょっと毛色が違うため小休止的なノリで観たのですが、どっこいここまでで一番のドハマりでした(個人的にはスターウォーズが好きだからってのもあると思う)。『アベンジャーズ』にどう絡んでいくのかも気になりますが、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズとしても今後の展開が非常に楽しみです。
 
ロケットとグルートのコンビは可愛くて泣けるところもあってとてもいいですね。
 
 
<いきなり観れる度>
他の作品とベースの設定は共有しているものの、舞台も大きく離れているため単体で十分に楽しめる作品。この作品から観てもまったく問題なしです。



 
 
 
 

アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン(2015年)


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トニー・スタークが開発した<ウルトロン計画>―
それは、人工知能による完璧な平和維持システム。しかし、進化と増殖を続けるウルトロンが選択した“究極の平和"とは、地球を脅かす唯一の存在=人類を抹消することだった…。
世界中の都市を襲う人類滅亡の脅威に、最強チーム“アベンジャーズ"が再び結集。ウルトロン軍団との戦いに全てをかけ挑む。
Amazon商品ページより抜粋

  • 監督: ジョス・ウェドン
  • 公開:2015年5月(アメリカ)
  • 登場するヒーロー:ホークアイ、ブラック・ウィドー、アイアンマン、マイティ・ソー、キャプテン・アメリカ、ハルク、ヴィジョン、ウォーマシン、ファルコン、クイックシルバー、スカーレット・ウィッチ


<個人的な感想>
評価:星4
 
『アベンジャーズ』シリーズの第二弾。トニーが開発してしまった新たなる敵ウルトロン軍団との戦いが描かれます。今回の発端としてはトニー(アイアンマン)は確実に大戦犯で、本作でもかなりアイアンマンの好き嫌いは別れそう…。


登場キャラクターも一気に増えてきて、ヒーロー達が揃った時の盛り上がりもさらにパワーアップ。やはり『アベンジャーズ』のシリーズは登場キャラが多い分敵も軍団になりがちで、観ていて派手で楽しいですね。基本的にはシリアスメインのシナリオですが、定期的に弄られるキャプテンやアベンジャーズメンバーでのムジョルニア持ち上げ大会等々、時折クスリとさせるコミカルなシーンも挟まれていていいバランスになっていたように感じます。
 
個人的には全編通してホークアイさんの活躍と意外な一面が見れたのが見ていて楽しかったです。それとワンダちゃんかわいい。
 
 
<いきなり観れる度>
最低でも前作の『アベンジャーズ』は観ておくのを推奨します。そして可能であれば『アイアンマン』シリーズと『キャプテン・アメリカ』のシリーズは観ておくとより物語に入り込みやすくなると思います。



 
 
 
 

アントマン(2015年)


仕事も家庭も失ったスコットに残された最後のチャンスは、身長わずか1.5cmになれる驚異の“スーツ"を着用し、想像を絶する特殊能力を持つ“アントマン"となることだった。最愛の娘のために猛特訓を開始した彼は、本当のヒーローとなり、人生のセカンド・チャンスをつかむことができるのか?そして、アントマンに託された決死のミッションとは…?
Amazon商品ページより抜粋

  • 監督: ペイトン・リード
  • 公開:2015年7月(アメリカ)
  • 登場するヒーロー:アントマン、ファルコン


<個人的な感想>
評価:星4
 
小さくなって戦う異色のヒーロー。主人公はが前科持ちで家族に捨てられたダメ親父、というところも一風変わっていますね。

小さくなってバトルしている時にちょいちょい映る通常サイズ目線の映像がなかなかシュールで笑えますね(本人たちは汽車の上を跳び跳ねたり車両をぶん投げたりと激しいバトルをしているのに、通常サイズ目線だとぷらレールがカタッてなるだけみたいな)。


軽快なラテン風の音楽とノリに合わせて気楽に鑑賞できる作品です。
 
 
<いきなり観れる度>
『アントマン』シリーズ第一作目ということで、これ単体でも十分に楽しめると思います。(僕自身、初見の際は『MCU』を全く意識せずに観てました)



 
 
 
 

フェイズ3

これまでバラバラだった個別のストーリーがアベンジャーズの第三作『インフィニティ・ウォー』や最終作『エンドゲーム』に向かって収束していき、全宇宙を巻き込んだクライマックスの始まりとなるフェイズ3。新キャラクター・新シリーズもさらに増え、広がりつづけるMCU。


シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ(2016年)



世界の危機を救ってきた“アベンジャーズ"が、国連の管理下に置かれることを巡り、激しく対立するアイアンマンとキャプテン・アメリカ。さらに、ウィーンで起こったテロ事件の犯人として、キャプテン・アメリカの旧友バッキーが指名手配された。それを機に、“アベンジャーズ"はついに分裂する。スパイダーマンも参戦し、世界を揺るがす“禁断の戦い(シビル・ウォー)"がはじまる―友情によって引き裂かれた彼らの行方は?
そして、驚愕の結末とは…。
Amazon商品ページより抜粋

  • 監督: アンソニー・ルッソ、ジョー・ルッソ
  • 公開:2016年5月(アメリカ)
  • 登場するヒーロー:キャプテン・アメリカ、ブラック・ウィドウ、アイアンマン、スカーレット・ウィッチ、ファルコン、ヴィジョン、ブラックパンサー、ホークアイ、アントマン、ウォーマシン、スパイダーマン

 
 
<個人的な感想>
評価:星4
 
アベンジャーズの盛大なるお家騒動。正義に対しての考え方を巡りヒーロー達がアイアンマン派とキャプテン派に分かれて全面戦争。


一応『キャプテン・アメリカ』シリーズの第三弾ということになっていますが、ほとんど『アベンジャーズ2.5』ですね。様々な所の感想を見ていると、アイアンマン派とキャプテン派に別れている(どちらに肩入れしたか)印象。個人的にはスターク(アイアンマン)の主張の方が一貫して筋が通っていたという感覚。


しかし、アベンジャーズのヒーロー達が二つに分かれての大乱闘はやはり見ごたえがあります。


そして待ちに待ったスパイディが『MCU』に参戦!個人的にはこれが一番見たかった!!全体的に暗めになりがちな雰囲気の中、アントマンと一緒にいい味を出していたと思います。
 
 
<いきなり観れる度>
最低でも『キャプテン・アメリカ』シリーズ2作と『アベンジャーズ』シリーズ2作は観てからの鑑賞がおすすめ。あとできれば『アイアンマン』シリーズも観てからの方がより対立するキャラクター達の心情が理解できるかと思います。



 
【個別の感想】
www.yumekichi-blog.com

 
 
 

ドクター・ストレンジ(2016年)


突然の事故で神の手を失った天才外科医ドクター・ストレンジ。彼を甦らせたのは──魔術。厳しい修行により魔術を習得した彼は、世界を滅亡から救うため“闇の魔術"との戦いに巻き込まれていく。だが、医者である彼に、敵の命を奪うことはできるのか?大いなる葛藤を抱えたまま、いまドクター・ストレンジの本当の戦いが始まる!
Amazon商品ページより抜粋

  • 監督: スコット・デリクソン
  • 公開:2016年11月(アメリカ)
  • 登場するヒーロー:ドクター・ストレンジ

<個人的な感想>
評価:星3
 
超人、メカ、神様、宇宙ときて次は魔術!!
ドクター・ストレンジ誕生の物語。ということで流れ的には概ね第一作にありがちなストーリー。ですが、特に今回は魔術ということでCGを駆使した映像は素晴らしいものがありました。

あと、アジアンなテイストはこれまでの『MCU』作品にはなかったので新鮮。
 
 
<いきなり観れる度>
本作は作品単体として見始めても問題ないと思います。



 
 
 
 

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス(2017年)


たまたま出会ったノリで結成された銀河一の“落ちこぼれ"チーム、<ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー>。請けた仕事をきっかけに、“黄金の惑星"艦隊から総攻撃を受けることに。
彼らを救ったのは“ピーターの父"と名乗る男エゴだった。ピーター出生に隠された衝撃の真実とは?
さらに銀河全体を脅かす恐るべき陰謀が交錯し、彼らがなぜか銀河滅亡を阻止する最後の希望に…。
その鍵を握るのは、小さなグルートだった…。
Amazon商品ページより抜粋

  • 監督:ジェームズ・ガン
  • 公開:2017年5月(アメリカ)
  • 登場するヒーロー:スター・ロード(と仲間達)


<個人的な感想>
評価:星4.5
 
さらにパワーアップして帰ってきたガーディアンズ・オブ・ギャラクシーの第二弾!!
相変わらずのマーベル版スターウォーズ
 
個人的にはマーベルの中でもこのシリーズが一番好きだなあ。懐かしの(ってほどの年代でもないけど・・)音楽に合わせて愉快な仲間たちが大暴れ!ってノリなんだけど、ストーリーとして押さえるところはきちんと押さえている。音楽だけでなく、軽快な言葉選びも全編通して笑わせてくれます。『MCU』に興味がない人にもこのシリーズは単体としておススメしたいです。
 
 
<いきなり観れる度>
本作はシリーズの二作目になりますので、前作『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』を鑑賞してから観ることをおススメします。



 
 
 
 

スパイダーマン:ホームカミング(2017年)


ベルリンでのアベンジャーズの戦いに参加し、大興奮していたスパイダーマン=ピーター・パーカー(トム・ホランド)。
昼間は普通の高校生としてスクールライフをエンジョイし、放課後は憧れのアイアンマン=トニー・スターク(ロバート・ダウニー・Jr)から貰った特製スーツに身を包み、NYの街を救うべくパトロールの日々。
ある日、スタークに恨みを抱く“バルチャー"(マイケル・キートン)が、巨大な翼を装着しNYを危機に陥れる。
アベンジャーズに任せておけというスタークの忠告も聞かず、ピーターは一人戦いに挑むが・・・。
Amazon商品ページより抜粋

  • 監督:ジョン・ワッツ
  • 公開:2017年7月(アメリカ)
  • 登場するヒーロー:スパイダーマン、アイアンマン、(キャプテン・アメリカ)


<個人的な感想>
評価:星4
 
ついに正式に登場した『MCU』版スパイダーマン。
通称"無印"(サム・ライミ版)3作品、"アメイジング"2作品に続き、映画としては3代目のスパイダーマンになります。


本作のスパイダーマンは一言で言うと「幼さの残るかわいいスパイダーマン」。これまでの主人公たちが「力と責任の狭間で苦悩する青年」だったのに対し、今回の主人公は年齢も若くなり「大人に認められようと背伸びする少年」という印象になりました。そんな若きスパイディが失敗や己の限界、そして与えられた力と責任の重みを知って、少し大人になっていく物語です。青春映画のテイストが強い本作ですが、「大きな力とそこに生じる責任」という歴代スパイダーマン系作品の根幹となるテーマはきちんと描かれていたと思います。だからこそ、だんだんとピーターを応援しながら観てしまう。「頑張れ頑張れ!」と。そして最終決戦でピーターにあの格好をさせた監督には拍手を送りたい!

相棒ネッドとのやり取りとか、リズとの関係を"スーツのお姉さん"に相談しているところとか、見ていてなにか微笑ましい気持ちになります。
 
 
<いきなり観れる度>
『MCU』版スパイダーマンの一作目としてここから観るのもアリです。

ただ、初登場は『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』の方で出演していたので、そちらも観ておくと、トニー(アイアンマン)との関係の背景なども含めてより楽しめると思います。


ちなみに2019年には次回作『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』の公開も決定しています。「far from home」は直訳で「家から遠く離れて」といった感じかな。今作で自らの存在や立場を正しく見つめ直したピーターが、ホームタウン限定の"親愛なる隣人"から、"世界のヒーロー"(=アベンジャーズ?)へと成長していく姿が見られるのか今から楽しみです。


 
 
 
 

マイティ・ソー バトルロイヤル(2017年)



アベンジャーズの一員として地球を守るために戦ってきたソー。彼の前に突如現れたのは、“死の女神・ヘラ"。アベンジャーズのメンバーですら持ち上げることができない、ソーの究極の武器・ムジョルニアをいとも簡単に破壊すると、圧倒的なパワーでアスガルドへ攻撃をはじめる。ヘラの野望を知ったソーは、盟友ハルク、宿敵ロキらと破天荒なチーム“リベンジャーズ"を結成し、極限バトルに挑む! 果たして、ソーたちは史上最強の敵からこの世界を守ることができるのか?ヘラの復讐の目的は! ?そこには、ソーの運命を変える秘密が隠されていた…。
Amazon商品ページより抜粋

  • 監督:タイカ・ワイティティ
  • 公開:2017年11月(アメリカ)
  • 登場するヒーロー:マイティ・ソー、ドクター・ストレンジ、ハルク


<個人的な感想>
評価:星3.5
 
『マイティ・ソー』シリーズの第三作。
今回の敵は恐らく過去最強、ソーの姉でもある"死の女神"ヘラです。ってまた兄弟間での争いかいっ!!
 
今回もソーのシリーズ特有のコミカルなノリは健在(毎回ストーリー自体は重いんだけどね・・・)。今回は宇宙に飛び出したということで『スター・ウォーズ』や『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』のようなノリも加わり、さらにそこに『エイジ・オブ・ウルトロン』以来行方知れずだったハルクも加わって大暴れ!!って感じでしょうか。とにかくこのシリーズは他に比べていきなりスケールが大きくなりますね。
 
そして登場を重ねるごとにどんどん"憎き敵役"から"憎めないアイツ"になっていくロキ。本作でも彼が出ているだけで観ていて楽しくなりますね。
 
 
<いきなり観れる度>
『マイティ・ソー』シリーズの過去2作品、及び『アベンジャーズ』シリーズの2作品を観てからお鑑賞をおススメします。



 
 
 
 

ブラックパンサー(2018年)


アフリカの秘境にありながら、世界の誰もが創造出来ないような最新テクノロジーをもつ<超文明国ワカンダ>。ここには世界を変えてしまうほどのパワーを持つ鉱石<ヴィブラニウム>が存在する…。突然の父の死によって王位を継いだティ・チャラは、この国の“秘密”を守る使命を背負うことになる。ヴィブラニウムが悪の手に奪われると、人類に未来はない――。“秘密”を狙う敵に立ち向かうのは若き国王。漆黒の戦闘スーツをまとい、ブラックパンサーとして戦うティ・チャラは、祖国を……そして世界を守ることができるのか?
Amazon商品ページより抜粋

  • 監督:ライアン・クーグラー
  • 公開:2018年2月(アメリカ)
  • 評価:星3.5
  • 登場するヒーロー:ブラックパンサー


<個人的な感想>
評価:星3.5
 
『ブラックパンサー』シリーズの第一弾として単体でも綺麗にまとまった作品になっています。ただ、『MCU』の世界がこれだけ広がってきた中ではやや物足りなさもあったかも。

また、本作は敵側にもそれなりの筋があって純粋な悪人でなかったところが印象的。
 
 
<いきなり観れる度>
『ブラックパンサー』のシリーズとしては第一作目ですが、初登場は『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』の方で果たしており今回のシナリオにも繋がる部分があります。そのため、『シビル・ウォー』を観てからの方がより楽しめると思います。
 

 
 
 
 

アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー(2018年)


6つすべてを手に入れると、一瞬で全宇宙の生命の半分を滅ぼす無限大の力を得る“インフィニティ・ストーン"。そして、その究極の石を狙う“最凶最悪"の〈ラスボス〉サノス。彼の野望を阻止するため、ガーディアンズ、ドクター・ストレンジ、スパイダーマン、ブラックパンサーたちも集結した、最強ヒーローのチーム“アベンジャーズ"が、人類の命運を賭けた壮絶なバトルに挑む。
果たして、彼らは地球を、そして人類を救えるのか?
Amazon商品ページより抜粋

  • 監督: アンソニー・ルッソ、ジョー・ルッソ
  • 公開:2018年4月(アメリカ)
  • 登場するヒーロー:マイティ・ソー、ハルク、ドクター・ストレンジ、アイアンマン、スパイダーマン、スター・ロード(と仲間達)、ヴィジョン、スカーレット・ウィッチ、キャプテン・アメリカ、ファルコン、ブラック・ウィドウ、ウォーマシン、ブラックパンサー、ホワイトウルフ


<個人的な感想>
評価:星4
 
マジか・・・。
見終わった後の第一声はまさしくそんな感じ。

ついに登場したラスボス、サノス。過去の作品にも度々登場した、世界を変えるほどの力を持つ「インフィニティ・ストーン」。それをめぐって『シビルウォー』の小競り合いが可愛く見えてくるぐらいの、過去最大の戦いが始まります。

これまでの歴代作品に登場したヒーローたちも(ほぼ)総出演となりバトルも派手さを増してきました。個人的にはアベンジャーズとガーディアンズの共闘が見ていて楽しかったです。(バッキー&ロケットのクルクルとか最高!)雰囲気的には他作品からやや浮き気味のガーディアンズでしたが、本作でいい感じに馴染んできました。

ストーリーとしては『アベンジャーズ』シリーズの次回作であり最終作である『アベンジャーズ:エンドゲーム』に繋がる話であり、本作単体の終わりとしてはちょっとモヤモヤ。次回で決着をつけるっぽいですが、いまから続きがとても気になります。早く公開してくれ!!
 
 
<いきなり観れる度>
アベンジャーズ集大成の序章ともいうべき作品。可能な限りこれまでの『MCU』作品を観てからの鑑賞をお勧めします。
最低でも『シビルウォー』『マイティ・ソー バトルロイヤル』を観ておかないと開始時点の話がつながらないと思います。



 
 
 
 

アントマン&ワスプ(2018年)


6小さくなるほど強くなる、身長わずか1.5センチの最小にして最強ヒーロー・コンビによる痛快バディ・アクション・ムービー。頼りなさすぎるヒーロー<アントマン>と、完璧すぎるヒロイン<ワスプ>──ふたりの前に、すべてをすり抜ける神出鬼没の謎の美女<ゴースト>が現れ、アントマン誕生の鍵を握る研究所が狙われる。敵の手に渡れば、世界のサイズが自在に操られてしまう!?
ユニークなパワーと微妙なチームワークで、彼らは世界を脅かす“秘密”を守り切れるのか?
Amazon商品ページより抜粋

  • 監督:ペイトン・リード
  • 公開:2018年7月(アメリカ)
  • 登場するヒーロー:アントマン、ワスプ

 



<個人的な感想>
評価:星3.5
 
『アントマン』シリーズの第二作。アントマンに相方のワスプが加わり、スピード感の増したバディアクションになりました。

前作からの軽快なノリは相変わらず。シリアスな展開の中でも場を和ませる笑い所がきっちり用意されているため、『アントマン』シリーズは安心して気楽に観れますね。

スコットの娘が可愛くて癒されます。
 
 
<いきなり観れる度>
最低でも前作『アントマン』と『シビルウォー/キャプテンアメリカ』は観ておかないとストーリーの入りの段階で「?」になると思います。

さすがにここまでくると過去の色々な作品からの流れがあって、この辺の作品から行きなり見るのは厳しくなってきますね。


 
 

キャプテン・マーベル(2019年)


過去の“記憶"を失い、その代償として強大な力を得た戦士ヴァース。彼女の過去に隠された“秘密"が、恐るべき戦いの引き金となってしまう。
自在に姿を変える正体不明の敵に狙われ、孤独や不安に打ちのめされても、彼女は不屈の精神で何度も立ち上がる。果たして彼女は記憶を取り戻し、この戦いを終わらせることができるのか?そして、最後につかむ“衝撃の真実"とは…?
Amazon商品ページより抜粋

  • 監督: アンナ・ボーデン、ライアン・フレック
  • 公開:2019年3月(アメリカ)
  • 登場するヒーロー:キャプテン・マーベル

 
 
<個人的な感想>
評価:星4
 
キャプテン・マーベル誕生の物語。彼女の失われた過去・記憶を要素も加わったサスペンスアクション。


正直なところ『MCU』シリーズをずっと観てきている人には今回のような「ヒーロー誕生からアベンジャーズ加入までの物語」はお馴染みすぎて食傷気味かも。ただ、個人的には観ているとだんだんキャロル(キャプテン・マーベル)が可愛く見えてきて最後まで退屈せずに観れました。最初は「いかつい」イメージがあったんですが(失礼)。


アベンジャーズ結成に関わるメンバーの過去が描かれている点も注目。フューリーの眼帯の秘密も…。


 
<いきなり観れる度>
"アベンジャーズ結成秘話"と銘打たれていることもあって、時代的にも最近の作品よりは少し前の時代の話になります。さらに、「MCU影の第一話」といっても過言ではない内容となっており、作品単体としての鑑賞としても『MCU』シリーズへの入りとしても違和感なく楽しめるのではないかと思います。



 

 

アベンジャーズ:エンドゲーム(2019年)


最凶最悪の敵“サノス”によって、人類の半分が消し去られ、最強チーム“アベンジャーズ”も崩壊してしまった。
はたして失われた35億の人々と仲間を取り戻す方法はあるのか?大逆転の確率は、1,400万605分の1…。
わずかな希望を信じて再び集結したアイアンマン、キャプテン・アメリカ、ソーたちに残されたのは、最強の絆だけ──。
“今はここにいない”仲間のために、最後にして最大の逆襲が始まる!
Amazon商品ページより抜粋

 

  • 監督: アンソニー・ルッソ、ジョー・ルッソ
  • 公開:2019年4月(アメリカ)
  • 登場するヒーロー:アイアンマン、ブラック・ウィドウ、キャプテン・アメリカ、マイティ・ソー、ハルク、ドクター・ストレンジ、スパイダーマン、スター・ロード(と仲間達)、ファルコン、ウォーマシン、スカーレット・ウィッチ、ブラックパンサー、ホワイトウルフ、キャプテン・マーベル

 
 
<個人的な感想>
評価:星4.5
 
まさにアベンジャーズの集大成とも言える出来。要所に引き付けるポイントがあり、盛り上げるシーンでは一気にテンションはマックスに。
あと久々に映画で泣いた。館内でも泣いてるぽい音が聞こえまくってたなぁ…。

そこにこれまでの長いシリーズの集大成であることと登場キャラクターやキャストへの万感の思いをこめて総評は多少色をつけての4.5
 
 
<いきなり観れる度>
『インフィニティウォー』に続き、アベンジャーズ集大成というべき作品。これまで以上に過去作品との関連や過去作品からの複線回収も多く含まれており、可能な限りこれまでの『MCU』作品全てを観てからの鑑賞をお勧めします。
 
 
 

 
 
【個別の感想】
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スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム(2019年)


ピーターは夏休みに、学校の友人たちとヨーロッパ旅行に出かける。しかしそこに待っていたのは、元S.H.I.E.L.D.長官であるニック・フューリーだった。迫りくる新たな脅威を察したニックは、スパイダーマンの力を必要としていたのだ。目の前に立ちはだかる脅威に立ち向かう使命を、ニックは怖気づくスパイダーマンに託す。
ヴェネチア、ベルリン、ロンドンといったヨーロッパ都市をはじめ、各国を危機に陥れるのは、“火"や“水"など自然の力を操るクリーチャーたち。世界に脅威が迫る中、ニックはミステリオをピーターに引き合わせる。異次元から来たという彼もまた、ピーターと共に敵に立ち向かっていく。そしてこの戦いに、ソーやキャプテン・マーベルの力は借りられない。
ピーター=スパイダーマンはこの危機にどう立ち向かうのか――今、世界は彼に託される・・・!
Amazon商品ページより抜粋

  • 監督: ジョン・ワッツ
  • 公開:2019年7月(アメリカ)
  • 登場するヒーロー:スパイダーマン


<個人的な感想>
評価:星4
 


「若いスパイダーマン」の青春ムービーという感じは前作『ホームカミング』から変わらず。


第一作目『ホームカミング』、そして『インフィニティ・ウォー』『エンドゲーム』を経て少し成長したピーターの物語。ヒーローとしてのあるべき自分やMJとの恋、そして"あの人"から託されたものに苦悩しながら手探りで進んでいくピーター。このシリーズは他作品のように「強く逞しいヒーローに憧れる」というよりは、「つい応援していまいたくなる若いヒーロー」という少し違った趣きがあります。 



本作はそこに、ヨーロッパの国々を飛び回るロードムービー的な要素も加わり、前作からよりスケールのアップした展開になっています。


また、本作には若きスパイダーマンが「アベンジャーズの魂的なものを継承していくシーン」が(恐らく意図的に)散りばめられており、過去の『MCU』作品、特に『アイアンマン』『アベンジャーズ』シリーズ作品が好きな人にはグッとくる(時にクスッとくる)ポイントがちょいちょい出てくるのもグッド。


 
<いきなり観れる度>
ピーターの心情の背景には『アベンジャーズ:エンドゲーム』の結末までの流れが深く関わっています(本作の予告映像にも『エンドゲーム』のネタバレ注意がされていた程)ので、本シリーズの前作である『スパイダーマン:ホームカミング』とアベンジャーズの『インフィニティ・ウォー』と『エンドゲーム』は観ておくことをおすすめします。



 
【個別の感想】
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フェイズ4について

フェイズ4は単体でもかなりの作品数があるため、フェイズ4作品については別記事で感想を書いています。
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まとめ

 
繰り返しになりますが、観る順番としては基本的には放映された順に観ていくのがベストだと思います。


ただ、個々の作品やシリーズとしてもきちんと作り込まれており、一部の作品やシリーズだけとりあえず観てみたいという入り方でも十分に楽しめるようになっています。 「好きなヒーローのシリーズをとりあえず観てみて他の作品が気になってきたら観てみる」というパターンもフェイズ1~3の間は全然アリだと思います。僕はこのパターンでスパイダーマンから入って次第にMCU全体にハマっていきました。(続くフェイズ4については過去作品との関連がかなり強くなり一気に「一見さんお断り感」が出てしまっている気がします)



続く作品もあるため一部残された伏線などもありますが、大満足の形で一旦の決着をつけたMCUのフェイズ1~3。作品数も多くゼロから観ていくのは大変かもしれませんが、その労力に見合う満足を与えてくれる作品群だと思います。また、最近では大半の作品がDisney+ひとつで観れるようになっています(フェイズ4のドラマを見る場合はDisney+は必須)ので、興味があれば加入して気になる作品から観ていくのもいいと思います。


フェイズ4の展開も始まり、これまでにない勢いでのリリースが続いています。どのように進んでいくのか、今後の展開が非常に楽しみです。
 
 
 
 

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