ゆめろぐ

ゆめろぐ

自由を夢見るアラサー社畜が日々の思いを書き留めていきます。仕事、趣味、生活についての雑記ブログです。基本平日22時、休日は不定期に更新。

残業時間の強制消灯って意味ないよね。すぐ付け直して仕事してるぞ。

こんにちは。

昨年ぐらいから残業削減策の1つとして、残業時間中に強制的に消灯する企業が話題になりました。僕の会社でも毎日19時になると電気が消えるようになりました。正直言って、これって意味があるのか疑問です。むしろマイナスの方が大きいんじゃないですかね?


ちなみに強制消灯は次の2つのパターンがあると思っています。


【A:ソフト消灯】
決まった時間で電気は消されるものの、すぐに付け直すことが可能。消灯する事自体に残業を縛る強制力はない。僕の会社もこちらです。

【B:ハード消灯】
場合によっては照明だけではなくPC等の電源も落とされます。また、その後の再電灯は許されていません。より強く「帰宅しなさい」という意図が現れています。某電通さんなんかはこちらですね。



今回は上のAパターンのソフト消灯をメインに考えていきたいと思います。Bパターンにも言いたいことが無い訳でもないですが、僕の会社がAのパターンということもあり、よりイメージがしやすい方から攻めていこうと思います。

f:id:yumekichi730:20170525201939p:plain
目次

強制力がないと意味がない

上記のAパターンとBパターンの一番の違いは強制力の有無です。僕の所は一度電気が落ちるだけで、その後すぐに誰かが電気を付け直します。パソコンの電気は落ちないので、一部の人は電気が消えていることにすら無反応で仕事を続けています。慣れというものは怖いですね。

やはり強制力の有無というのは大きいものです。Bパターンのように一度消えてしまったら仕事にならないのであれは、ある程度それを織り込んで仕事を進めることはできます(そのせいで別の弊害は出ているようですが後述)。


僕の職場ではもはや残業時間の消灯は「時報」のようなものになってしまていますね。
もともと期待されていたであろう「帰宅の意識を促す」という効果はほぼ消えてしまっているようですが、それだけでしょうか。

これにより発生すると思われる弊害についても考えてみたいと思います。


強制消灯の弊害

①時間的ロス

一番に思いつきそうなのはこれですね。電気が消えればたいていの人は作業の手が止まります(気にせずにPC操作しているツワモノもいますが)。

誰かが再点灯しに行くまで時間にしてだいたい30秒でしょうか。
たかだか30秒と思ってしまいそうですが、されど30秒。コストの観点で計算をしてみると中々バカにならない数字が出てきました。

②コスト的ロス

コスト面での計算は企業の規模によってもだいぶ変わってくるでしょう。
残業削減の対策は比較的大きな企業から進められているイメージがあります。なのでとりあえず東証一部上場企業の従業員数を調べてみることにしました。

Yahoo!ファイナンスで「東証一部」の「単独従業員数」で調べてみたところ、多いところで5万人弱、少ないと1桁というかなりの差がありました。
差が大きすぎて平均を出すのもあまり意味がなさそうだったので、とりあえず計算のしやすい1万人の従業員数の企業として計算してみたいと思います。
その企業で毎日だいたい半分の人間が時間にかかわらず残業をするとします。


【1日の会社全体のロス時間】
10000人×0.5×30秒÷3600=41.6時間


【1年間の会社全体のロス時間】
41.6時間×20日×12ヵ月=9,984時間


年間で会社として9,984時間ロスしていることになります。
一日のうちでたかだか30秒止まっただけでも積み上げればこれだけの時間になっています。
ここで残業代を時給2,000円程度と想定して計算すると、


【1年間の会社全体のロスコスト】
9,984時間×2000円=19,968,000円



ほぼ2千万円です。

仮に5000人の従業員数の企業なら半分の1千万円、2万人の企業なら4千万円です。
これは純ロスといってもいい費用なわけですから、いかな大企業といえどもバカにはならない金額ではないでしょうか。


そもそもこんなところでロスだす余裕あるなら削減したオフィス備品なんとかしろよ。

あと、照明なんかはONにするときが一番電気を喰うといわれていますので、電気代についても多少のロスは出ているかもしれません。

③ちょっとムカつく

これは気持ちの問題ですが、こちらとしてもやりたくて残業してるんじゃないんですよね。さっさと帰れるならそっちのほうがいいわけです。
そこで、さもこちらが悪いとでも言わんばかりに電気を落とされて、「やる気出ました!」なんて奴いないですよね。

従業員の意欲・ヤル気をそぐという観点でもマイナスではないでしょうか。


結局は根本的な改善が必要ということ

www.yumekichi-blog.com

以前こちらの記事でも書いたのですが、「仕事量を見直す」「体制を見直す」といった根本的な対応をしない限り、モチベーションや品質の低下を招くだけです。



ついでにBパターンにも一言いいたい

Bパターンのハード消灯(再点灯不可の方)についてはいくつかの企業で実施されることが発表されてから経過を楽しみにしていたのですが、先日こんな記事を読みました。



diamond.jp


マジかよ・・・。
僕が一番衝撃を受けたのはこの部分です。
 

都内の某大手企業では、昨年から、午後9時以降の残業は禁止となり、社内は一斉消灯となっている。それが始まって間もなく、近所の24時間オープンしている喫茶店で、会議室の深夜時間帯の予約が満杯になった。オフィスが社内から喫茶店に移動しただけなのだ。その費用は社員が自腹で賄っている。今でも夜中の喫茶店の会議室は、その会社の社員でいっぱいだという。
 
"上記引用の記事より抜粋"

 
自腹とか絶対ありえない・・・。やらなきゃ日本が滅ぶとかじゃない限りやりたくない・・・。


この記事で言われている方々を批判するつもりはありません。脱帽するほどの責任感です。
でも、それって自分の首を絞め続けているんじゃないでしょうかね?

記事のなかでも言及されているように、企業の側にとってもセキュリティ等の決して低くないリスクが付いて回ります。



電気なんて消してる暇があったら、無理な仕事に「No」を言える環境を作ってあげるのが先決じゃないんでしょうか。



さいごに


働き方改革についてはまだまだ各社模索をし始めたばかり。過渡期であると考えています。
ぜひいい方向に進んで、企業としても社員としても不幸な事態が減ることを期待したいものです。




【あわせておすすめ】
www.yumekichi-blog.com
www.yumekichi-blog.com